カイコ(蚕)と琉球・沖縄@楽しい環境教育&本当の学力/カイコに島言葉があるか?②

しつもん1:みなさんは桑(くわ)の木を知っていますか?

 以前、桑についてのたのしい記事を書いたことがあります、こういう木です⇩

果物は年に(   )回収穫? -たのしい自由研究は楽しい学力向上!

しつもん2:桑の木(クワノキ)は沖縄のいろいろなところでみることができます。あるサイトには「どこの学校にもあります」と書いてありました。ほんとうかどうかわかりませんけど、確かにこれまで勤務してきたどの学校にもあったと思います。
 街路樹としてい植えられているのはみないけれど、川沿いを歩くとたいてい桑の木を見つけることができます。私が好きな〈畑をみながら散歩〉の時にもその近くで、よく目にします。公園でもよくみます。
 どうしてこんなに桑の木が多いのか、以前から不思議でした。みなさんは、どうして桑の木が沖縄に多いと思いますか?

 そんなの決まっているよ、気候が適しているから自然にたくさん生えてきたんだよ、という予想もあるでしょう。

 いかにも沖縄の樹木の代表のような感のあるガジュマルの木があります。※これもこのサイトにあります、ご覧ください⇩

たのしい植物入門「ガジュマルの花と実(タネ)の話」自由研究

 高温多湿多雨の沖縄の気候にマッチした植物で、これもいろいろなところで見ることができるのですけど、桑の木と比較したらぜんぜん少ない数です。

 リュウキュウマツも沖縄固有種で、気候風土に合っているのでしょうけど、桑と比較すると全然少ないでしょう。

天気が良い日は外を歩こう

 モクマオウも海岸にいくとたくさんみることができます。でも限定的ですから、桑の木の多さに比べればぜんぜん少ない数です。

春の海岸通り散歩@モクマオウ 別名 トキワギョリュウの花

 しっかり調べるゆとりはないのですけど、やんばるの森全体に広がる〈スダジイ〉の数は圧倒的多数で、その次くらいにくるのがギンネムとかクワノキ(桑の木)ではないかと予想しています。予想の段階ですから、いつかしっかり調べてみたいと思います。

 どうしてこんなに桑の木が多いのか。

 私は、ある時期に「人為的に植えられたからだ」と予想しています。

 そうです、カイコとの関連、養蚕とセットで増えてきたのでしょう。

 それを詳しく書くボリュームはないのですけど、興味あるある方は、たとえば農林省の「沖縄の桑に関する調査研究報告書」があります ⇩

https://www.jircas.go.jp/sites/default/files/publication/shiryo_tarc/shiryo_tarc24-_-.pdf

 まず18pあたりから読んでみるといいと思います。

 実は今回のページは「カイコという島ことば・琉球方言はあるか?」というしつもんから入ろうかと考えていたのですけど、筆のすすむままに書いていたら、こうなりました。いずれ、カイコという島言葉があるかについても書きたいと思います、予想していてたのしみに待っていてください。

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方が〈SNSや口コミ〉でこのサイトを広げ、応援してくださることを期待しています!

カイコ(蚕)と琉球・沖縄@楽しい環境教育&本当の学力/カイコに島言葉があるか?①

 夏の講座2024で予想以上の反響に驚いた一つが『生き物ブース』でした。魅力的な実験やものづくりなどにうまってしまい、あまり集まらない可能性があるかもという懸念をひっくり返して、はじめから大入満員状態が続きました。

 今後どれだけIT機器が進んで、そこから得られる知識・情報が爆発的に増えても、自分でカイコやベンケイソウ、おたまじゃくしetc.を育てる中から得られるリアルな体験は、その何万倍も大きいでしょう。
 わたしは、知識や計算のスピードで全国何位かを競っている到達度テストで安心せず、人間の意識感覚の深淵に入り込むことのできる感動を伴った教育に、どんどん力をいれていく必要があると思っています。

 講座の中で私が

「今ですら、私が子どもの頃よりオタマジャクシは激減していますから、この子たちが大人になる頃はおたまじゃくしは博物館とかの展示になっていて、〈お母さん/お父さんは子どもの頃、おたまじゃくしを育てたことがあるんだよ〉というとびっくりされるような時代になっているのかもしれませんよ」

と語ると、思わず目を見開いていた保護者の方たちが何人もいました。

 うれしいことにこどもたちは変わらず、私の頃と同じように(生きもの好き〉でした。

 おっかなビックリ手にする親子も「育てられなくなったら〈たの研〉に連絡してください、引き取って興味のある先生たちに届けます」というと、飼育に挑戦する勇気が出てきて、たくさんの親子がチャレンジしてくれました。

 環境教育が大切です、環境を守らないといけませんと何千回何万回繰り返すより、身近ないきものたちに触れて、その不思議さに目をみはり、タブレットなどのように人間の意図で簡単にコントロールできないことを体験し、人間も動物も大切な命、失ったら二度と取り戻せない大切な命であることを感じることが、はるかに重要だと思います。

 と、前置きで書いてから、カイコという島言葉・琉球方言があるか、という話に入ろうと思ったのですけど、読みやすさの関係で〈一記事1000文字以内〉としているサイトのボリュームを超えそうなので、またいずれ続きを書きたいと思います。

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してくれることを期待しています!

2024夏の講座大盛況開催@とっても楽しい自由研究①

 たのしい夏の講座が大盛況のもと開催されました。

 

 予想を超える参加希望者の熱い声に応えて、いつもの人数を倍に増やし、プログラム作り会場作りをすすめているうちにも希望者はどんどん増え、たくさんの方達が受講できない結果となりました。
 申し訳ありません。

「みなさんの周りにも残念ながら席を確保できなかった方たちが何人かいると思います、今日たのしんでくれたプログラムをぜひその人たちにも伝えてあげてくださいね」という話をして夏の講座がスタートしました。

 前半は『リリエンタールに挑戦』というプログラムと、板倉先生の『科学的とはどういうことか』の一つの章『砂糖水に卵は浮くか』というプログラムを全体でうけて、たのしい自由研究を体験してもらってあと、選択型のプログラムに移りました。

 講師の先生たちもノリノリです。

 大人も子どもどんどん予想を立ててくれて、笑顔たっぷりの時間になりました。

 沖縄のたのしい教育界の泰斗、いらはさんも随分ひさしぶりに講座を担当してくれて、さすが安定の授業運びでした。

 

 終わってあと、講師がそろって参加者全員の評価感想を読むのが〈たの研〉スタイルです。
 ドキドキの瞬間です。

 結果は満足度100%でした。

 プログラムの内容は、機会をみて紹介しようと思います。

 子どもも親も一緒になって本気でプログラムをたのしむ姿を思い出しながら、授業者みんなで懇談し、さぁ、次は遠隔地での授業だ、どういうプログラムを実施しよう。加えて病気療養で入院中の子どもたちにたのしいプログラムを提供したい、といろいろなアイディアを出し合っていました。

 学ぶことのたのしさ、もっと学びたいと感じてくれるような〈たのしい教育〉をいろいろな方たちに提供していきたいと思います。応援、サポートしてくださる方たちが増えてくれることを期待しています。

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!

講座で学んだたのしいプログラムがどんどん広がっていく@卒業生たちからのたのしい便りから 10年前のどんぐりプロジェクトの教材発見!

〈たの研/たのしい教育研究所〉ができて約12年、干支のサイクルでいえばほぼ一回りしました。小さな講座を加えると年に5~6本開催しているので、たの研のプログラムはたくさんの先生たち、保護者の方たちに広がっています。

 先日、離島に赴任したA先生から「びっくりです、赴任した学校の備品室にたのしい教育研究所のどんぐり標本がありました」という連絡が入りました。

「20140525」という表示があります、10年くらい前に『どんぐりプロジェクト』で盛り上がっていた頃、東京から遠藤先生を招いて講座を開いた時に作成したものだと思います。

 会場は〈うるま市石川の舞天館〉です。

 環境保護のたのしい活動を、どんぐりの育成をテーマにとりくんだプロジェクトです。

 ちなみに、日本最大のどんぐりは沖縄にあるんですよ、オキナワウラジロガシです。

 そのオキナワウラジロガシの苗を育てて、それもプレゼントしたので、準備の関係で20人くらいの定員だったと思います。

 その時に参加した先生が、その島に赴任する持っていって、子どもたちに見せてくれたんだ、うれしいことです。

 10年でじわじわ広がっていくということは、100年すれば制覇するくらいになるでしょう。でも今生きている人たち、今の子どもたちの笑顔がひろがって自分の可能性をどんどん高めていくためには、そんなにまてません。
 仲間たちとたのしく元気に取り組んでいきたいと思う気持ちを強くする、たよりでした。
 ありがとうございます。

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!