たのしい教育入門-教師10年目の授業研究

 たのしい教育研究所には若手だけでなく中堅の先生たちも学びに来ます。これは教師十数年の先生が授業SVを受けている一コマです。〈たのしい教育授業ブック〉を手に、こども達に問いかける様に、こども達と一緒に不思議さを味わう様に、みるみる授業の腕が高まって来ました。

 こども達を引きつける授業の修行をすることは、自分のこれまでのスタイルに新しいものを加えていくことです、話を聞いたり資料を読んで身につくものではありません。

 私は空手の指導者でもあります、イラスト入りの資料を渡したら強くなるかというと、そんなことはないことは実験済みです。空手が強くなりたい人は、そんな風に空手を指導しようという指導者の元にはあまり近づかない方がよいでしょう。

 授業がうまくなる、こども達を引きつける授業内容は〈たの研〉にたくさんあります、ただし教師側の意欲が必須です。
 そして〈たの研〉には意欲いっぱいの先生たちが何人もいますから、それを見て学ぶことができます。

『初夏の講座』が終わったら〈たのしい教育入門〉をシリーズで実施できる準備が整ってきました。〈たの研〉で育った先生たちがメインで授業します。日程や会場などがはっきりし次第、このサイトでも公開する予定です。

 具体的な質問などにもどんどんこたえていく形式にしたいので15名程度の募集になると思います。興味のある方は、ひんぱんにチェックしていてくださいね。

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子ども達のやる気を高めるのが教師、先生たちのやる気を高めるのが管理職

 4月5月は不登校に関わる相談が多いという話をしたことがあります、保護者の方たちからだけでなく、教師からの相談もあります。※ここで書いている内容は全てRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )の強い個人情報保護規定で本人の特定ができないように脚色されています、ただし本質的な内容は伝わる様に書いています
 
 その中でいろいろな先生たちからの相談を受けながら、学校は子ども達だけでなく、先生たちのやる気が高まる方向に変わっていかなくては、変えていかなくてはと強く感じてしまいます。

 転勤し新しいメンバーの中でスタートした日々が、教師にとってやる気を削いでいくものになる、それは不幸なことです。教師本人にとってももちろん、その先生が受け持つこども達にとっても。

 かつて教育行政の重要なポストにいたT先生と語らっていた時「管理職はがんばっているが先生方のやる気が高まらない」という話が出ました。それについて私はこういう話をしたことがあります。

「たとえばA先生が新しく担当したクラスの中で、Bくんのやる気が失われてきたとする。それはもしかするとその子特有の事情があったのかもしれないし二人の相性が悪かったということも考えられます。
 けれどクラスの中のいろいろな子どもたちの〈やる気〉がなくなっていったとしたらどうでしょう。
 まずそのA先生のやり方を変えていく必要があると思うのですけど、どうでしょうか?」

 もちろんT先生は同意です。

「先生では、ある学校が新しい管理職の体制でスタートした。
 そこである先生のやる気が失われてきた、それはもしかするとその先生特有の事情があったり、相性であったりする可能性があるかもしれない。
 しかしその学校のいろいろな先生たちのやる気がなくなってきたら・・・

 それは学校のリーダーである管理職のやり方を変える必要があるのではないでしょうか」

 T先生は「ん~」と言いながら困った顔をしていました。校長、教頭を指導してきているわけですから、管理職が変わらなければという話に対して、簡単に肯定できなかい気持ちが伝わってきます。

 教師はこどもたちの授業に責任をもつ、こども達のやる気を高め、可能性を高めてあげる。

 校長は先生たちのやる気を高め、可能性を高めることに責任がある。

 ある年、新しい校長がやってきて担任の先生たちが次々と病休をとり、とうとう教頭も病休をとっていったという悲惨な学校で勤務したことがあります。結果的に、毎月の様に病休をとる先生たちが続いていく状況は止まりませんでした。今でもその頃のメンバーとはつながっていて語りあうことがあります。

 そういう学校の状況とは逆に「校長が変わって去年より先生たちの活気が高まってきた」という学校が増えていくことが沖縄の教育に限らず日本全体、世界中で求められていることでしょう。学力向上を目指す教育委員会にとっても文科省にとっても切実な問題だと思います。

 その意味でも〈たのしい管理職の日々〉を送る先生たちが増えていく、そのためにできることに力を注いでいこうと思います。

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自由研究〈植物のたくましさと魅力/エッグフルーツが・・・〉+お陰様でGoogle検索ランキングトップ10入り 読者の皆さんに感謝/沖縄の教育、仮説実験、たのしい授業

 自由研究の紹介の前に・・・おかげさまでweb上の全国ブログランキングでは教師教育、理科教育、生涯学習などのジャンルでほぼ〈1~3位〉が続いています。では〈ブログ限定〉ではなく広く、画像や動画、新聞記事、論文、エッセイ、イラスト、主張etc.. 数えられないほどある「Web全体のデータの中でのランキング」でみるとどうでしょう?

 〈たの研〉のサイトを読んで下さっている皆さんのおかげで〈たのしい教育研究所〉のサイトのランキングがドンドン上がってきています、世界中で最も利用されているGoogle検索の結果ですから、確かです。

 心から感謝の気持ちを伝えたくて今回の記事を綴っています。

 もちろん〈たのしい教育〉という検索ではダントツです。ちなみに〈たのしい教育〉という検索に関係する記事は〈1億5000万件〉くらいありますから、その中でトップというのはなかなかのものともいえるかもしれません。

 そういう直球の検索ワードではなく、たとえばみなさんがWeb上で〈沖縄の教育〉について調べようと思ったら、どういうキーワードを打ち込みますか?

 「沖縄」と打って出て来た記事をしらみつぶしに見ていって、そこに並んだ記事から〈教育〉に関わるものを探すでしょうか?
 そんなことをしたら大変です、Google検索で〈沖縄〉と打つと約6億件くらいの関連する記事が出て来ます、それを一つひとつ教育について書かれているのか調べていくと、その人の人生のどれくらいの量をかけて取り組むことになるかわからないほどの仕事になるでしょう。

 大抵の人は〈沖縄〉〈教育〉をスペースでむすんで〈沖縄 教育〉と打つ、すると8000万件くらいの関連する記事(データ)がヒットします。
 それでも大変な数です。


 WEB検索で、大多数の人たちは〈web検索の1ページ目に出てくるトップ10の記事〉を読むくらいだと言われています。

 では〈沖縄 教育〉でヒットした8000万件の関連記事を〈読まれている順番に上から並べる〉と〈たの研〉のサイトは上から何番目に出てくるでしょう?
 もちろんそこには〈沖縄県教育委員会〉がたくさんの記事を出しています。文科省も書いています。新聞記事にも数え切れないくらいありますし、いろいろな学校や教育関係者も〈沖縄の学力〉について書いていて、それに関わる画像や大学の研究、塾などが出すデータなど、多様なデータの中での順位です。

⬇︎

 この記事を書いている段階でGoogle検索結果〈第7位〉です。


 沖縄の全学校が毎日利用している 沖縄県教育委員会のサイトを筆頭に、文科省の記事が続き、沖縄県教育センター、新聞の大手新聞の記事に続いて、わが〈たのしい教育研究所〉です。

 検索の好みは人それぞれなのでWEB検索ではそのクセをメモリーして〈その人がよく見るサイトを上位に持ってくる〉という機能があります。この結果もそのせい、つまり全体的な人気は無いのに、よく見ているから、その人のパソコンでたまたま上位に出てきただけだということかもしれません。
 それを確認できるのがSEOツールです。
 知人から〈信頼性が高い〉と紹介されたツールでチェックした結果がこれです。

 

 沖縄の教育に興味関心をもってwebで検索をかけた人たちが〈たのしい教育〉の記事を読む可能性が高くなる、これはすばらしいことだと思います。
 これからの教育は〈たのしい教育〉の方向に進むのは間違い無いでしょう、突発的に危機や戦争などが怒らなければ、それは時間の問題です。ますます元気にたのしい教育に力を注いでいこうという思いを強くしています。

 このサイトを開いてくれているみなさんのおかげです、ありがとうございます。これからも一緒に、たのしい教育に力を注いでいただけたら幸いです。

 興味を持ってくださった方はどんどんお問い合わせください。校内研修の相談にも応じています。

 さて今日紹介しようと思っていたのはこの自由研究です。

 前に野山を散策している時、川向うになっているカニステルを発見、きっと大きな鳥がタネを落としたのでしょう。結構時間をかけて何とか一つだけ実を手に入れました。

 まだ硬かった実だったのでしばらくぶら下げておくとうまく熟していったので、〈たの研〉のメンバーで味わいました。
 カニステルはフルーツと呼ぶには甘みが少なく、好みがハッキリ別れます。アボカド系の食感で、栄養価はとても高く、エッグフルーツとも呼ばれています。カニステルよりその呼び名がいいですね。

 さて食べてあとのタネがあります。

 一旦乾かしてから植えようとキッチンに置いてあったのですけど、三週間くらいたった昨日、スタッフが「いっきゅう先生、芽が出ています」とびっくりして見せに来ていました。

 けっこう慌てて植え付作業!

 植物のポテンシャル、すでにもっている可能性に驚くことはとてもたくさんあります。

 今回のエッグフルーツ(カニステル)、無事育ってくれることでしょう。

 根付いたら、散策している野山に植えて、鳥たちを喜ばせてあげようと思います。

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しまくとぅば(琉球方言)をたのしむ/琉球方言を学ぶ意義を知っている先生たちプラス〈楽しく伝える方法〉があって活性化する

 琉球方言(しまくとぅば)についてはずっと関心が高く、教師を早期退職する前から教育に導入していました。20年以上前、恩納村に勤務していた頃こども達に「英検・漢検だけじゃなくて〈方検〉もあるんだよ」と独自に「方言検定試験」を実施して盛り上がっていました。あの頃は昼の休み時間が長かったので、たくさんのこども達が集まってきて、方言をたのしんでくれたものでした。地域のおばあちゃんも手伝いに来てくれて、二次試験は対面式のトークでしたから本格的でしょう。きっと私が沖縄で一番はじめに実施したのではないかなぁ。
 今では公的に実施されている〈しまくとぅば検定試験〉ができて、すばらしいことです。〈たの研〉のさくら先生は挑戦して合格証をもらったそうです。このままどんどんもりあがっていってもらいたいものです。

 さて〈たの研〉は10年の活動の中でいろいろな取組がすすみ、今年度はやっと本格的に〈しまくとぅば、琉球方言〉の教材科に歩をすすめることとなりました。琉球方言・しまくとぅばが〈たのしい学力向上〉と関わるのか?
 言葉というのは、ものの見方・考え方の根元に位置する大切なものです。琉球の祖先が残してきた、ものの見方や感覚を学ぶことが〈生きた学力〉に繋がらないわけはありません。

 〈たの研〉の先生たちにリサーチすると、沖縄県が作成した立派な教材がすでに配布されているそうです。数年前沖縄県医師会と沖縄県教育委員会の取り組みで県内の全児童生徒に配布された健康読本の作成委員として関わったことがあります。こういう一冊を仕上げるまでに、お医者さんたちとかなりの回数、深夜までアイディアを練り合いながらすすめていきました。台風の日に集まったこともありました、たのしい思い出です。この一冊もそうやって仕上がったものでしょう。


 これは検定試験用の単語帳です。
 英検とか漢検の単語帳よりずっとフレンドリーな感じがしますね。

 〈たの研〉で方言というと下地先生です。
 学生時代から地元の方言を収集していて、ほうげん絵本の作成もすすめているとのことですから本格的です。

 下地先生のもっている方言の貴重な資料もいろいろ見せていただきました。

 


 さて問題は、これだけ多忙な学校教育の中に、どうやって今以上に〈しまくとぅば〉を広げていくのかです。

 たのしい教育研究所ならではのたのしいアイディアがあります、ご期待ください。

 いずれにしても、教育の未来を支えるのは〈たのしさ〉です。文科省が「主体的・対話的で深い学び」をテーマに新学習指導要領を編成しています、〈たの研〉の言葉でいえば「たのしさが主体的・対話的で深い学びを支える」です。

 教材はいろいろな先生たちに試してもらい、先生たちとこども達の評価を分析して、80%以上の高い評価が得られたものを、このサイトでも紹介していく予定です。ご期待ください。たのしい教育全力疾走RIDE(たのしい教育研究所)、みなさんの応援が元気の源です。一緒にたのしく賢く明るい未来を育てましょう。このクリックで〈応援〉の一票が入ります!