おいしい〈リュウキュウイチゴ〉の株さらに発見ーたのしいアウトドア-楽しい学習・自由研究ネタ・たのしい授業・楽しい授業・楽しい自由研究・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 野山歩きの時、去年と違う場所で〈リュウキュウイチゴ〉の新しい株を発見しました。リュウキュウイチゴは野イチゴの中で私が一番好きな種で、とてもおいしい味わいです。
 webを見ていると沖縄の北部の森ではめずらしくないのだと書かれていたのですけど、たのしい教育研究所のある中部あたりでは、ほとんど見ない種類です。そもそも「北部の森では普通にみられる」と書いたサイトの、その言葉はどれくらい確かなのたなぁ?

 私が歩いた時には白い花がいくつも見えていました、実はまだです。

 これから実ができてタネもできるでしょう、何度か通って鳥たちに食べられるまえにタネを収集しようと思っています。

 ところでイチゴは〈バラ科〉です。

 バラの仲間は多彩で、サクラ、桃、スモモ、アーモンド、アンズ、ウメ、リンゴ、ナシetc. いろいろあります。
「え、それもバラ科なの」と思うことでしょう。

 植物の仲間を整理していったリンネさんも、時間をかけて調べていきたい人物の一人です。

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技術・家庭科でみる男女の差-たのしい教育史

 たのしい工学・エンジニアリングの項に書いて気になっていたことを調べてみました。私いっきゅうが中学の頃の教科〈技術家庭科〉は今どうなっているか、についてです。私のころは男子は技術科、女子は家庭科でした。
 現在はどういう扱いでしょう。

 内閣府の男女共同参画局のサイトにしっかりまとめられていました、長いのですけど引用します、下線はいっきゅうです。

 

 

学習指導要領における技術・家庭,保健体育の変遷

戦後の我が国の初等中等教育においては,多くの教科が男女の区別なく履修されてきた。一方,中学校の技術・家庭科及び保健体育,高等学校の家庭科及び保健体育においては,男女で異なる内容を履修することとなっていた。

まず,中学校の技術・家庭科に関して,昭和33(1958)年告示の学習指導要領において,「生徒の現在および将来の生活が男女によって異なる点のあることを考慮して,『各学年の目標および内容』を男子を対象とするものと女子を対象とするものとに分ける」とされている。これにより,各学年の目標及び内容が,性別によって異なったものとなり,具体的には,「女子向き」の内容は調理,被服製作,設計・製図,保育,家庭機械・家庭工作となっている。一方,「男子向き」の内容は,設計・製図,木材加工・金属加工,栽培,機械,電気,総合実習となっている。

高等学校の家庭科に関しては,昭和45(1970)年告示の学習指導要領において,普通科において「『家庭一般』は,すべての女子に履修させるもの」とすることが定められている。また家庭科に関する改善の具体方針として,「女子の特性にかんがみ,(中略)すべての女子に『家庭一般』を履修させるものとすること」とされている1

 しかしながら,昭和52(1977)年の学習指導要領においては,「地域や学校の実態及び生徒の必要並びに男女相互の理解と協力を図ること」を考慮して,中学校の技術・家庭科において,領域の再構成を行い,女子には技術系列の領域の中から1領域を,男子には家庭系列の領域の中から1領域を含めて,男女のいずれも7つ以上の領域を選択して履修させるように定めている。

 そして,昭和60(1985)年の「女子に対するあらゆる差別の撤廃条約」の批准を受けて,平成元(1989)年告示の学習指導要領においては,中学校の技術・家庭科では,男子と女子で履修領域の範囲に差異を設けている扱いを改め,男女同一の扱い2をするとともに,高等学校の家庭科では,男女ともに必修の教科とされた。中学校の技術・家庭科では,木材加工,電気,家庭生活,食物の4領域について,すべての生徒に履修させるものとされた。また,高等学校の家庭科では,家庭一般,生活技術,生活一般のうち1科目をすべての生徒に選択履修させることとなった3

 また保健体育の学習指導要領についても変化が見られる。平成元(1989)年告示より前の学習指導要領においては,性別により保健体育の学習内容に違いが見られた。中学校の保健体育に関しては,昭和52(1977)年告示の学習指導要領では,ダンスは「主として女子に履修させる」,格技(ア相撲,イ柔道,ウ剣道)は「主として男子に履修させる」ものとすることが定められている。高等学校の保健体育に関しても,昭和53(1978)年告示の学習指導要領では,ダンスは「主として女子に指導する」,格技(ア柔道,イ剣道)は,「主として男子に指導する」こととされている。

 しかしながら,平成元(1989)年告示の学習指導要領において,従来の格技が武道に改められ,武道およびダンスの領域について,男女ともに選択して履修させることが,中学校,高等学校ともに定められた。

平成の始まりとともに,学習指導要領において,すべての教科で男女別の履修に関する記述がなくなったのである。

1「高等学校教育課程の改善について」(昭和44年9月教育課程審議会答申)

2文部省「中学校指導書」(技術・家庭編)(開降堂出版社,平成元年)99頁。

3平成11(1999)年告示の学習指導要領では,「家庭基礎」,「家庭総合」,「生活技術」のうちから1科目,平成21(2009)年告示の学習指導要領では,「家庭基礎」,「家庭総合」,「生活デザイン」のうちから1科目,平成30(2018)年告示の学習指導要領では「家庭基礎」,「家庭総合」のうちから1科目を,それぞれ選択することとなっている。

 私の頃の様に男女別々の内容を学ぶことは、なくなっているんですね。

 とはいえ、女子も男子も同じものを学ぶ、つまり全員が同じ内容を学んでいくのではなく個人として「希望・選択したものを学ぶ」という様にして、小学校段階からももっと選択肢を増やしてもらいたいと思っています。
 女性だから男性だからというのではなく、個人としてどういうものを学びたいのか、という方向も未来の教育の重要なテーマだと思います。

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たのしい工学・エンジニアリング〈電気自動車(EV)のエンジンはどうなっているんですか?〉②-楽しい学習・自由研究ネタ・たのしい授業・楽しい授業・楽しい自由研究・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 電気自動車とガソリン車の仕組みについて前回の続き「モーターは電気を流せばまわるけど、ガソリン車のエンジンはガソリンを流せば回るのか?」です。
 子どもにわかりやすく、どう伝えたらよいでしょう。

 私が中学一年の頃、感動したところが伝わる様に書きたいと思います、基本構造をシンプルに紹介します、難しくありませんから安心して読んでください。

 エンジンを日本語にするとなんというか、ご存知でしょうか。

「内燃機関」といいます。 内部で燃やしているんです。

 そうです、ガソリン車は〈ガソリン〉を燃やして走っている、ディーゼル機関車は〈軽油〉をもやして機関車を走らせている、飛行機は〈ジェット燃料〉を燃やして飛んでいるんです。

ディーゼル機関車 wikipediaより

「燃やしている」という言葉には焚き火の様なゆっくりしたイメージがあるのですけど、内燃機関・エンジンは「爆発させている」というイメージです。

 これが実際に車のエンジンの中でガソリンを爆発させている映像です。
 ね、爆発しているでしょう。

 エンジン内の爆発させる部屋をシリンダーと呼んでいます。※シリンダーは本来〈円筒形〉という意味
 爆発すると爆風が広がりますね。
 シリンダーには上下する〈ピストン〉がついて、シリンダー内の爆風が広がる力がピストンを強く押します。

カーライフ・サポートネットに感謝http://www.carlifesupport.net/engine%20kiso_pistonring.html

 上下する直線運動だけではここも実に巧みです、爆風が広がる力を直線運動ではなく、角度をもたせて回転を生んでいます。この構造を〈クランク〉といいます。
 クランクは〈爆発力〉をシリンダー内で動力に変えるシステムに比べると地味な感じがするかもしれませんけど、〈直線の動力〉を〈回転の動力〉に変えてしまうシンプルな仕組みは秀逸です。私が中学の頃エンジニアリング系の学校に進もうと考えたのは、このクランクのシンプルな発明に魅了されたことが大きかったと思います。

 ※

 以上、かなりシンプルにしてまとめたのですけど、エンジン・内燃機関の基本構造は
〈爆発:シリンダー〉⇨〈上下運動:ピストン〉⇨〈回転運動:クランク〉
の三つです。
 ※マツダ社が開発したロータリーエンジンというとても画期的な内燃機関があるのですけど、それはいずれまた

 ここでwikipediaの動画をご覧ください、何がどうすごいのかを知らずに単に動画をみているだけでは、見えなかったものが見えてくると思います。みたらまた戻ってきてくださいね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/

 この基本構造に加えて、効率的に爆発させるためにガソリンをうまく空気にまぜてシリンダー内に噴射するシステムも必要です。

 何しろ爆発させているわけですからすごい熱量です、それで水を循環させて冷やさなくてはいけません。

 一つの部屋で爆発させるよりいくつかの部屋(シリンダー:気筒)に分けた方がよいことがわかったので、今の車は4気筒とか6気筒という様になっています、それぞれのシリンダー・気筒の爆発と回転のタイミングをうまく調整していく必要もあります。

 爆発させたあと残ったガスを外に出して、新しくガソリンを含んだガスを吸入しなくてはいけません。

 爆発させたガスは高温で臭いもありますから、マフラーといってそれをうまく処理して排気するシステムも必要です。

 そういういろいろなことを連続でどんどんすすめていくので、エンジン・内燃機関はとても複雑な構造をしています。
 

 
 その結果、ガソリン車のエンジンルームはいろんなものがぎっしり詰まっています。下の方にも複雑な仕組みが連なっています。

 それに比べて、EVのモーターは小さくシンプルです。上のガソリン車と同じ大きさの車ですけど、そのエンジンルームに比べて、モータールームはスカスカな感じがしますね、左側やや前方の四角いヘッドになっている部分がモーターです。

 モーターははじめから回転運動になっているので、エンジンの様な複雑な構造を組み合わせていく必要がないからです。爆発させている訳ではないので排気ガスも出ませんし、熱も内燃機関の様な超高温になることはありませんから、付随するシステムもシンプルです。

 もちろんその分、故障も少なくなります。

 というようにここまで書いてきて電気自動車の構造のシンプルさと内燃機関の構造の複雑さの違いを感じていただけたと思います。

 もちろん時代はシンプルな方、電気駆動の時代にすすんでいくでしょう。

 電気自動車の課題は動きそのものではなくエネルギーを供給する〈バッテリー〉側です、これからさらに進化していく必要があるでしょう、それについても機会があればいずれ。

 とはいえ工学系の私が、より心動かされるのはエンジン・内燃機関側です。

 人間が生み出してきた複雑で美しい構造だと感じるからでしょう、その進化した構造が〈ロケットエンジン〉です、巨大なこのエンジンの前にたつといくらでも眺めていられます。
 これは日本が開発したH2Aエンジンです。

wikipediaに感謝して

 工学系にすすむ人たちがどんどん減ってきているといいます。

 ぞくぞくする様なエンジニアリングを伝える人がとても少ないからでしょう。

 以前〈沖縄から宇宙飛行士をプロジェクト〉を推進していた時、たくさんの子どもたちが工学を目指しました。

 たのしい教育研究所がとても忙しい頃、またあのクラスのイベントを実施したいという申し出がありました。残念ながらお受けすることはできなかったのですけど、またそろそろああいうビッグイベントもまたやってみたい気がしています、興味関心のある方達がいたらオファーしてください、真剣に検討します。

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たのしいものづくり〈スッ飛びストロー〉-そろそろお別れの子どもたちとたのしい想い出づくり-楽しい学習・自由研究ネタ・たのしい授業・楽しい授業・楽しい自由研究・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 楽しい教育をたのしんでくれているK先生から笑顔の写真が届きました。こども達と〈スッ飛びストロー〉を作った時の様子です。みんなとてもいい笑顔です。

 スッ飛びストローは〈スーパーボール〉と〈竹串〉と〈ストロー〉で作るたのしい教材で、このまま指を離して落下させると、ストローがビュンと高くとんでいきます。講座の売り場でも早めになくなっていく人気教材の一つです。

 バランスよく落とすと、自分の頭の上を超えていくこともあって、シンプルでワクワクどきどきしながら楽しむことができます。

 作るのは5分くらいで済むので、たのしむ時間をたっぷり取ることができます。
 たのしく完成品1個、作成パーツ10個セット、30個セットなど、いろいろ揃えています、興味のある方はおといあわせください。
 大量作成しているわけではないので、在庫が切れたらしばらく待っていただくことになります、ご了承ください。

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