心のゆとりを示す指針

「みなさんは〈心のゆとりを示す指針〉があるでしょうか?」と書いたメルマガの項に対する反響がいろいろ届いています、少し手をいれて紹介させてください。

 心のゆとりを示す指針、それを測る測定器があるとよいのですけど、車やコンピュータではないので、人間にはついていませんね。

 でもよく考えてみるとみつかるんですよ。

 私の場合は〈一週間のうちにどれくらいアウトドアをたのしめたか〉がその指針の一つです。
 スマホにはその時こころ動かされた景色の画像が残りますから、その量・枚数によって一週間の〈ゆとり度数〉がわかります。
 もしも一週間遡って、そういう写真が一枚も入ってなかったとしたら
「これはまずいかもしれない、いいのか、このまま突っ走ってて」と自分で気づくことができます。

 人によっては〈仲間と語らう時間〉であったり〈美味しいものを食べにいく回数〉だったりするでしょう、それを写真に撮っておいていくと、自分の心の計測器として利用できます。
 身体に無理させてギリギリまでがんばり通してしまう前に「そろそろ美味しいものを食べに行こう」という様にバランスをとることができると思います。


〈笑った回数〉もそうかもしれません、ただしそれらはなかなか記録に残せませんから、何か意識して分かりやすいものを探しておくとよいと思いますよ。

 私の場合は〈一週間のうちに外の風をどれくらい感じることができたか〉がその一つです。
 スマホにはその時こころ動かされた景色の画像が残りますから、その量によって一週間の〈ゆとり度数〉がわかります、もしも一週間の中でそういうものが一枚も入ってなかったとしたら〈これはまずいかもしれない、いいのか?〉と自分で気づくことになります。

 さて今週も車を走らせてアウトドアでいろいろな写真を撮ることができました。

 これはみずみずしいシダの新芽たちです、寒い中でも輝いていました。

これは葉桜たち、赤く染まったところが目立ちはじめています。
 これからサクランボの時期にはいりますね。 

 ルリハコベもキレイな色をみせてくれました。

 ほのかないい香りにさそわれて近づいていくと、ジャスミンが花ひらいていました。

 数日前からの強い風のせいでしょう、折れた枝が横たわっていたので、もらって〈たの研〉で水につけておきました。
 元気で長持ちしてくれます、香りも漂わせてくれています。

 同じ条件で水につけていても、すぐに萎れてしまうものもあれば、ジャスミンの様にとても長持ちする花もあります。
 自由研究のテーマにしてくれる人が出てきたらいいな。

 ということで、忙しい日々でも、心のゆとりは十分。
 日々たのしく過ごしています。

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 最新号の様子をお届けしましょう。

 これが表紙です。以下、10000文字程度、原稿用紙で25枚程度のどっしりしたボリュームの内容が続きます。


これは初めの章、たのしい教育の一週間の様子です。

 その中から少し紹介しましょう。

巨大ハイビスカスに驚く! 

 これは道端に咲いていたハイビスカスです、大きさが比較できる様に私の拳を花びらの端っこにチョンとつけています。

 このハイビスカを見てください、はじめてみて私も驚きました。拳と花の角度が違うので正確に比較しづらいかもしれませんけど、ここでも私の拳が花びらに触れています。

 ある家の庭先に咲いていた、かぼちゃの切り口くらいあるハイビスカスの花です、品種改良おそるべし!

春の講座の様子もお届けし、評価感想の一部も載せてあります。

 2番目の章は〈授業の章〉です、誰でもすぐに真似ることができる内容を紹介しています。
 今週は親や教師の強力ツールの紹介として〈Chat GPT〉の利用の仕方をとりあげました、大好評です。

 3番目は〈映画の章〉、親子で観たり授業で利用できる作品や、趣味としておすすめしたい映画や本などを紹介しています。
 今週は〈さかなのこ〉、クラスでの視聴をすすめたい名作です。

 最後は〈発想法の章〉です。

 今回は板倉聖宣先生の「普及することを中心に考える」でした。私自身がなんども読み返してきた中からお届けしています。アドラー心理学の野田俊作先生の発想法や、私いっきゅうのものの見方考え方などもお届けしています。

 次の項に、その一部を書き抜いて紹介したいとおもいます。

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〈熱いとか冷たいって何?〉たのしい科学〈温度のなぞ〉つづき②-楽しい学習・楽しい学力・楽しい教材・楽しい自由研究・楽しい学力向上

〈熱いとか冷たいって何?〉というテーマで綴った前項に、さっそくいろいろな反響をいただきました、ありがとうございます。しっかり校正して綴っていく時間的なゆとりがなく、パッと一気に書き込んでいるので読みづらいところもあると恐縮しながらも「ぜひ本にまとめてください」という話もあって光栄に思っています。「機会があれば」ということにしておいて続きをかかせてください。

 前回「では熱い冷たいって何?」と問いかけたのですけど、まだ読んでいない方はぜひもどって考えてみてください。

 古代ギリシャ4元素説について説明しました。

wikipediaに感謝を込めて参照

 そこに記した様に「これが正しいに決まっている」という支配の時代が世の中の発展を止めてしまったのです、人々が自由に考えを出し合ってたしかめあうことでしか時代は発展しないのです。

 もうすでに答えが分かっていることについても〈自分でそれを考える〉過程を経ることで、かならず賢くなっていきます。またそれはミステリー小説を読むかの様なワクワクどきどき楽しい過程です。

 前回の古代ギリシヤの〈四元素説〉のあと「すべて神様が決めたことだ、それに逆らう人たちは悪魔だ処刑するぞ」という様な強い支配の時代がやってきます、〈暗黒時代〉と表現されるほどに、人々は思考停止しなくてはいけない時代が長く続きました。

 そして西暦1500年ごろやっと〈神という強制〉から脱却できる人たちが自由に物事を考え、表現する様になりました、歴史では「ルネサンス期」とか「人間復興」とか言われているので、何のことだかよくわからなくなっているのですけど、生き生きとイメージできる様に説明すれば、そういうことです。

 古代ギリシャ時代から四捨五入して2000年くらいたって、やっと人々が自由にアイディアを出し合える様になったということです、長かった。

 その頃になって近代科学も発展をはじめます。

 西暦1700年ごろには、熱い・冷たいという〈熱〉についても自由に考えをすすめる様になってきました。

 その時に出てきたのが〈カロリック:熱素説〉です。
「熱いものの中には〈カロリック:熱素〉という流体がたくさんあって、そのカロリックが別の物質に移動して、その物質も熱くなる」という考え方・予想・仮説です。冷たくなるのはその逆向きの流れです。

 太陽にはカロリックが豊富に存在するということですね。火で熱するとカロリックがその物質にたくさん移動すると考えた様です。

 それは当時の多くの科学者たちが支持していて、1900年あたり、つまり今から200年くらい前まで普通に考えられていた説です。⇨ https://www.weblio.jp/wkpja/

 ラボアジェやラプラスといった有名な科学者たちも強くその正しさを主張しています。

 話は少しはずれます、読まないでもつながります。
 この〈ラプラス〉は数学者としても有名です。
 彼の著した「確率の解析的理論1812年」を読んだナポレオンが「どこにも神の御名がない様だが?」とたずねた時、ラプラスは「陛下、私は神という様な仮説は必要としないのです」と答えたという話は、私は好きなエピソードの一つです。

閑話休題!

 私たちの感覚からも、熱すると火から何かが移動した様に感じられないでしょうか。
 冷蔵庫で冷やすと、熱が抜けていく様には感じられませんか。

 ラプラスやラボアジェといった今でも有名な科学者たちも、そうとしか思えないと結論づけたのです。

 ではカロリック説は正しかったのか?

 いいえ、そういう〈流体〉は存在しませんでした。

 さぁ、いよいよ謎解きのクライマックスです。

 みなさんもぜひ自分の頭で考えてみてください。

 熱いとか冷たいというものの正体は何なのでしょう?

 間違ってもチコちゃんの様に「ボーっと生きてんじゃねぇよ」なんていいません。その予想はきっとたのしく賢くしてくれるに決まっているからです。

 続きは少し間を置いてから書くことにしますね、たのしみにしていてください。

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身近なものを使う意義〈シンプルでたのしい〉紙たつまきハイパー/楽しい学習・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 板倉聖宣先生(仮説実験授業研究会初代代表・元文科省教育研究所室長)がよく語っていたことの一つが「特別な機械や実験道具をもってきて〈こういう結果になりました〉といっても感動できない」ということでした。今週のメルマガに、そのことを紹介しています、少し書きぬいてみましょう。

板倉聖宣

 ボクは科学技術館なんかに文句をつけることがありますが、科学技術館なんか、いろいろすごい機械があってすごいことができるんです。
 ところがそれをみた人は「不思議だねえ」と思わない。「当たり前だね」と思います。
 だってあんなに高い金かけたすごい機械で専門の科学者がやっているんだもん、「まぁそういうことも起こるだろう」と考えて何にも不思議じゃないです。
 ところが先生がいい加減な機械でいい加減にやってできたっていうと不思議です。科学というのはそういう不思議ということがすごく大事なんです、不思議がわかるようにしなけりゃいけない。
 例えば科学館などにある衝突実験機で複雑なことをやっていたってあんなの全然感動的じゃない。

板倉聖宣講演1997〈科学の大衆化〉より

 たの研で紹介する教材も基本的に100均で手に入る材料を使っています。

 この写真は先週の春の講座2023で実施した〈紙たつまきハイパー〉の様子です。紙テープと色紙を使っただけのシンプルな教材です。※月刊たのしい授業 2011年09月号 市原千明さん

 上からたつまきの様に紙テープがクルクルと降りてきて、紙吹雪も舞い落ちます。
 講座のあった二月生まれの参加者がその下でみんなに祝福を受けているところです。

 シンプルな作り方なのですけど、いくつかのコツが必要なので、参加者の皆さん様に動画にしておきました。
 このサイトの読者の皆さんで、興味のある方は遠慮なくお問い合わせください。

 これからもシンプルな教材で子ども達の笑顔と賢さをどんどん育てていきたいと思います。

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