自由研究が楽しすぎて止められない/超簡単 再生和紙-レモングラスで香りつきの再生和紙づくり-楽しい工作

 さくら先生が〈たの研〉にレモングラスをもってきてくれました、一見すると、ススキみたいで、生えていても見分けがつかないでしょう。もちろん同じイネ・ファミリー(科)です。

〈たの研〉でプログラムを広げている超簡単再生和紙づくりの応用で、前から試したかった、レモングラスで香りのついた再生和紙をつくることができるか実験してみました。

 捨てる紙とレモングラスを入れて和紙づくり専用にしているミキサーにかけます。

 こうなります。

 たの研の和紙づくりキットですきとって、乾かしています。

 さぁ、香りのついた再生和紙になるでしょうか。

 みなさんはどう予想しますか?

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夏休み 自由研究 工作:実践すること実験することはとってもたのしい@楽しい面白い自由研究『超簡単再生和紙づくり』

 さぁ、夏休みがやってきました。自由研究の季節です。たびたび書いてきたように、自由研究こそ本物の研究です。「あれをやりなさい、これをやりなさい」というようにすすめるものは、研究ではなく〈下請け〉です。楽しい自由研究のテーマを探して楽しんでみましょう。それが将来の夢を広げることもありますよ。

 自分の力が高まり、ますます学びたくなる本やweb、SNSでたくさんのことを知ることができます。こうすればこうなる、というようなノウハウ的なものもあふれています。

「なるほど、こうすればこうなるんだ・・・、了解、もうわかった」

というタイプの人たちもたくさんいるようです。

 このサイトの熱心な読者の皆さんには伝わっていると思うのですけど、サイトにはいわゆる〈コタツ記事〉つまり自分ではやらずに、目にした資料などをそのまま利用してまとめた記事にあふれています。

 去年の自由研究講座の『あられづくり』もそうでした。簡単なスライムづくりでさえそうです、「危険です、ぜったいに手を洗ってください、万が一◯◯なら直ぐ病院へけといった不安を煽る説明をいくつ目にしたことか。不安を煽ることで、自分が専門家になった気持ちなのでしょう。案の定、その人たちのスライムづくりはどれもとてもよく似ていました。もう閉じていればよいのですけど。危険性なら私たちの食卓に並ぶ〈しょうゆ〉にもありますから、不安をあおらないような書き方をする必要があるでしょう。

 さて、工作系で人気の一つが、これまで何度か紹介した「再生和紙づくり」です。

必要な人たちに実費でお頒けできる教材を準備しています。

 実際にお頒けできるのは8/3以降です。早めに手にしたい方はご相談ください。

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植物たちの力、生命力、勢いに感動する

 〈たの研〉の夏の講座に申し込んでくれたたくさんの方たちに満足してもらえるように、プログラムづくりがどんどん進行中です。

 これはさくら先生が実施する「たのしい自由研究@生き物編」で利用する一つ、おじぎ草で利用する教材です。

 なんと、3日目でこんなに成長しました。
 午前と午後でも明らかに違う感じがします。

 これまでも、学校で教師をしていた頃、こどもたちとたくさんの植物を育ててきました。
 今感じている植物たちの成長する勢いを、あの頃の子どもたちに伝えることができただろうか?

 さくら先生が、この楽しさ面白さを伝えてくれると思うと、とてもワクワクします。

 講座は現在〈キャンセル待ち受付中〉です。
 何らかの事情で参加できなくなった方たちが出たら速やかに席を引き継いでいます。
 希望する方は、お申し込みください。
 ひとり親世帯など、支援が必要な方たちへは、その旨書いていただければ、〈たの研〉で参加費を支援し無料で参加することができます。

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楽しいブックレビュー@賀十つばさ『ドゥリトル先生のブックカフェ』/ドリトル先生=Do Little 先生

 賀十(かとう)つばささんの『ドゥリトル先生のブックカフェ』を読んでいたら、こんな話が出てきました。

有名な児童文学「ドリトル先生」シリーズは、訳者の井伏鱒二が、 Do Little を日本人が発音しやすいようにドリトルと名付けた。
Do Little先生の本来の意味は「ほとんど何もしない先生」、ドリトル先生はお医者さんだから『ヤブ医者』という意味なんだ。

 私も子どもの頃ドリトル先生シリーズを読みました。

 でもヤブ医者的なイメージはなかったけどなぁ・・・

 そもそも動物たちの先生というのがメインだった気がする。動物たちと言葉を交わすことができると、けっこう名医だったんじゃないだろうか?

 気になって、井伏鱒二が訳したドリトル先生シリーズの第一作『ドリトル先生アフリカゆき』を読んでみました。はじめの部分を書き抜いてみしましょう。

1 パドルビー

 むかし、むかし、そのむかし――わたしのおじいさんが、まだ子どもだったころのこと――ひとりのお医者さんが住んでおりました。
 そのお医者さんの名まえは、ドリトル――医学博士、ジョン・ドリトルといいました。
 医学博士というのは、ちゃんとしたお医者さんのことですから、とてもいろんなことを知っているということです。

 この先生の家は、「沼のほとりのパドルビー」という小さな町にありました。
 その町の人たちは、年よりも子どもでも、だれでもみんな、先生の顔を知っておりました。
 先生が、シルクハットをかぶって通りをゆくと、だれかれとなく「ああ、あそこを、お医者さんが歩いてなされる。あれは、えらい先生だ。」とほめそやすのが、おきまりでした。

 そうして、子どもたちばかりでなく先生のあとから、ぞろぞろついてゆくのでした。教会の塔に巣を作っていたカラスさえ、カアカアとないて、先生におじぎをしたということです。

 先生の家は、町はずれにありました。小さな家ですが、庭だけは、とてもひろびろとして、いちめんに芝生が植えてありました。
 石のベンチのかたわらには、しだれ柳がありました。先生の家のきりもりは、妹のサラ・ドリトルという婦人にまかされていましたが、庭だけは、先生御自身で手入れをしていました。
 先生は、生きものがだいすきで、いろんなものを飼っていました。庭のすみかの池にキンギョを飼っていたほかに、お勝手には、ウサギがいました。またピアノの中には、白ネズミがいました。戸棚の中にはリス、地下室にはハリネズミがいました。それから子持ちの牛もいました。年とった足の悪い馬や――これは二十五歳です――ニワトリ、ハト、ヒツジが二ひき、まだそのほかにも、いろんなものがいました。
 その中で、とくに先生のかわいがっていた動物は、ダブダブという名まえのアヒル、ジップという犬、ガブガブという子ブタ、ポリネシアというオウム、それからトートーという名まえのフクロでした。

 先生の妹さんは、いつもこの動物たちが家の中をよごしてこまる、といってこぼしていました。
 ところが、ある日、リューマチをわずらっているおばあさんが、病気で診断を受けにやってきました。そのおばあさんは腰をかけた椅子のうえに眠っていたハリネズミをお尻にしいてしまいました。
 それからというもの、このおばあさんは二度とふたたび、先生のところへやってこなくなりました。おばあさんはそのかわりに、毎週土曜日になると、馬車に乗って、十六キロもあるオクスンソープという、べつの町のお医者に、診察してもらいにゆくようになりました。

 動物が大好きで、次第に人間より動物たちと付き合うようになっていったのがドリトル先生です。人間の診療に関しては Do Little. だけれど、動物に関しては Do More. の先生で、決して力のないヤブ医者というわけではありません。

 動物がいっぱいの病院から、しだいに人間の患者が減っていって、ドリトル先生はお金がなくなっていきます。動物たちの食べもののために貯金をおろし、ピアノを売り、ドリトル先生は穴の空いた靴下を履くくらいになっていきます。

 また読みたくなってきました。

 そのきっかけになった賀十さんの本は、ドリトル先生の話だけでなく「長靴下のピッピ」とか、たくさんの作品が出てきます。読んでみようと思います。

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