どんぐり拾いと〈たのしい教育・楽しい授業〉を学ぶ目的

 子どもが勉強に取り組んでくれない、子どもたちとうまくいかないetc. いろいろな状況でたのしい教育を学びにくる人たちがいます。〈たの研〉はそれを全力で支援します。

「もっとこういう授業をしてほしい」「こういう授業を受けたい」というたのしい教育プログラムが増えていくことで〈先生と子どもたちの仲が良くなっていく〉〈子どもたち同士で例えば「◯◯くんって勉強しないで外で遊んでばかりだと思っていたらすごいな」と感動してくれる〉etc.
 嬉しい効果がたくさん上がっています。

 つらい、苦しい教師生活、やることになっているからという〈やらされ型〉の教師生活から脱却して、ぜひ一緒にたのしい教育に取り組みませんか。

 子どもたち、受講者の学ぶ笑顔が広がる、その人の可能性が広がる教育が〈たのしい教育〉です。
 プログラムは数えきれないほど揃っています。
 お問い合わせください。

 さて最近はドングリを利用したプログラム開発の研究がはじまっています。
 ドングリは〈たの研〉の得意の教材で、楽しい環境教育と結びつけた『ドングリプログェクト』に取り組んでいました。
 その時〈たの研〉が育てて広めたドングリたちが、いろいろなところで芽生え大きく成長しています。

 沖縄で「ドングリ」はあまり馴染みがないとはいえ、数種類のドングリが自生しています、これは〈たの研〉のメンバーで最近とりにいったドングリの実です。

 

 そういう話をたのしく取り入れたプログラムは、こんなはじまりです。

 みなさんは「ドングリ」をしっていますか?

 沖縄ではあまりなじみがないかもしれません。

 これがドングリです⇨ グループに一個ずつ配って実物を見てもらう

 これから、ドングリをテーマにして植物の世界をたのしく学んでいきましょう。

 

 質問:

 ドングリと呼ばれる木の実は一つではなく、いろいろな種類があります。
 では世界中に何種類くらいのドングリの木があると思いますか?

 予想

 ア.10種類くらい

 イ.100種類くらい

 ウ.1000種類くらい

 エ.その他

 

 どうしてそう予想しましたか?

 完成したらまず〈たの研〉の先生たちにたのしんでもらって、その後、子どもたちに実施してから、メルマガで公開し、その後一般配布(有料)に入ります。
 興味ある方は、この公式サイトをたのしみにご確認ください。
 〈たの研〉のプログラムはメルマガ会員なら早く手にすることができます、購入する場合も割引がありますので、たのしい教育そのものに関心がある方は、会員登録をお勧めします⇨ https://tanokyo.com/archives/163021

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分からないことは「分からないです」と言おう!/記憶する時、脳の中でどういうことが起こっているの?

 いわゆる優等生は、先生がいうことを「はい、その通りですね」と覚えていきます。納得いかなくても、先生がいうことをその通り覚えていける子が優等生で、自分の感情や納得いかないことに素直に従えない子は、そのコースから外れていきます。

 でも納得いかないことは「分からないです」と言った方がいいんです、それが本当の賢さにつながって、その流れの中で社会は発展していくからです。

 今では当たり前になっている「大陸移動」や「進化論」、「地動説」や〈目に見えないとても小さな細菌が病気を起こす〉という説なども、当時の優等生、ほとんどの科学者たちが主張する理論や理屈に「その理屈は納得いかない、こうだと思う」と考え、新しい予想を立てた人たちによって提唱されたものです。

 脳の中には神経細胞(ニューロン)があって、それがつながっていくことで記憶が広がっていくのだといいます。

視覚でとらえるフォトサイエンス 生物図録 数研出版より

たとえば「2」という概念を学ぶ過程はこうだと説明されています。

(1) 感覚的な基盤

赤ん坊の段階では、数字の概念そのものはありませんが、数に関連する基礎的な感覚(「多い」「少ない」のような比較感覚)があります。この段階での脳の働きは次のように進みます:

  • 赤ん坊は目の前の2つのおもちゃと1つのおもちゃを見比べ、「2」の集合が「1」よりも多いことを認識します。これを数量感覚(numerosity)と呼びます。
  • この数量感覚は、頭頂葉の一部(後頭頭頂接合部)が担当しています。

(2) 言語的なラベル付け

成長とともに、赤ん坊は「2」という音や文字を見聞きするようになります。このときの学習プロセスは次のように進行します:

  1. 「2」という音声や文字を、目や耳を通して認識します(視覚野・聴覚野)。
  2. 視覚的な「2」や聴覚的な「ツー」という音と、実際の数量(例えば、2個のおもちゃ)の間に関連付けが行われます。
    • これは海馬や側頭葉の活動によって行われます。

(3) 記憶ネットワークの形成

繰り返し経験することで、「2」というラベルと数量の対応が脳内に強固なネットワークを形成します。

 どうも分からない。

 たとえば私たちが友達の名前と顔を覚える時、脳の中にその記憶の分子が出来上がって、それが脳に残るのではないのか?

 たとえば「4」とか「7」という数の概念がハッキリ私の頭にあるけれど、私の脳の中にそういう分子構造ができあがっているのではないか?

 そういうことなしに、何年も何十年も同じ記憶を残していけるのでしょうか?

 それは私が考えていただけではありません。

 量子力学で重要な〈波動方程式〉を提唱した天才シュレディンガーは『生命とは何か』の中で同じように、生命現象を分子の観点から捉えようとしました。DNAやタンパク質などの分子がどうやって「情報を保存し自己複製するか」という問題です。彼は直接「記憶」について語ったわけではないのですけど、物質の合成によって情報が保持されると考えていたことは間違いないでしょう。

 ところが、記憶の本や資料を読んでみても、そういう説明はありません。

 神経細胞の結びつきによって記憶ができあがるというのです。

 みなさんは、理解できるでしょうか?

 私は理解できません。

 残念ながら私が納得いくように説明した本に出会うことはまだできません。

 A.I.で「脳科学の記憶の理論は確証された理論ですか、仮説の段階ですか」と問うと「確証されているわけではありません」と答えてくれました。

 とするとシュレディンガーや私のように「脳の中に記憶物質が出来上がっているかもしれない」という説も、完全に否定されたわけではないと考えてよいかもしれません。

 私には最新の脳科学が説明している以下の説明に納得できるでしょうか。

脳が記憶を保持する際、分子レベルでの変化が確かに関与しています。ただし、「記憶そのものが物質として保存される」というよりは、神経回路とシナプス(ニューロン同士の接続部)における物理的・化学的変化として保存されるのが一般的な考え方です。

具体的にはシナプスの可塑性が関係しています。
記憶を形成する際、ニューロン間のシナプス結合が強化されたり、弱化されたりします。この現象をシナプス可塑性と呼びます。一つの例が**長期増強(LTP: Long-Term Potentiation)**という現象で、これにより特定の神経回路が強化され、記憶が長期的に保持されやすくなります。

 納得できないな。

 A.I.にどんどん語りかけても納得いかないので、最新の脳科学研究者の説明そのものが納得いかないということだと思います。

「分からない」

 どなたか、私が納得いくように説明していただけないでしょうか。

 そして私の疑問に答えてくれないでしょうか。

 もしかすると説明にきたその人が逆に「やっぱり脳の中に何らかの記憶分子が作られて、それらの結びつきで記憶が維持される」という説に同調してくれるかもしれません。

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たのしい挿し木入門@シークワーサーの苗がたくさん根付いてきました/楽しい環境教育

 シークワーサーの美味しさに感動し、知人をたどって、たくさん実がなる木の枝を手に入れ、挿し木の実験を始めたのが11/05でした。

 読んでいただけたでしょうか、この記事です⇩

楽しい環境教育@挿し木の実験スタート:シークワーサーを育てよう(実験開始)/自由研究の大切さ

 挿し木の成功・失敗を何で判断するかというと、決定的なものが土の中で「根を張ってくる」ことです。
 自立して水や養分を吸い始めるようになったということです。

 そのことを苗を土から引き抜いて確かめるわけにはいきませんね。

 目に見える部分で確かめる方法の一つが、葉や茎が生き生きしていることです。

 これは約2週間後の、シークワーサーの挿し木の葉の様子です。

 葉も茎も生き生きしています、光合成もしっかり進んでいるでしょう。

 もっと決定的なのが「新芽」の出現です。
 枯れていく過程で新芽が増えていくことはありません。
 生命活動が充実していく中で新芽が増えていくわけです。

 確かめてみましょう。

 嬉しいことに切り口や節目から芽が出てきた苗がいくつもあります。

 

 土から引き抜いたら、小さな根が伸びているでしょう。

 こういう楽しさは植物のプロフェッショナルでなくても味わうことができます、ぜひ子どもたちに伝えていきたい技の一つです。

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どんぐりクラフトの研究@楽しいものづくり・楽しい環境教育

 沖縄よりずっと自然環境豊かなところはいくつもあります。科学系、宇宙系の大会などに参加する時には、大抵そういう場所で自然を味わいます。

 沖縄と違って、どんぐりが見つかる場所はたくさんあって、時間があればいくらでも拾うことができます。

 そういう処の管理所や案内所では、どんぐりクラフトを目にすることもあります。

 多いのはこういうタイプです。

こういうタイプもよく目にしてきました。

〈たの研〉にドングリがたくさんあるので、子ども・先生が「作りたい」と感じてくれるようなクラフトができないか研究中です。

〈たのしい教育メールマガジン〉などで紹介すると多数ではなくても「ほしい」という方たちが出てくるので、いくつかは作成キットとして保存しておこうと考えています。

 これは凄すぎて私自身が引いてしまいます。

 これはもしかして、子どもたちが宝物にしてくれるかもしれない・・・

 一番気に入ったのはこういう系です、ドングリのぼうし(カクト)くらいしか使わないんだけど。

 沖縄でもドングリを拾うことができる季節になりました。

 みなさんは秋をたのしんでいるでしょうか。

 環境教育で頑張っている方たちがたくさんいます。

 自然を楽しむ人たちが増えていくことは決定的に重要な環境教育になります。いろいろな工夫改善と並行して、ぜひ自分がたのしんで、そして周りの人たちに伝えていってください。

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