〈たの研〉は「批判」でなく『提案』をする組織@たのしい福祉&教育

 読者の皆さんのお陰様で〈たの研/たのしい教育研究所〉の公式サイトはさらに注目度をあげています、心から感謝いたします。〈福祉〉も〈教育〉も地味な領域です、そしていずれも批判にさらされることが大きい領域です。

 福祉の現場について検索すると〈3K〉と呼ばれるきつい状況で、離職率が高いという話が目立ちます。

 教育の分野では〈不祥事〉〈不登校〉の問題が目立ちます。

 どちらをみても明るい未来を描くことは難しい感じがするようです。

 そういう中で『楽しい福祉』『たのしい教育』を語り続けている〈たの研〉はある意味〈不思議な集団〉に見えるかもしれません、それでも10数年、具体的な提案を続けていくうちに、注目度が高くなり、全国いろいろなところから問い合わせなどが届くようになりました。

「セクハラを防ぐには」
「こども食堂に来る子どもたちが減ってきた」
「保護者から、こども食堂で食べ物を出すのはやめてほしいという声がとどいた」
「職員がすぐにやめてしまう」
・・・

 そういう声にも丁寧に答えさせていただいています。

 そういうものに混じって一定割合で、たとえば「◯◯が悪いから福祉の現場が混乱する」とか「学校教育は◯◯のせいでどんどん悪くなる」といった声も届きます。

 〈たの研/たのしい教育研究所〉は批判をする組織団体ではありません、提案をする組織団体です。そういう声に丁寧に受け応えることはしていません。

 社会状況は一挙に突破できるものではありません、そういう中で地道にできるところから明るく楽しく元気にしていく、それが〈たの研〉です。

 たのしく元気に明るく可能性を伸ばしていく、その中できっと明るい未来が見えてくる、そのスタンスでこれからも活動をすすめていきたいと思います。

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『見えない生き物たちの世界』@発酵/たのしい教育&福祉プログラム

 栄養士のS先生と、前々から一緒に作りましょう、と話していたプログラムの一つが「発酵」をテーマにした内容です。

 そもそも〈発酵〉という名前が難しいので『みえない生き物たちの世界』というタイトルでまとめることになると思います。

 スーパーで手に入るので酵母菌(イースト菌)を利用する予定です。

 ところで最近、大きなパン焼き器が見つかって、それが゛30年くらい前のものなので試験的に使ってみることにしました。いつもは小さなパン焼き器なので分量がよくわかないまま、小さなパン焼き器の分量で作ることにしました。

 実はその時「砂糖/糖」を入れ忘れてつくった時の写真がこれです。
 ぜんぜんパンになっていません。
 つまんで食べてみたらぎっしりして、パンとは別な味わいがありました。

 酵母・イーストは糖分を変化させてアルコールをつくります。その時に二酸化炭素をどんどん出すので、それでパンが膨らみます。糖がなかったので、発酵しなかったわけです。

「え、だとしたらパンにアルコールが含まれているということ?」

「はい!」

 アルコールは水より低い温度で気体になるので、パンづくりの時の熱でどんどん飛んで行ってしまいます。
 でもほんの少しは残っています、もちろん食べた人にアルコールの影響がでる量ではありません。※パンの内側に口をピタリとつけて、ぐ~っと吸い込むとアルコールの風味を感じることができますよ

 2回目、サトウを入れてつくったのがこれです。

 しっかりパンですね、さっきの写真と比べてみてください。

 これが見えない生き物たちの力です。 

 こどもたちが感動してくれて、しかも「おいしいおいしい」と味わってくれると思っています。
 こどもの居場所、こども食堂、こどもマルシェでも人気のプログラムになると思います。

 一緒に作りたいという方がいたらお問い合わせください。いろいろな実験を重ねるので、たのしいことが好きだという人がいたら、プログラムがどんどんすすんでいきます。

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「原因はこれだ」はどれだけ正しいか?/楽しい福祉&教育

 友人から「『ウツは鉄不足が原因だった』って本、読んだことありますか?」という話がきて、もちろん読んだことはない、ということに加えてある話をしました。

 多量に本を読むことでは一目(いちもく)置いている相手なので、話をしつつ検索してみると、著者は精神科医でたくさんの本を書いています。

 友人が語ったタイトルは正しくは『うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった』でした。

 だとすると、鉄が足りたらパニックにならない、うつにならない。

これは薬品メーカーが簡単に治験(治療実験)できますね。

この著者は、たくさん本を出していました。

どういう出版社から出ているのか、ということも大切なのだけど、それを書くと長くなるのでタイトルのみ紹介します。

心と体を強くする! メガビタミン健康法

天才ごはん 栄養療法でみるみる脳の働きがよくなる!

まだまだありす。

      ※

 身体や心が弱ってくると〈ワラにでもすがりたい〉という人たちが増えてきます。

すべての◯◯は自分で治せる」と言われたら、病院に通ってもなかなかよくならずに困っている人は、それを手にレジに向かう人は増えるかもしれまれせん。

 師の板倉聖宣がこういう話をしています。
 記憶をつむぐので正確な文章ではないとはいえ、趣旨に間違いはありません。

 科学ということばは「科」の「学」です。

 産婦人科とか小児科とか内科とか外科とかいう科です。アブラナ科とか、なんとか科とかいう科です。

 枝葉に分かれた一つの学問というのが科学ということばの語源です。

 全部のことについては当分の間、わからないのだけど、その枝葉に分かれたことについては真理を語ることができる。

 誰が何といっても確かな真理をみつけようというのが、科学の伝統です。

 「すべての◯◯はこれこれで治る」というのは科学か?

 それについては読者のみなさんがじっくり考えてみてください。

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楽しい福祉&教育=職員のハラスメントを特定したいという相談

〈たの研〉には全国からいろいろな相談が届きます。今回はその一つを紹介させていただきます。

〈こどもの居場所〉の職員が子どもにハラスメントをしているのではないか、と気にしている所長さんが、それを特定するにはどうしたらよいだろうか、という内容でした。
 保護者からの投書があったそうです。

 本人に聞いても否定するし、外側にある防犯カメラを室内に増やそうか、何かいい手はないかという話でした。

「あまり難しくないですよ」とアドバイスしたのが「子どもたち全員に聞く」という方法です。

 その職員のクラスだけでなく、別なクラスもみんな一緒にアンケートをとる。

 文面が大切で、これこれこういう感じでどうでしょう。

 というようにアドバイスさせていただきました。

 ある学校に勤めていたとき、子どもから「担任の先生がキモイ」という声があがって、それを主任の先生が「キモイという言い方は何事だ」と強く叱ったことがありました。
 結果的に女の子数名が、その先生の授業をボイコットして、保護者を巻き込んだ大きな問題になりました。
 私はその時から関わったので、初期的な状況で動くことはできなかったのですけど、その時も主任の先生主導で全クラスにアンケートをとることで、大騒ぎになるまえにしっかり手をうてたはずでした。

 子どもたちは正直です。

 丁寧な聞き方を工夫すると、明確な答えを返してくれます。

 セクハラやパワハラを防ぐためにも、子どもたちの声を定期的に聞くシステムを構築した方がよいと思います。

 評価のとり方、アンケートの文言などは、いろいろな状況によって異なるのでスーパーバイズをお申し込みください。

  ちなみに〈たの研〉では、定期的にではなく、子どもたちとの授業やワークショップがあったら、必ずその時に全員で評価アンケート&感想を書いてもらってスタッフ全員で確認するシステムになっています。

 満足度評価が高いだけでなく、クレーム0、事故トラブルなども0なのは、明らかにその評価システムの蓄積のおかげだと思います。

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