さて前回の続き「コーヒー豆は豆ファミリー(マメ科)なの?」の解答編です。みなさんの予想は立てていただけたでしょうか、まだの方は一つ戻って予想を立ててみてください。予想を立てると、それが当たっていても外れていても賢くなることができます。
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これが花散歩の時に偶然見つけたコーヒーの実です、下に落ちている粒をもらいました。
かじってみると、クセのない素直な甘みがあります、コーヒーだからといって苦いわけではありませんでした。新鮮な感動 (´ー`
カットしてみましょう、中はどうなっていると思いますか?
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中から二つ部のタネが出てきました。
よく見るとコーヒー豆と全く同じ形をしています。
実が甘いということもそうだったのですけど、2粒でワンセットということを初めて知りました、これも新鮮な感動。
〈たの研〉にあるコーヒー豆と比べてみましょう、大きさもそうかわりませんね。
さて、ここまできて「コーヒー豆は豆ファミリーか」という問題は解けたでしょうか、予想変更はありますか?
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豆ファミリー・マメ科の植物の大きな特徴の一つは〈実がサヤに入っている〉ことです。
これは大豆の実です、エダマメともいいます。ダイズはサヤの中に収まっています。
これはインゲン豆、細長いサヤにタネが収まっています。
これは世界最大の豆ファミリー・マメ科の種類〈モダマ〉、だいぶ前にこのサイトでも紹介しました、このサイトの表紙にも映っています。さやに大きな実が入っています。
これは落花生、ピーナッツです。
タネはサヤに収まっています。
コーヒーの実はどうでしたか?
タネはサヤに入っているわけではありませんね。
コーヒー豆と呼んでいても、豆ファミリー(マメ科)ではないんです。
「それだけで判断していいの?」
それだけで判断しても間違いはありません。
マメ科の花の特徴でも比べてみましょう。
マメ科の花は二枚の大き目の花びらが羽を開いた形をしています、あまり似ていないけれど〈蝶形花〉と呼ばれています。
コーヒーは木になっています、花びらは一枚ずつ離れていて六枚がパッと平面状に開いています。
コーヒー豆といっても〈豆ファミリー〉ではありません、名前だけから判断することはできないこともあるんです。
コーヒー豆・珈琲豆は「コーヒーノキ/コーヒーの木」という植物の種子(タネ)で〈アカネファミリー/アカネ科〉の植物です。
ちなみに、チョコレートの原料の「カカオ豆」も豆ファミリーではありません。
興味のある人は、カカオの実や花を調べてみるとよいでしょう、たのしいですよ。
こういうところから本物の学力が身についていくのです。
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