花の形に目をつける ペディランサス・ダイギンリュウ@たのしい理科,たのしい野山散歩

 よくいく散歩道に、いっぷう変わった雰囲気の植物があります、これです。
 多肉植物の種類で「ペディランサス」と「ダイギンリュウ」の両方の呼び名があります。

 先日、歩いている時に、花が開いているのみつけて、何かの間違いかと思ってしばらく観察していました。

 まるで赤い顔の鳥のように見えるんです。

 花の部分をアップしてみますよ。

 

 これまでいろいろな花をみてきたけれど、まだまだ出会ったことのない形、不思議な形があるんだなぁ、と嬉しくなりました。

 以前「花の形に目をつけよう」というミニプランをつくりはじめたのだけど、その作成もたのしみになってきました。

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!

たのしく島言葉の活動の様子@仲良くなる島言葉でたのしむ子どもたち

〈たの研/たのしい教育研究所〉の「たのしくシンプル島言葉」の取り組みは今年度のたのしくスタートしています。

 島言葉といえば、最近のメルマガで、カレーの元祖『マースカレー』が出始めた頃「マースって何なの? 塩カレー?」と思ったという友人がいたという話を書いたら、いろいろな人から「笑いました」というメールが届きました。

島言葉がわからない方には笑えないと思います、興味のある方は調べてみてください⇩ ※「まーす」の項
https://www.kozaweb.jp/featureCategories/show/16

 これは今月、A小学校にいって「仲良くなる島言葉」をたのしんだときの写真です。
こどもたちはみんな一緒に「ちびらーさん!」といい声を出してくれました。

 子どもたちが持ってくれているのが、たのしい教育研究所が県の助成金を利用してさくせいしたプログラム「仲良くなるしまくとぅば」です。
 一枚ものなので、いろいろなん先生たちが気軽に利用してくれています。


  人間の思考形成の拠り所となるのが〈言葉〉です。

  〈しまくとぅば〉は沖縄で暮らしてきた人たちが大切に残してきた「ものの見方・考え方」をタイムマシンのように届けてくれます、素晴らしい文化遺産だといってよいでしょう。

〈たの研/たのしい教育研究所〉の講座やワークショップはすでに半年先まで入り始めています。

 島言葉のワークショップなどをご希望の方は「たのしい島言葉のワークショップについて」と明記してお問い合わせください。

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!

ミニプラン〈生き物たちの模様〉@たのしい教育プラン 質問〈シマウマの模様を描いてみよう〉

 よくみる『チコちゃんに叱られる』で〈これは授業で使いたい〉と感じるエピソードが出てきて、あっという間にたのしい教育プログラムができました。メルマガに取り上げたいと考えているのですけど、初めの部分を先に公式サイトに紹介しましょう。

 生き物たちを何となく見つめるのではなく、詳しく具体的にみていくたのしい観察のプログラムになると思います。

 こういう問題からスタートします。

☆⭐︎⭐︎☆⭐︎⭐︎☆⭐︎⭐︎☆

質問:みなさんはシマウマを知っていますか?
 なぜシマウマというかというと、ウマと同じスタイルで、模様がシマシマ(縞々)だからです。

 では、本や写真などほをみないで、簡単にシマウマを描いてみましょう。
 シマウマのシマ(縞)ってどうなっているのでしょう。
 タテジマ(縦縞)なんでしょうか?
 ヨコジマ(横縞)なんでしょうか?
 顔にもシマシマがあるんでしょうか?
 それとも?

※上手い下手ではなく、どういうシマもよう(シマ模様)かに注目して描きましょう

 

 みなさんも挑戦してみませんか。

 描いてあと、実物の写真で確認すると、わたしたちがかなりおおざっぱなイメージでシマウマをみてきたことを実感すると思います。

予想してからね

予想してからね

予想してからね

顔にもシマシマがあるでしょうか?

あるんです、なんとひし形のようなシマシマも見えます。

 身体はどんなシマシマでしょうか?

 タテジマの部分とヨコジマの部分があるんです。

 模様は、その生物に親しみをもつ入り口になりますよ。
 みなさんも模様に注目して、生き物たちに親しんでみませんか。

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!

手段ではなく目的としての楽しさ/たのしい教育の発想法@板倉聖宣が遺した言葉たち

 ノートパソコンを新調したのでデータのコピーをしています。〈たのしい教育メールマガジン〉の全データを整理していると創刊当時の記事に見入ってしまいました。レイアウトの工夫もほとんどなく、画像も少ない文字中心の直球勝負の内容ですけど、編集した本人の私が時を経て読み行ってしまうほど濃い中身でした。
 今でも書きたいことに溢れているとはいえ、メルマガを配信したばかりのころは「何をおいてもまずこれを」という状態だったのでしょう、私自身が強く影響をうけたものたちが目白押しだったはずです。
 創刊第二号に〈たの研/たのしい教育研究所〉を強く応援してくれた板倉聖宣先生(仮説実験授業研究会初代代表・元文科省教育研究所室長・元科学史学会会長)の「手段でなく目的としての楽しさ」という原稿を紹介しています、その一部を分割して紹介しましょう。

 〈たのしい教育メールマガジン〉を古くから購読してくれている方も、きっと新鮮に読むことができると思います。

 出典は伊良波さんと私が〈たのしい教育〉を学ぶサークルを作ってお互いが気になるレポートを持ってきて読み合わせしていた頃の資料、1992年四條畷小学校の授業公開と研究会の資料集からです。おそらく四條畷の仮説関係のサークルが全国大会などで販売してくれたものだと思うのですけど、文面以外には表紙の画像しか残っておらず、奥付けで特定することができませんでした、ご了承ください。

沖縄の全国大会で板倉先生が講演している時の様子

 

 ※板倉先生の意図が伝わりやすいように私いっきゅうが手を入れています

 

手段でなく目的としての楽しさ

(板倉)

「教育における実験」とはいかなるものでしょう。

 それは、教育の目的において決めなければなりません。
 例えば、ある人たちは「子どもたちが賢くなればよろしい。そのためには、勉強がつまんなくてもかしこくなればよろしい」という考えがあります。
 「もともと勉強というのはつまらないものであるから、それでも耐え忍んで勉強させなければいけない」とこういうふうにいいます。
 またある人は「そうではない、たのしく勉強しなければ勉強というのは身につかないものだ。身につけさせるためにも勉強というのはたのしくしなければいけない」といいます。
 そういう中で、おそらく全ての人が一致することは「子どもたちがかしこくなること」です。「知識が増えいろいろな判断力がつくようになる」ということだと思います。そういうふうにするためにはどうすればいいか、それを実験的に検討するんです。
 ここで思うのは「頭がよくなった」とか「知恵が探くなった」とかいうことはどうやってはかることができるか、どうやったらわかるかということです。これがわからないと、どうやったらよかったのかということが測定できません。

「なんとなく授業をやったら子どもたちがよくなったよ」なんていっても、他の人は認めてくれません。
 大体、先生にはそういう厚かましい人はいない。
 私は、先生はそういう点ではもう少し厚かましくならなければいけないと思うんですが、なかなか自信をもってそういう人はいません。いればいたで、また問題になるんですけれども….

 要するに「子どもたちの知恵が伸びた、賢くなった」ということをその基準を決めて、そして、そのようになるようにするにはどうしたらいいかということを研究していく必要があるんじゃないかと思います。

 その際私は「賢くなるjということと以上に重要なのが「たのしく勉強できる」ことだと考えています。

「たのしく勉強できる」ということは、かしこくなるための手段ではなしに(そのこと自体が大事である)と考えます。

「学校でたのしく勉強できた。そしていろいろなことが身についた」ということでなしに、「勉強というものは楽しいものだ、いろいろな知識を身につけたりしてかしこくなるということは楽しいことだ」ということを身につけることが、社会に出て自分自身で学びとる底力を作る。だとすれば、「たのしく勉強する」ということがひとつの目的ではないか。
 私どもはそのような観点、子どもたちが「勉強がたのしい」「自分たちはかしこくなったと思う」という観点で教育というものを考えていこうと思っています。

前半はここまでにしましょう。

 板倉聖宣先生のものの見方・考え方に興味をもった方は、まとまった一冊を読むことをおすすめします⇨https://amzn.to/3QVGpS1

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!