4本足のクモを見つけてびっくり〈シマニワオニグモの秘密〉

 たのしく野山さんぽしている時に、4本足のクモをみつけてびっくりした。

迫力があってサイケデリック、このクモです⇩

 エイリアンみたいで強そうなのであまり顔を近づけることができないのだけど、前に2本、うしろに2本、合計4本の足にしかみえません。

 表側に回ってみましょう。

 やっぱり4本にしか見えません…

 昆虫の足は6本、クモの足は8本だと覚えている人もいるでしょう。

 とするとこれはクモの仲間ではないのかな?

 みなさんはどう思いますか?

 新種なんでしょうか?

 あるいはタテハチョウのように退化した足の跡が小さくついていのでしょうか?

 そんな予想を立てながら、じっくり観察していて謎が解けました。

 よく観てください、これは前足・前脚です ⬇︎

 一本ずつに見えた前脚・前足は、実は2本がピタリとくっついた状態でした。

 後ろ足・脚はこれ ⬇︎
 小さな足と長い足が重なっています。

 4本X2=8本 の脚がありました。

 調べてみると、〈シマニワオニグモ〉という名前です、怖そうな雰囲気なのに噛まれたという報告はあがっていないそうです。アレルギー症状を示すこともないので安全なクモだと考えてよいでしょう。※沖縄で注意しなくてはいけないのは〈ハイイロゴケグモ〉〈セアカゴケグモ〉〈クロゴケグモ〉くらいだそうです

 シマグワオニグモの巣には卵(卵嚢 :らんのう)がはりついています。
 カイコの繭(まゆ)のように、糸(絹糸)で守られています。

 この地球という星には多様な生物が住んでいます。

 いい処に生まれたことを喜び、たのしんでいこうと思います。
 

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自然の中をたのしく歩く ひまわりと雲/二十四節気〈立秋〉その後

 夏の講座が終わって少しゆとりが出て向かったのは映画館ではなく野山さんぽです。夕暮れの風に吹かれながら小高い場所を歩くのはとても気持ちがよい、おすすめです。

 しばらく歩くとひまわりがみえました。
 でも八月の日照にまいったのでしょう、うなだれていました。そりゃあ大変だよね、強い日差しを受けるが直立しているなんて…

ところがこんな中でも凛々しく立っていました、これはすごいなぁ。

 季節の変化を教えてくれる〈二十四節気〉でみると、先週8月8日は〈立秋〉、いよいよ大好きな秋のはじまりです。

 確かに陽の長さは確実に短くなってきています。
 以前は夕方7:30ごろにならないと陽が暮れなかったのに、今では7時ごろに夕焼けを見ることができます。

 とはいえ、まだ陽の光は強いので雲の表面をハッキリと描き出してくれて、格好のよい写真をたくさんとることができました。


 遠くの山際には沈みゆく太陽の姿がみえていました。

 陽が和らいでくると、昆虫たちや鳥たちに出会うチャンスも増えてきます。

 みなさんも野山を歩いてみませんか。
 このサイトを読んでくれている方たちなら、「お!」っと感動する場面に出会うことでしょう。

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生き物と触れ合う体験はデジタルの世界では味わえないたのしさ@夏の講座2024「たのしい自由研究」②

 今回の夏の講座はいくつかのプログラムの中から自分のチョイスで受講するスタイルを導入しました。

 いろいろなコーナーを楽しむためにも、まずリラックしてもらうことが大切です。いつもよりたくさん入った会場で、さくら先生がたのしいゲームを実施して、心と体をほぐしてくれて、そのあと自由研究のワークショップがスタートしました。

 選択型プログラムの一つが〈生き物たちでたのしく自由研究〉のコーナーです。動物と植物とに分けて〈たの研/たのしい教育研究所〉の仲良しまーよ先生とじゅん先生が協力して担当して、大賑わいのブースの一つになりました。以前二人一緒にアメリカの自然動物園にまで出かけていったくらいの生き物好きで、たくさんのたのしさを伝えてくれました。

 

 

 予想をたててたのしく自由研究をすすめられるように、希望者にセットをプレゼントしました。
  

 ミムラ先生のアイディアで実施した「おたまじゃくしすくい」コーナーも大ヒットで、たくさんの子どもたちが来てくれました。

 環境教育が大切だといわれてかなりの年月が経ちました。

「自然の魅力を体感する子どもたちが育ってこそ本物の環境教育だ」というのが、たのしい教育研究所の流儀です。

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おたまじゃくしたちがカエルになって旅立つ/たのしい環境教育

 たの研ではいろいろな方たちが持ってきてくれたオタマジャクシが200匹以上暮らしています。

おたまじゃくしはカエルの子なので、育てていくうちにどんどんカエルになっていって水槽から飛び出しそうになるので、ふた付きの入れ物に移します。

 成長したカエルたちはほぼ毎日、川や池に帰しています。カエルは生きた虫たちを食べるので、室内で育てるのは至難だからです。もちろん、おたまじゃくしの時にとってきた場所です。

 前に「どうして沖縄でこんなにオタマジャクシがとれなくなったのか」という記事を書いたとき「農薬の問題が大きい」と指摘した方がいました。

 確かに田んぼや畑の水たまりにたくさん観られたカエルやオタマジャクシ、カエルの卵たちが、こうやって探していくとほとんど見られないことに気づきます。

 カエルたちが元気に育っていく環境は、人間にとっても健康的な環境だとおもいます。

 オタマジャクシをきっかけに、環境について考えることにもなるでしょう。
 夏の講座では休憩時間を利用して「おたまじゃくしすくい」というゲームをしようと考えています。
 講座が終わって、あまったおたまじゃくしたちは、獲ってきた場所に返す予定ですけど、今回の講座でキャンセル待ちの方たちが大量に出てしまい、逆にキャンセルの方はほとんど出ていないので、参加できない人たちがいっぱいいます。その中でほしい方たちに分けてあげられないか、などいろいろ考えているところです。

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