日本の四季を楽しむ 〈寒露〉ってどんな日?

 昨日、10月8日(火)の夜、第三研究所を出る時、思わず肌寒さを感じる風に吹かれました。知人にその話をすると、ちょうど「寒露」の頃だと教えてくれました。季節の変わり目を独自の区切りで示してくれるのが、二十四節気の魅力です。

二十四節気は、春分や秋分、立春、夏至、節分、彼岸、清明など、日常的に耳にする節目がたくさんあります。

 とはいえ「寒露」を意識したのははじめてです、少し調べてみましょう。

**寒露(かんろ)**は、秋分と霜降(そうこう)の間に位置する節目で、秋が深まって朝晩の冷え込みが感じられるようになる頃です。特に、北の方では紅葉が始まる時期でもあり、寒露から霜降の頃は「晩秋」と呼ばれます。寒露の時期は、秋の収穫を祝うための祭りや地域の安寧を祈る行事が多く行われます。この頃には、農作物の収穫も終盤を迎え、豊作への感謝が捧げられる時期としても重要です。

秋分から霜降まで

  • 秋分(しゅうぶん)(9月23日頃):昼と夜の長さが同じになる時期で、収穫を祝う祭りや感謝祭が始まります。日本の伝統的な秋祭りの多くは、この時期を起点として行われます。

  • 寒露(かんろ)(10月8日頃):秋が深まり、朝晩の冷え込みを感じる時期です。地域の秋祭りが盛況を迎え、農作物の収穫を祝う行事が多く見られます。

  • 霜降(そうこう)(10月23日頃):霜が降り始める頃で、秋がさらに深まる時期です。この頃までには、多くの収穫作業が終わり、地域の住民が集まり収穫感謝祭を行う姿が見受けられます。

 日本は南北に長い島国ですから、北海道と沖縄では気候の差がかなりあります。例えば、霜降の頃に霜が降り始めると言われても、沖縄では霜は降りることがありません。一方、北海道では10月後半に雪が降ることもあります。
 とはいえ昨日の夜風のように、沖縄でも秋の深まりを感じることができますね。

 日本の中心から離れていても、二十四節気はどの地域でも味わい深いものです。

 夏至を過ぎると、日に日に日照時間が短くなっていきます。秋分を過ぎた沖縄では、1日約30秒ずつ短くなります。日照時間が最も短い冬至まで、霜降から立冬小雪大雪と進んでいきます。それぞれの節目を楽しみながら、日本の四季たっぷり味わっていきましょう。

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たのしい英語

 以前、英語の話を書いた時に「週に一回は英語の話を読みたいです」というリクエストが届きました。英語の記事のアクセスも増えているので、確かに読者のみなさんの興味関心は高いなと思いつつ、日々のルーティンの合間に〆切ギリギリ(午前0時前)で書くことも多いので、計画的にすすめることはなかなか難しいものがあります。けれど頭の中にしっかり入れておきます。

 私が執筆する場所には手の届く位置にいくつかの英語の本が置いてあって、集中力が切れた時、時間がある時は、それを読んだりしています。

 今日たまたま手にしたのが高校生の英語の問題集でした。

 この英文で、「え、」と心が動き、調べてみた事項があります。

 読んでみませんか。

To be able to read is one of the most important things in our life.

If you can read and enjoy books and learn many things from them, you are among happy people because more than half of the people in the world do not know how to read.

訳してみますよ。

 ちなみに訳すときは教科書などにあるように、日本語としてしっかりした文章にする必要はありません。その英文の並びで、まとまりごとにイメージをつかむことがキーになります。

To be able to read/ is one of the/ most important things/ in our life.

読むことができるというのは/一つである/最も重要なこと/私たちの人生で

If you can /read and enjoy books/ and learn many things/ from them,

もしあなたが できたら/読んで、そして本を楽しむこと/そしていろいろなことを学ぶこと/それらから

you are among happy people /because more than half of the people /in the world /do not know how to read.

あなたは幸せな人たちの中にいます/なぜなら 半分以上の人たちは/この世界の/どうやって読んだらいいのかわからない

 ※

〈どうやって読んだらいいのかわからない〉というのは〈文字が読めない/識字能力がない〉ということです。
 ではみなさんは、この中にある「世界の半分以上の人たちはどうやって本を読んだらよいかわからない⇨文字が読めない」という文章についてどう思いましたか。

 ア.半分くらいは文字がよめるのか?
  世界でみたら識字率はもっと低いんじゃないかのか⇨(  割)程

 イ.識字率はその程度なんだろう

 ウ.識字率はもっと高いだろう⇨(  割)程

 エ.その他

 どうしてそう思いましたか。
 

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 私の頭の中には「識字率ってそんなに低かったかなぁ、違うと思うなぁ。

 世界の7~8割くらいの人たちは識字能力があると思う ※学習年齢以下の子どもたちは除く

 そもそもいつ誰が書いた文章なのか、この問題集には書いてないじゃないか」という考えがかけめぐりました。

 予想したら調べましょう。

 A.I.によると76%と出ました。

 サイトで調べてみましょう。

 マイ・ワールド・ビジョンというサイトには

識字率自体は、世界レベルで年々向上しています。

成人(15歳以上)の識字率は、1990年では76%であったのに対し、2016年には86%にまで伸びています。(注2)ミレニアム開発目標など、世界各国で「初等教育の完全普及の達成」に向けて活動したことが実を結んでいると言えるでしょう。

しかし、それでもなお、学校に通えない子どもが約5800万人、読み書きができない大人が約7億8100万人いるのが現状です。https://www.worldvision.jp/children/international-literacy-day-fy23.html

とあります。ユニセフのデータをもとにしているので、大きなずれはないでしょう。

 私の予想した数より高い数値です。

 だからいいというわけではありません、まだ5~6人に1人の割合で文字が読めない人たちがいるわけですから。

 英文を読むと、読めた感動で、そこに書かれた内容をそのまま受けることがあります。

 けれどそれも予想実験・予想確かめですすめていく必要があるでしょう。それは学ぶことをたのしむ基本です。

 

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〈たの研〉のアイディアセッションはとってもたのしい@楽しい教育プログラムづくり

〈たの研〉の教材プログラムづくり、アイディアセッションは、プログラムの作成に至る過程がとてもたのしい時間です。

 これは5人でセッションしているところです。

 セッションは話し合いだけで終わることはありません。
 途中、A先生が2種類のボールを手に、メンバーに予想を立ててもらっています。
 子どもたちがとても盛り上がってくれたとのこと。


〈たの研〉には、子どもたち、先生、保護者のみなさんの笑顔と智慧と可能性を伸ばす活動が大好きなメンバーが揃っています。すでに7万人以上の授業・ワークショップ実績があって、99%の参加者満足度を続けていますから、メンバーの実力は全国的にみてもトップクラスといってよいでしょう。

 今週は本島北部で親子向けの、たのしいワークショップがあります。

 実施希望のみなさんは、遠慮なくお問い合わせください。
 自治体、自治会、企業、学校などへは費用の負担をお願いしているのですけど、状況によって負担0で実施しているところもたくさんあります。
 遠慮なくお問い合わせください。

 また、〈たの研/たのしい教育研究所〉の活動を支援してくださる可能性のある組織団体からのお問い合わせも大歓迎です。授業・ワークショップ、このサイトなどで組織・団体名を掲示して、その貴重な活動を讃えています。

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やっぱり桑の木の生命力は強い@たのしい植物学

 沖縄には桑の木がとても多いのだけど、それは大正期以降の政策として養蚕を広めたときと軌を一にしています。

 生糸を作ってくれるカイコは、徹底的に桑の葉しか食べません。キャベツをあげても食べてくれません。
 同じ桑ファミリーのイチジクの葉でもダメです。

 子ども「好き嫌いが多いでしょ」という親や先生はいるのですけど、カイコとかモンシロチョウとかの昆虫類や、コアラとかパンダとか、「これしか食べません」という生物はたくさんいますから、それと比べると、好き嫌いが多いと注意されている子どもたちは何千倍もいろんな種類を食べていると思います。

 閑話休題
 桑の木は養蚕と共に広がっていったのですけど、桑の木の生命力の強さがそれをさらに加速させました。

 沖縄県うるま市の石川図書館にいった時、コンクリートの隙間からしっかりと成長していく桑の木を発見しました。

 自転車置き場の塀とアスファルトの隙間です。

 1平方cmより少し大きいくらいの隙間から、どんどん茎を伸ばしています。
 幹は1.5cmくらいなのに、葉はもう立派な大人の木くらいの大きさです。

 表面はアスファルトなので、雨の水をはじいてしまい、中に染み込む水分は少ないでしょう。夏は高温で、たいへんでしょう。

 これから、この桑の木はどうなっていくかなぁ・・・

 図書館の人に刈り取られてしまうこと考えられるのですけど、そうでないとしたら、このまま茎を太くしていくことができるでしょうか。

 それとも今の直径1.5cmくらいのままでしょうか。

 みなさんはどう思いますか。

 何をするにも予想を立てて確かめることがたのしく賢くなっていくコツです。

 予想していてくださいね。

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