最新メルマガの記事から@楽しい福祉&教育

 おかげさまで、たのしい教育メールマガジンは創刊15年目に入り、あと1号で700号です。
 事故やトラブル、体調などで休刊となったことは一度もありません。

 今週も充実した中身です。

 〈たのしい教育メールマガジン〉にもたくさんのお便りが届きます。

 前回はいわゆる〈落ちこぼれ〉がテーマでした。

 熱心な読者のSさんから、こういう内容が届きました。

 抜粋して紹介させていただきます。

学力対策邁進中の頃「おちこぼれ」という言葉、はやりましたね。
学力低下は深刻だと主張する人たちを、ばかばかしいと考えるより、「落ち楽/落ちこぼれることを楽しむ」の域で、その言葉を使っていました。
今でも幸せ感が身近にあるのは、そのことがあるからでしょう。

 すでに「落ちこぼれることを楽しむ」という感覚で捉えていた方がいたことに驚きました。

 私は「おちこぼれ」という言葉は大嫌いです。少なくとも教育に関わる人々の口から出てくるのは疑問です、教育している側が「おちこぼしている」からです。

 子どもたちが笑顔で楽しくなる。
 もっと学びたい、もっと深く学びたい、そういう気持ちになってくれることが〈たのしい教育〉のテーマです。

 一緒に少しずつ歩いてくださる皆さんが増えていく、それを楽しみに、このサイトを毎日綴っています。
 可能な方は、ぜひいろいろな知人にこのサイトを広げていただけませんか。

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沖縄の大好きな図書館〈このコントラストを背景に読書する〉@沖縄県 恩納村立図書館

 かつて勤めていた恩納村には窓の外に海と空を臨むステキな図書館があります。

 これは曇りの日の図書館からの眺めです。天気は今ひとつでも、この美しいコントラストを見ることができます。

入ると吸い寄せられるようにまず窓側に向かいます。

 窓に面して机が並んでいます。
 本を読みながら時々外を眺めるのは、目にもよい効果があるのじゃないだろうか。

💫 ⭐️ 💫 ⭐️ 💫
 

 私が日本一の図書館と評価しているのは金沢にある「石川県立図書館」です。チャンスがあればぜひ足を運ぶことをおすすめします。
 とにかくすばらしい。

とはいえ、いろいろな日本一があります。

 たとえば上の写真のような眺めのスタバがあったら、日本一眺めがよいスタバと評価されるのではないかな?

 だとしたら、恩納村の図書館は日本一眺めのよい図書館と言ってよいと思います。

 大人のたのしい豊かな居場所です、もちろん子どもたちにとってもすばらしい居場所になるはずです。

 こういうところに「たのしい教育研究所」を建てたいものです。

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(答編)なるほどそうだったのか!「自然の形?」②-お風呂の浴そうのような四角形@楽しい環境教育&楽しい科学&楽しい社会&楽しい自由研究

 前回みつけた海岸の不思議な形、 地元の方から「あれはこれこれです」という直球の答えも届きました。
みなさんの予想はどうだったでしょう。

 自然にこうなるのかな?

 これは…

     かつての石切場の跡です。

 コンクリートがない頃、簡単に利用できない頃は、こうやって海岸の岩を切り取って堅牢な建造物に利用していました。

 沖縄では首里城の石垣から一般民家の石積みまで、幅広く見ることができます。台風から屋敷を守る意味があったことは間違いないでしょう。

 これは古い民家にのこされた石材の様子です。
 

 正面にあるのが〈ひんぷん〉と呼ばれる建造物です。左右の門も海岸の石を利用しています。

 正面と左右の材質が違うのだろうと思うかもしれません、ところがどちらも同じ〈琉球石灰岩〉です。

 どうして同じものなのにこんなに違ってしまうのか?

 それは〈加工の仕方〉の違いです、いずれ機会がきたら書きましょう。

 実は以前、沖縄の石切りについて書いていて、反響が大きかった内容の一つです。
 興味のある方はあわせてお読みください。

石を切る/アウトドアワークはたのしい

石を切る方法 実技編@楽しい環境教育

 

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「おちこぼれ考」考える@楽しい福祉&教育 の発想法

 一~二年ほど前からだったでしょうか、私の言葉がリードして板倉先生の話がわかりやすいという声など、発想法の章に書く私の前書きへのコメントをたくさんいただくようになりました。

 板倉聖宣先生(日本で最もたくさんの科学絵本を出した人物/たのしい教育研究所の設立期からの支援者/仮説実験授業研究会初代代表/元文科省教育研究所室長/元日本科学史学会会長)を直接知っている人たちは少なくなって、その文、顔の見える私の言葉がスッと入るということがあるのかもしれません。

 最新メルマガへの反響がさっそく届き、その中でも私の前書きへのコメントがいろいろ入っていました。

 今回は「おちこぼれ」という言葉について日頃私が考えていることがテーマでした。メルマガの言葉に少し手を入れて紹介しましょう。

はじめに(いっきゅう筆)

 教師をしていた頃から子ども達に対して使う〈落ちこぼれ〉という言葉が嫌いでした。
 せっかく学校に来てくれている子どもをたちを落ちこぼしているのは「学校」であり「教師」だと考えていたからです。

 私の感覚とは逆に

「この子たちは学力が低いからついてこれない」
「この子たちは何度いっても勉強(家庭学習)してこない」
「◯◯が協力してくれないから…」

躊躇なくそう語る先生たちがいて、子どもたちの敵にまわってしまう先生たちがいます。

もちろん全ての子どもたちの学力を高めるということも無理です。

でも私は「もっと工夫して、この子たちの目が輝く授業をしたい」とずっと考えていました、その流れの中で設立したのがこの《たのしい教育ラボ》だともいえるでしょう。

 ところで私の口から子どもたちに「落ちこぼれ」という言葉は一度も発したことはないのですけど、私自身はいろいろな意味で落ちこぼれていると思っています。

 私はいわゆる〈出世街道〉を歩むことはありませんから、「出世こそ人生だ」と考えている人たちから見ると落ちこぼれているでしょう。

 ある研修会で○○の○○という立ち位置の人物から「男で四、五年も◯◯主任を続けているなんてたるんでいる。それくらいあったら本気で試験勉強して教頭になっているのが当たり前で、私は若い頃から… 云々」と自慢話中心の訓示を受けたことがあります。

 確かに◯◯主任研修会で顔を合わせる人たちはどんどん上へ上へと進んでいきます。それに比べて私は10数年それを担当していましたから、よっぽど頭の悪いやつでやる気のない人物だと思われていたのかもしれません。

 そういう言葉を聞いても
「え、わたしのこと?
 個人的には、何で授業ができない立ち位置にいく必要があるのかぜんぜんわからないのだけどなぁ」
と考えていて、0.1ミリも心は揺るぎませんでした。

「整理整頓」とか「経理事務」なども落ちこぼれています。
 退職の時、病院の治療費とか人間ドックとか処方された薬などの一部が戻る制度に加入していたのに、面倒で手続きしたことがありません。

 最近、寝ている時に「その分、支援のある子どもたちに使ってあげられる」とひらめいてやっと昨日から整理整頓を始めました。
それまで十数年以上の返金を無駄にしてしまいました。

 他にもたくさん落ちこぼれているところはあります。

 ではもし私がそういうところで落ちこぼれず、いろいろ〈そつ無く〉こなしていく器用な人間だったら、もっとうまくいっていたのでしょうか?

 あるいは今より幸せな人生を過ごしていけたのでしょうか?

 いいえ、そうではないでしょう。

 そもそも〈落ちこぼれ〉というのは、ある価値観の人たちからみた言葉で、逆の立場からみれば〈順調〉でもあるわけです。

《たのしい教育ラボ》が目指すのは、この方向で力を伸ばしたいと考えている人たちが笑顔でその可能性を伸ばしていけるシステムづくりです。自らの生き方としても、笑顔が広がる方向に進んでいこうという立ち位置は揺るぎません。

 支援の必要な人たちが自分の可能性に気づいてそれを高めていく、そのサポートをすることが《たのしい教育ラボ》です。

 無理やり本好きにしようとか、科学の法則のすごさをわからせようなんと考えたことはありません。

 そもそも自分の望まない方向で力を伸ばせといわれても迷惑ですよね。それこそ「他人が望む夢の恐ろしさ」以外の何者でもないでしょう。

 さて1995年に板倉先生がこういう話をしています。
 お届けします。

《たのしい教育ラボ》は今年度も元気に活動をスタートしています。興味のある方は有料メルマガをご購読していただければ幸いです。

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