ドングリという木はありません/たのしいドングリの話@楽しい環境教育

前回のドングリの話を少し続けましょう。
勘違いする人も多いのですけど、柿や梨、りんごの木というような木の種類として「ドングリ」という木が生えているのではありません。

 カシの木、シイの木、クヌギの木、アベマキの木などいろいろな植物の実がドングリです。

 世界では700~800種類とも言われています(ChatGPT)。

 日本では20~30種類の木にドングリの実がつきます。実はそれぞれの木の種類ごとに形も大きさも色もけっこう違うんですよ。

 これはモジャモジャのボウシ(殻斗)をもつタイプ、私はベートーベン型と呼んでいます。

 これは小さくチョコンと乗った殻斗、ニット帽タイプもあります。

 ドングリ本体をほとんど覆ってしまう殻斗をもったドングリもあります。

 これは前に私の知人が送ってきてくれた日本自然保護協会がまとめたどんぐりの一覧表です、よくできていると思います。

日本自然保護協会に感謝して参照⇨https://what-we-do.nacsj.or.jp/wp-content/uploads/2013/08/No535_kyoukarahajimeru_shizenkansatsu_donguri.pdf

 ドングリの分類について調べながらワクワクする世界を開いていきたいと研究をすすめています。

 おたのしみに(´ー`

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楽しい自由研究:「桃と桜の花は似ているんだからどちらでもいいじゃない」という意見になんと答えますか?

 三ヶ月くらい早く桃の花が咲いた、という記事の反響が届いています。「沖縄にも桃があるんですか?」という県内の方からのたよりもありました、ありますよ。

 酸っぱみが特徴的な食べられる小ぶりな実がたくさん成ります。
 桃の原種だと説明したサイトもあります。
 小さな毛がたくさんついているので島言葉で毛桃(キーモモ)と呼ばれています。

 リンゴやマンゴのように〈摘果/てきか:小さなうちに実を摘み取って少ない実で育てる〉すると、スーパーで目にする桃のような大きな実になると聞いたことがあります。

 桜と梅と桃はバラファミリー(科)のとても近い仲間です。

 とてもよく似た花が咲きます。

 時々お世話になる〈ウェザーニュース〉のサイトから引用しましょう。

ウェザーニュース に感謝して

 違いも説明されています。

 これが〈たの研〉の近くにさいた長早咲きのモモの花です。
 花びらの形も説明通りですね。

 とはいえ「ほとんど似ているから別に区別しないでいいんじゃないの」という意見もあるでしょう。

 みなさんはどう思いますか?

 そもそも分類というのは何の役に立つのか?

 人間は同じ人間なんだから、女と男とに分けなくてもいいではないか?

 と言われたら何と答えますか?

 分けなくてよい時もあるでしょう、でも分けた方がよいこともありますね。

 必要に応じて分類できることで、ものごとを正しく予想することができます。

 桃と梅と桜の花を見分けられると、食べられる実が成るのかがわかります。
 どれでも食べることができるんじゃないか、と思う人もいるかもしれません。違います。私が実際に食べた中でいうと、桜の実は渋みがあって、ふつう食べるのに適していません。ミザクラ・セイヨウミザクラの種類のさくらんぼが果物として出回っているくらいです。
 梅の味も香りはよいけど、美味しいと感じる味ではないようです。

 やっぱり食べるなら「桃」ですね。

 そういうように、見分けることができる、分類できると便利なことも多い。

 逆に、見分けられない、分類できなくて危険なことに巻き込まれることも出てきます。

 たのしい分類学入門も〈授業書@たの研〉のテーマの一つです。

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クマの被害者はどんどん増えてきているのか?/楽しい算数・数学

 最近開発した「熊撃退ツール」の話をメルマガに書いたところ、予想以上の反響です。それについては機会があれば書くとして、そのとき触れた「クマの被害者は増えているのか」という話について、いくつものメールが届いています。

 クマ被害件数自体はどんどん増えているのか、増えていくのか、みなさんはどう思いますか。

 ニュースなどをみると、年が進むごとにどんどん増えている感じがしている人も多いと思います。

 こいう時には数字を見ることです、言葉はごまかしやすく、数字はなかなかごまかせないからです。

最新の統計のサイトがここです(環境書のデータ)⇨ https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort12/effort12.html

 グラフにしてくれた方もいるので、それをのせてみます。

 2023年度は、前年度より明らかに被害人数が増えています。
 とはいえ、増える年と減る年があるので、この年のデータのみで、これだけでどんどん被害者が増えているとはいえません。

 あわせて環境省の今年度の速報値をみてみましょう。
 赤が2023年度(上のグラフ右端)の数で、右隣りが今年2024年10月3日現在の速報値です。約半年程度で去年の被害者数219人の⅓以下、67人です。今年度は全体として被害人数がガクンと落ちることでしょう。

 クマ被害が増えている、と感じるのは、いろいろなSNS発信や、あるところではクマ駆除の人件費がコンビニのアルバイトの時給より低いというので〈猟友会〉の方達が激怒して要請を断っているというニュースが聞こえてくるなど、刺激的な話題に触れる機会が増えてきたからかもしれません。

 クマに遭遇して被害に遭うことは不幸なことで、その人にとって肉体的にも精神的にも大きな痛手です。今年は半年程度で2名の方が命を落としています。
 いろいろな対策をして被害者ほ減らしていかなくてはいけません。

 それと同時に、「大変だ大変だ何しろ大変だ」と心配しすぎないことも大切です。 そのためにも、気になったら自分で数字を調べる。

 別なところが出している数字も調べてダブルチェックしてみることが大事です。

 学校でも、そういう力をもった子どもたちを育てていってほしいと思います。

 きっとワクワクしながら調べていくことができると思いますよ。

 新しい教育プログラムを作りたい分野の一つです。

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絵本で楽しく島言葉『だれかなぁ』みやにし たつや

読み語りプロデューサー ひな先生から 絵本の紹介と、島言葉の楽しみ方が届きました、紹介しましょう。     

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おすすめの本
『だれかなぁ』
    みやにしたつや 作・絵  (すずき出版) 1320円
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今回もたのしい絵本を紹介しますね。

タイトルからもわかるように、それが何かあてっこをする絵本です。

保育園の小さい子から小学校低学年まで、とても喜こんでもらえる絵本です。

木の後ろから体の一部をちょっとだけ出していているのをみて

「木の後ろにいるのはだれかな〜?」ってあてっこしていきます。

 しっぽがくるんとまいたピンクのおしり、くろいつばさ、しましまのにょろっとしたしっぽ、しろいあたまにまっくろのおみみ、ながーいおはなの・・・

 子どもたちは絵を見てすぐわかるので得意になって答えてくれます。

 カンタンカンタンと思っていると・・・

 最後の場面は「よるになりました・・・なにかひかっています・・・」

 なに?
 私も間違ってしまいました。

 ぜひ絵本を手に取って、子どもたちとたのしんでみてください。

 ところで、このシンプルでたのしい絵本を、〈たの研〉がひろめている「楽しくしまくとぅば」の取り組みで使おうと思いました。

 先生たちのワークショップでよんでみたら!

「だれかなぁ?」は「たーやがやー」
「あれれ」は「(ありあり」でどうかな。
「みえてるよ」は「みーゆんどー」

先生たちに好評でした。

 大切な沖縄の文化のしまくとぅばは、絵本を利用してもたのしめることがわかったので、この方法でプログラムをつくってみようと思います。

 たのしみにしていてください。

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