たのしい観光資源開発-わくわくする散歩〈ドナルド岩〉-沖縄県恩納村うんな中を見下ろす場所から

 不登校の子ども達への支援施設を作りたいということで時間がある時にいい場所はないかと車を走らせています。今回は恩納村を走らせていました。

 恩納村は私が教師の時にお世話になった大好きなところです、私が教師をしていた頃は全て小中学校だったのですけど、数年前に全ての中学校が統合されて〈うんな中学校〉ができました。

 その〈うんな中学校〉を見下ろす畑の道を通っていると、まるでドナルドダックが海にノペーッと浮かんでいるかの様な姿に笑ってしまいました。

 ドナルドダックを知らない人もいるかもしれません、見えづらいのですけど、このキャラクターです。

                  wikipediaより

 電柱を避けて撮ろうとおもったら、今度はバナナの葉が入ってしまいました、ドンマイ。

 たの研が教育プログラムの一貫で大切に開発をすすめている〈沖縄東西トライアルコース〉も沖縄の大切な観光資源になることは間違いないのですけど、このドナルド岩はホッと一息つける観光名勝になるだろうと思います、何しろ海がとてもキレイだし。

 一緒にたのしく観光資源開発してくれる企業・団体・自治体の方がいたらお声がけください。

① この〈いいね〉クリックが「たの研」をもっと強くする!

② たのしい教育をより深く学び、より強く応援するための〈たのしい教育メールマガジン〉を一年間購読してみませんか。カウンセリングや講座、文章ドクター等の割引、教材購入の割引等の特典もあります

教育の停滞を突破するもの〈教師編〉

 今回書く内容は最新の〈メルマガ発想法の章〉の冒頭部分です。これまで何度か語ってきたことなのですけど、いろいろな先生たちの相談にのっているうちに、かなり本質に近いものだと思えてきました。このサイトには教師だけでなく子育て中の方、介護士の方、行政にいる方、レストランを経営している方、塾を経営している方、学生の方などいろいろなみなさんがアクセスしてくださっています。ぜひチャレンジングな先生たちを応援していただきたいと思っています。メルマガに加筆して掲載します。

 教育の停滞を突破するために教育行政的なシステムの改革は必須でしょう、けれどそれまでに教育関係者ができることもあります。
「子ども達にこういう教育をしたい、こういう授業をしたい」と自分が感じるものをゆっくり取り入れていくことです。
 もちろん学校の状況によってそういう授業は〈週一本〉〈月一本〉がやっとの場合もあるでしょう、それでも意欲を基にした授業は子ども達や先生たちを元気にしてくれます。
 私は早期退職する前、そういう授業そういう教育、つまり自分がワクワクするものを中心に実践していました。

 指導要領を無視して授業していたわけではありませんよ、理科の「春の虫をさがそう」という単元なら「自分がワクワクするのはどういう授業だろう、自分が子どもの頃わくわく授業ってどういうものだろう? 実際の散歩もいいな、絵本もいいな、授業書〈足は何本〉もいいな」と考えて計画していきます。指導要領の想定しているものを含んだ上で子ども達も教師自身もたのしめるものを組み立てていくのです。

 学校は要領で規定している授業時間よりも多くの時間を組んでいますから、順調にすすめば〈応用編〉として子ども達と教師の興味関心を優先させてやる授業をすることもできます。教科の内容と関連させることはぜんぜん難しくありません。

 現役の頃は丹念に指導要領を読むことはなかったのですけど、たの研での〈合格スーパーバイズ〉では何度も何度も指導要領を読んできましたから、あの頃はもっと自由に授業を組むことができたんだと断言できます。

 

 教科書を終わらせるのが大変だという話をよくききます。けれどたとえば理科の教科書って半年でもわずか数ミリの厚さです、その単元の内容を読み進めるのに10分もかかりません。テストはマッキーノでたのしんでいけば平均90点は難しくありません。

 国語の〈やまなし〉の単元に関連して宮沢賢治の人生に視点を当てたり、社会の〈江戸時代の歴史〉なら仮説実験授業の授業書もあります。算数の単元で利用できるプランもいろいろあります。
〈たの研〉に来る先生たちには「自分がこういう教育をしたい」と感じて教育する人がほとんどですから、笑顔がいっぱいで生き生き元気な人たちがたくさんいます。
 
 不登校の子ども達が増えている現状で、その先生のクラスの子ども達が「先生の授業大好き、学校大好き」といってくれる様になっていったら校長先生や教頭先生がダメ出しするでしょうか? 

 わたしの元には「隣の先輩の先生から具体的なアドバイスがたくさんきて困っています」という相談が複数あります。
 たのしくわかって元気になっていく教育の障壁は管理職や教育委員会ではなく隣の先生である可能性も高いかもしれません。
 年齢が重なっていくと細かいことをいわれずに済むという利点があるのですけど、若いとそうもいかない。
 そういう場合にはそっと少しずつ〈たのしい教育〉を織り込んでいくことです。スペシャル授業ができる時間も週に1~2時間くらいはみつかります。単元を一時間くらい早く終わらせることは難しくありません。テストの後の時間が利用できたりということもあるでしょう、そういう時間を利用する。
 可能なら周りの先生たちをたのしい教育研究所の講座に誘ってみることもいい方法です。
 そうやっていくうちに物理的に年齢は高くなっていく、そうなれば年下の先生たちに「もっとこうやるとたのしくなるよ」とお勧めできる様にもなるでしょう。

 好奇心と元気が重なればやりたい授業はいろいろみつかるものです。学校の先生たちが「こういう授業をしたい」と感じられるものをみつけて、それを子ども達とたのしむことは、停滞した教育界を突破するキーになると思います。
 今回のタイトルは、板倉先生の話の後半をメインにしたものです。
 紹介します。

 引用はここまでにします

 たのしい教育研究所の取り組みがさらに浸透していくように、これからもいろいろ工夫とバージョンアップを重ねていきたいと思います、応援よろしくお願いいたします。

① この〈いいね〉クリックが「たの研」をもっと強くする!

② たのしい教育をより深く学び、より強く応援するための〈たのしい教育メールマガジン〉を一年間購読してみませんか。カウンセリングや講座、文章ドクター等の割引、教材購入の割引等の特典もあります

たのしい国語 〈菅原道真〉さんが気になって/社会と国語を融合された授業の展開

 先週、たの研の近くのリバーサイドパークの梅が満開を迎えていたので写真を撮りにでかけました。虫たちを探しながらのとても気持ち良い時間になりました。

 華やかさは桜が上かもしれません、でも梅もとてもキレイな花です。

 梅の花をみると〈菅原道真〉のことを思い出してしまいます。

 平安時代、学者でありながら天皇に次ぐ右大臣の位置に上り詰めた人物です。〈学問の神様〉といわれたり〈天神様〉と呼ばれたりしています。

 和歌に詳しいわけではないのですけど、梅の花を詠んだ和歌で最も有名なものが菅原道真の句だと思います。

東風吹かばにほひおこせよ梅の花

 あるじなしとて春な忘れそ

 和歌にも堪能な道真は、本来〈漢学者〉ですぐれた漢詩も数々残しています。
11歳の時にすでに漢詩を作ったというのですから、すごいものです。今でいうと五年生くらいです。これがその漢詩です。

月夜見梅花」(月の夜に梅花を見る)
月耀如晴雪(月の耀くは晴れたる雪の如し)
梅花似照星(梅花は照れる星に似たり)
可憐金鏡轉(憐れぶべし 金鏡の轉じて)
庭上玉房馨(庭上に玉房の馨れることを)

 政治的にナンバー2の位置に上りつめながら、道真の晩年は悲しいものでした。

 天皇をないがしろにしているとして、突然、太宰府に左遷され、子ども達も流刑に処されています。

 とはいえ本人は太宰府でそれなりの暮らしをしていただろうと思っていたら左にあらず。あばら家で床が落ち、雨が漏れて衣服を濡らし、大切な書物を損じた。垣根も崩れたまま、自身も胃を病み、病気にも悩まされている、という状況だったとのこと。2年後には命を終えてしまいました。

 ライバルたちにあらぬ罪をでっちあげられて悲惨な最後を遂げたという説が有力のようですけど、いずれにしても、天皇に才能を認められ重用され最高位までのぼりつめた道真は本来的に学者であり優等生であったのでしょう、生馬の目を抜く政治の世界を渡っていくことはできなかったという流れでみることができると思います。

 先にあげた和歌「東風吹かばにほひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ」は、罪を咎められ京都から左遷される時、庭の梅に

春風が吹いたら、匂いを、この地(京都)から、左遷させられる太宰府までとどけておくれよ。主人(私)がいないからといって春が来たのを忘れないでくれよ

と詠んだ歌です。

 遣唐使を廃止したのも道真です。
 平安時代の歴史では天皇がどうしたとか藤原氏が栄華を誇ったとかいう話が多くて、国語では〈源氏物語〉とか〈古今和歌集〉、〈伊勢物語〉などが主になるのだけど、菅原道真の人生を通して社会と国語を融合された生き生きとイメージできる教育プログラムができないかなぁ…

 さらに調べてみようと思います。

① この〈いいね〉クリックが「たの研」をもっと強くする!

② たのしい教育をより深く学び、より強く応援するための〈たのしい教育メールマガジン〉を一年間購読してみませんか。カウンセリングや講座、文章ドクター等の割引、教材購入の割引等の特典もあります

たのしい算数・数学の問題/たのしい教育メールマガジン最新号から/楽しい学習・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上・楽しい算数・数学

 最新メルマガの授業の章に書いた〈たのしい算数の問題集〉の一つの問題にさっそくいくつも反響が届いています。

100円玉(下)の円周上から離れない様にもう一つの100円玉(上)をぐるりと一周させます。上の100円玉は何回転するでしょうか?

という問題です。

 知っている人もいるかもしれません、そういう人ももう一度考えてみてくれませんか。

⬇︎

予想してからね

⬇︎

 同じ100円玉同士ですから円周の長さはピタリと一致します。
 当然1回転することになりますよね…

 ほんとうでしょうか?

 やってみましょう。

実験

ここからスタート

時計回りに回転しはじめたところです

あれ、真横に来た段階で回る側の100円田は半周(180度)回っています

そろそろ真下まできました・・・

真下に来た段階で回る側の100円玉は一回転しました

右半分は回り終わって左側の回転に入ります

 さっきと同じ様に左半分で180度回転し

 そろそろ真ん中の100円の円周上を一周します

これで一回りしました、回っている100円玉は二回転したことになります

答えは〈2回転〉です

 これは簡単に実験できるので自分でもやってみるとよいでしょう。

 ところで、同じ100円玉なのに、回る方はどうして2回転することになるんでしょう、おかしくないですか?

 しばらくたのしめると思いますよ。

① この〈いいね〉クリックが「たの研」をもっと強くする!

② たのしい教育をより深く学び、より強く応援するための〈たのしい教育メールマガジン〉を一年間購読してみませんか。カウンセリングや講座、文章ドクター等の割引、教材購入の割引等の特典もあります