楽しい面白い〔答え編〕@ 2つに割った卵のカラを水に沈めると?

 卵料理を作る時、割ったカラをそのまま捨ててしまうのではなく、たのしい実験をするショートプログラムです。

 問題を読んでいない方は、戻ってお読みください⬇︎

楽しい面白い自由研究「半分に割った卵の殻を水の中に落とすと?」

「予想を立てずに答えを見るのはつまらない」というのを確かめたい方は、そのまま読みすすめてください⬇︎

 チコちゃんに叱られるで紹介されていた内容に加えて、卵のつくりを確かめながら解説しましょう。

 まず、卵の作りを確認してみましょう。

(株)玉新に感謝してサイトから引用

 カラをよく見ると片方に「気室(空気の部屋)」があるのがわかります、卵にはと尖(とが)ったほうと丸みをおびた方があります。気室は丸みをおびた部分にできます。できたての卵ではなく、しばらくたつとできる部屋です。

 気室は薄い膜におおわれているので、卵の中身をとっても、空気が残ったままです。

 割ったカラに水を入れてゆっくり離すと、気室が浮きになって沈もうとする動きに抵抗します。結果として、丸みを帯びた部分は上向きになって沈み、尖ったほうは、その向きのまま落ちていくことになります。

「ウ.片方が上、片方が下向きに落ちていく」が正解です。

 できた気室は保存の仕方で移動することもあるようです。
 そこで、卵の保存の向きも決まっているそうです。
 「気室が移動すると品質にも影響するので、安定するように、尖った方をした向きに保存しましょう」とのこと。

 知らなかった・・・

 家庭科や生活科などの授業で、使ってみてください。
 毎日、面白い楽しい面白い自由研究に満ちています。お楽しみください。

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楽しい面白い自由研究『トウガラシの中にタネは何粒くらい?』@自由研究が本物の研究

〈たの研〉でトウガラシの中のタネを取り出して、発芽させようと準備をすすめています。
 これは中のタネを取り出したトウガラシの皮の部分です。
 サイズ的には普通で大きくもなく小さくもないくらいです。

 タネはゴマ粒くらいの大きさです。
 トウガラシの先にあるものがタネです。

 さてみなさん、トウガラシの中には何粒くらいのタネが入っていると思いますか?

とうがらしの中にタネはどれくらい入っているの?

 

予想

 ア.5~10粒

 イ.20~30粒

 ウ.50~70粒

 エ.80~100粒

 オ.その他

どうしてそう思いましたか?

 

 これが取り出したタネです。

 数えたら85粒ありました。

 はじめに普通のサイズだと書いたのですけど、大きめのトウガラシだと100粒くらい入っている可能性があります。

 みなさんの家のキッチンにもトウガラシがあるかもしれません、みつけたら確かめてみませんか。

 さて、これから何粒くらい発芽するかという実験がはじまります。

 すでに〈たの研〉には「この唐辛子の苗が欲しいです」という声が届いています。

 自由研究は大人にとってもやめられません。

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〈たの研/たのしい教育研究所〉の講座満足度100%更新中/背を向けたあの子が振り向いてくれる、それには〈たの研〉のプログラムが最適

 1日1000アクセスがアベレージとして達成できたらあと、1日1万アクセスという目標を立てて動き始めています、これは今日の午前中の統計から、閲覧数をスクリーンショットしたものです。

 朝はこれくらいの数字です、驚いたのは昨日のアクセス数です、読者のみなさんのおかげです、感謝。
 たのしい教育が広がっていくことが、不登校がどんどん増えていく学校教育だけでなく、停滞した社会の問題を突破していくキーです。ご協力していただける方が一日一人ずつ増えていくだけで、すごいことです。このサイトが面白いと思った方はぜひSNSなどで周りの人たちにすすめてください。

 さて今日2/22(土)は たのしい教育EnjoyCafeスペシャルの講師に呼んでもらって、「背を向けたあの子が振り向いてくれるとき」というテーマでたのしんできました。

 なぜ子どもたちが背を向けたのか、その原因を求めてぐるぐる回っていくより、その子の目標・目的に向かって一緒にたのしくすすめていくことができるという実践的な内容です。

 これは「では、背を向けたあの子とどう対話をすすめていくか」というトレーニングの様子です。

〈たの研〉には背を向けたあの子が振り向いてくれるプログラムも満載です、その一つ『のびのびタワービルディング』をたのしんでいる様子です。

 
 参加者満足度は100%、「もっとたくさん聞いていたかったです」「自分たちの地域でもぜひ開催してほしいです」という声もありました。
 感想評価にも書いて、その後メールで追加の言葉を寄せてくれた方もいました、うれしいことです。

 興味のある方は気軽にお問い合わせください。

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楽しい自由研究:ヘルモントさんはどうして「植物の身体のほとんどは水でできている」と考えた・予想したか?;読者のみなさんの質問から

 〈たの研/たのしい教育研究所 公式サイト〉にはたくさんのお便りが届きます。数年前のように数日でお返事することができなくり、たとえば質問が来たときに、似たようなものが重なっていったら、この記事の中に吸収してお返事を兼ねるようにしています、ご了承ください。

 さて以前書いた「ヘルモントさんが植物の体のほとんどは水でできている」と考えた記事がとても好評でいくつもおたよりをいただいています。

 ヘルモントさんはその研究を自由研究としてすすめました、誰かに命じられたわけではありません。

 私たちが木の幹をみても、枝や花や葉をみても
「そのほとんどは水でできている」とは考えませんね。
 ヘルモントはどうして、それらのほとんどが水でできていると予想したのか?

それは彼が「錬金術師」だったからでしょうか?

と書いた方もいました。

 多くの資料に〈彼は医者であり錬金術師だった〉と紹介されています。
 怪しい実験もたくさん行ったことでしょう。

 重要なことは、彼が先人の教えの通り素直に従う人間ではなく自由研究できる〈実験家〉だったことです。

 だいぶ前に書いたこの記事を読んでみてください。

ヘルモントさんの実験−自由研究〈植物のからだ〉-自分でも考えてみよう②

まず

はじめ〈2.3㎏〉しかなかったやなぎの木が,5年間で〈76.7㎏〉になった。
つまり〈74.4㎏〉増えた。

土を調べてみると

〈土〉の重さは5年前から〈60g〉減っているだけでした。
 ヘルモントさんは土が飛んでいったり、外からホコリが入ったりしないように、植木ばちにカバーをかけてありましたから、この60gが養分としてやなぎの木に入っていったのだと考えられます。

 見た目では幹や枝葉のほとんどが水だとは思えません。
でも「木が吸ったのは水だけなんだから、植物の体のほとんどは水でできているとしか考えられない」というのはおかしな予想ではないでしょう。

 見た目だけでなく、今の科学では「木の枝の水分量は30~60%くらい」だとわかっています。
つまり「植物の体のほとんどは水でできている」というヘルモントさんの予想は間違っています。

水H2Oと空気中のCO2で90~95%くらいできています。
なので「植物の体のほとんどは水と二酸化炭素でできている」と言ってよいでしょう。 ※残りは土の中の金属・ミネラルと窒素などです

 ただし、それがはっきりわかったのはヘルモントさんの実証的な実験と「植物の体のほとんどは水分だ」という間違った予想があったからだといってよいでしょう。

 予想は必ずしも正しくありません、私たちは間違った予想もたくさん立てています。

 私はたくさん方たちへの講演や授業の中で「正しく予想を立てることが大切だと考える人たちが多いと思います。でも違います、間違った予想もとても大切です。重要なことは、まず予想を立てることです」と話しています。
 ヘルモントさんの例もそのことを示してくれていると思うのですけど、どうでしょうか。

 みなさんもどんどん予想を立てて、いろいろな自由研究をすすめてください。

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