原因追求症候群/問題・課題を楽しく解決「OPTIONS」

先日の楽しいワークショップ OPTIONS で「原因追求症候群」の話をしました。多くの人たちの心に新しい視点が芽生えたようです、少し紹介しましょう。

「原因が特定できてよかった、これで解決」となる問題が在るのか?

たとえば〈医療〉ではどうか?

歯が痛い
原因:甘いものを食べて歯をちゃんとみがいてなかったからです、原因がわかってよかったですね。
ではさようなら!

ないない。

体調が悪い
原因:血圧が高くなっているせいです、原因が特定できました、
ではさようなら!

ないない。

 対人関係でも同じです。原因を特定したけれど、それでどうなるものでもない。
 なのに私たちは〈成績が落ちた原因は?〉〈クラスが落ち着かない原因は?〉とやっている…

「あなたがあがり症なのは、小さい頃、親にピアノの練習を強いられて、発表会で失敗した時ののしられたからです。原因がわかってよかったですね、ではさようなら」

で何が解決するの?
しかもそれが本当の原因なのか、はなはだ怪しい。

良い手がありますよ。

PEAL心理学/OPTIONSの基本は「原因ではなく目的・目標をさぐる」ことです。
原因:隣の子と気が合わない
目的・目標⇨ 一人で過ごしたい/穏やかに過ごしたい/仲間に入れてもらいたいetc

 こんな流れです。

 原因追及症候群の人たちが溢れる中で、PEALカウンセリング・ORTIONSの方法は重要なテーマを投げかけていると思います。

 学校や家庭でも、起こった事例の原因を追求してどうどうめぐりする中、前に進み始めるのが「目的は何か?」を整理していくことです。

 興味のある方はご連絡ください、4名程度集めていただければコースを開催することができます。OPTIONS自体は4回コースです、その入り口だけでも使えるので1回コース(3.5時間程度)の開催も可能です。ひとり親世帯、経済的に支援が必要な方たちのグループなど、費用等はご相談に応じます。気軽にご相談ください。

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楽しい自由研究・面白い自由研究(楽しい環境学習) オリジナルの紙づくり/読者の方から届いたたよりから

 以前紹介した「紙は簡単にできる」という記事の反響が大きく、いろいろな人たちからたよりが届いています。

 未読の方も既読の方も、元になった記事をもう一度お読みください、『紙づくりは2工程でできるんじゃないの?⇨やってみよう』という内容です。

 「いや、それは誇張でしょう」と感じる人もいるかもしれません。

とっても簡単 和紙(和紙風の紙)づくり@紙づくりはシンプル2工程/とっても楽しい自由研究

 〈たの研〉のサイトが教育サイトの中でかなりの読者を集めているのは、web上にあふれる「コタツ記事(自分ではやらないでネット情報を寄せ集めただけの記事)」ではなく、自分たちで確かめて、子どもたちや先生たち、保護者の方たちが実際に喜んでくれるものを書いているからです。

 誇張ではなく、紙は〈使用済みの紙を水とまぜてバラバラにする〉⇨〈伸ばして乾かす》の2工程で作ることができます。

 もちろん元々は使用済みの紙を使ったわけはありません。
 植物繊維(植物を薄くして乾かしたもの)を利用していました。

 今の私たちの周りには捨ててしまう紙がたくさんあります、捨ててしまう資料、古本、ダンボール、商品を入れてあった箱、包み紙etc.

 いずれ別の記事としてまとめようと思っているのが「家庭から出るゴミの分類で最も多いもの」というテーマです。
 紙は家庭ゴミの中で、プスチックや金属類ほかと比べてダントツ一位です。

 それくらいあふれる紙をつかって、たのしく簡単にオリジナルの紙を作ることができるとしたら、すばらしいことだと思うのですけど、どうでしょう?

 前置きが長くなってしまいました…

 最近読者の方から、「記事のとおりやってみたらびっくりするくらい簡単にできました」という言葉と一緒にこういう写真が届きました。

 その方曰く「面白くてやめられません!」
 楽しい自由研究という言葉だけ使ってきたけれど、面白いもとてもマッチします、これからはその表現も使わせていただくことにしましょう。

 防水スプレーをすれば花瓶のコースターなどに利用したくなるような味わいのあるペーパーです。

 トイレットペーパーの芯をミキサーでバラバラ・ドロドロにして、それをお菓子づくりの時に小麦粉を細かくする〈ふるい〉ですくったそうです。

 おそらく、こういう道具だと思います。

 

 《捨てる紙をバラバラにする》⇨《ふるい ですくってそのまま天日干し》 以上

 簡単、紙づくりはどんどん自由研究がすすんでいます。

 みなさんもぜひ試してみてください。

「ミキサーのための電力」を使わずに人力で紙をバラバラにする方法までいければ、さらにすばらしい環境保護になりますね。
 自由研究してくれる方がでてくることをたのしみにしています。

 

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〈たの研/たのしい教育研究所〉の講座満足度100%更新中/背を向けたあの子が振り向いてくれる、それには〈たの研〉のプログラムが最適

 1日1000アクセスがアベレージとして達成できたらあと、1日1万アクセスという目標を立てて動き始めています、これは今日の午前中の統計から、閲覧数をスクリーンショットしたものです。

 朝はこれくらいの数字です、驚いたのは昨日のアクセス数です、読者のみなさんのおかげです、感謝。
 たのしい教育が広がっていくことが、不登校がどんどん増えていく学校教育だけでなく、停滞した社会の問題を突破していくキーです。ご協力していただける方が一日一人ずつ増えていくだけで、すごいことです。このサイトが面白いと思った方はぜひSNSなどで周りの人たちにすすめてください。

 さて今日2/22(土)は たのしい教育EnjoyCafeスペシャルの講師に呼んでもらって、「背を向けたあの子が振り向いてくれるとき」というテーマでたのしんできました。

 なぜ子どもたちが背を向けたのか、その原因を求めてぐるぐる回っていくより、その子の目標・目的に向かって一緒にたのしくすすめていくことができるという実践的な内容です。

 これは「では、背を向けたあの子とどう対話をすすめていくか」というトレーニングの様子です。

〈たの研〉には背を向けたあの子が振り向いてくれるプログラムも満載です、その一つ『のびのびタワービルディング』をたのしんでいる様子です。

 
 参加者満足度は100%、「もっとたくさん聞いていたかったです」「自分たちの地域でもぜひ開催してほしいです」という声もありました。
 感想評価にも書いて、その後メールで追加の言葉を寄せてくれた方もいました、うれしいことです。

 興味のある方は気軽にお問い合わせください。

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楽しい自由研究:ヘルモントさんはどうして「植物の身体のほとんどは水でできている」と考えた・予想したか?;読者のみなさんの質問から

 〈たの研/たのしい教育研究所 公式サイト〉にはたくさんのお便りが届きます。数年前のように数日でお返事することができなくり、たとえば質問が来たときに、似たようなものが重なっていったら、この記事の中に吸収してお返事を兼ねるようにしています、ご了承ください。

 さて以前書いた「ヘルモントさんが植物の体のほとんどは水でできている」と考えた記事がとても好評でいくつもおたよりをいただいています。

 ヘルモントさんはその研究を自由研究としてすすめました、誰かに命じられたわけではありません。

 私たちが木の幹をみても、枝や花や葉をみても
「そのほとんどは水でできている」とは考えませんね。
 ヘルモントはどうして、それらのほとんどが水でできていると予想したのか?

それは彼が「錬金術師」だったからでしょうか?

と書いた方もいました。

 多くの資料に〈彼は医者であり錬金術師だった〉と紹介されています。
 怪しい実験もたくさん行ったことでしょう。

 重要なことは、彼が先人の教えの通り素直に従う人間ではなく自由研究できる〈実験家〉だったことです。

 だいぶ前に書いたこの記事を読んでみてください。

ヘルモントさんの実験−自由研究〈植物のからだ〉-自分でも考えてみよう②

まず

はじめ〈2.3㎏〉しかなかったやなぎの木が,5年間で〈76.7㎏〉になった。
つまり〈74.4㎏〉増えた。

土を調べてみると

〈土〉の重さは5年前から〈60g〉減っているだけでした。
 ヘルモントさんは土が飛んでいったり、外からホコリが入ったりしないように、植木ばちにカバーをかけてありましたから、この60gが養分としてやなぎの木に入っていったのだと考えられます。

 見た目では幹や枝葉のほとんどが水だとは思えません。
でも「木が吸ったのは水だけなんだから、植物の体のほとんどは水でできているとしか考えられない」というのはおかしな予想ではないでしょう。

 見た目だけでなく、今の科学では「木の枝の水分量は30~60%くらい」だとわかっています。
つまり「植物の体のほとんどは水でできている」というヘルモントさんの予想は間違っています。

水H2Oと空気中のCO2で90~95%くらいできています。
なので「植物の体のほとんどは水と二酸化炭素でできている」と言ってよいでしょう。 ※残りは土の中の金属・ミネラルと窒素などです

 ただし、それがはっきりわかったのはヘルモントさんの実証的な実験と「植物の体のほとんどは水分だ」という間違った予想があったからだといってよいでしょう。

 予想は必ずしも正しくありません、私たちは間違った予想もたくさん立てています。

 私はたくさん方たちへの講演や授業の中で「正しく予想を立てることが大切だと考える人たちが多いと思います。でも違います、間違った予想もとても大切です。重要なことは、まず予想を立てることです」と話しています。
 ヘルモントさんの例もそのことを示してくれていると思うのですけど、どうでしょうか。

 みなさんもどんどん予想を立てて、いろいろな自由研究をすすめてください。

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