子どものシャープな説明に感動@メルマガの論理問題を先生に解説する小学生

 メルマガの授業の章には国語・算数・理科・社会・図工・家庭科ほか、いろいろな教科ジャンルを載せていて、「毎週、子どもたちとたのしんでいます」という便りが届きます。記事の中では朝の会や帰りの会、夕食の家族だんらんの中でパッとりようできるクイズなども人気の一つです。

 先週「また、たのしいクイズなどの記事を書いて欲しいです」というリクエストが届き、昨日出したメルマガには『論理クイズ』を載せました。答えがパッとひらめく系というより、論理的に筋道立てて考えながら解いていく系の問題です。

 1週間分載せたのですけど、その一つがこれです。

問題2
池にスイレンの花が咲いています。

スイレンは1分経つと2倍に増えていきます。

水面がスイレンでいっぱいになるのに48分かかりました。ではスイレンが水面のちょうど半分になるのに何分かかったでしょうか?

 みなさんも考えてみてください。

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 すでに知っているという人がいるかもしれませんけど、間違う人たちがたくさん出る問題です。

 読者のA先生は、子どもたちと一緒に解いてみようと、子どもたちに問題を出したそうです。

 A先生の予想は「48分で水面いっぱいになるのだから、水面の半分なら24分」でした。

 それをクラスのBくんが「いや、27分です」と黒板で説明している動画が送られてきました。

 実にシャープな説明です。

 ちゃんと図にしながら説明していて、それを聞いたA先生が「あ~、なるほど~!」と感動した声をあげていました。

 先生が納得できるように説明できたBくんは、自分の可能性をグッと伸ばしたでしょう。

 子どもの説明に深く感動できたA先生もすばらしいと思います。

 こういう先生に受け持ってもらえた子どもたちは幸せです。

 Bくんのような子どもたちを増やす、A先生のような教育者を増やす、それがたのしい教育研究所の大きな目標です。

 来週の木曜日(06/27)夕方から『たのしい教育Enjoy-Cafe』があります。
 先生も保護者も歓迎です、興味のある方はお問い合わせください⇨http://tanokyo.com/me-ru

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楽しい教育の発想法@板倉聖宣「この教育の曲がり角は、いつからの曲がり角なのか?」月刊『たのしい授業』②

 前回からの続き

はじめての大きな曲がり角
この問題を解くカギは、曲がり角といわれるものが「いつからの〈曲がり角〉なのか」というところにあるように思います。

の後の話です。

 今から40年くらい前、「月刊たのしい授業」が創刊された当時の内容からです。

 今も発行されています、興味のある方は手にしてみませんか⇨ https://amzn.to/4cmHpH0https://amzn.to/4epAXkm

はじめての大きな曲がり角
 この問題を解くカギは、曲がり角といわれるものが「いつからの〈曲がり角〉なのか」というところにあるように思います。

 組合の集会などでは「敗戦後最初の大きな曲がり角である」というようなことがよくいわれるようですが、私の意見は違います。
 私も「曲がり角」であることは認めますが、それは「明治以来、日本で近代的な学校教育が始まって以来の最初の大きな曲がり角だ」と考えているのです。
 敗戦のとき〈天皇制教育がなくなった〉とか〈民主教育が始まった〉とかして、かなり曲がったともいえますが、私は「大きく曲がろうとしたが、結局曲がらなかった」と思うのです。
 明治末から大正期にだって〈自由教育〉というのが起こって変わったといえば変わったのですが、これも敗戦後の曲がり方と同じような意味で、変わり方が小さいのです。現在の曲がり角は、明治初期の大転換に匹敵するものだと思うのです。
 明治の初めには「欧米の先進文化を全面的に学びとる」という方針で、大転換が行なわれました。民主主義も学んだし、専制主義も学んだんです。これは外国にも例を見ないほど徹底したもので、そのパターンは以後ずっと続いてきました。
 そのための弊害も生じましたが「知識が大衆のものになった」ということはハッキリしています。
 知識人だけが学ぶならドイツ語でもフランス語でも英語でも学べるんですが、「全面的に学ぶ」というときには大衆が学べるようにしなければならないし、そうしてきたわけです。
 たとえば東南アジアの人が日本に留学して日本の大学の研究室にならんでいる本を見てまず驚くのは「これ、みんな日本語の本ですか」ということです。
 東南アジアの国々で少し専門的な勉強をしようと思ったら、みんな英語かなんかの本を読まなければならない。知識人と大衆が分離しているのです。
 日本の知識人というのは外国の本も読むでしょうが、たいてい翻訳されてますから日本語で読めるんです。
 今翻訳されていなくても、いい本なら、ちょっと待ってれば日本語に訳されて出ます。
 それは大衆も読もうと思えば読めるのですから、大衆と知識人といっても連続的です。
 これは明治の、一種の理想主義の成果だと思います。
 ただ、これほど急速にその成果をあげられたのは「いいものは外国にある」「外国のいいものを学べば「いいのだ」という徹底した考え方があったからでです。
 それは大正期の自由教育の時代にも変わらなかったし、敗戦後の教育改革でも変わりませんでした。

 ところがしばらく前から、とうとう日本が外国に追いついてきちゃって、どこを見まわしても「全面的に学べばよい」というような対象がなくななってきました。
 昔は、人によって理想の国がちがってましたから、イギリスなりフランス、アメリカ、ソ連、スイス、スウェーデン、西独、中国、など、いろいろな「理想の国」がありました。ところがいまはどこを見ても、部分的にはともかく、「全面的に学ばなければならない」というものがなくなってきているでしょう。
「あっちの方がいいに決まってる」ということがなくなったのです。
 これまでは、その時代の若い人たちはいつも「すでにある社会、文化、生産というものを超えたもの」を、単なる夢ではなく、どこかの国で実現されているものを日本に移し植えようとしてがんばってきたんです。
「それを学びとれば、必ず日本の社会がよくなる」という明るい展望がもてました。
 そうすることで確実に「自分のやっていることが日本のみんなの役に立つ」と考えることができたんです。

 日本が外国に追いついて、それができなくなったらどうなるか?
 年輩の人たちは「過去いつでもどこかに目標とするものがあったのだから、今でもどこか外にあるのじゃないか」という気でいますが、若い人たちはむしろ敏感に情況を感じとっているのではないかと思います。
 小学生はともかく、中学、高校生になれば、なんとなく「自分は将来どういうことをするのだ」ということを考えるでしょう、そういうことを考えはじめる時期ですね。
 ところが、かつてのおとなたちのような模範がない、ということに気づくわけです。
 それにもかかわらず、おとなたちは相変わらずの価値観を押しつけようとしたり守ろうとしている。
 「子どもの反乱」といわれるものの背景には、こういう情況があるのだと思います。

 

手さぐりで切り拓く時代
 子どもたちが学ぶことを拒否するようなことは、これまでの価値観からすれば悲しむべきことのようでもありますが、しかし日本人が「これまではなぜ学んできたのか」というと「外国に追いつこう」として学んできたのです。
 だから、これまでのような学び方では、これからはダメなんです、学ぶべきお手本がないのですから。
 では、どうしたらいいか?

 ここまでにしておきましょう。

 みなさんなら「これまでのような学び方では、これからはダメなんです、学ぶべきお手本がないのですから・・・」の後になんと続けるでしょう、考えてみませんか?

 その答えは、このサイトにたくさんちらばめられています。

 興味のある方は、さかのぼって読んでみてください。

 

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楽しいのが自由研究⇨問題「水と油と氷」@メルマガでとりあげた授業から

 自由研究についての記事がたくさん読まれる頃になってきました。そのせいもあるのでしょう、前回のメルマガ〈授業の章〉のタイトルに興味関心をもった方達からいろいろ問い合わせがとどいています。
 たのしく賢くなっていく教育に興味のある方はまず一年〈たのしい教育メールマガジン〉を購読してみてください。こどもたちと一緒にたのしく賢く元気になっていく方法、ものの見方考え方などを毎週学ぶことができます。県内だけでなく他の県の方たちにもたのしんでもらっている人気のメルマガです。

 さて「水と油と氷」という第266号の記事に興味をもってくれた方からとどいた問い合わせに答えて、紹介しましょう。

 前半を再校正して紹介します。

〈たの研/たのしい教育研究所〉の授業は特別な道具・器具や技術を必要としないものです、このプログラムも学校だけでなくキッチンでたのしむことができます。まず自分で予想を立てて実験してみて、これは子どもたちにも伝えたいと思ったら利用してください。その時には「たのしい教育研究所のプログラムである」と伝えてぐさいね。

はじめに

夏休みなので、キッチンで簡単にできる実験を紹介します。
コップと水と油と氷があればOKです!

みなさんは「水と油は混ざり合わない/混ざりにくい」という話を聞いたことがありますか?

はじめにこういう実験をしてみましょう。
そうです「まず予想を立てること」が大切です。

問題1
コップに同じ量の水と油を入れると、コップの中はどうなるでしょう。
水と油は上下にはっきり分かれるでしょうか、それとも混ざりあってしまうのでしょうか。
ホンの少しは混ざるとか虫めがねなどで確かめると混ざっていることがわかる、というようなことではなく、見た目で「ここは油が集まっている、ここは水があつまっている」というように分かれてみえるのかどうかで判断しましょう。

 予想
  ア 油が下、水が上
  イ 水が下、油が上
  ウ 最初に注いだものが下、次に注いだものが上
  エ 混ざってしまってどっちが上だかわからない
  オその他 右と左に分かれる・シマシマ状にわかれる など
   〔                       〕

 どうしてそう思いましたか?

実験1.

①まず油を注ぎました。


②次に水を注ぎます。

さぁ、どうなるでしょう、予想変更もOKですよ!

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 [結果]

真ん中あたりでハッキリと層が分かれていることを確認してください。
上が油、下が水とわかれています。

実験2

次は、はじめに水をそそいで、あとに油をそそいでみます。

2-① 水をそそぎました。

2-② 次に油をそそぎますよ、さぁ、どうなるでしょう。
 予想変更OKです!

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 [結果]
 あらら、何だかぐちゃぐちゃになっていきますね。
 もしかすると〈オ.その他〉が正しいのかもしれません・・・

 しばらくするとおちついてきましたよ⇩

今回もハッキリと〈油が上〉、〈水が下〉に分離しました。

 ⭐️結果⭐️
どちらを先に入れても、水が下、油が上になります。

問題2 水と油の入ったコップ(すぐ上の写真)の中に〈氷〉を入れてみましょう。氷はどうなるでしょう。

 予想 氷は
  ア コップの底に沈む
  イ 水と油の中間で止まる
  ウ 油の上の方に浮かぶ
  エ その他

 どうしてそう思いましたか?
 あなたの考えを聞かせてください。

 これは学校の先生たちを集めたワークショップでも、とてももりあがりました。
 興味のある方は、予想を立てて、自分で確かめてみましょう。

〈たのしい教育研究所〉夏の講座8/11(日)はたのしい自由研究の題材になるプログラムが満載です。来週あたりから申し込みがスタートする予定です。
 興味のある方は日程の調整をしておくことをおすすめします。

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一冊の本や雑誌が人生を変えることがある

 来週のメルマガの下準備をしています。先週はたのしい教育創立期に一緒にたのしく学んでいた秀さんの講演を紹介しました。一つ板倉聖宣先生の話を挟んでから、私の恩人の伊良波さんの講演を紹介したいと考えています。

 いらはさんははじめての講演だったの思うのですけど、とてもよくて、やっぱり〈受け手側の評価・感想〉が決定的なんだということを強く感じさせる感動的な内容になっています。

 このサイトでは、講演のはじめの部分、伊良波さんが教師をスタートさせるその年に、板倉聖宣先生が『月刊たのしい授業』を創刊したこと。
 それがその後のいらはさんの授業を大きくかえるきっかけとなったという話を紹介します。
 板倉先生はその後〈たの研/たのしい教育研究所〉を強く応援してくれることとなりましたから、その流れは強くつながっています。

 皆さんこんにちは、「いらは」といいます。

 名護の屋部小の理科の専科をやっていて、教師になって三年目です。
 今日は仮説実験授業の資料を持ってきました。

 別にこれは、ボクが書いた資料じゃありません。仮説実験授業というのは、国立教育研究所の板倉聖宣という先生が20~30年くらい前から私立の小学校の先生方と研究してできた授業です。
 この資料は仮説社からでている『月刊 たのしい授業』という本の中からコピーしてきたものです。

 これは仮説を受けた子どもたちに対するメッセージで、板倉先生が特別に書かれたものです。〈仮説実験授業〉の考えていることや、狙っていること、その成果などが全部おりこまれていて、ほんとにすごい内容だと思っています。
 今から3年前、大学を卒業してすぐ小学校に勤めることになりました。

 ボクは教育学部の理科を卒業したのですけど、理科がわからないままでした。それでものすごい劣等感をずっと持ち続けていたので、理科専科を持つことになったら大変だと思って三年生を希望しました。運よく専科からのがれることができて、とてもホッとしました。
 新採で教材研究もあまりできないし、仕事は忙しいし、子どもたちは言うことを聞いてくれなしで、ほんとに大へんでした。
 でもとても運がよかったと思うのは、この『月刊たのしい授業(たの授)』が小学校に勤めるちょうどその年1983年3月に出たことでした…

※いらはさんはその後、勇気を出して仮説実験授業をやってみることにします。その流れもとても面白いのですけど、ここまでにしておきましょう

 

 人それぞれ、いろいろな問題意識をもっています。
 たとえば一つの本が雑誌が、映画が、マンガが、詩が、キャンプの経験etc.が、その人の人生を大きくかえるきっかけになることがあります。同じ問題意識をもっていて、同じ本に感動して、それで変えようとする人と、変えない人との違いは何でしょう。
 その人の置かれている環境など、いろいろなファクターがあるでしょう。でも決定的なのは、チャレンジする元気があるかどうかです。
 その元気を育てるのもたのしい教育&PEALカウンセリングです。

 読者の皆さんが、知人の一人でよいので、このサイトの情報を広げてもらえたら、それが〈たの研〉のパワーにつながります、よろしくお願いします。

 

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