〈メルマガより〉ヒト属ヒト科とネコ属ネコ科-楽しい分類学・楽しい学習・自由研究ネタ・たのしい授業・楽しい授業・楽しい自由研究・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 メルマガに気軽に綴った文章についての反応が届くことがあります、メルマガの定番項『ア~ルとたのしい教育の日々』の書き出し部分に、さっそくメールが届いています。

〈たの研〉のメンバーはほとんどホモサピエンス、ヒト属ヒト科です。

 唯一ア~ルがネコ科ネコ族から仲間に入ってくれています。

 メルマガ第549号はじめの章から

 私たちはホモ・サピエンスです、ヒト属の中で唯一生き残っている種族です。

wikipediaに感謝して引用

 ネコ族はとてもたくさんの種が生息しています、そしてとても美しい。

wikipediaに感謝して引用

 私たち人間はついつい、他の生物とは違う様に考えてしまうところがあります。けれどダーウィンが進化論でアイディアを出し、その後、分子生物学が次々に明らかにし続けている様に、生物進化の過程でそれぞれが今の姿になってきました。

 メールにあったのは「同じ生物同士という目でみることができました」という内容でした。

 いろいろな条件が重なり、私たち人間は大脳が発達したので、いろいろなことを自分たちで考えることができる様になりました。ユヴァル・ノア・ハラリも明らかにしている様に、その過程で「神という物語・フィクション」も作り出しました。

 これから前に進んでいく中で、一度、同じ生物の仲間たちという見方・考え方も、大切なものだと思います。

 私が何気なく綴った一言も、こういう気持ちが奥の方にあるからなのでしょう。

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自分の頭で考える子ども達を育てよう-騙されない・騙さない人を育てるために/楽しい学習・自由研究ネタ・たのしい授業・楽しい授業・楽しい自由研究・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 特殊詐欺や新しいタイプの強盗事件についての具体的な解説をしている番組をみて、「やはり」と感じるたのは《上から命じられるままに動く者たちによる犯行》というところでした。

 特殊詐欺というのは自分たちと別世界のものだと考えることもできるでしょう。確かにそうかもしれません、でもこういう様には考えられないでしょうか。

 家庭でも学校でも『自分の頭で考えて新しい問題や課題を突破して欲しい子どもたちを育てたい』と願いながらも、結果的に「言われたことをうまくこなす人格を育てよう」としてはいないか。
「失敗したり、うまくいかなかったりするのは言われた通りにやっていないからだ」と。

 学校の勉強でも、自分の頭で考えると「先生、分数÷分数の答えは〈分数×分数をひっくり返した逆数〉で出すっていうのはわかったんだけど、これからの生活の中で、分数÷分数って、何を解決する時に必要になるんですか?」と質問する子ども達が出てきてもよいはずなのに、そういう子どもたちはほとんど出てきません。

 以前「疑問を持つことが大切だ」といわれた時期がありました。しかし疑問だけに限定せず、自分のあたまで〈必要性〉も〈確からしさ〉も〈たのしさ〉も〈周りの人たちの笑顔につながるのか不幸につながるのか〉を吟味できるこども達が増えていくことが、搾取詐欺の被害者にならないために、そして加害者にならないためにも必要なことだと思うのですけど、どうでしょう。

 子どもたちが失敗した時などに「うまくいかなかったりするのは言われた通りにやっていないからだ」というのではなく『自分の頭で考えていろいろ実験すると、予想通りにいかなくなることもあるよね、でもそういう結果はそのまま受け入れたらいい。次の実験ではうまくいくこともあると思うよ』といってあげましょう。加えて「それは自分や周りの人たちの笑顔を増やすこと、もしかして悲しさを増やすことではないよね」とも伝えたい。
 それは、たのしい教育がずっと伝え続けていることです。

 そういう力はいろいろ騒がれはじめている〈ChatGPT〉の弊害に巻き込まれるのではなく、それを適切に利用できる人たちも、そういう中から生まれてくるものだと思います。

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ニックネームのインパクト〈ヤブレガサ〉ー楽しい植物入門

 インパクトあるニックネーム(別名)に本来の名前をなかなか覚えられないことがあります。

 この植物をご覧ください、日本では南の方の地方で見られます、〈シュロガヤツリ〉といいます。沖縄で野山を歩くと普通に見られる植物の一つで、最近とった一枚です。

 カヤツリグサの仲間で、マダガスカル島(地図下側、アフリカ大陸の右側)から広がった植物とのこと、はるばる日本までやってくるまでにどのくらいかかったのでしょう・・・

 このカヤツリグサの別名を、〈たの研〉のスタッフAさんから教えてもらいました、Aさんはお花の先生から教えてもらったそうです。

 何という別名か・・・

〈ヤブレガサ〉です。

 あまりにも名が体を表していて、インパクトもあるので、正式な「シュロガヤツリ」という名称を忘れてしまいそうになります。まさに破れて骨だけになった傘ですよね。

 この話は続きがあります、実は「ヤブレガサ」という正式名称の植物があるんです。
 キク科ヤブレガサ属の多年草、この植物です。

 これは別に破れた傘には見えないなぁ・・・
 と感じながらいろいろ調べていくと、なんと、葉がしっかり開く前の若い葉の時には破れ傘にとても似ています、似すぎていて笑えます。

 シュロガヤツリと甲乙付けがたいですね。

 いずれにしても、正式名称のヤブレガサとニックネームのヤブレガサがあって、どっちも破れ傘に似ているということは覚えていて損はないでしょう。

 そんなややこしいのは困る、という人もいるかもしれません。

 でも私は、この名前の付け方はとてもセンスがあると思えます、ニックネームがあってもいいんじゃないだろうか。

 正式名称とニックネームで混乱する例は他にもあるんです、二、三回前に書いた「ホトケノザ」がそうです。
 正式名称のホトケノザがあって、春の七草のホトケノザは「コオニタビラコ」の別名です。

 こういうことは「覚えておかないといけません」ではなく「植物の名前にはややこしいところがあるんだよ」というくらいがよいでしょう。「先生も混乱してしまいます」って言ってあげるとさらによいと思います。

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琉球銀行のあたたかい支援ーりゅうぎんユイマール助成 -企業は仮説実験の実践集団

 沖縄県には、たのしい教育活動を支援してくださる企業もあり、今年もその支援をうけ、活動を推進した活動がいくつかあります。

 その一つが琉球銀行のユイマール助成です、講座にはしっかり《琉球銀行からの支援を受けている》という表示をしています。

 資金的な支援のおかげで予備実験を繰り返しながらどんどんバージョンアップを重ねることができ、参加者の皆さんにプレゼントする教材ももとても喜んでもらっています。
 

 教育組織である〈たのしい教育研究所〉が10年以上経っても元気なのは偶然ではありません。
 たのしい教育研究所は〈教育組織〉でありながら〈健全なる企業の精神〉を強く貫いている組織だからです。それは〈仮説・実験の手法〉と〈人々の目的〉を大切にしているということです。
 たとえば製造業であるなら、いくら会社が「この製品はすばらしい」という絶対的な自信をもっていても、お客さんたちがそうは感じない、喜んでくれないということなら、そこは潰れてしまうでしょう。つまり、健全なる企業の精神つまり仮説・実験の精神がないところはすでに潰れてしまっているということです。

 これからも企業の精神をもちつつ、子どもたちの笑顔と幸せ、賢さの方向にどんどんすすんでいきたいと考えています。

 最近も〈たのしくしまくとぅば〉の教材を使って子どもたちとたのしんでいます、というたよりが届きました。しまくとぅばの教育にもたのしい教育研究所の力を注いでいきたいと考えています。

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