ベタ(betta)のオス同士は闘うので一緒に飼ってはいけません。ところが…

 betta(ベタ)はオス同士を同じ入れ物で育てると、闘いあって一方が悲しいことになってしまうといわれています。戦闘意識が高いので「闘魚」とも呼ばれています。

〈たのしい教育メールマガジン〉にこういう写真を載せたところ、いろいろな人が興味を持ってくれました。ベタのオス同士(青と赤)です。

 何人かの読者の方が、その謎を解いてくれました。

 来週、謎解きをする予定です。
 実は大した謎でありません。

 みなさんも予想してみませんか。

 

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ハチの模様は美しい/オキナワチビアシナガバチ :「チビ」ってどういう意味なの?

 車をの手入れをしていると、庭のランタナにとまったハチが目に入って、写真にとりました。

 みるとスズメバチの色調ののハチです。それにしても、相変わらずハチの羽は小さいな。

 
 調べてみたら「オキナワ チビ アシナガバチ」。

〈オキナワ〉も〈アシナガバチ〉もわかるけど、「チビ」というのはどういう意味なんだろう…

 みなとん、どう思いますか?

 

 小さいを意味するチビ、つまり「小さなアシナガバチ」というネーミングです。

 正式な名前に「チビ」という言葉がついているって、私は他にしらないなぁ。

 他にもあるんだろうか?

 「ほとんど無いだろう」と予想しつつ調べてみると…

 やっぱりなかなかみつかりません、ニックネーム・愛称的に呼ばれることはあるけど。

 とは少しはいるんですよ。

「チビクワガタ属」という種類がいます。こんな小さなクワガタです、可愛い。

 

タマムシにの仲間にもいます、「クズノチビタマムシ 」

 みなさんも探してみませんか!

 とはいえ、「チビ」って言い方はどうにかならなかっただろうか。
「コガタ アシナガバチ」とか「コ クワガタ」とかつけてあげたらよいのに。

 生き物の名前って、発見した人に名付ける権利があるわけなので、いろんな学者がいろんな感覚でつけてしまうから、失礼な名付け方も出てきてしまうだろう。

 嫌な匂いがするというので本当に失礼だと思う名前をつけられたカズラもある…

「~モドキ」という名前をつけられた動植物もたくさんあって、「ニセ~」という名前をつけられてしまった動植物もいる…。
 そうそう「~ダマシ」とかもある。
 これも失礼だよね。だって、たまたま後で発見されたから「モドキ」とか「ニセ」とか「ダマシ」と言われてしまったわけで、たまたまそれを後でみつけたわけなのだから。

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子どもに支持される授業をやれば大丈夫/板倉聖宣のたのしい教育の発想法@敬愛する加川勝人さんのレポートから

 定期的に〈たのしい教育メールマガジン〉の記事の整理整頓をしていて、今ちょうどその日々です。過去の記事を読むと、書いた本人なのにのめり込んでしまいます。〈たの研〉の日々、授業の章、映画の章、発想法の章の4つをそれぞれ一冊ずつにまとめて本にしたいものだ、店頭に並んでいたら私が真っ先に買うことでしょう。

 本当はこの公式サイトも、どういうジャンルが多いとか少ないとか人気だとかいうことを整理整頓したいのだけど、何しろ毎日、その日の最後あたりに綴るので、「これは既に書いたのか」とか「ジャンル的に偏りがあるからこうしよう」というようなゆとりがありません。

 といっても以前「以前同じような記事がありました」という話が一件あったけれど、確認すると、それと関連した別な内容を伴っていたので落着。誤字脱字など、申し訳なく思いつつ、ゆっくり減っていくだろうと楽観しています。末長くお付き合いください。

 今回は〈たのしい教育メールマガジン〉第100号(2014年5月)で紹介した「子どもに支持される授業をやれば大丈夫」という板倉聖宣先生(仮説実験授業研究会初代代表/元文科省教育研究所室長/元日本科学学会会長/たのしい教育研究所 初期から支援者)の話を紹介しましょう。

いっきゅう

 仮説実験授業研究会のメンバーの中で「この人に会いたかった」という願いが叶わなかったお一人が北海道の加川勝人さんです。加川さんが書く板倉先生の話が秀逸で、会員レポートなどで欠かさず読んでいました。好きな話がいくつもあって、その一つが「子どもたちが支持してくれる授業をすれば大丈夫」という話です。

 出典は〈1981年仮説実験授業研究会洞爺湖大会〉の記念ガリ本『教育・科学・研究のイロハ』です。その頃のレポートの多くは手書きで味わい深いものがあります。今はほとんど目にしないことでしょう、貴重なので加川さんの手書きの文章をほんの少しご覧ください。

 私いっきゅうは約30年教師を続け、満を持して〈授業一本で暮らす〉という道に入りました。教師をしている時テーマにしていたのが「子どもたちがたのしんでくれて自分もたのしい授業」です。
〈子どもたちのためにやってあげている〉という高みからの感覚はありません。「これをしなくては」というのは少しあったとはいえ、ほとんどがたのしさをテーマにした授業です。そのおかげで、たのしい思い出に満ちた教師生活を過ごすことができました。結果的に、この板倉先生の言葉をたどっていたからでしょう。
 これは加川さんがメモしていたという板倉先生の言葉です。

 板倉
 皆さん、大丈夫なんです。
 子どもに支持される授業をやれば大丈夫なんです。
 文部省でさえ認めてくれます。
 これまでの日本の教育の伝統がそうです。
 今まで、日本の教育を変えて来た力というのは、そういう人達の実績なんです。
 そうやって文部省の指導する教育も進歩したんです。

※板倉先生の話のエッセンスを大切にして、いっきゅうが校正

 私は現場でたくさん出会ったのですけど、子どもたちが支持してくれる授業というのをたとえば「ディズニーアニメをみせてあげる授業だ」と勘違いしている人たちがいます。普通の授業は苦しい、その息抜きにアニメを借りてきてみせてあげる、というのです。

 それは授業ではありません。

 面積の授業がたのしい、ワクワクする。
 まど・みちおさんの詩に感動する。
 青森県の魅力を味わう etc.
 それが授業です。

 そういう授業ができる先生たちをゆっくり増やす、それが〈たのしい教育研究所〉のテーマの一つです。

 今は新しいプロジェクトで、直接こどもたちにアプローチする時間を増やそうという話が進んでいます。

 子どもたちがワクワクしながら植物を育てる、動物に触れ合う。
 身体にいいおやつ作りを学ぶ。
 ボランティア活動の魅力を味わう。
 散歩しながらたのしく英会話を学ぶ。
   etc.

学校では難しくなってきた、そういうたのしい教育を子どもたちにたっぷり味わってもらう。その保護者の方たちにも味わってもらう。現場の先生たちにも協力してもらう、そういうことを考えています。

 一緒に協力したいという方がいたらお問い合わせください。

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都会でジャスミンの香り/マツリカ(茉莉花)で長年の謎が解けた@予想を立てていれば、長い時が流れたあとでも、賢くたのしく過ごすことができる

 久々に映画館に行った日、上映時間まで30分くらいあったので、近くの植物を見ながら歩いていました。花を見つけると自然と顔を近づけてしまうのが子どもの頃からの行動パターンです。
 今回は「予想を立てていれば、長い時が流れたあとでも、賢くたのしく過ごすことができる」というお話。

 この花はとても良い香りがする…この香りは・・・ジャスミンだな!

 webで調べてみると〈アラビア ジャスミン/マツリカ=茉莉花〉と出ました。

 そっか、お酒の茉莉花(マツリカ)っていうのはジャスミンの名前からきたのことなのか。

 販売メーカーのサイトをみると『ジャスミン焼酎』とあります、なるほど。

 私たちがジャスミンの香りとして知っているのはマツリカ・茉莉花の品種の香りなのかな?

 だとすると『ジャスミン ティー』というのは茉莉花茶?

 そうそう、だいぶ前にある先生が沖縄に普通に飲まれている「さんぴん茶」についてこういうことを言っていた。
「ねぇねぇ、さんぴん茶ってジャスミンティーのことみたいよ」というので驚いたことがありました。
「いやいや〈ジャスミン〉が訛って〈さんぴん〉とは思えないし、ジャスミンの香もするけれどいっぱいいろいろ混ざっている感じがする。
 さんぴん茶の〈さんぴん〉は〈三品〉で、ジャスミンストレートでなくていろいろブレンドしたものなんじゃない?」
と答えた(予想した)まま、ず~っとほっといたままだった。

 

 調べてみました。

 ウィキペディア(wikipedia)

ジャスミン茶(ジャスミンちゃ、英語: jasmine tea/ジャスミンティー)、中国語では茉莉花茶

とあります、つまりジャスミンティーはマツリカ茶・茉莉花茶のことで、緑茶、ウーロン茶に茉莉花の香りを加えたもの。

茉莉花ってジャスミンを代表するくらいの品種なんだな。

続けて〈さんぴんちゃ〉の謎をさぐりましょう。

 さんぴん茶のさんぴんは中国語の「香片/シャンピェン・シャンピン」。
 「シャンピェン茶」⇨「さんぴん茶」とのこと。

 香り付けしたお茶をさんぴん茶とよんだわけで、三品ではなかった。

 中国辞典で調べると香片は

 とのこと。

 さんぴん茶は香片茶、つまりジャスミン茶のことだった。

 私の予想は間違っていて、私に伝えてくれた先生の方が正しかった。

 そうか、ジャスミンティーはこの花の香りをつけたお茶なわけだ。
 落ちていた花びらを持って帰ろう。

 ちょっとした時間で長年の謎が解け、スッキリした香りとスッキリした気持ちで、映画観に向かいました。

 予想を立てていれば、長い時が流れたあとでも、賢くたのしく過ごすことができます。

 映画の話はさっそくメルマガの記事にまとめています! 

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