〈メルマガより〉ヒト属ヒト科とネコ属ネコ科-楽しい分類学・楽しい学習・自由研究ネタ・たのしい授業・楽しい授業・楽しい自由研究・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 メルマガに気軽に綴った文章についての反応が届くことがあります、メルマガの定番項『ア~ルとたのしい教育の日々』の書き出し部分に、さっそくメールが届いています。

〈たの研〉のメンバーはほとんどホモサピエンス、ヒト属ヒト科です。

 唯一ア~ルがネコ科ネコ族から仲間に入ってくれています。

 メルマガ第549号はじめの章から

 私たちはホモ・サピエンスです、ヒト属の中で唯一生き残っている種族です。

wikipediaに感謝して引用

 ネコ族はとてもたくさんの種が生息しています、そしてとても美しい。

wikipediaに感謝して引用

 私たち人間はついつい、他の生物とは違う様に考えてしまうところがあります。けれどダーウィンが進化論でアイディアを出し、その後、分子生物学が次々に明らかにし続けている様に、生物進化の過程でそれぞれが今の姿になってきました。

 メールにあったのは「同じ生物同士という目でみることができました」という内容でした。

 いろいろな条件が重なり、私たち人間は大脳が発達したので、いろいろなことを自分たちで考えることができる様になりました。ユヴァル・ノア・ハラリも明らかにしている様に、その過程で「神という物語・フィクション」も作り出しました。

 これから前に進んでいく中で、一度、同じ生物の仲間たちという見方・考え方も、大切なものだと思います。

 私が何気なく綴った一言も、こういう気持ちが奥の方にあるからなのでしょう。

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ベランダに菜の花咲く〈何の菜の花?〉-楽しい学習・自由研究ネタ・たのしい授業・楽しい授業・楽しい自由研究・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

たのしい教育研究所のベランダでもいろいろな実験が行われています、これは最近花開いた〈菜の花〉、清楚できれいです、何の花だと思いますか?

「え、菜の花は菜の花でしょ、〈◯◯の菜の花〉なんてあるの?」と思う方もいるかもしれません。

 菜の花にはいろんな種類があるんです。

 とはいってもみんな「アブラナ科」の植物の花です。

 アブラナ科の植物というと、ハクサイ、カラシナ、コマツナ、カブ、ダイコン、ミズナ、チンゲンサイ、キャベツ、ブロッコリー まだまだあります・・・

 花の形などもとてもよく似ています。

 この菜の花は〈ダイコンの花〉です、ダイコンはダイコンでもカイワレダイコンです。

 初夏の講座のプログラムの一つ〈カイワレダイコンを育てていくとダイコンになるというプログラム=カイワレダイコンを育てよう〉で使った教材をベランダに置いて水やりしていたら、きれいな花を咲かせました。

 ベランダのある側には三、四階の建物があって日当たりがよくなく、晴れの日でも2~3時間くらいかな、土の中でひょろっとしたダイコンになっているのですけど、花をみると「カイワレダイコンもダイコンなのだ」とわかります。

 ダイコンにもいろいろな品種があるので、ムラサキ色ではない菜の花もあるのですけど、みなさんも菜の花、ダイコンの花について調べてみませんか。
 きっと野山や公園を歩く時にも「あ、あれも菜の花だ」とたのしく歩くことができるようになると思います。

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カンヒザクラ(沖縄)のジャムの味は?ー実験と評価-楽しい学習・自由研究ネタ・たのしい授業・楽しい授業・楽しい自由研究・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 メルマガに書いて反響のあった内容を簡易版として紹介します、沖縄のカンヒザクラのさくらんぼを使ったジャムの話で、実験と評価に関わる重要な〈ものの見方・考え方〉になると思います。

 十数年ぶりにジャム作りに挑戦することになったのは、webサイトでみた複数の「カンヒザクラのジャムが意外に美味しい」という記事でした。前に学校で子ども達と作ってみた時には全員が〈渋い、苦い、おいしくない!〉という評価で、以来作ったことはなかったのですけど、webの記事を読むと〈完熟した実〉を使えば美味しいジャムが作れそうです。

 さっそく挑戦、ということではなく、〈桑の実〉で何度かジャム作りをして、美味しいジャムの作り方を練習してきました。
 準備運動OKです。

ということで実験

 野山を歩いている時に完熟した実をたわわにつけたカンヒザクラを見つけたので、それを摘みとって〈たの研〉へ!

 他のジャムより中のタネを取り除く工程に時間がかかるのですけど、大量につくるわけではないので、そんなに大変ではありません。

 砂糖を加えてとろ火で煮詰めていきます。
 木の実ジャムの砂糖の量はいろいろなのですけど、いろいろなレシピを見ていると木の実の重さの1/2~2/3というカンジです。
 サクランボジャムの本質的な味を確認したいので、その範囲の少なめ、つまり半分に少し足したくらいの砂糖を加えました。

 

 できあがったので、パンを焼いて、さっそく味見です。

 どう見ても、市販のジャムの様で、おいしそうです。

 ところが・・・

 渋い、苦い・・・

 子どもの頃、無理やり飲まされた〈粉のかぜ薬〉みたい。

 砂糖をもっとたくさん入れたら苦味もかくせるよ、という人もいるかもしれません。でもジャムというのは、果物の美味しさを味わうものであって、不味いものをごまかして作るものではないですよね。

 自分ががんばって作ったものは、美味しいものであって欲しい、でもそれは〈実験〉の一つです、期待通りでないこともあります。

 がんばって作ったものは〈よいものだ〉と評価したい、高いお金を払って頼んだ料理は〈さすが高いだけあっておいしい〉と言いたい、時間をつくってみに行った評判の映画は〈おもしろかった〉と言いたい、それが人間です。

 自分の努力や期待が覆されるのは辛い・・・

 でも、実験した結果に期待や解釈を加えて歪めてはいけません。

 大人の付き合いがあって「美味しくない」とは言えなくても、美味しくないと感じたものを、〈まぁまぁいける〉なんて言わない様にしましょう。

 評価する時には〈こども〉の様にいきましょう、大人たちが、見えもしない王様の服を褒めそやしている中で「王様は裸だ」と言い切った様に。

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アラスカのこと-楽しい社会・たのしい地理/楽しい学習・自由研究ネタ・たのしい授業・楽しい授業・楽しい自由研究・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 メールマガジンに私がアラスカを旅した時のことを少し紹介すると、自然の美しさに感動して自分も行きたいという便りが届きました。

 これは私がアラスカで撮った写真です。写真家でない私でもこういう写真が普通に撮ることができます。

 余分にお金を払って旅行会社のツアーなどにのっかれば、大抵の人ならアラスカの自然を味わうことができるでしょう、それでも予想以上の感動が待っているに違いありません。

 アラスカの自然はネイチャーではなく〈ウィルダネス〉と表現されることが普通です、“手つかずの大自然”という意味です。

 便りをくれた方は、私の様にテントで寝ながら〈奥へ奥へ〉と分け入っていきたいとのことでした。

 今年のことではないでしょうから、ゆっくり準備していただくとして、クマやオオカミに出会ったらどうするか、という話をしました。

 わたしは星野道夫が大切にしていた〈マッキンリー国立公園〉に入ったのですけど、こういうところでは、キャンプに入る前に講習会を受けなくてはいけません。自分の命だけでなく、周りにいる人たちの命にも関わるからです。

 これは女性のレンジャーさんが、山で出会う可能性のある野生動物について注意することを語っているところです、手にしているのは何の骨だと思いますか?

 グリズリー(ヒグマ)です。

 ニコニコしながら語ってくれるので、わたしもニコニコしながら聴いていました。

「グリズリーに出会ったら大きな声で〈ハロー・ベアー〉と叫んでくださいね!」というのだけど、実際であったらとてもそんなことは言えないだろうと思いました。その声で気づいてこっちにやってきたらどうするんだ。

 まぁ、そんなことを確か2~3時間、ワークを含めてティーチしてもらいました。

 これを読んでいる皆さんで、アラスカの山に入ろうと思った方は、ぜひ国内の山で何度か野営(キャンプ)を体験してください。

 私が行ったのは8月後半だったのですけど、その時でも夜は雹(ひょう:氷)が降ったことが何度もあったので、寒い時の野営も体験しておくことをおすすめします。

 こう書いていると、またアラスカに行きたくなりました。

 アラスカだけが素晴らしいというのではなく、地球そのものが素晴らしい星です、生きているうちに美しいところをたくさんみてきてください。

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