自由研究まつりのワクワクまだ冷めず@講師M先生からのお便り

10日ほど前の〈たのラボ〉教育・福祉イベント
『自由研究まつり』の反響が今も続いています。

当日は総勢100名くらいが集って
ワクワクの熱気の中、
楽しいプログラムが実施されました。

これは休憩時に利用する
《たのラボ》の教材紹介コーナーの説明に
集まってくれた人たちです。

受講してくださった皆さんからは、
評価・感想用紙をもらい、
みんなで一枚ずつ読み
大切に保管してあります。

読者の方たちからの感動だけでなく
講師を担当した先生たちからも
講師をさせてくれて嬉しかったです
というお便りがいくつも届いています。

M先生から届いた便りを少し紹介させていただきます。

先日の自由研究講座の熱が冷めず、
受講者の皆さんが楽しんでいる写真を観て、
まだ余韻を味わっている今日です。

私自身、両生類や爬虫類は観察するのは好きですが、
触るのは得意ではありません。

プログラムの準備を進めるとき、
爬虫類の変化の様子を目にした時や
毎日の食事をあたえている間に
とても可愛くなっていきました。

愛着が湧き、
可愛くてたまらなくなり、
講座が来るのを今か今かと
待つようになりました。

当日、実際に予想を立ててもらいながら

生きたトカゲなどを観察したり、

親と子はにているの? にていないの?

と質問を交えながら進行していって

とてもたのしく授業をすることができました。

来月もまたこういう講座をやりたい気持ちです。

とてもたのしい機会をありがとうございました。

M先生のプログラムは
実際の生き物を見てもらいながら
すすみました。

一つ目はキノボリトカゲです。
体長20cmくらいの生き物で
こういうダイナミックなトカゲは沖縄にしかいないので
県外の生き物好きの方たちが
キノボリトカゲを探しにくるほど
人気があるそうです。

でも残念なことに中南部ではほとんど
見かけない状況になってきました。

環境が変わってくると小さな弱い生き物たちから
被害を受けていきます。

《たのラボ》は「たのしい環境教育」にも
力を入れています。

さてキノボリトカゲの赤ちゃんはどんな姿・形なんでしょう?

小さいとはいえ、親と同じ姿・形をしているのでしょうか?

そう問いかけて予想してもらい
いくつかの生き物を実際に見てもらいました。

さて、読者のみなさんはどう予想しますか?

キノボリトカゲの赤ちゃんは、これです。

参加者の方たちから驚いた声や
「あたったー」という声
「え~、そうなの?」という声にまじって
「キャ~」という声も聞こえてきました。

M先生は
「じゃあね~、ヤモリはどうだろう?」

というようにみんなのワクワク感を高めていきました。

このプログラムは
品切れ・廃版状態の板倉先生の絵本
『にている親子 にてない親子』国土社
を《たのラボ》の自然を楽しむプログラムと融合させ
〈リアルバージョン〉として実施したものです。

 板倉先生の絵本は古本で入手できます。
この記事を書いている今現在〈送料込み350円〉程です。
価格は前後しますし、入手できなくなることもありますから
こういう傑作は手に入れていた方がよいと思います。

    ⇩

https://amzn.to/3Syoqoz

自然の生き物たちを楽しむ子どもたちを育てることも
《たのラボ》の大切なテーマの一つです。

スマホゲームも楽しいでしょう。
実はそれ以上に、自然はワンダーで感動に満ちています。

A先生のプログラムも、
いずれ不登校の子どもたち向けに
まとめていきたいと考えています。
たのしみにしていてください。

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効率・コスパと〈楽しい福祉&教育 〉その2「効率重視の子どもたちはA.I.を凌ぐか?」 @たのしい教育の発想法

 効率を重視する価値観の中で育てられていく多くの子どもたちは、当然その価値観で育っていくでしょう。そういう中で反発して従わない子どもたちが出てきます、それは人間の強さの一つともいえるでしょう。

 効率の良さを重要な価値と考えて育った子どもたちは、たとえば
〈たくさんの仕事をこなす人の方がよい〉
〈言われた仕事をどんどんこなせる人がよい〉
 なんならテレビで流行った〈24時間闘える人の方がよい〉
と考えていくでしょう。

 でもよく考えてみると、それは機械などに要求する内容ではないでか?

 いやいや内容の伴ったものである方が重要だという人もいるでしょう。
〈人々の目を引くイラストをたくさん描くことができるのがよい〉
〈読ませる文章をたくさん書くことができる方がよい〉
というように。

 ところが今ではA.I.がその役を担ってくれます。

 効率というなら機械に任せるとよいのです。

 そもそも道具、機械・A.I.は人間ができる仕事の一部を担わせたり、それを効率的にしたり、長時間続けられるようにしたものです。

⭐️

 では人間はどうしたらよいのか?

 いろいろなものをコントロールするような機械的な仕事でしょうか?

 いやいや、それも機械が担ってくれます。今では自動運転の乗り物もできました。機械をコントロールすることもA.I.が担ってくれます。

 とても重要な答えのひとつが「〈感性〉を高める営み」です。

 機械・A.I.には〈実体としての身体〉がありません、感性がないのです。
 朝陽に感動する心はありません。

 A.I.にできるのはネット上に存在する〈朝陽に感動したという情報〉を集めて整理して提示する作業です。

 これまで人間が担ってきた、文字通り〈機械的な仕事〉は機械・A.I.に任せ、生きている人間にしかない〈感性を活かす能力〉を高めていくことが、福祉・教育に求められるものでしょう。

 特に〈たのしさ〉は重要です。

〈悲しさ〉〈痛みを感じる感性〉も大切とはいえ、〈楽しさ〉の向きにすすむことで、たくさんの人たちの笑顔と可能性が広がっていくからです。

 その意味でも〈楽しい福祉&教育〉は、これからもとても重要な営みだと考えています。

 楽しさの視点でいえば、機械に担わせているもの、機械的な作業になっているものを人間の手に取り戻すことも大切です。

 たとえば最近作成している、板倉先生の『にている親子 にてない親子』という絵本を元にしてリアル体験版のプログラムもその一つです。

 ひまわりのタネを植えて、育つ過程をワクワクしながら眺めること。あんな大きくて重そうな頭(顔)の部分を無理して支えている根や茎の不思議さを感じることなども、機械的、流れ作業的なものから、人間の感動に取り戻すことも大切です。

 効率重視なら、8:15までに投稿しなくてはいけないという学校の決まりを優先しなくてはいけません。
 登校途中に具合の悪いおばあちゃんを見かけて、間に合わないからと行きすぎる子どもより、心配だという感覚・感性を優先し遅刻を受け入れて「おばあちゃん大丈夫ですか?」と語りかけるような子どもたちが育っていくことが大切でしょう。

「効率重視」から『感性重視』に、それが《たのラボ》の向かうところです。

 ご意見・ご感想、たのしみにしています。

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効率・コスパと〈楽しい福祉&教育 〉その1 @たのしい教育の発想法

〈たのラボ〉のサイトを読んでくださる方たちが増え、質問や問い合わせもたくさん届いています。その中には発想法的なものに興味をもってくれる方の割合が高くなってきました。

 数年前「理論的なものは好まれないだろう」と感じていたことも、今なら興味深く読んでもらえそうです。

 今回は書いてお蔵入りさせてあった記事に少し加筆してを紹介したいと思います。

 〈たのしい教育ラボ/たのしい教育研究所〉は批判でなく《提案》をする組織です、その視点で読んでいただきたいと思います。

⭐️

 以前、子どもたちの居場所づくりの計画を立てている時、お尋ねしたいくつかの〈こどもの居場所〉があります。いくつかの方法について質問していく中で、責任者の方から「そういうやり方は効率が悪いので取り入れていません」という話がでて、おどろいたことがあります。

 効率というのは工作機械(ものを作る機械)などについて問題になるものであって、教育や福祉の場で問われるものではないと考えているからです。
 機械などではない場合でも、効率が問われるのは「答えがほぼ100%決まっているもの」についてでしょう。

 残念なことに、学校でもそれを問題にする先生たちがいるようです。

 教育や福祉の活動では「こうすればほぼ100%こうなる」というようなものはほとんどありません。

 雑誌や本、ネット記事には
🟢「こうすればかけ算が好きになる」
🟢「こうすれば逆上がりができるようになる」
🟢「こうすれば友達ができる」
🟢「こうすれば優しい子に育つ」
という謳い文句がたくさん目につきます。

「いったいそれはどれくらいの確率を保証しているのだろう?」と感じています。

 もしも50%以上に確率で成り立つのだとしたら、とても優れた方法だといってよいでしょう。
 でもそれほど高い確率で効果を保証するような方法は見つかりません。
 ※ご存知の方はぜひ教えてください
 もし見つかったにしても、その方法でさえ、ふたりに一人しか効果を示さないということです。

《たのラボ》のプログラムは、そういう中にあって『90%以上』の満足度を得たものを紹介しています。
 そのプログラムも「こんなのつまらない」と感じている人がためしたら、90%に至らないでしょう。人間のワクワクが子どもたちに真っ先に伝わる、というのは、確かな実験結果だからです。

⭐️

 教育や福祉は、それぞれ個性の異なるいろいろな人たちと向き合う活動です。
 楽しい福祉&教育 はその中でいろいろな方法を試して、子どもたちが「楽しい、もっとやりたい」というものを見つけていく試みです。

 福祉や教育に関わる活動はすべからく、「この方が効率がよいから取り入れよう、これは効率が悪いからやめよう」という判断・価値観ですすめていくと、道を大きく踏み外してしまう気がしてなりません。

 たとえば教育の中で〈効率〉を重視して子どもたちを育てていったらどうなるか?

長いので、次につづく

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相談とカウンセリングの違い@PEALカウンセリング入門 ※楽しい福祉&教育 でとても有効です

 《たのラボ》の活動で一番目立つのは〈講座・ワークショップ〉だと思います。

 利益を得る人たちの人数が最も大きいのは〈たのしい教育プログラム〉です。
 最近も「絶対安全レインボー」や「たのし環境教育:オキナワウラジロガシ」などの要望が来ました。
 対象は全国に広がっています。

 人数的に最も少ないは〈カウンセリング・スーパーバイズ〉です、とはいえとても重要な領域なので、時間を確保して大切に実施しています。

PEALカウンセリング イメージ図

「相談」というのは日常いろいろな場面に登場しますから
「先輩に相談したらよいのに、どうしてカウンセリングが必要なのかわからない」
という方もいると思います。

 それは〈近くの公園の散歩の相談〉と〈◯◯岳登山の相談〉との違いのようなものです。

 さらにPEALカウンセリングでは〈◯◯岳登山で遭難してしまった、どうしたよいだろう〉という緊急の相談もきますから「それは来週のカウンセリングで」とはいえません。

 支援の必要な状況の方たちへはカウンセリング費用支援制度もあります、悩み続けず、まずお問い合わせください。

 また毎年〈PEALカウンセリング入門講座〉を実施しています。〈PEALカウンセリング〉はアドラーカウンセリングの名人 故 野田俊作先生に鍛えてもらったカウンセリングと《たのしい教育》の理論が融合した画期的なカウンセリングです。
〈PEALカウンセリング〉を実施できる人たちを育てていきたいと考えています。

 その講座で利用するために準備しているたくさんの事例から〈PEALカウンセリング実技ワーク事例集〉を作成しています。今回はその中から、ある児童館の館長さんからきた相談事例を紹介します。
 〈PEALカウンセリング〉をよく知らない人たち、他流派、特に多いロジャーズ派のカウンセリングを学んだ方たちも多いので、導入的に作成したシートです。

⭐️

 クライエント:Aさん(児童館運営責任者、50代女性)

  • 相談内容:児童館でおやつを提供したところ、ある保護者から「何で勝手にうちの子に食べものをあげるんだ」というクレームが入った。どう対応すればよいか分からず困っている。

前半は飛ばして〈状況を具体的に確認している場面〉から

カウンセラー:もう少し目に見えるようにイメージしたいのですけど、具体的にどういうことだったかいくつか質問させていただけますか。

Aさん:すみません、私が動揺していて分かりにくかったと思います。

カウンセラー:いえいえ、相談にくる方は、普通そうです、心配しないで大丈夫ですよ。
 それがいつ、どういう場面で起こったものか、具体的に教えていただけますか。

Aさん:今週、水曜日、午後3時半ごろです。
学校帰りに児童館に来た低学年の小学年生数名に、スタッフの一人がクッキーを配りました。
うちは月に数回、おやつを出すことがあるんです。

カウンセラー:なるほど…
 お菓子を出すことについて、保護者へのお知らせはどうしていましたか?

Aさん:館内の掲示板には貼ってありました。でも、保護者全員が掲示を見ているとは限りません。児童館に全員の保護者が来てくれるということもありませんし……

カウンセラー:するとクレームを言ってこられた保護者は、それを知らなかったという…

Aさん:はい、知らなかったと思います。
カウンセラー: その保護者の方が、どのようにそれを伝えてきたか、具体的に教えていただけますか。
 まず電話か直接かというところから…

Aさん:翌日やってきて、直接、強い口調で言われました。「何で勝手にうちの子に食べものをあげるんだ」と。
 周りに他の保護者もいる中でした。

カウンセラー:それは受ける側としても緊張する場面ですよね。その保護者とは、これまでどういう関わりがあった方ですか?

Aさん:お子さんは、友達に誘われてはじめて来た子で、その保護者とも、直接お話ししたのも初めてです。

カウンセラー:なるほど…
 ではAさんは、その時にどういう感じがしていましたか?
              続く

やはり公式サイトボリュームでは大きくなりましたね。

この後、〈PEALカウンセリング〉はその時のクライエントの感情・感覚を手がかりに進めていきます。

 よく「事例は千差万別で、その相手に合わせて柔軟にすすめていくものだ」と語る指導者がいます。
 しかしそんなことをいっていたら上達するまで何十年かかるかわかりません。
〈PEALカウンセリング〉は空手道のようにしっかりした理論と型があります。
 興味のある方はお問い合わせください。

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