地図でたのしむ楽しい社会@マダガスカル島の話

 みなさはマダガスカル島という名前を聞いたことがありますか? 私いっきゅうは熱烈な映画好きなので、マダガスカル島というとすぐに『マダガスカル』という映画が頭に浮かびます。親子・家族で笑いながら観ることができるおすすめ作です。

 マダガスカル島は現在生息している1万種以上の動植物のうち80%が固有種です。
※固有種:その地域にのみ生息していて、他の場所では自然には見られない動植物の種

 バオバブの木とかワオキツネザルという名前を聞いたことがある人もいると思います。

バオバブノキ

ワオキツネザル

 
 海の美しさは琉球・沖縄も負けていないけれど、景色も独特のものがあります。

 さて書きたいのはここからです。

しつもん

みなさんはマダガスカル島って、どれくらいの大きさだと思いますか?

 地図など見ずにあてずっぽうで構わないので予想してみましょう。

予想
 ア.沖縄より小さい

 イ.沖縄より大きい

 ウ.九州くらいはある

 エ.その他

お話 地図を眺めるだけでたのしい発見

 以前、地図を開いて驚いたことがあります。
 マダガスカル島が予想以上に大きかったからです。

 みなさんも世界地図があったら開いてみてください。

 アフリカ大陸の右下側(紫色)がマダガスカル島です。

無料ダウンロードサイト https://startoo.co/workbook/84289/ より。感謝!

 

 世界地図で沖縄を探すのは難しくても、マダガスカル島はハッキリしています。
 別の地図で確認してみましょう、赤がマダガスカル島です、日本の面積に匹敵するのではないかと思えたりします。もう〈島〉とは呼べませんね。

国際統計格付センターに感謝して引用

 面積を調べてみましょう、日本の外務省のサイトにこうあります。

587,295平方キロメートル(日本の約1.6倍)

 沖縄とか九州と比べてどうこうではなく、日本よりはるかに大きいのがマダガスカルです。

 それを「島」って呼ぶのはどうしてなんでしょう?
 本来は島と呼んではいけないのでしょうか。
 けれどウィキペディアにもマダガスカル島という項目があります。

 
 自然に「島」とは何か?

 というテーマにすすんでいくことになります。

 あれだけ巨大でも「島」と読んでいいのでしょうか?

 大きくていいのならどうしてオーストラリアはオーストラリア島ではないのでしょう?

 みなさんも予想をたてて、調べてみませんか。

 このテーマは、私たちが普通に使う「山と丘」、「海と湖」、「大陸と島」という言葉の概念につながっていくでしょう。
 たのしい社会のプログラムになるかもしれません。

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たのしい花さんぽでイノシシ母子に遭遇する②島言葉でイノシシを⇨?

 さて、イノシシ母子と遭遇したあと、どうなったか?

 子どもをつれた母イノシシはとても神経質になっていて危険だという話があるので、初の経験になります。

 アラスカでクマ(グリズリー)に出遭った時も、大丈夫だったのですけど、今回も特に何もありませんでした。

 ちなみにオスのイノシシは牙があって、猟師さんの話によると、相手の太ももの大動脈を狙ってくるのだといいます。「シシ」という名は伊達ではありませんね。

 母子のイノシシは、1分くらい私をじっと見つめたあと、元の進行方向にすすんでいきました。攻撃するかどうか迷っていたのでしょうか。

 かわいいなぁと思いながらそのまま見つめていると、なんと草むらで、まるで遊んでいるかのようにスキップして走りまわっていました。

 これはちゃんとピントを合わせてとった一枚です。

 野生のネコたちをみても「食べるものはあるだろうか」と心配になるのですけど、このイノシシ母子もちゃんとしっかり食べて健康に育っていってほしいです。

 食べるものを持っていたら、せめて赤ちゃんのほうだけでも食べるものをあげることができたらよかったんだけど…

 さて、危険だと言われている生き物と遭遇した時だけでなく、緊急事態に必須なのは「まずおちつく」ということです。慌ててしまうと判断を間違って、悪い方向へすすんでしまうこともあります。落ち着いて行動する、それはおそらく〈実技ワークショップ〉が必要でしょう。
 〈たの研/たのしい教育研究所〉のプログラムには救急法もあります。バージョンアップして、公表したいとおもいます 。

 せっかくのアウトドア記事なので、もう少しつづけましょう。

 イノシシのことを島言葉で「ヤマシシ」といいます。

 豚のことは「ウー」といいますから、山にいる豚という意味ではありません。

 もののけ姫に出てきた「シシガミ/獅子神」の獅子でしょう。
 シシ/獅子はライオンのことなのですけど、日本にはライオンはいないので、恐ろしい獣という意味なのだと思います。凶暴なので、獅子と名付けられたと考えているのですけど、それはまたたのしく調べていきたいと思います。

 そんなことを考えながら、近くの木々をみながら花さんぽをつづけました。

 これは大きく実ったイヌビワの実です。

 イチジクに近いらしく、食べることができるとのこと。
 いつか試してみようとおもいながら、まだ味わったことはありません。

 自然の中は心ときめくものに溢れています、車を走らせているだけでは味わえないものがいっぱいです。

 暑さにまけず、みなさんも花さんぽしてみませんか。

 私のように山にいかなくても、近くの公園で安全にたのしむことができますよ。

 昨日紹介したBear-Attack(ベアーアタック)をチェックした時に、こういうものが売られていることを知りました。とても大きな音を出して撃退するタイプだといいます。800m先まで響くというので、山に入る時にそれで退避させていくという使い方もあるようです https://amzn.to/3XKGuw4

 

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楽しいのが自由研究⇨問題「水と油と氷」@メルマガでとりあげた授業から

 自由研究についての記事がたくさん読まれる頃になってきました。そのせいもあるのでしょう、前回のメルマガ〈授業の章〉のタイトルに興味関心をもった方達からいろいろ問い合わせがとどいています。
 たのしく賢くなっていく教育に興味のある方はまず一年〈たのしい教育メールマガジン〉を購読してみてください。こどもたちと一緒にたのしく賢く元気になっていく方法、ものの見方考え方などを毎週学ぶことができます。県内だけでなく他の県の方たちにもたのしんでもらっている人気のメルマガです。

 さて「水と油と氷」という第266号の記事に興味をもってくれた方からとどいた問い合わせに答えて、紹介しましょう。

 前半を再校正して紹介します。

〈たの研/たのしい教育研究所〉の授業は特別な道具・器具や技術を必要としないものです、このプログラムも学校だけでなくキッチンでたのしむことができます。まず自分で予想を立てて実験してみて、これは子どもたちにも伝えたいと思ったら利用してください。その時には「たのしい教育研究所のプログラムである」と伝えてぐさいね。

はじめに

夏休みなので、キッチンで簡単にできる実験を紹介します。
コップと水と油と氷があればOKです!

みなさんは「水と油は混ざり合わない/混ざりにくい」という話を聞いたことがありますか?

はじめにこういう実験をしてみましょう。
そうです「まず予想を立てること」が大切です。

問題1
コップに同じ量の水と油を入れると、コップの中はどうなるでしょう。
水と油は上下にはっきり分かれるでしょうか、それとも混ざりあってしまうのでしょうか。
ホンの少しは混ざるとか虫めがねなどで確かめると混ざっていることがわかる、というようなことではなく、見た目で「ここは油が集まっている、ここは水があつまっている」というように分かれてみえるのかどうかで判断しましょう。

 予想
  ア 油が下、水が上
  イ 水が下、油が上
  ウ 最初に注いだものが下、次に注いだものが上
  エ 混ざってしまってどっちが上だかわからない
  オその他 右と左に分かれる・シマシマ状にわかれる など
   〔                       〕

 どうしてそう思いましたか?

実験1.

①まず油を注ぎました。


②次に水を注ぎます。

さぁ、どうなるでしょう、予想変更もOKですよ!

⬇︎

⬇︎

⬇︎

⬇︎

 [結果]

真ん中あたりでハッキリと層が分かれていることを確認してください。
上が油、下が水とわかれています。

実験2

次は、はじめに水をそそいで、あとに油をそそいでみます。

2-① 水をそそぎました。

2-② 次に油をそそぎますよ、さぁ、どうなるでしょう。
 予想変更OKです!

⬇︎

⬇︎

⬇︎

⬇︎

 [結果]
 あらら、何だかぐちゃぐちゃになっていきますね。
 もしかすると〈オ.その他〉が正しいのかもしれません・・・

 しばらくするとおちついてきましたよ⇩

今回もハッキリと〈油が上〉、〈水が下〉に分離しました。

 ⭐️結果⭐️
どちらを先に入れても、水が下、油が上になります。

問題2 水と油の入ったコップ(すぐ上の写真)の中に〈氷〉を入れてみましょう。氷はどうなるでしょう。

 予想 氷は
  ア コップの底に沈む
  イ 水と油の中間で止まる
  ウ 油の上の方に浮かぶ
  エ その他

 どうしてそう思いましたか?
 あなたの考えを聞かせてください。

 これは学校の先生たちを集めたワークショップでも、とてももりあがりました。
 興味のある方は、予想を立てて、自分で確かめてみましょう。

〈たのしい教育研究所〉夏の講座8/11(日)はたのしい自由研究の題材になるプログラムが満載です。来週あたりから申し込みがスタートする予定です。
 興味のある方は日程の調整をしておくことをおすすめします。

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楽しく島言葉(しまくとぅば):子どもたちが島言葉の魅力を感じてくれるプログラムが勝負

 今年度もすでに〈たのしく島言葉〉の活動が始まっています、これは中部の小学校で、〈たの研/たのしい教育研究所〉のシンプル島言葉を紹介しているところです。

 

 〈しまくとぅば〉は琉球・沖縄の祖先が大切にしてきた「ものの見方・考え方」をタイムマシンのように届けてくれる素晴らしい文化遺産です。

 だから学ぶ必要があるというわけではありません、たとえば〈男尊女卑〉の発想を継続する必要はないでしょう。

 消えていくのはもったいなさすぎる琉球・沖縄の祖先たちがかつて大切にしてきた発想・哲学があります。言葉に残ったそういうものの見方・考え方をたのしく伝えていく活動、それが〈たの研〉の『たのしく島言葉』です。

 沖縄県にバックアップしていただいて取り組み始めて早3年に入ります。3年前から活動がはじまったのではありません、「たのしい教育」の歴史の中ではすでに20年以上前からスタートしています。
 その一つが20年以上前、私が恩納村の小中学校で勤務していた頃に実施した〈沖縄方言検定〉です。こどもたちも先生方も喜んで取組み、二次試験では地域のおばあちゃんおじいちゃんが試験官として協力してくれるなど、大きなもりあがりを見せた取組の一つです。

 これはその時利用した〈島言葉〉の問題と認定証です。

 なかなか合格できない子どもたちは祖父母の元をたずねて練習し、二回目三回目の試験で合格していきました。

 その後も「散歩しながら島言葉」「クッキングで島言葉」「海の生き物しまくとぅば」などいろいろな教材を開発し、こどもたちとしまくとぅばの楽しさと深さを味わってきました。

 こどもたちのものの見方・考え方がバージョンアップする、島言葉で明るくたのしく元気になっていく、そういう活動を全力ですすめています。

 応援してくださるかた、自分の地域でたのしいワークショップを実施して欲しい組織団体の方はご連絡ください。

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