先生・保護者の方向け:2月の楽しい講座のご案内〈背を向けたあの子がふり向いてくれる時Ver.2〉/経済的な支援の必要な方へは半額・無料参加枠も準備しています

 二月のたのしい講座のご案内です。毎月開催している《たのしい教育Enjoy-Cafe》のスペシャルバージョン『背を向けたあの子がふり向いてくれる時 Vol.2』です。以前実施してとても評価が高かったワークショップのNewバージョンです。
 教師だけでなく保護者の方たち向けの内容です。リーフと中の案内文を紹介させていただきます。

 授業中こどもが言うことを聞いてくれない、自由に歩き回る、反抗する、対立する、学校から遠ざかるなど教師にとって指導が難しい状況はたくさんあります。教師を続けていく以上、これらの問題を避けて通ることはできないでしょう。そしてまさに今その指導に悩んでいる先生・家族の方もたくさんいることでしょう。
同じ現象に同じ取組みをすすめていては同じ結果がでるだけです。改善されない時には別な方法をとることが大切です。「今は特に問題なく過ごしている」という場合でも、たのしい関係づくりも大切です。
前回大好評だったワークショップ「背を向けたあの子が振り向いてくれる時」をもう一度受講したいという先生たちの要望に応えて〈Vol.2〉を開催することになりました。
最新の開発プログラム『OPTIONS』と『たのしい教育プログラム』の両面を組み込んですすめます。明日からすぐ学校で実施できるものです。
講座をメインで担当するいっきゅう先生はアドラーカウンセリングの達人 野田俊作先生がその力を認め沖縄で初めてカウンセラー免状を授与した人物です。これまでたくさんの教師、管理職、一般の方たちに何千件のカウンセリングやスーパーバイズしてきました。マスコミ等にも数多く取上げられた『たのしい教育』の第一人者です。退屈さ、堅苦しさとは無縁で、初めての方でも気軽に楽しく参加できます。人数の枠もあります、ご希望の方は早めにお申込みください。

内容の一部
たのしい関係づくりの原理
叱らない指導ってあるの?
不適切な行動へのアプローチ
子どもに訊く
  ほか理論&実践が一体となった構成です

メイン講師 いっきゅう先生 (喜友名 一)
 教師時代から魅力的な授業を数々発表。
 宇宙ステーションと地上を結んだ1000人規模の一斉授業、アメリカNASAでの授業ほか数々のたのしい教育活動で高い評価を受け全国紙やニュースなどにも数々取り上げられる。
「もっとたくさんの子どもたちに学ぶたのしさを味わってもらいたい」と決意し、小学校教師を早期退職。信頼する仲間たちと《たのしい教育研究所》を設立し県内だけでなく全国海外を飛び回りたのしい教育を実施。
カウンセラーとしてたくさんの教育関係者、保護者、子どもたちへカウンセリングを行い、その実力に県外からの来談者もいるほど。各地でカウンセリング研修の〈講師〉をつとめる。
本格的なアウトドア派でアラスカ単独キャンプ中グリズリーと遭遇した話、テント持参の東北大地震のボランティア活動の話など話題が尽きない。
子どものような感覚とたのしい人柄にかつての同僚、知人・先輩後輩たちが多数集う。琉球空手小林流7段(師範)、小学校教諭、幼稚園教諭、特別支援教育、無線技士、食品安全管理者 ほか多彩な顔をもつ

日時 2025年2月22日(土) 09時30分受付 09:40~12:00
会場 うるみん 2F 第2交流室
対象:教育関係者、保護者、たのしい教育に関心のある方 20人程度
参加費 (教材・資料込) 参加費を下げて実施中
  一般1800円  RIDE会員は20%off ※以下の割引も同じ
 ⭐️友割り:友人・知人と参加の方 1500円(紹介者含む)※後日連絡可
 ⭐️早割り:2/11(火)17:00まで 1500円
 ⭐️早友割り:※2/11までに友人知人と申込の方 1300円(紹介者含む)
※経済的な事情がある場合RIDE支援金により半額あるいは無料で受講できます、ご相談ください(個人情報は保護されます)
持ち物:筆記用具、飲み物
服装: 動きやすい服

★ お問合せ 電話 090-1081-7842 (平日 18:00まで)
★ 申し込み★★ QRコードか
 ※メールからも可能 ⇨ office@tanoken.com  件名「2025-02講座申込み」  ①名前 ②所属(会社・団体・学校名など) ③ 電話番号(緊急連絡に利用)、④友割の方は一緒に参加する方の名前  ⑤ RIDE会員の方は「RIDE会員」と明記して申し込みください(週1回のメルマガが届いている方は会員です)
※受講の可否メールが研究所から3日以内に届きます、届かない場合はお電話ください

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楽しいSDGs/自動給水装置の研究/楽しいゼロカーボン・カーボンニュートラル

 ゼロカーボン、カーボンニュートラルという言葉をいろいろな処で目にし、耳にするようになってきたように思います。それは〈二酸化炭素をゼロにすること〉ではありません、それは無理です。植物たちが処理できるくらいのCO2排出量にしていくことです。
 もちろん〈燃やすこと〉を減らすことでCO2排出量が減ってきます。電気をつくるためにも石油や石炭などを燃やしていますから、電気をあまり使わないようにするとか、車を利用せず歩いて移動することもゼロカーボンにつながります。

 植物は基本的にCO2を吸って酸素O2を出していますから、植物が増えることもカーボンニュートラルにつながります。

 さて先日、〈たの研〉のS先生が休みも学校に行って鉢植えの水やりをしてきたという話をしていました。長い休みに植物が枯れてしまうこともあるそうです。

 花を育てるくらいでカーボンニュートラルにプラスになるのか?

 たしかにCO2の処理能力は限界があるでしょう。

 とはいえ植物に親しむ、植物を育てる楽しさは樹木を育てる楽しさにつながるでしょう。樹木が処理するCO2量は草花よりはるかに多いので、のちのちは樹木を育てる人たちが増えていくことも大切です。

 ところでM小学校にいたとき、子どもたちの鉢植えの植物にペットボトルから水滴が落ちて、自動で数日分の水やりができるシンプルな工夫をしていました。

 以前紹介したスタバの自動給水プランターとは別で、ペットボトルに小さな穴をあけて、そこから水滴が落ちていく方式です。
 その量はキャップの開け閉めでコントロールできるので、夏の頃は多めに湿らせたり、梅雨時期は少なめに水滴を落としたりできます。

 いまならもっと工夫できそうなのだけど、とりあえずその頃の方法を思い出して、それが実際どれくらい長く持つのかを実験中です。

 上から吊り下げて、5秒くらいで1滴のスピードで落下している状態です。

 下のボールで水を受けています。

 2025年1月4日20時30分で青のラインくらいの水面が、明日にはどのくらいになっているでしょう。

 この頻度で落ちていく水滴でプランターの土は湿ったままでいられるのか、乾いてしまい、植物の根まで行き着くことはできないのか、それはこの実験のあと、ベランダで実験する予定です。

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確かにあるのに見えない感じない@楽しい教育の発想法

 心理学とか行動学で〈認知バイアス〉と呼ばれている作用があります。ご存知の方もいるでしょう。思い込みとか偏見と訳されることが多いと思います。

 自分の思考・認識の中であまりにも当たり前なことなので、その存在に疑問をもたない、それが〈認知バイアス〉です。

 アメリカの作家デヴィッド・フォスター・ウォレスが大学の卒業式のお祝いスピーチで語った、私が好きなエピソードも〈認知バイアス〉の一つだといってよいでしょう。
 20年くらい前かな、その年のベストスピーチに選ばれたというので話題になっていたので、web上で読んで学校で子どもたちに紹介したことがありました。

 記憶で記すので正確には違いがあるかもしれません、詳しく知りたい方は「作家デヴィッド・フォスター・ウォレス 大学 スピーチ」で検索してみてください。

 私が授業で使った展開の一つを紹介します、利用したい方はどうぞ。
 ちなみに〈たのしい教育研究所〉を設立後、それをまとめて授業プログラムにしました。いずれ発表したいものの一つです。

2匹の子どもの魚がスイスイ泳いでいると、大人の魚に出逢います。

あいさつをすると、大人の魚がこういいました。

「どうだい、今日の水の具合は?」

しばらくして、子どもの魚たちは、お互いの顔を見合わせてこう問いかけます。
「え、水って何?」

 私たちがプールや海に入る時は「水」を意識するのが当たり前です。

 でも生まれた時からずっと水の中にいる魚たちは、まったく当たり前の世界としてそれを感じていくので、水が何なのかわからない・・・
 自分の周りのほとんどが水だから水が見えない。

 では私たち人間は?

 生まれた時から空気の中で過ごし続けているので、空気を感じないことが多いですよね。

 魚たちには水が見えない。
 私たちはには空気が見えない、似ています。

 水の世界の外にいる私たちには水が見える。

 ここで考えてみてください。

 地球の外に出たら空気は見えるんでしょうか?

 予想してみてください・・・

 そういう流れで地球という星を外からながめていくプログラムです。

NASAに感謝して掲載

 最近、オキナワウラジロガシがほしいというので問い合わせがありました。「こういう授業プログラムが欲しい」という要望に応えられるシステムを作っていこうと思います。

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焼肉のタレにサッカリン/発がん性は大丈夫?  中谷宇吉郎『塩の風趣(ふうしゅ)』の文章から

 私がアウトドアで身につけてきた「舌は健康を守るセンサーだ」という感覚を、中谷宇吉郎が「人間の舌は、化学分析では検出が困難なくらいのごくわずかな物質でも識別できることがある」と書いています。

 食塩の副成分は、塩化マグネシウムを除いては、他はきわめて微量なものであろう。しかし味の問題では、この微量の副成分が、あんがいに重要な役割をすることがあるので、微量だからといって、無視してしまうわけにはいかない。やっかいなことには、人間の舌というものは、非常に敏感なもので、化学分析では検出が困難なくらいのごくわずかの物質でも味ではよく識別のできることがある。

『塩の風趣(ふうしゅ)』より

 今回はそれがテーマではなく、サッカリンの話です。同じ随筆の中に、こういう文章が出てきます。

 粗製塩を使った沢庵でいちばん困るのは、苦味があとに残る点である。サッカリンがあまり喜ばれないのも、やはりあの後味の悪さにあるものと考えられる。ひととおり食物なり飲料なりがのどを通ったあと、あのサッカリン特有の苦味をおびた甘さが、口の中にかなりの時間残ることが、皆にきらわれるいちばん主な原因であろう。

『塩の風趣』

 サッカリンという甘味料の名前を聞くと、ビクリと反応する人も少なくないでしょう。

 発がん性で騒がれたからです。

「そうか宇吉郎さんの頃はの、規制なく使われていたのか…」
と思う人たちは、さらに驚くかもしれません。

〈現在〉販売されている焼肉のタレの成分表示です。

【原材料名】
しょうゆ(大豆・小麦を含む、国内製造)、砂糖、食塩、醸造調味料、かつお節、昆布、かつおエキス(さばを含む)、乾椎茸、香辛料、にんにく、ごま、ごま油/調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、甘味料(甘草、ステビア、サッカリンNa)、増粘剤(キサンタン)、保存料(パラオキシ安息香酸)

 ここにもあります。

 焼き肉のタレにだけ使われているわけではありません、サッカリンを使っているタクアンもあります。

 サッカリンは1900年代初頭から低カロリー甘味料として使用されてきました。

 宇吉郎さんがサッカリンの話を書いたのは1952年です。

 1960年代に入ると、動物実験で高用量のサッカリンを摂取させたラットに膀胱がんが発生するという研究結果が報告され、日本でも使用が規制されました。

 その後1975年に、日本で実施されたラットの長期毒性研究などから、サッカリンの膀胱ガンに対する発がん性は否定され、1日許容摂取量は5㎎/kgとし、現在もこの使用基準となっています。とはいえ、他の低カロリー甘味料(アスパルテーム、ステビアなど)が主流になって、サッカリンの利用は一部の食品に限られています。

 今でも「サッカリンは発がん性があるので使用が禁じられている」と考えている人たちは、〈たの研〉の関係者に何人もいました。

 みなさんの周りの人たちに「サッカリンって知っている?」⇨「サッカリンと発がん性の関係、聞いたことある?」というように尋ねてみると『適量での使用であれば、安全性に問題はない』とされていることを知らない人も多いことを知るでしょう。

「食品添加物はあまりとらないほうがよい」という立場からすると「そのまま勘違いしていたほうがよい」という考えも成り立つでしょう。

 けれど実験的な事実を知らないと「発がん性のある焼肉のタレを食べてしまった、発がん性のあるタクアンを食べてしまった、私は癌になるのでは」と不安のまま過ごすこともあります。

 やはり正しい知識を身につけているに越したことはありません。

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