Newスタイルの講座〈たのしい教育実践ワークショップ〉が始まります②

 六時間前の記事からの続きです。

 そういう〈真剣勝負〉の人生の中でとても嬉しいことがたくさん起こってきました。その一つが〈たの研〉の中堅若手の実力がとても高くなってきたことです。いろいろな部分をみると、明らかに過去の私より腕が上だと思います。
 前回の初夏の講座でも私は授業ブックの作成とプロデュースの仕事を主にしていたのですけど、講座の評価はとても高いものがありましたから、いろいろな人たちの力は確かだといってよいでしょう。
 ということでスタッフ全員の賛同を得て「たのしい教育実践ワークショップ」を開催することになりました。

 季節ごとの講座の様に何人もの講師が担当するのではなく、メイン講師がたっぷりとたのしい授業を担当します。
 第一回は寺尾大地先生が〈算数〉を起点にして低学年から高学年までつながるたのしい授業づくりのワークショップをしてくれます。
 6月25日(土)09:45~11:15
 うるま市「うるみん2F」
 参加費は映画をみるくらいの費用で、各種割引もあります。
 まだコロナの心配がなくなったということではないので少数で開催する予定ですけど、ぜひたくさんの人に広めていただけませんか。

 私自身がとてもたのしみにしているワーククショップです。

こどもワークショップも同時開催
 わたのしい教育実践ワークショップと同時に別室でミエ先生の〈こどもワークショップ〉も開催します。ミエ先生の、こどもたちへ優しくたのしく授業する腕はかなりのもので、私も真似できません。
 当日は〈ものづくり〉や〈ゲーム〉〈絵本の読語り〉などいろいろたのしんでもらうことになっています。
 こどもは別室でワークショップ、自分は〈たのしい教育実践〉を学ぶということが可能です。
 ということで、講座事務局から届いた案内メールを添えます。
 ぜひご参加ください。自分がいけないにしても「たの研の講座、おすすめだよ」って伝えてくると嬉しいです。

 みなさん、こんにちは。
 6月も半ばとなりました。
 この時期になると、今年ももう半年がすぎようとしているのか、と時のはやさに驚かされます。先月は「初夏の講座」を開催し、参加者のみなさんとたのしく学ぶことができ嬉しく思います。
 さて今回は「実践ワークショップ」のお知らせです。
 6月のテーマは〈いろいろな教科につながるたのしい授業実践法〉
 新しいスタイルのワークショップです。
 こどもたちがたのしく賢くなる授業、もっと学びたいと感じてくれる授業を一人のメイン講師が担当し、たっぷりたのしんでもらいます。6月は、たの研で学び数々の講座で講師をつとめてきた寺尾太地先生です。
 こどもたちが目を輝かせてくれる授業のつくり方、いろいろな学年、いろいろな教科につながる授業の〈見方・考え方+具体例〉を、まず〈算数〉を起点にして、たのしく体感してもらう予定です。少人数で開催する予定ですから質問なども気軽にできます。もう一つの新しい工夫「子どもがいるので、なかなか参加できず残念です」というみなさんの声におこたえして、同時並行でこども(小学生)向けのたのしいワークショップを別室で開催することになりました。〈たの研〉の新しいものづくりやゲーム、読み語りなどが体験できます。安全をみていただける方が一緒にいてくれる場合には3~4歳からでも受講可能です。気軽にお問い合わせください。感染症対策のため人数の制限があります、申込みは早めをおすすめします。

 

日時:2022年6月25日(土)
 9:30 受付/ 9:45〜11:15
会場:うるま市〈うるみん〉2F第2交流室

 ※安慶名十字路近く
対象:教育関係者に限らず、たのしい教育に興味関心のある方
⭐️小学生向けのたのしいワークショップも実施します(人数制限あり)

 

参加費(資料など込)

大人1700円、学生1500円、子ども(小学生)700円
★早割り:6/17(金)17:00まで 
大人 1500 円,学生1300円、子ども 500円
★RIDE会員-メルマガ会員(本人のみ)
1500円 、早割併用で1300円
☆申込み後、事務局から参加可否の連絡がとどきます。受講費はオンライン決済でお願いいたします(クレジット、コンビニ、振込などいろいろな方法が選べます)
「当日現金で支払いたい」という方はご相談ください
持ち物:筆記用具、マスク、飲み物、教材持ち帰り用のバッグなど
服装: 動きやすい服、涼しい格好で

寺尾大地 プロフィール
たのしい教育10年以上の経験を活かし数々の講座の講師を担ってきた。低学年から高学年まで幅広い教育実践を元にオリジナル教材の開発も積極的にすすめている。琉大附属小教諭。
★ お問合せ 090-1081-7842 (平日 18:00まで)
★申し込みはメールで ⇨ office@tanoken.com
件名に「2022年6月WS申込み」と書き
①名前 ②所属(会社・団体・学校学年など)
③ 電話番号(緊急連絡に利用)
※RIDE会員の方は「RIDE会員」と明記して申し込みください(週1回のメルマガが届いている方は会員です)。
※申し込みから2日以内(休日除く)に受講可否メールを返信しています、返信がない場合は連絡ください

  問合せ 090-1081-7842

 

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「教師は授業で勝負する」という言葉ーNewスタイルの講座〈たのしい教育実践ワークショップ〉が始まります①

〈教師は授業で勝負する〉というけれど自分の授業は〈学校〉というフレームに守られなくても勝負できるのだろうか? 
 自分の学校の向かいにトヨタ、三菱という巨大企業が人材をそろえ、サービスの良い、格安の私立学校を作った時に自分の教えている子ども達がこぞって転校してしまうのだろうか、それとも「先生の授業うけたい」と残ってくれるだろうか・・・
 学校に所属していた頃、時々、自分にそう問いかけることがありました。
 そういう問題意識があったので他から依頼された授業を断ったことはほとんどなく、自分たちで企画した授業はたくさんありました。
 10年前〈フリー〉になって自分の腕で勝負することになり、いろいろな教育イベントに呼ばれて全国レベルの知名度の芸能人と前後しての授業などを何度も経験してきました。結果的に私の授業の参加者数や評価が高かったということ、何より、10年間で授業した何万人の方たちから得た評価・感想の結果からも、自分の授業の腕で生きていけることは実証できたと思います。
「統計的にみて新設立の会社は三年持たない」という中で元々の財力があったわけではない〈たの研〉が10年以上続いていることもその確かな証の一つでしょう。


 いろいろなタイミングがよかったことも幸いしているのですけど、「たのしい教育」という枠組みと、それを「いろいろな人たちがたのしく真似ることができる教育方法」という方向性がはっきりしていたことはとても大きかったと思います。
 同じ様にたのしい仮説実験授業を学んでいる人たちの中にもマニアックなところにすすんでいって容易に真似できない様な実験などをみせてくれる人たちもいます、それはそれでいろいろな還元があるのでよいのです。
 私がすすめてきたのはそれではなく「〈子育て中で大変な先生たち〉もむりせず楽にたのしい授業ができる方法」の追求です。

 結果的にそれが成功していることも間違いないと思います。
 そういう中で今回新しい動きが出てきました。

6時間後につづく

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たのしい植物入門ー自分の興味関心のあるものを追いかけるのが〈自由研究〉

 このサイトのデータ分析よると〈野山の散歩〉〈フィールド〉系の記事も好評ジャンルの一つだという結果が出ています。「野山を歩くのは興味ないよ」という方も、こういう記事をきっかけにたのしくなることがあるかもしれません、お付き合いください。

 野山を歩くといろいろな花や虫たちに出会えると思っている人たちも多いと思います、それは目が慣れてからです。

 野山をよく歩く私いっきゅうも、平日、パソコンの画面や資料などをみることが多いので、フィールドに目が慣れるまで時間を必要とします。はじめのうちは、そばにいる虫や花たちを見過ごすことが多いのです。

 これは慣れ始めた時に気づいて撮った写真です、アップで撮ったのですぐに気づくとおもいます、それが二メートルくらい離れているとなかなか見つけることができないんですよ。
 

 「これは!」と思った人も多いかもしれません。

 じっと待っていると、向こうから動いてくれることが多いのです。
 それにしても不思議な色合い、デザインをしています。

 
 姿を見せてくれました〈チョウ〉です、名前は知らないかもしれません、〈イシガケチョウ〉です。


 実におもしろい、幾何学的なデザインのチョウですね。

 生き物の名前はわからないくてよいのです。

 何度か見かけているうちに気になってきたら、調べるとよいからです。

 こんどはこの生き物です、これも最近、イシガケチョウと同じ日に撮った写真です。

 慣れてくるまでは、生き物を見つけるのは無理かもしれません、私もかなり目が慣れてから撮った一枚です。

 真ん中よりやや下、やや左側にトンボがとまっています、寄ってみましょう。

 こちらがジッと待っていると、トンボもゆっくり動いてくれます。
 ハネをひらきはじめました。
 しばらくするとパッと飛んでいき、スマホのカメラでは捉えることができませんでした。

 フィールドで楽しむコツは
・目が慣れるのを待つ
・生き物がいそうなところではジッと息をひそめるように待っていると向こうが動きはじめてくれます。
 目が慣れると少しの動きで生き物がいることがわかるようになりますから、この二つはセットです。

 自然の生き物たちに感動する心が、いろいろな本を手にしたりwebで調べたり、先生に尋ねたりetc. 生きた学力に繋がることは、たのしい教育がなんども確かめてきたことです。
 みなさんも公園などで、たのしんでみませんか。

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たのしいブックレビュー「いっしょだよ」小寺卓矢 文・写真(アリス館) 1540円(税込)

 図書館司書の方から届いた便り理を構成して〈たのしいブックレビュー〉としてお届けします。

 公式サイトの〈人体センサー〉の記事でキノコの写真が出ていて、ふと「いっしょだよ」の絵本を思い出し、久しぶりにページを開いてみました。

絵本「いっしょだよ」(リンク)

 広い広い森の中で、小さな生き物から植物たちや自然が関わり合いながら生きている、きれいな写真絵本です。

 癒されます。

 森の中に行くことができなくても、写真を見ているだけで森の雰囲気や香りを感じることができていいですよ。

 うまれたばかりのきのめも、おはなも、きのこも、くものこも・・・
 風や自然も・・・
 みんなひとりぼっちじゃないんですね。

この本からクイズです。
小寺さんは「何といっしょ」と書いているでしょうか、写真を見ながら考えてみてくださいね。

① 草は いっしょ (     ) といっしょ    
 



答え くさは いっしょ  ( 水 ) といっしょ

第2問 たねはいっしょ (      ) といっしょ
   



答え たねはいっしょ  (  かぜ  ) といっしょ

第3問 木はいっしょ (      ) といっしょ



答え 木はいっしょ ( おひさま ) といっしょ

 作者の小寺さんが書いた答えです。

 でも、それ以外にもいろんなものと実は一緒に生きているんですよね。

作者の小寺卓矢さんは、「森が大好きで一日中森を歩き、その時々に出会う〈美しいもの〉をひとつひとつ拾いあつめるように撮影している方です。

「森はほんとにすてきな場所です」と言っています。

 そして「こんなに森がすきになったのは、五歳の頃、母親と一緒に歩いたふるさと・神奈川の名もない小さな森が原点かもしれない」と書いています。

「こどもたちに、森が教えてくれたことを伝えたくて絵本を作るようになりました。本を通じて森に生きるいのち、そして自分自身のいのちの美しさや大切さにきづいてくれたら何よりも嬉しいです」とい言葉もありました。
 遠い自然だけでなく、私たちの周りの近くの自然の中にもすてきなところがあるんですよね。

 小寺さんの作品は他にもいろいろあります、これは「だって春だもん」の表紙です。笑った顔の表情や、両手をあげているように見える新芽もほんわかした気持ちにさせてくれます、おすすめです。

 3月6日ころは〈啓蟄/けいちつ〉で、冬眠から動物やカエルたちが目を覚ますころです。小寺さんは、そうした、春をまつ木や花たちが私たち人間よりも早く春を感じて いるのをこの写真絵本で静かに優しく伝えてくれています。

きれいですよ。
私たちは自然の恵みの中で癒されて生きているのだと感じます。
マイブックにしたい絵本です!

 

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