季節のうつろいに二十四節気を楽しむ

 沖縄にも寒い風が吹いています。

 二十四節気をみると「霜降(そうこう)」、寒い霜が降りてくる日々です。

 もともと中国の黄河下流(中国北部)の人たちの〈季節感〉を一般化したものなので、沖縄の季節のうつろいとは大きくずれてしまいます。

 中国の黄河下流では、この頃、霜が降りてくるそうです。

 日本は南北に長いので、北海道は霜どころか雪どころか大雪が降っています。


(2025-10-29読売新聞)

 沖縄では一年を通して霜が降りるほど気温が低下することはありません。

 とはいえ、二十四節気はそれぞれの地域の季節感にローカライズさせて、利用することができます。

 沖縄では、裸足で床をあるく時の冷たさを感じ始める日々が〈霜降〉ということでしょう。

 これから短い秋がきます。

 アウトドアのたのしみが増えていく季節です。本を一冊もってアウトドアで読むのもおすすめの過ごし方です。

① 一記事につき1回の〈いいね〉クリックは「たの研」の大きな応援の一票になります!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!

丸紅(マルベニ)社が〈たの研/たのしい教育研究所〉に大きな支援をして下さることが決定しました

1858年創業、1949年設立の日本を代表する総合商社「株式会社 丸紅」は、食料・金属・エネルギーなど多彩な分野で世界約120拠点に事業を展開しています。

 このたび「株式会社 丸紅」が〈たのしい教育研究所〉の活動を高く評価し、高額の支援をして下さることが決定いたしました。

 心より感謝申し上げます。
 この応援を力に、これからも子どもたちの未来を育むたのしい教育活動を続けていきたいと考えています。

 〈たの研/たのしい教育研究所〉はこれまで、企業や団体をはじめ、多くの個人の皆様から、温かいご支援を受けてきました。
 その一つひとつに、その額の何倍、何十倍の価値を感じています。

 そして私からのお礼の言葉に必ず『その価値の何倍何十倍の活動にかえて、たくさんの人たちの笑顔を広げ、可能性を高めていく楽しい活動にかえていきたいと思います』という文章を添えています、本気でそう考えているからです。

 支援とは、ただお金や物を届けることではなく、「想い」を託すことだと思います。

 丸紅社の社訓が「正・新・和」です。

大本晶之丸紅社長
 私たち丸紅グループは、「正・新・和」を社是として、公正明朗な企業活動を通じ、経済・社会の発展、地球環境の保全に貢献する、誇りある企業グループを目指しています。
 中でも「和すること」―異なるものを受容し、変化させ、融合していく力―が、丸紅グループの160年を超える歴史を支えてきた強みといえます。

 想うに、「異なるものを受容し、変化させ、融合していく力」というのは〈たの研〉にとって、とても大切なテーマです。
 学校に行く子どもたちと拒否する子どもたち、ハンディのある人たちと健常な人たち、優等生と反優等生 その他、いろいろな価値観を『たのしさ』で融合させる活動をしているのが〈たの研〉の活動だといえるからです。

 社会にはさらに大きな問題が横たわっています、「人種」「領土問題」「国ごとの豊かさの格差」「宗教」「搾取」です。

 「和すること」―異なるものを受容し、変化させ、融合していく力―

は、地球のこれからにとって、とても大切なことだと思えてなりません。
だからどうする?
それが〈たの研〉にも問われていると思います。

① 一記事につき1回の〈いいね〉クリックは「たの研」の大きな応援の一票になります!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!

フィリックスガムで当たりの出る確率@楽しい福祉&教育

 先日開催されたサイエンス・アゴラで〈たのしい算数〉の先生のブースで出た話を紹介します。

 フィリックスガムをご存知でしょうか、駄菓子屋さんに置いているガムです、まだ一個10円くらいかな?

 その中には〈当たりくじ〉が含まれていて、お店でもう一個もらうことができます。

 さて問題!

 フィリックスガムで当たる確率はどれくらでしょうか?

 算数の先生は「確率というはどういうものか」という説明をすっ飛ばして子どもたちに授業していたので、勉強を頑張っている子や、高学年の子どもたちには意味がわかっただろうけど、〈たの研〉のスタイルではないな。

 確率というのは〈あることが起こるのは何回のうち何回なのか〉を表す方法で、サイコロの2がでる確率というと〈6回のうちの1回〉で〈1/6〉と表して「ろくぶんのいち」といいます。
 ここのところを例題でかるく練習してからすすみましょう。

 さて、フィリックスガムのあたりが出る確率はどのくらいでしょう?

 100回引いて1枚の当たりくじが出るとしたら、1/100 です。

 10回引いて1回あたるとしたら1/10 です。

 2回引いたうちの1枚は当たりだとしたら 1/2 です。

自由に予想してみてください。

どうしてそう予想しましたか?

⬇︎

予想してからね

⬇︎

予想してからね

⬇︎

予想してからね

⬇︎

 サイエンスアゴラに登場した算数の先生がいうには「10個買ったところ2枚の当たりが入っていた」とのこと、2/10と言っていました。
  約分という処理をして ⇨ 1/5 の確率になります。
 5つ買うと1枚は当たる計算になります。

 ほんとかなぁ~

 一回の結果で確率を判断してはいけません。
 そういう理屈でいうと、たとえば私が一個買って、その一個がたまたま当たりだったら「確率1/1 つまり100%」ということになります。
 算数の先生のいう確率と違ってしまう。

 確率というのは1~2何度も何度も繰り返して、だいたいそうなるというように判断するものです。

 次も10個買う。
 続いてまた10個買う。
 さらに10個買っても、大抵2つの当たりくじが入っていたら、2/10つまり1/5の確率だと言ってよいでしょう。

 web上で調べてみると「12個のうち1個に当たりくじが入っている確率」だということです。
 1/12ですね。

 こんど12個買ってみようと思います。

 確率の見方・考え方は人生にとって、とても大切です。

 宝くじの販売店に「1億円の当選と、4000万円の当選2つがでました」と書いてあると、まるでその店で買うと大金が当たるかのように感じてしまう人もいるようです。
 でも確率を学ぶと、それは間違いだということがわかります。

 たのしいプログラムができそうです。

① 一記事につき1回の〈いいね〉クリックは「たの研」の大きな応援の一票になります!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!

西行と芭蕉のこと@読者の方からのたよりに答えて

 県外の読者の方から「芭蕉の旅のあとをたどっています」という楽しいたよりがとどきました、うらやましい限りです。

 芭蕉はある人物に憧れていました。

 元気な頃「願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」
と詠み、年老いて生を閉じたのが、ほぼその歌の通りだったという、歌人『西行』です。

 芭蕉が『奥の細道』の旅に出た年はちょうど西行の500年忌でした。

 私も『千住』や『日光』『白河の関』『多賀城』ほかいろいろなところを訪ねました、残念ながら歩きではなくレンタカーで移動して芭蕉の旅あとをたどる旅です。

 西行はどの程度の旅をしたのか?

 芭蕉と同じくらいか、少ないのか長いのか…

 芭蕉は『奥の細道』以外にも『野ざらし紀行』ほかいくつかの作品集をまとめています。A.I.に計算してもらったところ「4061km」と出ました。

 西行は芭蕉より500年くらい前の人物で、細かい旅の記録がありません。

 いろいろ探していると「五島美術館」の資料に西行の旅の場所をプロットした資料がありました。 

 A.I.に概算してもらうと、どこからどこをたどったのか、その地に赴いたのは一回なのか複数回なのか、いろいろわからないところがあるけれど、芭蕉より長い距離を旅しただろうということです。

 西行や芭蕉の旅は、自らの足で歩き、目で見て、心で感じることで、歌や句という形で感動を結晶させる過程でした。
 近頃は「コスパ」とか「タイパ」という価値観が大手をふっているのですけど、その対極にあるといってよいでしょう。
 〈たの研〉のテーマは『体感』です、西行・芭蕉の旅に通じるものがあります。
 机上の空論ではなく、現実の世界と向き合うたのしさは格別です。

 読者の方のたよりに誘われて『〈たの研版〉旅のプログラム』をつくりたくなっています。

 みなさんからの便りは元気の素です。たのしい福祉&教育というのは、とても大きなフレームです、「違う話かな」と思わず、気軽におたよりをおよせください。
 たくさんのたよりが届くので、一つ一つ返信することは難しくなったのですけど、、すぐにこうやって要所要所でまとめてお答えしています。

① 一記事につき1回の〈いいね〉クリックは「たの研」の大きな応援の一票になります!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!