たのしい花さんぽでイノシシ母子に遭遇する①月桃の花の色合が異なるのは?

 出張も重なり、ここ2日程で1週間以上分の仕事をしたので頭が飽和状態。こういう時には外の空気を吸いながら自然の中に入っていくのが一番よい。

 少し山深いところに入っていくと、まだ月桃の花を見ることができます。
 
 これはほぼ同じ時刻、距離にして1kmも離れていない処でみつけた月桃の花(ツボミ)です。毎年感じているのだけど、この場所の月桃はピンクが濃く、独特ないろあいを見せてくれます。どちらかが暗い場所にあるわけでも、陽が翳ったわけでもありません。

 

 これはアジサイの色の違いのように、酸性土壌、中性土壌、アルカリ性土壌という違いがあるからなのでしょうか?

 自由研究のたのしいテーマになると思います。

 30~40分くらい歩いているうちに頭もスッキリしてきました。

 そんな時、イノシシの母子に出逢いました。

 離島の応援団の一人、猟師のAさんから「沖縄には熊はいないから、一番怖いのはイノシシだ、バッタリ出会った時にはやられないようにしないといけない。目は離さず、ゆっくり後ずさることだ」と聞かされていました。
 なるほど、私がアラスカでキャンプしていた時のクマと出会った時の対応と同じだな、と思ってしっかり覚えています。

 ところで私が〈たの研/たのしい教育研究所〉を設立した数年間は、〈依頼してくれるところならどこでも行きます〉という構えで仕事をしていて、その意味では幸せな時期でした。そうやって頻繁に離島に通っている頃、何度かイノシシに出会ったことがありました。慌てずすくっと立ったまま自然な気持ちで「私は何しろ安全な人間だ」というイメージで見つめていると、相手はそれを感じてくれるのでしょう、そのまま行きすぎてくれました。

 今度どうでしょう?

 車はほとんど通らない道です、そこで右側の草むらからイノシシの親子が出てきて、私をみかけ、立ち止まって見つめています。ちょうどカメラを手に花さんぽしていた時だったので、オート焦点で何枚もシャッターを切りました、これはピントが合った一枚です。

 気ままに歩いていたウリ坊(赤ちゃんイノシシ)は母親のお腹の下に隠れました。

 大きくしてみましょう。

 私との距離はどのくらいだろう…
 10~15mくらいかなぁ。

 母子ペアのイノシシに出会ったのははじめてです。

 子どもを連れた母親は危険だという話があるなぁ…

 突進してきたら…

 格闘家のシミュレーションが働き始めようとするのを止めて、「わたしは平和な人間です」だというイメージでおだやかに眺めていました。

 どうなるでしょう?

 といってもこうやってその後綴っているわけなので、病院に担ぎ込まれるようなことにはなっていないのはわかるでしょう。

追記:私のプロフィールにあるアラスカキャンプ経験を目にした読者の方からごくたまに「自分もアラスカに行きたいが…」と相談があったとき、私が紹介するものの一つにBear-Attack(ベアーアタック)というスプレーがあります。リュークの外側に下げていつでも手にすることができるようにしていました。スプレー類は飛行機で却下されることがあるので現地で入手しましょう。

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 つづく

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楽しい花さんぽ 夜のユウナの花

 花さんぽの記事が読みたいです、というリクエストが来ました、そうか、しばらく書いてなかったんですね、おとどけしましょう。
 朝、執筆室にこもって忙しく過ごしていると「あ、もう夜か」と気づく日もたびたびあります。時間の流れくらいわかるだろうとと思うかもしれませんけど、本当のことです。

 そういう日は、結局夜に散歩することになったりします。

 先日、少し遠出して歩いてみました。

 ユウナ(オオハマボウ)の花をみつけました。

 ユウナは大人のこぶしほどの大きな花をさかせます。

 以前、「見れども見えず」というタイトルで二つ連続で記事をかきました、未読の方はどうぞ⇨ https://tanokyo.com/archives/155063

 これは午前中の花です、レモン色のすずやかな色をしています。

 夕方には散ってしまうのですけど、それはさきほどの記事にジャンプしてお読みください。

 今回の問題はここからです。

「夜のユウナはどうなっているのか?」
どう思いますか?

 夜の花さんぽで心がうごかされたのがこの写真です。


  ユウナの花のツボミから黄色く巻かれた花びらたちが姿をみせています。
 その周りには閉じられたツボミたちがたくさんあります。

 そうか、翌朝に向けて花を開く準備をしているのか?

 いや、もしかすると夜中に花を開くのかもしれないぞ。

 写真は夜の8時ごろに撮ったものです。

 4~5時間後に観察したかったのですけど、残念ながらまた仕事に戻る必要があったので、次回の夜さんぽの時のたのしみにしておこうと思います。

 みなさんの中で、夜中、ユウナの花のあたりを通ることがあったら、観察してみませんか。

 その前に、夜中に花開くユウナの花もあるのか、ツボミは夜中に開き始めて、朝に花開くのか、予想しておいてくださいね。
 自然の中を歩いて、心動かされることがなかった経験は一度もありません。

 たのしいさんぽです。

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楽しく島言葉〈ガッテン=合10〉カード

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 厚めの紙(画用紙など)B4以上に印刷してください。1シートで4人分です。

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