たのしく野草てんぷら!

 今日は「授業で野草天ぷらをたのしみたい」ということでA先生がやってきました。
 食材は校庭にある野草です、これはヨモギ!
 他にセンダングサやタンポポを利用します。

「抜いて捨ててしまう草が食べられる」というのではなく、「それがとても美味しい」というのが大切です。

 M先生につくりかたを伝授して・・・

 できあがった野草天ぷらを食べてもらいました。

 もちろん「サクサクかりかりしていて、味もとっても美味しい」とびっくりしてくれました。

 ちなみに、お腹をすかせていたから美味しいということではなく、M先生はこの少し前に食事を済ませていての感想ですから、確かに美味しいと感じたと思います。

 これが美味しいとわかると、食材はスーパーにいかなくても手に入る上に、農薬なども使っていないので安全です。

 興味のある方は、実技スーパーバイズをお申し込みください。

 カウンセリングと同じ1回5000円(教材込み)で受講できます。

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食事の時に気になって実験がスタート/自由研究こそ本物の研究

 最近スタートした新しい実験の様子を紹介します、簡単にできますよ。

 スーパーにはいろいろな野菜や果物が並んでいます。
 たとえばミニトマトを植えたら芽が出て食べることができるまで育つのでしょうか?

 どう思いますか、タネをとって乾かしたり時間をおいたりせず、切ったミニトマトをそのまま土の中に入れてみましょう。

 ミニトマト

  ア.発芽してトマトの実がつくまで育つ

  イ.発芽はするがトマトができるまでは育たない

  ウ.発芽もしない

  エ.その他

 

 どうしてそう予想しましたか?

 

 かいわれ大根もスーパーに並んでいます。

根っこもついています。

 これ一本とってを土に植えたら成長して食べられるものがとれるのででしょうか。
 そもそも〈かいわれダイコン〉というのはどういう野菜なんでしょう、ダイコンなんでしょうか?

 それは謎のままでもよいので実験してみましょう。

かいわれ大根

  ア.成長して食べられる

  イ.途中でかれて成長は続かない

  ウ.その他

 

 どうしてそう予想しましたか?

 

 たの研のメンバーは「成長して食べることができる」と予想しています。

 途中で水かけなどを忘れてしまったら、またやり直す必要がありますから、実験結果がでるまで時間がかかるのですけど、みなさんも家にあったらやってみませんか。

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どうして自分に向かって光の道ができるのか?/たのしい科学はいろいろな扉を開く

 今週のメールマガジンの授業の章に、こども達にみせてあげたい簡単実験「ひっくりかえる矢印」を書きました、コップを通すと矢印が左右逆になるあそびで、知っている人もいると思います。

 

 そこに、理科の時間によく出てくるこういう図を載せて説明したのですけど、読者のAさんから「これまでなんども見てきたのですけど、はじめてこの図が重要なのだとわかりました」という嬉しい便りが届きました。

 
 この図については〈たのしい教育メールマガジン〉に書いたのでおくとして、Aさんは〈この図でのコップの後ろにある物体が逆の方向からみえる現象〉がはじめてわかったことに感動したそうです。

 見えるというのは、実際の物体がそこにあるのかどうかではなく、私たちの目の中にどう入ってくるかなんですね。

 と書いてくれました。

 そうして「ものが見える」という不思議さに感動したAさんは、「太陽などで自分のところに光の道ができるのもわかってきました」と続けます。
 読んでいて「なるほど感動すると、いろいろなものごとのとびらがひらくのだな」と嬉しくなりました。
 レンズを通して逆向きに映る不思議さが理解できたために、レンズでなく、たとえば鏡などの反射もスッと頭の中にイメージできるようになったわけです。

 太陽の光の道は手元にないのですけど、満月の時の光の道の写真はあります、みなさんはこの映像、不思議に感じませんか?
 どうして自分だけに向かって光の道がやってくるのでしょう。

 月の光は地球にいる私だけでなく、月を向いている地球の面にいるいろいろな人に、いろいろな処にとどいています、自分だけに道ができるというのはなぜなんでしょう。

 この写真には〈月から直接とどく光〉と〈月の光を水面が反射した光〉の両方が映っています、私たちの目にそう映るわけです。

 水面は月からとどくたくさんの光をいろいろなところに反射させています。そのうちの〈自分の目と月とを結ぶ一筋の光だけ〉が私たちの目に入ってくるだけだからです。別な向きに反射している光はたくさんあっても、それは私たちの目には入ってこないのです。

 Aさんも、そういうように理解したのではないでしょうか。

 そうやって、いろいろな人の知的な深まりがすすんでいくことは、たの研にとって嬉しいことです。

 きっとAさんはいつか自分の感動を周りの人に伝えてくれるでしょう。

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たのしい島言葉・たのしい言語学〈沖縄の言葉は日本語とは別な言語か?〉

 今日9月18日は〈島言葉の日〉です。

 NPO法人たのしい教育研究所として〈島言葉の普及〉に関わり始めて、いろいろな書籍や資料を読んでいます。以前から知ってはいたのですけど「沖縄の言葉は日本語とは別な言語である」という議論があります、皆さんはご存知でしょうか。
 つまり〈琉球方言〉ではなく〈琉球語〉であるという議論です。

 これまで島言葉の中に〈古い大和言葉〉を残しているという話をしてきました。最近も島言葉で仲間のことを〈どぅし〉と呼ぶのが「大和言葉の〈同士〉」だと気づいて、たのしい島言葉研究のメンバーに話をしたところです。
 単語的ににたものがいっぱいあるのは、別な言語というより似た言語ではないかと思わせます。
 でもそれは決定打とはいえないでしょう、違う国々の違う言語にも単語が取り入れられることはあるからです。
 先ごろ書いた「タイフーン」がアメリカ・ヨーロッパでも同じ様に〈大風・大風〉のこととして使われているというのもその一つです。

 では言語体系が違う・同じだということはどうやって証明したらよいのでしょう?

 言語体系が異なるという時に大きなもの決めてが〈文法〉です。

 日本語と英語は違う言語です。
日本語の「私はあなたが好きです」を英語では「I love you」と表現します。単語一つずつが違うだけでなく、日本語的に並べると〈私は 好きです あなたが〉という様に、言葉の並べ方の順番が違うのです。

 では古い沖縄のことばの文法はどうなっているでしょう、大和言葉と並べ方の順番が違うのでしょうか、みなさんはどう思いますか?

予想

 ア.似ている
 イ.違う
 ウ.その他

 

どうしてそう思いましたか?

 
 沖縄の古い書籍を探してみましょう。
手紙などもあるかもしれませんけど、私たちは簡単に読むことはできません。web上で読むことができる最古の歌集に「おもろそうし」があります、1500年代に編纂された古い文献です。
「1200年代からの歌を収集した」ということですから、沖縄最古の文献の一つだといってもよいかもしれません。
 
 海洋博公園のサイトに植物の説明として〈おもろそうし〉が引用されています、感謝して利用させていただきます。
 日本語・大和言葉と言葉の並びが違うのでしょうか?
 そもそも言葉じたいが全然意味不明のものたちなのでしょうか?
 
 予想をたてるとドキドキ・ワクワクしませんか。
 
 
700年も前に〈さくら〉の歌を詠んでいたことにもおどろくのですけど、日本語と英語、フランス語、中国語の様な違いは私には感じられません。
サイトの訳を参考に強引に訳してみましょう。
 
いっきゅう訳
 西の岳に〈さくら〉が咲く様に
 君志神女はしなるように踊ろう
 また、東の岳に、群れて花が咲く様に、君志神女は しなる様に踊ろう
 嶽加那志様は美しい〈日傘〉をさし
 杜加那志様は〈車傘〉をさし給う
 
何百年も前の言葉なので、難しい単語はあるとはいえ、大和言葉・日本語の言葉の並びが同じです。
 
 ○西岳の桜が咲く様に・・・
 ○あの川にアユが戻った様に・・・
 

似ています。

これを「琉球語」だと呼んで別な言語だといって良いのでしょうか?
 
「言語体系が異なる」という文献には「助詞の活用の仕方が大和言葉と違うところがある」という様な説明もあるのですけど、そういうことより、島言葉のこの大きな構造からして、私には同じ構造をもった言語だと思えます。
 
 これからさらに研究を深めていきたいと思います。
 
それにしても予想を立ててみていくと、たのしくワクワクする様な研究が続きます。たのしすぎてやめられません。

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