楽しく島言葉(しまくとぅば)/ゆーぬくダンゴの評価/楽しく島言葉 スピーチ動画コンテスト トライアル大会のお知らせ

とても嬉しいフェイスブックの記事を発見しました。

たのしい教育研究所の教材プログラム〈楽しく島言葉/しまくとぅば〉の心教材「ユーヌクだんごで島言葉」を子どもたちと楽しんでくれた先生のつぶやきです。

 そのまま載せるのは遠慮して、要旨がつたわる様に、ピックアップします。

 
子どもたちとゆーぬく(はったいこ)団子作りをしました
運動会練習の時、終わったらだんごつくろーねー、今は運動会の応援がんばろー! っていって聞かせてたので、そのご褒美です

 
 方言指導もしながら、まんちゃーまんちゃー(混ぜ混ぜ)と言いながら混ぜて丸めました!

 
たのしい教育研究所で習った団子なんですよ
このゆーぬく(はったいこ)のお団子美味しすぎて、混ぜ混ぜしたお椀やスプーンまで綺麗にするほど食べつくしていました‼️
また作ろーっと 
 
 
  子どもたちのたのしさを大切にしてくれる先生たちがいてくれることが明るい未来をつくるのだと思います。
 たのしい教育研究所では「楽しく島言葉スピーチ〈動画〉コンテスト」の本格的な大会の前に、トライアル大会を企画中です。
 興味のある方がいたら、お問い合わせください、簡単でたのしい島言葉のスピーチを動画に撮って送っていただくだけです。
 
 
 島ことばもたのしく伝えたい! たのしい教育研究所です。

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メッセージ本文

(質問)自動車はいつ誕生したでしょう? アイディアの生まれる自由度・民主主義 × たのしさ・熱意 ②

 前回からの続きです、手違いで、下書き途中の原稿が二時間くらいアップされていたようです、すみません。読んだ方もいるかもしれませんけど、それからいくらか手を加えているので、読み直していただければと思います。
 日本では他の力を利用して移動するときの主なものが駕篭(カゴ)だった時代、ヨーロッパでは自動車が誕生していました。

駕籠 wikipediaより

 その差はなんだったのでしょう?

 日本人の能力が劣っていたという考えあるでしょう。

 欧米には〈○○民族は優等で○○は劣っている〉という優勢主義思想も見受けられますから、かつては民族による能力差だと考えた人たちもいるでしょう。

 あるサイトには、こういう内容が記されていました。

「産業革命、技術革命が起こった西洋と対照的に、日本は鎖国に代表される様に、外国から先端の技術・知識などが入りにくかった。それによって西洋と大きな差がついた」

 そうなると論点がぐるぐる回っていきます、ではなぜ、産業革命や技術革命が起こったのか? なぜ鎖国したのか?

鎖国-長崎・出島 wikipediaより

 つまりなんらかの要因が西洋の産業革命・技術革命、日本の鎖国を生んだと考えると、もっと根元のところを考えてみる必要があります。。

 みなさんもいろいろな要因が浮かんだことでしょう、それぞれが大切な視点だと思います。

 わたしは二つあると考えています。

民主主義を基盤とする〈自由〉つまり、上下の立場で発想が制限されるのではなく、いろいろな立場の人たちが自由にものごとを考え、そのアイディアを周りに伝えることができる社会であること

それがベースで

そのことを、たのしく熱意をもってすすめることができる人々が増えていくこと

だと考えています。

 ヨーロッパも王様とか法王とか臣民・庶民など立場の違いはたくさんあったでしょう、それでも日本ほどではなかった。庶民もたくさんのアイディアを周りの人たちに伝えることができた。
 それらの積み重なりがとても大きな差をうんだのでしょう。

 明治になって、そのしばりが解けていく中で、日本も世界の中で次第に頭角を現しはじめました。昭和期にはアメリカの社会学者エズラ・ヴォーゲルによって「ジャパン アズ ナンバーワン-アメリカへの教訓/1979年」という本がでるほど、世界の中で日本の経済的・社会的成功を象徴するフレーズが広く用いられるようになりました。〈ジャパン アズ ナンバーワン Japan as Number One 〉というのは「ナンバーワンとしての日本」という意味です。


 日本のSONYがアメリカ大手の映画会社コロンビア・ピクチャーズを買収したのは、それから10年後です。

 自由な発想でいろいろなアイディアを出し合える土壌、そして、たのしく熱意を持って行動する人たちが増えていく中で、日本が世界最先端の国々の中に入ることができたのでしょう。

 とすると、現在の日本の停滞はどうしてか、それを突破するにはどうしたらよいのか、をテーマに話をすすめなくてはいけません。

 が、それはいずれメルマガのテーマとして残しておきたいと思います。

 ご意見ご感想、気軽にお寄せください。

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(質問)自動車はいつ誕生したでしょう? アイディアの生まれる自由度✖️熱意①

 今日は〈たのしい工学〉の話です。内部で燃やして動く機関⇨内燃機関つまりエンジンの話をきっかけに、日頃考えていることを書きたいと思います、短く収めて二回でとまるかなぁ。

 有料メルマガを読んでくれている方たちから「このサイトも時々メルマガに近い濃さでかいてますね」という便りをもらうことがあります。文字数や書いている時間の長さなどを単純に比較すると有料メルマガ版が長くて濃いのですけど、公式サイトへの時間あたりの熱量は決してひけをとりません。

 陸上の〈移動・運送手段〉などで自動車が活躍しています。

 馬や牛などが引くのではなく自動で走る・動く車、それが〈自動車〉です。

 人間がはじめて自動車をつくったのはいつのことでしょう、予想してみてください。

 その前に、世界初の自動車(自動で走る車)がどういうものだったか見てください、フランスのキュニョーが発明したこの車が一番はじめの自動車だと言われています。

wikipediaより

 

質問

この自動車は日本でいうといつ頃できたものでしょうか?

 ア.江戸時代ごろ 1600(関ヶ原の戦い)~1868年(明治維新まで)
 イ.明治ごろ1868~1912年
 ウ.大正から昭和 1912~1989年
 エ.その他

どうしてそう思いましたか?

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⬇︎

世界初の自動車

世界初の自動で走る車は1769年と1770年の2年間に2台製作されたと記されています、フランスのキュニョーさんが作りました(wikipedia)。

日本の歴史でいうと江戸時代の真ん中あたりです。

その頃の日本の移動手段・交通手段の主なものは駕籠(かご)でした。世界初の自動車が誕生した1769年から100年経っても日本では、同じく駕籠が中心でした。

駕籠 wikipediaより

 この差はかなり大きいですね。

  ヨーロッパでは、かなり早く自動で移動していく車の研究がすすみ、どんどん改良がすすんでいきます。

 以前も科学の発展をテーマに似たことを書いたのですけど、今回は少し視点を変えてみていきたいと思います。

 いろいろな答えがあると思うのですけど、みなさんは日本とヨーロッパに生じた歴然としたこの大差はなんだったと思いますか?

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水成岩という名称は捨てがたい-楽しい地学

 秋の講座の準備で〈たの研〉近くの海岸に行きました、遠くまで出かけなくても 沖縄の海はキレイです。

 台風で近くに運び上げられたのか、砂が車を停めるあたりまでたくさんつもっています。
 以前勤めた学校で、砂場の砂を注文したら、県外から運ばれた火山性の濃い灰色の砂が来て、子どもたちは「これも砂なの?」とおどろいていました。黒っぽい石を砕いたものだ感じたのかもしれません。
 沖縄の自然の砂は白くてキレイです。

 海岸の石もよその県で多くみる石とちがって、白くてきれいです。

 理科の時間に岩石は〈火成岩〉と〈堆積岩〉に分かれると習った記憶があるでしょうか。

 主にマグマなどが冷えてできるのが〈火成岩〉で、岩石などが積もってできたのが〈堆積岩〉だというわけです。

 以前から子どもたちや先生たちにこういう話をしてきました。

いっきゅう

火山の〈火〉の作用でできたのが火成岩、火で成り立った岩石と覚えてください」もう一つは「水中で積もって長く強く押しつぶされたり、水中の生物の体を構成していたものでできた砂や石などが〈水成岩〉、水の作用で成り立った岩石とおぼえてください」というように伝えてきました。
「火成岩・水成岩」というネーミングはとてもわかりやすかったのに、その後「ごく一部は水の中でなくても積もってできるから〈堆積岩〉と呼ぼう」という人々が出てきて、教科書にもその名前が出てきました。

でも私は今でも〈水成岩〉のままがよかったのにと思っています。「ほとんどの岩石は火成岩と水成岩にわかれます」でいいのにね。

 ということで、はじめの写真に戻りましょう。

 沖縄の海岸でみられる岩石の多くはサンゴが砕けた石や細かくなった砂、貝殻が砕けたもの、有孔虫の殻などでできています、それは長く強く押しつぶされてできたというより、水の中でできた〈水成岩〉だという方がずっとわかりよいでしょう。

 だから沖縄の海は白く美しいものが地表にたくさんみつかります。ただでさえ強い光を水成岩の白がたくさん跳ね返すので、海の輝きもすばらしいものがあります。

 ということで〈水成岩〉という名前は捨てがたいものがあります、賛同してくださる方は「テストには出ないけど、水成岩という名前があって、沖縄の海岸の岩石はほとんど水成岩なんだよ。ちなみに陸でみつかる石も珊瑚礁だったものがたくさんあって、白っぽいんだよ」というように伝えてみてはどうでしょうか。

 火山性の岩石、火成岩はどうか、それはまたいつか書きましょう!

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