大人気《たの研式けんび鏡》@素晴らしいツールです/楽しい面白い自由研究

 たのしい教育叢書の一つ『たのしいレンズの世界』で作り方から楽しみ方まで詳しく紹介している《たの研式けんび鏡》が人気です。

《たの研式けんび鏡》の優れたところはいろいろあります。
 その中から二つあげると、まず

◯ 最高品質のレンズ並みの明るさで対象を見ることができる

ということです。
そして

◯ 製造単価一円くらいという超破格のコストでできあがる
 ※洗濯バサミを利用せず直接手で持つようにする

ということです。

信じられませんよね。

このサイトは個人情報に関わるものであったり、カウンセリング系などではフィクションを交えるのですけど、それでも根幹の真実を曲げることはありません。

《たの研式けんび鏡》も偽りない本物です。

 もちろん作りはシンプルです、置く時には洗濯バサミなどで固定するのもよし、ビニールに入れるのもよしです。
 レンズはプラスチック球では無理な透明度、ガラス球でもかなり難しいくらいの透明度です。透明度は対象をみる時に大きく影響します。

 これは《たの研式けんび鏡》で見たパソコン画面です。

 学校では顕微鏡の使い方を習います。
はじめに見たのは「塩の結晶」だったと思います。
「さぁ、面白いことがはじまるぞ」とワクワクしていた私は「なんて面倒な工程をやらせるんだ」と白けたことを覚えています。

 簡単に書いてもこれくらいの作業が必要です。
・対象(試料という)をスライドガラスに乗せて
  ※必要ならカバーガラスをかぶせて
・一番倍率の低い対物レンズにして
・横から対物レンズをみて対象にできるだけ近づけて
・接眼レンズをのぞいて、できるだけ明るくなるように反射鏡を動かして
・調節ネジでピントが合う様にします

 私は先生の話をまじめに聞く方ではなかったので、すぐにレンズをのぞいてピントを調整するので、カバーガラスを何枚割ったかわかりません。
 そのたびに理科の先生に怒られて「あぶない、みんな、ちょっとどいて」というように超危険物を処理するかのように、割れたカバーガラスを片付けていた姿を覚えています。とても細かく割れるので指などに入ったら大変なのだそうです。
「なんでそんな危ないことを素人集団にやらせるんだ」というようなことを感じていたと思います。
 今から思うと、こういう子どもを指導する先生は大変だったことでしょう。

《たの研式けんび鏡》は感覚的にパッと利用できます。

 塩の結晶はこう見えます、レンズの透明度がすばらしいので画像が鮮やかです。

 これは軍手です。

「諸事情でkindleが利用できないので別な方法で教えてもらえないか」という話も二、三件以上届いています。

 方法を考えて、いろいろな方たちに魅力を伝えていきたいと思います。

 kindleが利用できる方は、ここから購読してください⇩

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たのしい教育叢書三冊目『原子論でたのしい人生を-たのしい教育の思考法』出版作業終了しました

 月に一冊ずつ本を出版するという作業がすすみ、いよいよ三冊目ができあがりました。全て手続きが終わりました、数時間後には購入できるようになります。

 今回は『原子論』を正面から取り上げました。

 それが科学的な見方・考え方だけでなく、楽しさ、豊かさ、騙されない人間になるという私たちの思考と深く結びついていること、それは難しい発想ではないことを綴っています。
 当面、価格を低くして880円で販売していく予定です。

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 原子論っていうと、原子番号がいろいろ出てきたり、難しい科学変化の話が出てくるかと考えるかもしれません、全く違います。

 板倉聖宣から学んだ原子論を私たちの見方・考え方の基本にすることで、いろいろなものがスッキリ見えてくる。怪しいものごとに騙されない生き方ができる、そういうテーマで書いています。

 よろしければ、お読みください。

 メルマガでもここまでは触れていない、深い部分まで書き込んでいます。

 このサイトのアクセス数は、今日も目標の1万に迫る勢いです。
 ぜひ、このサイトのアドレスをコピーして、いろいろな方たちに「おもしろいよ」と勧めてください。

 今回の本の中に書いた文章を少し紹介しますね。

家族に「自分はこの石のブレスレットで病気がよくなった」という人がいたらどうする?

 誰かが言ったからとか、多くの人たちがそう言っているからということで正しさが決まるわけではありません。

 では「Aが正しい」「いやそうではないBが正しい」という対立した考え方がある時、どうやって〈◯が正しい〉あるいは〈どちらも間違っている〉というように判定できるのでしょう?

 たとえば「私はこの石のブレスレットを身につけてから体調が回復してきて、病院で検査すると気になっていた数値もよくなっていました」と喜んでいる人がいたとします。しかもそれが家族だったら、みなさんはどうするでしょう。

 超自然的な力などはないことに同感し、原子論的な見方・考え方が腑に落ちてきた方は、石を身につけて健康になるということ話を簡単に信じることはないでしょう。

 板倉先生の「誤謬論」を読んだ皆さんは、その石の力について〈たまたま誰か体調が良くなった人がいて、それを拡大解釈しているんだな〉と考えるでしょう。

 あなたの母親が「私にこの石のことを紹介してくれたBさんも、これで健康になったのよ」と嬉しそうに話しています。

 

 いきなり「科学的にいって石にそういう力はありません」といっても通じるわけはありませんし、人間には信じると心理的な作用が働いてプラスの作用があることは、科学的にも確かめられています、プラセボ効果といいます。お母さんの体調がよくなっていることは事実かもしれません。

 こういう時に「原子論」を元にしてどのように考えをすすめていけばよいのでしょう。

 一緒に考えていきましょう。

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楽しい算数プログラム@なかま分け/安野光雅の絵本〈はじめてであう数学の本〉

 安野光雅著『はじめてであう 数学の本』の絵を利用した授業にかけたプログラムがあります。

 はじめのあたりは「こんな簡単なものはたのしめないだろう」と思うかもしれません、後半になると大人も真剣に考え込んでしまうようになります。

 全部で10枚くらいの絵があります、そのうちの3枚を紹介します。

 テーマは『なかま分けしてみましょう』です。

 もちろん色々な分け方がありますから、自分の考え、子どもたちの考えを否定せず「なるほどね、そういう分け方もあるね」というようにたのしんでいってください。

 さぁ、なかま分けしてみてください。

次はどうでしょう。

次の動物たちをなかま分けできますか?

 

 これはラストです、ヒントが出ています。

 〈たの研〉では、楽しくワクワク可能性を広げるプログラムがどんどん出来上がっています。

 興味のある方は、まず〈たのしい教育メールマガジン〉をお申し込みください。
https://ikkyuu21.stores.jp/
 〈たの研〉の講座や教材の割引制度もあります。

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たのしい教育の発想法『程度を高くして学びたくなる授業を』@板倉聖宣

 はじめの頃、「たのしい教育」を面白おかしい教育だと勘違いする人たちがいました。教科書に入る前に、お笑いネタを披露するとか、手品を見せてから授業に入るとか、そういうものをイメージしていたのでしょう。

 たのしい教育は本格的な教育です。
 友だちと遊ぶこともたのしいけれど、勉強はやめられない。
 もっと学びたいと感じるようになる。
 夏休みより学校がたのしい、となる。
 そういう教育です。

 1991年に板倉聖宣先生(たのしい教育研究所 初期から支援者/仮説実験授業研究会初代代表/元文科省教育研究所室長/元日本科学史学会会長)が、こういう話をしてくれています。

 メルマガの最新号で紹介したところ、すでにいろいろな反響が届いています。
 初めの部分を紹介します。

程度を高くして学びたくなる授業を

東京・江東区中学校研究会1991-11

板倉
 私たちが子どもの時代には先生に権威があって刃向かうことはできませんでした。
 私は、それでも先生に刃向かえる友だちはえらいなぁと思っていました。
 私は刃向かいませんでした。
 ところが今は社会的にいろんなことが低下してきて、学校の先生の権威も低下してきました。子どもたちは以前よりたくさん反抗するようになりました。そのうちに〈反抗すること自体がおもしろい〉となっていって「学校の先生も大変だ」と思います。
 そういう中で「子どもたちに自分が教えている勉強に熱心になってもらう」「もっと勉強を好きになってもらう」ためにはどんな授業をすればいいのか?
 たとえば〈自然科学の教育〉ということを考えた時「教えている内容が難しいから子どもたちは勉強がわからないんだ」といわれます。
 昔は中学校には試験を受けて入りました。試験を受けて合格した子どもたち、頭のよい子どもたちが入ってくる、ある種のエリート校でした。しかし今は頭がよくない人も中学校へ入ってくる、だからそういう子どもたちに合わせて程度を下げなければいけない、という考えがあります。正面切ってそういうことはいわないまでも、実際にはそう思っている人たちがいます。
 ところが、いくら程度を下げていっても成績が上がらないという状況が起こっています。
 私はそもそもそういう〈程度を下げる〉といった考えが間違いではないか、と考えています。

 今では多くの子どもたちが「学校がおもしろくない」と思っています。それに対して「授業が分からないからだ、分かれば面白くなる」という人たちがいます。しかし私は「子どもたちが分かっても仕方がない」と思っているからではないか、と考えています。
 子どもたちに「分かりたい、知りたい」と思うような内容を教えること、これが現在の教育の改善の一番の問題だと私は思います。
 そう考えた時に、今の教育内容全体は全体的に程度が低すぎると思っております。
 だからもっと程度の高い内容を教えたらいいではないかと思っています。程度が高いとか低いとは一体なにか?
 テストに出てくる内容が程度が高いのだという人がいるかもしれません、でも必ずしもそうとはいえません。
 突然「私の名前をいってみなさい」なんて問題を出してもみんなできません、これはくだらない問題だからですね。(私の板倉聖宣という名前を覚えなきゃない)なんてのはこれは低級な問題です。みんなできませんけれども、できたとしても別に偉いわけではない。
 けれども本当に知るに値する人間のことを知るとなったら、これは楽しくなったりします。
 私は去年「電子レンジの授業」を開発致しました。「電子レンジ」っていうとこれ、難しいのか易しいのか分かりませんね。
 電子レンジで料理するんだったら簡単です、食べ物を入れてチンとすればいいんです。簡単に料理できるわけですから難しくはありません。
 しかし電子レンジの原理となるとなかなか分かりません。「そんなものは自分たちにわかりっこないんだ」と考えている方が多いですね。
 中学校あたりの理科の先生でも、電子レンジの原理はちゃんと理解できていない人が大部分じゃないかと思います。
 言葉では「あれはマイクロ波というのが出て中のモノが温まるんだ」というように説明はできるわけですけれども、言う方も聞く方も十分納得できてない。
 今、電子レンジはほとんどすべての家庭にありますよね、だけど電子レンジの原理は教えていませんね。
 皆さんの専門が必ずしも理科でない。いや理科はまったくごめんだということを承認した上で、これから電子レンジのお話をさせて頂きます。

 ここに電子レンジを持って参りました。
 電子レンジで料理を作るのは不思議じゃない、おいしいかもしれないけれど面白いというわけでもありません。
 でも電子レンジに入れちゃいけないもの、変なものを入れると、これはおもしろいんです。
 中に水を入れると温まります。
 なぜでしょうか?
 一つの答えは「温まるようにできているから」ということです。温まらなかったら電子レンジじゃないですよね。
 ではたとえばこれに卵を入れたらどうでしょう?
 水と一緒に油を入れたらどうでしょう?
 だいたい電子レンジに油を入れる人ってあんまりいないですね。

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