楽しい音楽@フジコ・ヘミングが愛した音楽たち

 今年2024年4月、フジコ・ヘミングが92歳の生涯を閉じました。

 60歳を越してから世に出たその人生は波乱に満ち、それを乗り越えてきた彼女のピアノ演奏は世界中にたくさんのファンをもっています。

 私は小中高と音楽の時間が好きではなく、クラシックを聞かされる時も「この作曲家は◯◯年にどこどこで生まれ、これこれこういう曲をつくった。何しろこれはいいんだから聴きなさい」的な指導に辟易していました。

 大学に入り、車を運転するようになった頃から自分の意思で聴き始めたクラシックは、やはりすばらしいもので、やっとその頃から心の中にしみいってくる奏(かなで)に魅了されるようになってきました。

 いったい、小中高の音楽の時間というのは私にとって何だったのだろう?

 私のようにやんちゃだったこどもたちの心に響くクラシックの授業ができないだろうか。

 子どもたちはたとえばフジコ・ヘミングの奏でる曲に感動してくれるだろうか?

 どなたか、ぜひ学生コンクールのピアノ演奏とフジコ・ヘミングの演奏と連続で子どもたちに聴かせてみて、子どもたちの感想を送ってくれないだろうか。

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!

南極に土はあるの? たのしい理科・楽しい地理

 県外に出ると、行きたい処だらけで、あっという間に時が過ぎていきます。これは、初期の日本の南極観測隊を乗せた船〈宗谷〉を見に行った時の写真です。南極は、タイミングがよければ教師代表として実際に行くことができた処で、今でもあこがれの地で、宗谷には何度も来ています。 

 船内の展示室にはたくさんの写真が並べられていて、何度みても観測隊・越冬隊の様子に心動かされます。

 これは観測隊を送る時の宗谷の全貌です、掲示されていた写真です。

 下は実際に甲板に出て私が撮った写真です、けっこう広いんですよ。隊員たちがここでラジオ体操したり、タロ・ジロたち樺太犬と戯れていた場所です。

 タイトルの「南極に土はあるのか?」について、この写真をご覧ください。日本の南極基地を建てるための資材や研究、生活をするための資材が並んでいます、南極ですよ。

 南極は年中氷に覆われているというイメージが強くて、私がタイトルにあるような質問をすると、ほとんどの人たちから「年中氷だらけです」というような答えおが返ってきます。でも夏は氷がとける場所もあって、そこは上のような眺めになるんです。
 マスコミをはじめとして、ものごとの極端なイメージを伝えることが多くて、年中氷に覆われた場所が南極だという記憶になるのでしょう。

「南極」の話をするときに映画『南極料理人』を紹介することがおおいのですけど、宗谷の船内の展示にはまるでその映画のワンシーンかと思えるような写真もありました。   南極は未知多き壮大なる大陸です。

 南極好きが増えるてくると嬉しいです。

 ちなみに私いっきゅうが南極好きになったのは、ある先生から記念にいただいた、第一次南極越冬隊の隊長だった西堀榮三郎著「出る杭をのばす」を読んでからです。
 興味のある人はサイト左から、〈スマホ〉の方は各記事の一番下〈サブコンテンツ〉をクリックすると検索画面が出てきます。

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!

賢治さん(宮沢)の手紙@心を伝える

 賢治さんのことをメルマガに書いたら、丁寧な感想をいただきました。その中で、私が好きな賢治さんのことばを紹介したので、ここに書きたいと思います。
 賢治さんが教え子に返信した手紙の後半を切り取ったものです。
 味わい深いことばだと思います、読んでみてください。
              ※私が行変えし、句読点をあえて省きました

風のなかを自由にあるけるとか

はっきりした声で何時間も話ができるとか

じぶんの兄弟のために何円かを手伝ヘるとか

いふやうなことは

できないものから見れば

神の業にも均しいものです

そんなことはもう人間の当然の権利だ

などといふやうな考では

本気に観察した世界の実際と余り遠いものです

どうか今のご生活を大切にお護り下さい

上のそらでなしに

しっかり落ちついて

一時の感激や興奮を避け

楽しめるものは楽しみ

苦しまなければならないものは苦しんで

生きて行きませう

  1933年(昭和8年)9月11日

   柳原昌悦宛て

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893225131/episodes/1177354054893227351

 日付に注目してみてください。

 1933年9月11日とあります。

 賢治さんは1933年9月21日に37歳で生涯を終えました。

 それを知ると「風のなかを自由にあるけるとか はっきりした声で何時間も話ができるとか」という言葉の重みが強くなります。

 今でこそ童話作家として有名な賢治さんですけど、生きている時に評価されることはありませんでした。

 そういうことも感じながら、賢治さんの作品に触れてみませんか。
 青空文庫で一つひとつ開いて読むこともできるのですけど、一冊にまとまった電子書籍(kindle)も販売されています、ここ数日以内なら198円のようです。

https://amzn.to/4514Cft

 

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!

板倉聖宣『科学的とはどういうことか』の紹介③/読者の方の要望に答えて

  霊視、透視、予知能力など〈超能力〉についての科学的な見方・考え方〈第三回目〉です、ここで今回の内容は一区切りとします。未読の方は二つ戻って読み始めてください。出典は板倉聖宣著『科学的とはどういうことか』仮説社 です。気に入った方は、ぜひ入手してください。子ども大人を広く対象にした本で、私が学校で子どもたちに紹介した内容の一つです。

⇩クリック

 X線の発見以後、科学界では、じつにたくさんの大発見が報じられた。日本でも、のちに京大教授になった村岡範為馳が「渣蛍線」の発見を報じた。
 蛍の出す光をボール紙で渣すとX線類似の放射線が出るというのである。しかし、その酒蛍線の発見を含めて、大部分の大発見はあとがつづかず、まちがいとされた。そこでレントゲンは、「大発見」のニュースをきくたびに機嫌を悪くするようになったという。
 なぜ、客観性を誇りとする科学者までが、そういうたくさんのまちがった大発見を報ずるのか。それは、たいていの場合、功をあせりすぎるからである。X線発見直後の「大発見」のラッシュがそうである。長岡の水銀還金成功の発表も、ドイツでの水銀還金実験の成功の電報をうけてあせって行なわれたものである。

 昨年の超能力事件で一部の電気通信学者がスプーン曲げ超能力の真実性を支持したのも「外国でそういう研究が進んでいる」という情報にあせった結果と見ることもできるだろう。
 科学者たちも大発見の功をあせりすぎると超能力者同様になるのである。

 19世紀の末、フランスのノーベル賞化学者モアサンは人工ダイヤモンドの製造に成功したと発表したが、これはご本人の没後、そのまちがいのからくりがはっきりした。未亡人の発表によると、「助手がその仕事にうんざりし、先生を喜ばせてやろうと思って実験材料の中にこっそりダイヤモンドの粉をまぜておいた」ことがわかったというのである。科学の世界でも超能力の世界と同じようなインチキの行なわれることもあるわけだ。しかし、だからといって科学は全体としてはごまかされることがない。それは科学には「追試ができなければダメ」という大原則があるからだ。
 ところが「超能力の実験(予言)成功」などという話になると、はじめからまるでそそっかしいから、その真実性をまじめに論じるなんて気にもなれない。
 今度の美和ちゃんの所在透視事件にしてもそうだ。昔から「失せもの占い」というものがいろいろあって、それが見事「当たった」と思われたことが少なくない。

 

 それは、一つには偶然にもよるが、一つには「当たった」と思わせるやり方がうまいからであり、もう一つには下工作があるからである。

 板倉先生の話はここまでにしておきましょう、興味のある方は入手してくださいね。上の本の画像をクリックするとジャンプします。

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!