〈旧プロジェクトX〉で20年ぶりくらいに家庭用ビデオテープレコーダー(VHS型)を開発した日本ビクターの髙野鎭雄(しずお)さん率いる開発チームの活躍を観ました。
高野さんは、会社のお荷物と言われているビデオ開発部門の二百名以上のスタッフのリストラを命じられながら、一人の首もきらず、その後〈世界基準〉となったVHSビデオテープレコーダーを開発します。
番組の解説から少し引用します。
昭和45年、業界8位だった日本ビクターは脚光をあびつつあったビデオ事業に乗り出したものの赤字続き。
当時「1年やればクビが飛ぶ」と言われた万年赤字のビデオ事業部長に任ぜられた髙野鎭雄さんは、わずか3人の技術者とともに、本社には内緒で新型ビデオの開発を続行。
そこには、「世界に通用する家庭用ビデオを開発する」という夢がありました。この夢にかける情熱の強さは、試作4号機の中にセットされたビデオテープに書かれている「連続耐久テスト18324回~」というラベルの文字からも伝わってきます。
当時、ソニー開発したベータタイプに遅れて世に出たにも関わらず世界基準になることができたのは、そのメカニック部分をオープンにしていろいろな会社が独自に工夫を加えることを可能にしたことが大きいということに、独占より自由のもたらす恩恵の大きさを感じさせて嬉しくなります。
高野さんは業績が認められて副社長の任につきます。
高野さんのビデオ開発チームの力がビクター社全体に大きな利益なつながったことは、そのことからもわかると思います。
高野さんがビクターを退社する時の言葉も感動的です。
私が感動した部分を紹介します。
夢中でしたね。
夢中っていうのは、たいへんすばらしいことだと思う。中略
ぜひ皆さんも、何でもいいですから
夢中になってください。
子どもたちに伝えたい言葉の一つです。
先生、お母さん、お父さん、家族方たちは、今、夢中になっているものがありますか。
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