ChatGPTと仲良くなる-単純計算の時もクロスチェック(ダブルチェック)が大事②

 最新号に書いたChatGPTについてのクロスチェック(ダブルチェック)が必要だという内容です、メルマガの途中からになります。

 ChatGPTに小学生向けの〈論理的思考力を高める問題〉をいくつか作ってもらい、メルマガで紹介しました。理科の問題などはチェックしていたのですけど、A.I.が強いはずの計算問題はノーチェックで出したところ単純な計算部分が間違っていて、読者の方からの指摘で気づきました。

 年齢の推理

ある家族には、お父さん、お母さん、息子、娘がいます。

お父さんはお母さんよりも10歳年上で、息子は娘よりも3歳年上です。

家族全員の年齢を足すと100歳になります。娘の年齢を推理してください。

 

答え:娘は17歳です。
(お父さん43歳、お母さん33歳、息子20歳)

 

Aさんからの指摘

☆(17+43+33+20)歳は《103》です

☆しかも33歳の母親に20歳の息子がいるというのはへんではないか

 なるほど、しかも笑えます。

 ChatGPTを利用する時は、はじめに書いてきた様にクロスチェック(ダブルチェック)が大切です、その範囲は簡単な計算などにも広げる必要があります。

 とはいえ「だからChatGPTはダメなんだ」と切って捨てられるほど小さなツールではないことは、きっと読者の皆さんには伝わっていると思います。

 またChatGPTはどんどん進化していきますから、こういうミスは次第に減っていくでしょう。減っていくとはいっても完全に0になるわけではありません。

 早めに慣れて、自分の思考を深めるツールにしておくことをお勧めします。

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たのしいChatGPT入門-たのしい仕事術・たのしい授業

〈ChatGPT/チャット ジー・ピー・ティー〉に興味を持つ方が増えてきた様です、これは〈たの研〉にChatGPTの使い方を学びに来た方へ私がティーチしている様子です。

 たとえば手紙やメールを書いている時「傷ついた人をなぐさめる言葉」について、いいものが見つからない時どうすか。

ChatGPTに聞いてみましょう、さっとアイディアを出してくれます。

 相談に来た方は、ChatGPTについて学び始めとはいえ、いろいろなことに洞察が深く、本質的な質問をいくつもしてくれました。

 簡単にティーチする(教える)ことになるかと思っていたら、本質的なものを交えてスーパーバイズする(問題を解決する)ことになりました。

 簡単な使い方から、たとえば英語塾にいくよりずっと有効な使い方、自分の問題解決、選択肢がほしい時etc.
 かなり深く使えると思います。

 私がChatGPTを使って約半年くらいになります、すぐにその価値に気付き、フリー版ではなく費用を支払って活用促進に一票投じることにしました。※普通に使う分にはフリー版で十分すぎるほどです

 興味のある方は、実技指導にお申し込みください。

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〈リング・キャッチ〉子ども達の教材開発②-自由研究が本物の研究/たのしい学力向上

前項の続きです、未読の方は一つ戻ってお読みください。たのしい教育研究所(RIDE)に来た、こどもの自由研究の実験結果が届きました。

 私は夏休み自由研究の審査もしたことがあるのですけど、形式的に整ったものがほとんどです。〈なぜこの研究に取り組もうと思ったのか〉〈研究の目標〉〈研究の方法〉〈観察・実験〉〈考察〉〈今後の展開〉という様に・・・

 見栄え・ビジュアルを意識した研究発表も多いので目を引きます。

 それはそれで良いのです。

 たのしい教育研究所が目指しているのは、形式見栄えなどより、まず本人の〈たのしさ〉です。形式や見栄えは必要に応じて、あとで身につけていけばよいことです。

「何しろこの研究がたのしいんです」が一番です。

 今回〈たの研〉に届いた写真とメモ用紙には、生き生きたのしむ気持ちがあふれていました。

 これがAさんが実験した実験道具です。

〈金属球のチェーン〉〈毛糸〉〈ひも〉〈糸〉が写っています、この中のどの素材の成功率が高いのか、がテーマです。

 

実験結果

 このペーパーに実験の流れと結果が書かれていました(加工済)。

 

 見ていてとてもたのしい研究成果でした。
 たとえば実験の様子をまとめる中でこういう絵が描かれています。

 今は〆切ものに追われていて、ゆとりがないのですけど、さっそく自分でも試してみようと思います。

 担任の先生を通してAさんには「〈たのしい教育研究所ジュニア研究員〉という名前を使ってよいです」と伝えてもらいました。

 Aさんの担任の先生の様に、たのしい研究を応援してあげる大人たちが増えていってほしいです。まず読者のみなさんが、そういう人になってくれることを期待しています。

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「いい質問ですね」という上下感覚-たのしい教育の発想法、子ども達への言葉

 以前,アメリカで宇宙飛行士の講演を聞いた時、「That’s a good question/いい質問ですね」というフレーズが何度も出てきて気になったことがありました。
 気づいてみたら日本のテレビ番組などでも、そう語る人たちが増えてきていますね。


 この間、テレビで流れたある授業のワンシーンにもそのフレーズが出てきたので驚いてしまいました。

 質問に〈良い質問〉があるとしたら〈悪い質問〉や〈取るに足りない質問〉があるということでしょうか。

 私もいろいろなところで授業や講演などをしてきたのですけど、こちらはたくさんの人たちの前で話すことに慣れている上に、話の内容を整理して、ああでもないこうでもないと考えた上で臨んでいるのに対して、それを聞いた側は、そういう話の内容にはじめてそういう話を聞いて、よくわからないところとか、質問する側は勇気を出して、一生懸命考えながら話をしてくれます。

 授業でもまさにそうでしょう。

 語り慣れた教師と違って、子どもたちははじめてその話を聞いたり、もっとそれを知りたいということが聞いたり、意味がわからなくて聞いたりするわけです。

 がんばって手を上げて聞いてくれたその質問に、ある子の質問には「それはいい質問ですね」といい、別の子にはそういうことはを言わない・・・

 アメリカでの講演の話に戻りましょう、宇宙飛行士の次に宇宙工学の専門家が講演をしていました。宇宙ステーションの居住環境についてとても興味深い話をしてくれていて、面白く、講演後に手を上げて質問してみました。

 その時、彼は「Thanks for asking that./聞いてくれてありがとう」と言ってから詳しく話をしてくれました。
 あ~、気持ちいいいい方だな、私は〈いい質問ですね〉よりずっとこっちの方が好きだな、と感じて、日本にもどってから真似ることにしました。

 他にも「その質問は、先生も考えさせられるなぁ」とか「その気持ち、よくわかる」という様に伝える様にしていました。

 可能な方はご利用ください。

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