Purify(ぴゅりふぁい):心を澄ます-〈自分全体〉と向き合う時間/少しの時間でも

 Purify(Purify:ぴゅりふぁい)は今はなき野田俊作先生から学んだ〈瞑想〉の技法を進化させて体系化した、心を澄ます/心の濁(にご)りをはらって自分全体(本当の自分)と向き合う方法です。

 ぴゅりふぁいの個人SVを受けたいという方がいて、その時にさらに体系化がすすんだので、少し書いてみましょう。

 自分全体、本当の自分というのがよくイメージできない人もいるかもしれません、天才〈甲本ヒロト〉が名曲 情熱の薔薇で表現したものと同じです。

答えはきっと奥の方 心のずっと奥の方

涙はそこからやって来る 心のずっと奥の方

 

 瞑想など知らない、座禅の様な時間をとるのは難しいという人たちも、少しの時間があればPurify(ぴゅりふぁい)できます。

「今ここにいて見て感じて考えている自分こそが自分だ」という人も多いでしょう。

 ぴゅりふぁいをやってみると、それはそろばん勘定・損得勘定・論理的思考のパートを担っている自分の少しの部分だということがわかる様になります。少しの部分とはいえ、その最も研ぎ澄まされたものが〈仮説実験思考〉で、現在の社会をここまで進化させたものですから、あなどれません。それは私の師の板倉聖宣から教えてもらった、切れ味鮮やかなテクノロジーです。

 そういう思考のずっと奥の方には、言葉やそろばん勘定を超えた自分全体があります。
 天才フロイトは〈自我〉と〈無意識〉という様に分けて人間を理解しようとしました、それも人間の不可解な行動を説明する時にとてもよいアイディアだったのですけど、ぴゅりふぁいでいう自分全体は分離しない総体としての自分です。

 ここから先は〈たのしい教育メールマガジン〉レベルの濃さになりそうですから、これくらいにしておきましょう。

 ぴゅりふぁいの理論的な部分をみて難しいことだと感じるかもしれません、しかしその技法はとてもシンプルです。

 瞑想やマインド・フルネスなどに挑戦して、なかなか続かなかったという方達もいると思います。

 一度ぴゅりふぁいを体験してみることをおすすめします。たのしい教育全力疾走RIDE(たのしい教育研究所)、みなさんの応援が元気の源です。一緒にたのしく賢く明るい未来を育てましょう。このクリックで〈応援〉の一票が入ります!

 

たのしい瞑想 Purify(ピュリファイ)-心を澄ます理論と技法

 2021年 があと二日で終わろうとする日、何を書こうかと考えて、今年初めて開催した〈たのしい瞑想 Purify-心を澄ます理論と実践〉にしようと思いました。

 カウンセリング系の講座は伝える密度が濃いので指導する側にとって五~六人がよいのですけど、今回は十名程度で実施しました、この人数でもしっかり伝え育てていけるという手応えを感じています。

 私がカウンセリングを学んだ野田俊作先生(昨年他界)は、瞑想の実践家でもあり、カウンセリングの弟子に直接声をかけて瞑想を伝授してくれました。

 私もその一人です。

 残念ながら野田先生から学んだ瞑想を周りの人たちに伝えることができる人をあまり知りません、検索してみると二日間コースで20~30万円近くの費用が必要なコースがあったりで、複雑な思いを抱いてしまいます。

 Purifyは野田先生からたくさん学んだ瞑想の中でヴィパッサナー瞑想を骨格に、PEALカウンセリングの長年のエッセンスを加えて〈たのしく実践できる〉プログラムです。
 第一回目は予想以上にうまくいきました。

 実践指導なので多くても10名に満たない人数で実施したいのですけど、希望者の熱意で10名を越してしまいました。それでもなんとか一人ひとりの呼吸の動きなどを確認しながらすすめることができました。

 2回目の希望も来ているので、いずれ実施したいと思います。私のスケジュール的な調整がもっともハードルが高く、今「いついつやります」ということは言えないのですけど、またこのサイトでも告知します、興味のある方はお申込みください。
 PEALカウンセラーの資格認定の必要単位にもなります。

 ということで、2021年もとてもたのしく過ごすことができました。
このサイトもますます元気に綴っていきたいと思います。
たのしい教育全力疾走RIDE(たのしい教育研究所)、みなさんの応援が元気の源です。一緒にたのしく賢く明るい未来を育てましょう。このクリックで〈応援〉の一票が入ります!

 

 

特別スーパーヴィジョン:心を澄ます技法(野田俊作先生から学んだこと)

 「特別スーパーヴィジョン:心を澄ます技法(野田俊作先生から学んだこと)/12月26日午前」はすぐに想定人数に達し、現在はキャンセル待ちの受付となっています。もしかすると近くの広い会場に移して少しだけ枠を広げて開催する可能性もあります、受講したい方は要件を記入して事務局(こちら)にお問い合わせください。

 野田先生はカウンセリングの名人であり瞑想の実践家でした。パーリ語で書かれた原始仏教の経典を読んで独自に研究をすすめていたので、原子論者の私が違和感を強くすることはありませんでした。

 野田先生から直接学んだことと、たのしい教育の研究実践の成果を融合させたものが〈心を澄ます技法〉です。
 技法とはいえ〈理論〉の部分もしっかり伝えたいと思います。
 理論の無い実践では、自分で課題・限界を突破する力が身についていかないからです。

 特別SVの骨格は既に出来上がって、限られた時間をどう充実させるかの構成に入っています。

 構成しながら、私の好きな吉田兼好のことが頭に浮かんで来ました、教科書やテストでよく出る「徒然草」の著者です。

 彼が冒頭記した「つれづれなるままに、ひぐらし、心に浮かびゆく よしなしごとを そこはかとなく かきつくれば・・・」という言葉は〈心を澄ます技法〉、瞑想の本質に近いものがあります。彼は〈書き綴った〉のですけど、心を澄ます技法・瞑想は心に綴っていくだけです。

 これまではカウンセラーの弟子や、必要とする一部の人たちへ伝えようという思いが大きかったのですけど、SVを構成していくうちに、もっと広く、先生や親、忙しく生きるたくさんの人たちに伝えてもよいと思うようになりました。今後の展開が、自分自身たのしみです。

たのしい教育全力疾走RIDE(たのしい教育研究所)、みなさんの応援が元気の源です。一緒にたのしく賢く明るい未来を育てましょう。このクリックで〈応援〉の一票が入ります!

 

ピュリファイ(Purify)/心を澄ます技法〈瞑想という名前を使わない瞑想〉/野田俊作先生から学んだ技法に

以前書いた

野田俊作先生から学んだ〈瞑想〉のトレーニングコースの準備中

 についての問い合わせや希望のたよりがいくつも届いています。

 やっと準備が整い〈たの研〉冬の講座として12月26日(日曜日)に実施することになりました。

 メルマガに書いた文章からピックアップして紹介します。

 私いっきゅうのカウンセリングのスタートは亡き野田俊作先生から教えていただいた「アドラー心理学カウンセリング」です。
 それまで大学や教員研修の中で数々学んできたロジャーズ派の非指示的カウンセリングやフロイトの精神分析をベースにした子ども理解などには全く満足できず、伊良波さんに紹介された本を頼りに著者の野田先生にコンタクトを取り大阪に何度も足を運びました。
 幸い沖縄には私と同じ様にアドラー心理学を学んでいたSさんがいて〈アドラー心理学に基づいた親子関係ワークショップ〉を主催してくれていて、大阪で沖縄でという様に学ぶ時間と密度が増えていきました。
 その結果として完成したのが「PEALカウンセリング」です。
 今はPEALカウンセラーも出てきて独自にカウンセリングしてくれる様になりました。
 瞑想には本来、宗教もスピリチャルも関係ない
 これまで殆ど書いてこなかったのですけど、大阪ではカウンセリングと並行して野田俊作先生から瞑想のトレーニングを何度も受けてきました。
 野田先生に「きゆなさん、本気でカウンセリングがうまくなりたければ瞑想のコースも並行してとるといいよ。自分の生き方だけでなく、クライエントさんに落ち着いてもらうレッスンとしても大切な技法になるから」と言われたことと、私が長く武道を続けていたことがきっかけです。
 武道では修行の前と後、目を閉じて自分の心と向き合う時間を必ずとります。瞑想はそれとの整合性が高いのです。
 カウンセラーは試験に合格して免状をいただきました。瞑想には免状はありません、けれど野田先生と二人で食事と杯を交わしながらから直接「瞑想のコースを開催する時の注意」ということで具体的に話をしてもらったことがあります。瞑想についても目をかけていただいたのでしょう。

 ところが、巷では〈瞑想〉に宗教やスピリチャル的なものをくっつけて伝える人たちが殆どです。霊的なものなど信じない原子論者の私は、それがイヤで、これまでほとんど瞑想について周りの人たちに伝えたことがありません。さわりを呼吸法として合格SVで軽く伝えているくらいです。
 また〈たのしさ〉を突破口にして「予想・実験」によっていろいろな課題や困難を解決していく〈たの研〉には瞑想の必要性はあまり多くないと思っているからです。

 

瞑想の有用性
 とはいえこれだけ複雑に絡み合った社会や多様多彩で濃さの異なる価値観を持ち合わせたたくさんの人間同士が付き合っていく中で、瞑想的なものが必要ないかというとさにあらず、大切なものだと思えます。
 私自身も大切な判断をする時には瞑想的に心をしずめる時間をとります。
 カウンセラーの弟子もできましたから、その人たちにも野田先生が私に残してくれたものを伝えなくてはと考える様になりました。
瞑想という言葉を使わない瞑想
 そうやって考えているうちに〈瞑想〉という言葉をつかわず、その時の心の状態を表現する〈心を清ます〉という言葉を使えば良いというアイディアが湧きました。
清んだ状態・澄んだ状態を英語で〈Pure〉といいます、その動詞が〈Purify〉です。しばらくは「Purify=心を澄ます技法」として伝えていこうと思います。
 ただしそれは武道と同じで、いくら文章を読んでも身につきません。野田先生から学んだそのままを実技として伝えていく必要があります。
 この章で書けるのはそもそもピュリファイ(Purify)の技術でどうして憂鬱な状況や大きな決断を前にして冷静さを欠いている時、落ち着きを取り戻せるのか、ということです。

 

瞑想は本来スピリチャルも宗教も関係ない

 瞑想的な話になりますから、なにやら怪しい話に見えてくるかもしれません、しかし原子論者の私が科学的実験的に思考をすすめてきたものです、安心して読み進めていけば、そこには宗教などは一切関係ないことに気づくでしょう。敬愛するノア・ハラリがこういう趣旨のことを語っています。
「宗教が瞑想を使うから瞑想は宗教的と一体だと思う人がいるかもしれないが、宗教は本によって考えを広めるから本は宗教と一体だという人はいないでしょう。瞑想は宗教と一体ではないのです」

ここまでにしておきましょう。

 Purifyはたのしい瞑想技法です、興味のある方はお問い合わせください。
 私いっきゅうのスーパーバイズ一回分の費用で3時間半の実技コースを受講できます。

『Purify/心を澄ます技法-憂鬱な時、不安な時、大切な決心の時-

指導:いっきゅう先生(喜友名 一 )

日時:2021年12月26日(日)09:00~12:30

場所:たのしい教育研究 第3ラボ
 ※プログラム構成によっては少し広いところに移す可能性もあります
参加費:10,000円(会員は8000円)
 少ない人数で実視します、想定人数に達し次第〆切ますが、何か特別な事情がある場合には、その旨お知らせください。

たのしい教育全力疾走RIDE(たのしい教育研究所)、みなさんの応援が元気の源です。一緒にたのしく賢く明るい未来を育てましょう。このクリックで〈応援〉の一票が入ります!