植物の生命力/こんな場所でも花開く@花は何のために咲くのでしょう?

 花は何のために咲くのでしょう? この世界で意味のない現象はありません、花にも重要な意味・役割があります。その話につながる話です。

 先日、花さんぽしている時、ある家につづくコンクリートの中ほどで風に揺れている植物をみつけました。
 しっかり花開いています。

 数ミリのわずかなコンクリートの裂け目から育っています。

 下の方に土がたっぷりとあるわけでもないでしょう、それなのにいくつもの花を開くほど成長することができました、すごい。

 ホームセンターなどでもよく姿をみかける花、トレニアです。

  トレニアのタネはとても小さいので、風に流れてコンクリートの隙間に入って、雨などの条件もうまくそろって成長したのでしょう。

 この小さな点々がトレニアのタネです。

 さて「花はなぜ咲くのでしょう?」

 それはタネをつくって自分の子孫を増やしていくためです。

 人間はそれを愛でて嬉しく感じるのですけど、人間たちに喜んでもらうために咲くのではありません。
 いろいろな人たちが品種改良して、人間に好まれるような彩りの花が出てきているのですけど、花本来の目的はタネをつくるためです。

 とすると、コンクリートで発芽したトレニアは、大成功間近だといえるでしょう。

 しばらくしてタネができて、それが周りにひろがっていけば、花の生命の目的は達成したということができると思います。

 トレニアは一度花が咲いて終わりではなく、どんどん花が咲き続くので好まれています。

 また観に行こうと思います。

 タネが出てきたら、少しもらってきましょう。

 こういう根性のある花のタネは、少々悪い環境でも育っていく生命力があるかもしれませんから。

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夏の講座 早めの募集がスタートしました「自由研究で楽しく仲良く」初めての方大歓迎

2024年 夏休み
大人気 たのしい教育研究所
探究の冒険者たちぼしゅう!
自由研究で子どもも親も先生もたのしく仲よく

いよいよ夏休み!
 大人気の《たのしい教育研究所》が今年もたのしい自由研究ワークショップを開催します。前回はすぐに席がうまり、急遽人数をふやしましたが、それでも参加できない方たちが出てしまいました。受講をきっかけに「予想して確かめることが大好きになりました」「親子で参加して仲良くなりました」という声が届くなど参加者満足度99.9%の講座です。
 もちろん初参加者大歓迎です。
《たの研》のプログラムは普通学級や特支学級ほかいろいろな場面で活用できますから、先生は2学期の授業で子どもたちの笑顔を増やし賢さを高めるプログラムを学ぶことができます。親子でたのしい時間を過ごすのもOK、親が参加して後で子どもに伝えるのもOK、子どもたちが夏休みの自由研究のテーマとして提出できるように《まとめ方》もいっしょに紹介します。「たのしく学んだ経験がない」という方も大歓迎です。持ち帰ってそのまま利用できる《おみやげ教材》も毎回人気です。物価高に対抗して参加費を下げ、《親子割引》に加えて《友だち割引》も設定しました。
 講義ではなく体験型なので少数開催です、興味のある方は早めに席をおさえてください。
 
   予定プログラム  ※たのしい教育のエキスパートが担当します
A いっきゅう先生のたのしくサイエンス(自由研究)
B 自由研究ワークショップ(以下のプログラムから3つ選んで楽しむ)
   ① しょうとつ実験で自由研究 ②生きもの系の自由研究 ③ ものづくり系の自由研究
 ④ 化学系の自由研究 ⑤ 静電気の自由研究  ※さらにたのしい内容に進化する可能性あり
C 自由研究につながるたのしい読書案内
D たのしいゲーム など
 
講師代表
いっきゅう先生(喜友名 一) たのしい教育の第一人者。日本だけでなく海外でもたのしい授業を実施。米NASA公式センター開催の「宇宙探査教育者会議」では初の日本人教師代表として世界各国の参加者に授業を実施し高い評価をうける。若田宇宙飛行士、古川宇宙飛行士とのジョイント授業などでも大好評を博す☆小学校教師を早期退職し「たのしい教育研究所」を設立。教師、管理職、学童の支援員などいろいろな方達を指導。カウンセラーとしても活躍 ☆本格的なアウトドア派で、琉球空手7段 ほか多彩に活躍。

 
期日2024年 8月11日(日) 9:15受付  9:30〜12:45
会場: うるま市「うるみん」3F (あげな十字路近く)
募集:30人程度
対象:個人、親子(小学生以上/親類や知人の子との参加可能) ・教育関係者  ・たのしい教育に興味関心のある方
参加費(みやげ教材込み) ※昨今の価格高騰を鑑み参加費を下げて実施
 一般2400円・RIDE会員2200円・中高生1400円(小学生のみの参加はできません)
 親子割(親1子1 小学生可)3200円 ※子ども一人増+1000円  友達割(大人2) 4200円
 ★早割り:7/29(月)19:00まで  一般 2200円・RIDE会員 2000円・中高生1200円
 親子割(2名)3000円 ※子ども1人増+800円 ※会員+子ども=2800円
 友達割2人 4000円(会員1800円+友人2000円=3800円)
 
持ち物など:筆記用具、飲み物、教材持ち帰り用の袋類
 
★ お問合せ 090-1081-7842 (平日 18:00まで)
★ 申込み  ①URL→ https://forms.gle/DCFoRc3VChncZ1yQA
 ②QRコードから ⇩
 
       
 ③メールから ⇨  office@tanoken.com 件名に「2024夏の講座」と書き 1名ずつ
 (1)名前 (2)所属(学校学年・会社・団体など) (3) 電話番号(急ぎの連絡に利用)   
 (4) RIDE会員か会員でないか(週1回メルマガ が届く方は会員)を明記して申し込みください ※申込み後3日程度で事務局からメールが届きます、届かない場合はお電話ください。

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子どものシャープな説明に感動@メルマガの論理問題を先生に解説する小学生

 メルマガの授業の章には国語・算数・理科・社会・図工・家庭科ほか、いろいろな教科ジャンルを載せていて、「毎週、子どもたちとたのしんでいます」という便りが届きます。記事の中では朝の会や帰りの会、夕食の家族だんらんの中でパッとりようできるクイズなども人気の一つです。

 先週「また、たのしいクイズなどの記事を書いて欲しいです」というリクエストが届き、昨日出したメルマガには『論理クイズ』を載せました。答えがパッとひらめく系というより、論理的に筋道立てて考えながら解いていく系の問題です。

 1週間分載せたのですけど、その一つがこれです。

問題2
池にスイレンの花が咲いています。

スイレンは1分経つと2倍に増えていきます。

水面がスイレンでいっぱいになるのに48分かかりました。ではスイレンが水面のちょうど半分になるのに何分かかったでしょうか?

 みなさんも考えてみてください。

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 すでに知っているという人がいるかもしれませんけど、間違う人たちがたくさん出る問題です。

 読者のA先生は、子どもたちと一緒に解いてみようと、子どもたちに問題を出したそうです。

 A先生の予想は「48分で水面いっぱいになるのだから、水面の半分なら24分」でした。

 それをクラスのBくんが「いや、27分です」と黒板で説明している動画が送られてきました。

 実にシャープな説明です。

 ちゃんと図にしながら説明していて、それを聞いたA先生が「あ~、なるほど~!」と感動した声をあげていました。

 先生が納得できるように説明できたBくんは、自分の可能性をグッと伸ばしたでしょう。

 子どもの説明に深く感動できたA先生もすばらしいと思います。

 こういう先生に受け持ってもらえた子どもたちは幸せです。

 Bくんのような子どもたちを増やす、A先生のような教育者を増やす、それがたのしい教育研究所の大きな目標です。

 来週の木曜日(06/27)夕方から『たのしい教育Enjoy-Cafe』があります。
 先生も保護者も歓迎です、興味のある方はお問い合わせください⇨http://tanokyo.com/me-ru

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楽しい教育の発想法@板倉聖宣「この教育の曲がり角は、いつからの曲がり角なのか?」月刊『たのしい授業』②

 前回からの続き

はじめての大きな曲がり角
この問題を解くカギは、曲がり角といわれるものが「いつからの〈曲がり角〉なのか」というところにあるように思います。

の後の話です。

 今から40年くらい前、「月刊たのしい授業」が創刊された当時の内容からです。

 今も発行されています、興味のある方は手にしてみませんか⇨ https://amzn.to/4cmHpH0https://amzn.to/4epAXkm

はじめての大きな曲がり角
 この問題を解くカギは、曲がり角といわれるものが「いつからの〈曲がり角〉なのか」というところにあるように思います。

 組合の集会などでは「敗戦後最初の大きな曲がり角である」というようなことがよくいわれるようですが、私の意見は違います。
 私も「曲がり角」であることは認めますが、それは「明治以来、日本で近代的な学校教育が始まって以来の最初の大きな曲がり角だ」と考えているのです。
 敗戦のとき〈天皇制教育がなくなった〉とか〈民主教育が始まった〉とかして、かなり曲がったともいえますが、私は「大きく曲がろうとしたが、結局曲がらなかった」と思うのです。
 明治末から大正期にだって〈自由教育〉というのが起こって変わったといえば変わったのですが、これも敗戦後の曲がり方と同じような意味で、変わり方が小さいのです。現在の曲がり角は、明治初期の大転換に匹敵するものだと思うのです。
 明治の初めには「欧米の先進文化を全面的に学びとる」という方針で、大転換が行なわれました。民主主義も学んだし、専制主義も学んだんです。これは外国にも例を見ないほど徹底したもので、そのパターンは以後ずっと続いてきました。
 そのための弊害も生じましたが「知識が大衆のものになった」ということはハッキリしています。
 知識人だけが学ぶならドイツ語でもフランス語でも英語でも学べるんですが、「全面的に学ぶ」というときには大衆が学べるようにしなければならないし、そうしてきたわけです。
 たとえば東南アジアの人が日本に留学して日本の大学の研究室にならんでいる本を見てまず驚くのは「これ、みんな日本語の本ですか」ということです。
 東南アジアの国々で少し専門的な勉強をしようと思ったら、みんな英語かなんかの本を読まなければならない。知識人と大衆が分離しているのです。
 日本の知識人というのは外国の本も読むでしょうが、たいてい翻訳されてますから日本語で読めるんです。
 今翻訳されていなくても、いい本なら、ちょっと待ってれば日本語に訳されて出ます。
 それは大衆も読もうと思えば読めるのですから、大衆と知識人といっても連続的です。
 これは明治の、一種の理想主義の成果だと思います。
 ただ、これほど急速にその成果をあげられたのは「いいものは外国にある」「外国のいいものを学べば「いいのだ」という徹底した考え方があったからでです。
 それは大正期の自由教育の時代にも変わらなかったし、敗戦後の教育改革でも変わりませんでした。

 ところがしばらく前から、とうとう日本が外国に追いついてきちゃって、どこを見まわしても「全面的に学べばよい」というような対象がなくななってきました。
 昔は、人によって理想の国がちがってましたから、イギリスなりフランス、アメリカ、ソ連、スイス、スウェーデン、西独、中国、など、いろいろな「理想の国」がありました。ところがいまはどこを見ても、部分的にはともかく、「全面的に学ばなければならない」というものがなくなってきているでしょう。
「あっちの方がいいに決まってる」ということがなくなったのです。
 これまでは、その時代の若い人たちはいつも「すでにある社会、文化、生産というものを超えたもの」を、単なる夢ではなく、どこかの国で実現されているものを日本に移し植えようとしてがんばってきたんです。
「それを学びとれば、必ず日本の社会がよくなる」という明るい展望がもてました。
 そうすることで確実に「自分のやっていることが日本のみんなの役に立つ」と考えることができたんです。

 日本が外国に追いついて、それができなくなったらどうなるか?
 年輩の人たちは「過去いつでもどこかに目標とするものがあったのだから、今でもどこか外にあるのじゃないか」という気でいますが、若い人たちはむしろ敏感に情況を感じとっているのではないかと思います。
 小学生はともかく、中学、高校生になれば、なんとなく「自分は将来どういうことをするのだ」ということを考えるでしょう、そういうことを考えはじめる時期ですね。
 ところが、かつてのおとなたちのような模範がない、ということに気づくわけです。
 それにもかかわらず、おとなたちは相変わらずの価値観を押しつけようとしたり守ろうとしている。
 「子どもの反乱」といわれるものの背景には、こういう情況があるのだと思います。

 

手さぐりで切り拓く時代
 子どもたちが学ぶことを拒否するようなことは、これまでの価値観からすれば悲しむべきことのようでもありますが、しかし日本人が「これまではなぜ学んできたのか」というと「外国に追いつこう」として学んできたのです。
 だから、これまでのような学び方では、これからはダメなんです、学ぶべきお手本がないのですから。
 では、どうしたらいいか?

 ここまでにしておきましょう。

 みなさんなら「これまでのような学び方では、これからはダメなんです、学ぶべきお手本がないのですから・・・」の後になんと続けるでしょう、考えてみませんか?

 その答えは、このサイトにたくさんちらばめられています。

 興味のある方は、さかのぼって読んでみてください。

 

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