地球という星の歌、星唄/ほしうた として 
松本隆作詞、平井夏美作曲『瑠璃色の地球』
に一票を投じます ※ただし単語を一つ変えて

 たの研恒例〈季節の変わり目に気づいた時の唄祭り〉で仲間たちとマイクを握っていた時、常々考えていたアイディアを披露して全員が賛同してくれたのが、タイトルの「地球という星の歌(星唄/せいか・ほしうた)として 松本隆作詞、平井夏美作曲『瑠璃色の地球』に一票を投じます、ただし《単語を1箇所変えて》」です。
 悲しいことに今この世界では「どこどこにミサイルが落とされて◯◯人の命が失われた」というような悲惨なニュースが飛び交っています。そういう時でも、いつか必ず来る〈この星全体が平和になる日〉を夢見て一歩ずつたのしい教育を拡めていく、それが〈たのしい教育研究所〉の活動です。子どもたちと私たち大人が少しずつ智慧と可能性、そして周りの人たちのを笑顔とたのしさを広げていくことで、100年後、400年後、いつかわからないのですけど、必ずその日が来るでしょう。必ずその日が来るでしょう。

 そうやって、すべての国々が一つの星として統合することができる頃、「この星を統合する象徴としての歌をどうしよう」という議論も必要になるでしょう。

 強い国家の歌が星歌になるというのは困ります。以前「いろいろな国の国歌を学ぼう」というプログラムを作ろうと調べていたとき、国歌には「戦うぞ」とか「国を守るんだ」というような戦いの文言や、特定の宗教を強く主張しているものが多くて驚きました、星歌には適しません。

 その時に政治的リーダーに議論してもらうより、今ここで出しておこう、というのが、私の提案、そしてたのしい教育研究所の提案です。まずこの地球上で一番先に〈星唄〉を提案したということで、たのしい教育研究所のアイディアをここに記します。
 このアイディアがいつか玉手箱のように、できるだけ早い未来に誰かの手で開かれますように…


 世界中の人たちが賛成してくれると嬉しいのですけど、もちろん、この提案をきっかけに、いろいろなアイディアが生まれてくることも期待しています。
  気に入ってくれた方は、子どもたちに「ねぇねぇ、この地球を象徴する歌を一つ決めるとしたら、みんなは何を選ぶ?」というように、学級で「星歌 総選挙」をたのしんでみてはどうでしょう。その時にはぜひ〈たのしい教育研究所〉の一票も紹介してくださいね。

 国際的に利用するには日本語は難しいので、国際語としての英語に訳してみました。メロディーにうまく乗せるためにさらに少し時間をかけて練っていきたいと思うのですけど、まず記念の一歩として併記します。

(提案)星歌:瑠璃色の地球 
    地球という星の歌として最小限改変

          源作詞 松本隆 英訳 いっきゅう
   

There’s no night that won’t turn into dawn,You say softly.

夜明けの来ない夜は無いさ あなたがポツリ言う

Standing on the cape where the lighthouse stands,
We watched the dark sea.

燈台の立つ岬で 暗い海を見ていた

There were days of worry, times when sadness almost broke me.

悩んだ日もある哀しみに くじけそうな時も

But because you were there, I made it through.

あなたがそこにいたから 生きて来られた

As the morning sun shoots rays of light from the horizon,

朝陽が水平線から 光の矢を放ち

It wraps everyone in its glow,  On this Lapis lazuli blue Earth.

みんなを包んでゆくの 瑠璃色の地球

Tears, at the moment they turn into smiles,

泣き顔が微笑みに変わる 瞬間の涙を

I want to quietly share them with people all over the world.

世界中の人たちに そっとわけてあげたい

People fight and hurt each other, we can be weak,

争って傷つけあったり 人は弱いものね

But we also surely have the power to love.

だけど愛する力も きっとあるはず

Beyond the glass-like sea lies the vast galaxy,

ガラスの海の向こうには 広がりゆく銀河

And everyone on this ship called Earth is a traveler.

地球という名の船の 誰もが旅人

I want to protect this one and only planet of ours.

ひとつしかない 私たちの星を守りたい

As the morning sun shoots rays of light from the horizon,

朝陽が水平線から 光の矢を放ち

It wraps everyone in its glow,  On this Lapis lazuli blue Earth. On this Lapis lazuli blue Earth.

みんなを包んでゆくの 瑠璃色の地球 瑠璃色の地球

 

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ハチの模様は美しい/オキナワチビアシナガバチ :「チビ」ってどういう意味なの?

 車をの手入れをしていると、庭のランタナにとまったハチが目に入って、写真にとりました。

 みるとスズメバチの色調ののハチです。それにしても、相変わらずハチの羽は小さいな。

 
 調べてみたら「オキナワ チビ アシナガバチ」。

〈オキナワ〉も〈アシナガバチ〉もわかるけど、「チビ」というのはどういう意味なんだろう…

 みなとん、どう思いますか?

 

 小さいを意味するチビ、つまり「小さなアシナガバチ」というネーミングです。

 正式な名前に「チビ」という言葉がついているって、私は他にしらないなぁ。

 他にもあるんだろうか?

 「ほとんど無いだろう」と予想しつつ調べてみると…

 やっぱりなかなかみつかりません、ニックネーム・愛称的に呼ばれることはあるけど。

 とは少しはいるんですよ。

「チビクワガタ属」という種類がいます。こんな小さなクワガタです、可愛い。

 

タマムシにの仲間にもいます、「クズノチビタマムシ 」

 みなさんも探してみませんか!

 とはいえ、「チビ」って言い方はどうにかならなかっただろうか。
「コガタ アシナガバチ」とか「コ クワガタ」とかつけてあげたらよいのに。

 生き物の名前って、発見した人に名付ける権利があるわけなので、いろんな学者がいろんな感覚でつけてしまうから、失礼な名付け方も出てきてしまうだろう。

 嫌な匂いがするというので本当に失礼だと思う名前をつけられたカズラもある…

「~モドキ」という名前をつけられた動植物もたくさんあって、「ニセ~」という名前をつけられてしまった動植物もいる…。
 そうそう「~ダマシ」とかもある。
 これも失礼だよね。だって、たまたま後で発見されたから「モドキ」とか「ニセ」とか「ダマシ」と言われてしまったわけで、たまたまそれを後でみつけたわけなのだから。

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都会でジャスミンの香り/マツリカ(茉莉花)で長年の謎が解けた@予想を立てていれば、長い時が流れたあとでも、賢くたのしく過ごすことができる

 久々に映画館に行った日、上映時間まで30分くらいあったので、近くの植物を見ながら歩いていました。花を見つけると自然と顔を近づけてしまうのが子どもの頃からの行動パターンです。
 今回は「予想を立てていれば、長い時が流れたあとでも、賢くたのしく過ごすことができる」というお話。

 この花はとても良い香りがする…この香りは・・・ジャスミンだな!

 webで調べてみると〈アラビア ジャスミン/マツリカ=茉莉花〉と出ました。

 そっか、お酒の茉莉花(マツリカ)っていうのはジャスミンの名前からきたのことなのか。

 販売メーカーのサイトをみると『ジャスミン焼酎』とあります、なるほど。

 私たちがジャスミンの香りとして知っているのはマツリカ・茉莉花の品種の香りなのかな?

 だとすると『ジャスミン ティー』というのは茉莉花茶?

 そうそう、だいぶ前にある先生が沖縄に普通に飲まれている「さんぴん茶」についてこういうことを言っていた。
「ねぇねぇ、さんぴん茶ってジャスミンティーのことみたいよ」というので驚いたことがありました。
「いやいや〈ジャスミン〉が訛って〈さんぴん〉とは思えないし、ジャスミンの香もするけれどいっぱいいろいろ混ざっている感じがする。
 さんぴん茶の〈さんぴん〉は〈三品〉で、ジャスミンストレートでなくていろいろブレンドしたものなんじゃない?」
と答えた(予想した)まま、ず~っとほっといたままだった。

 

 調べてみました。

 ウィキペディア(wikipedia)

ジャスミン茶(ジャスミンちゃ、英語: jasmine tea/ジャスミンティー)、中国語では茉莉花茶

とあります、つまりジャスミンティーはマツリカ茶・茉莉花茶のことで、緑茶、ウーロン茶に茉莉花の香りを加えたもの。

茉莉花ってジャスミンを代表するくらいの品種なんだな。

続けて〈さんぴんちゃ〉の謎をさぐりましょう。

 さんぴん茶のさんぴんは中国語の「香片/シャンピェン・シャンピン」。
 「シャンピェン茶」⇨「さんぴん茶」とのこと。

 香り付けしたお茶をさんぴん茶とよんだわけで、三品ではなかった。

 中国辞典で調べると香片は

 とのこと。

 さんぴん茶は香片茶、つまりジャスミン茶のことだった。

 私の予想は間違っていて、私に伝えてくれた先生の方が正しかった。

 そうか、ジャスミンティーはこの花の香りをつけたお茶なわけだ。
 落ちていた花びらを持って帰ろう。

 ちょっとした時間で長年の謎が解け、スッキリした香りとスッキリした気持ちで、映画観に向かいました。

 予想を立てていれば、長い時が流れたあとでも、賢くたのしく過ごすことができます。

 映画の話はさっそくメルマガの記事にまとめています! 

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カイコ(蚕)と琉球・沖縄@楽しい環境教育&本当の学力/カイコに島言葉があるか?②

しつもん1:みなさんは桑(くわ)の木を知っていますか?

 以前、桑についてのたのしい記事を書いたことがあります、こういう木です⇩

果物は年に(   )回収穫? -たのしい自由研究は楽しい学力向上!

しつもん2:桑の木(クワノキ)は沖縄のいろいろなところでみることができます。あるサイトには「どこの学校にもあります」と書いてありました。ほんとうかどうかわかりませんけど、確かにこれまで勤務してきたどの学校にもあったと思います。
 街路樹としてい植えられているのはみないけれど、川沿いを歩くとたいてい桑の木を見つけることができます。私が好きな〈畑をみながら散歩〉の時にもその近くで、よく目にします。公園でもよくみます。
 どうしてこんなに桑の木が多いのか、以前から不思議でした。みなさんは、どうして桑の木が沖縄に多いと思いますか?

 そんなの決まっているよ、気候が適しているから自然にたくさん生えてきたんだよ、という予想もあるでしょう。

 いかにも沖縄の樹木の代表のような感のあるガジュマルの木があります。※これもこのサイトにあります、ご覧ください⇩

たのしい植物入門「ガジュマルの花と実(タネ)の話」自由研究

 高温多湿多雨の沖縄の気候にマッチした植物で、これもいろいろなところで見ることができるのですけど、桑の木と比較したらぜんぜん少ない数です。

 リュウキュウマツも沖縄固有種で、気候風土に合っているのでしょうけど、桑と比較すると全然少ないでしょう。

天気が良い日は外を歩こう

 モクマオウも海岸にいくとたくさんみることができます。でも限定的ですから、桑の木の多さに比べればぜんぜん少ない数です。

春の海岸通り散歩@モクマオウ 別名 トキワギョリュウの花

 しっかり調べるゆとりはないのですけど、やんばるの森全体に広がる〈スダジイ〉の数は圧倒的多数で、その次くらいにくるのがギンネムとかクワノキ(桑の木)ではないかと予想しています。予想の段階ですから、いつかしっかり調べてみたいと思います。

 どうしてこんなに桑の木が多いのか。

 私は、ある時期に「人為的に植えられたからだ」と予想しています。

 そうです、カイコとの関連、養蚕とセットで増えてきたのでしょう。

 それを詳しく書くボリュームはないのですけど、興味あるある方は、たとえば農林省の「沖縄の桑に関する調査研究報告書」があります ⇩

https://www.jircas.go.jp/sites/default/files/publication/shiryo_tarc/shiryo_tarc24-_-.pdf

 まず18pあたりから読んでみるといいと思います。

 実は今回のページは「カイコという島ことば・琉球方言はあるか?」というしつもんから入ろうかと考えていたのですけど、筆のすすむままに書いていたら、こうなりました。いずれ、カイコという島言葉があるかについても書きたいと思います、予想していてたのしみに待っていてください。

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