見れども見えず:海の石はツルツルなのガサガサなの?

 秋の講座のプログラムづくりでいろいろな教材開発が進んでいます。その中で、いままで何千回何万回と見てきたものが、実はほとんど見えていなかったことに気づきました。

 みなさんは海岸の石が丸いことはご存知ですよね、その石はいろいろな種類があるのですけど、沖縄の普通の海岸にある石の多くはツルツルの表面をしているのでしょうか、ガサガサなのでしょうか?

 どう思いますか?

 予想

 ア.ツルツルが多い
 イ.ガサガサが多い
 ウ.その他

 

どうしてそう思いましたか?

 

⬇︎

予想してからね

⬇︎

予想してからね

⬇︎

予想してからね

⬇︎

 これはうるま市石川の海岸で拾ってきた石です。

 全て表面がゴリゴリガサガサになっています、凹凸もかなり目立ちます。

 沖縄のいろいろな海岸で調べる必要があるとはいえ石灰岩質の石が多いので、ほとんどこういう岩石でしょう。

 実は私はツルツルの石がたくさんあると予想していました。

 みなさんはどうだったでしょうか。

 はじめからこの写真を見ていたら「そりゃそうですよ、ゴリゴリガサガサが普通でしょう」と考える人も多かったでしょう。

 でも改まって考えてみると、私の様に実際と違う予想をした人も多いのではないでしょうか。

 今までたくさん見てきた海岸の石たちが、予想を立てることによって「ツルツルの石はほとんどない」ということがわかりました。

 遠出する時には、その場所の石をよくみてみたいと思います、みなさんもそうしてみませんか。

 この記事を読んでくださっている方は沖縄以外に住んでいる方も多いと思います、可能な方は近くの海岸の石がツルツルなのかガサガサなのか、教えていただけませんか。

 最後に問題:海岸ではなく川の石はどうでしょう、ツルツルしているのでしょうか、ガサガサしているのでしょうか?

⭐️ 〈SNSや口コミ〉でこのサイトを広げ、たのしい教育活動を応援していただければ幸いです!

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

④可能な方は気軽におたより、記事内の予想などを⬇︎





お名前(ニックネームOK)


メッセージ本文

人生とタイミング:ガジ丸さんのこと〈たのしい散歩:畑のオクラ〉

 これは数日前の〈のんびり散歩〉で畑に育ったオクラの木、花も実もついてないけれど、生き生きと葉が繁っているので、9月からしばらく経っても収穫できるのでしょう。

 虫や植物などを見て「これはオクラの苗だな」とか「これはイシガケチョウだな」とわかっていてもサイトやメルマガに書く時には必ず複数の情報源でチェックしてしています。

 そういう作業の中で「あ、またこの人が書いてくれた記事に出逢ったな」という場面が増えていきました、特に多いのが《島乃ガジ丸さん》のブログです。沖縄の虫たちや植物についてたくさんの記事を書いてくれています。

 ガジ丸さんは〈ユクレー島の住人〉とのこと、こういう自画像の人物です。
 
 ガジ丸さんのオクラの記事はこうです、文献もしっかりしています。

オクラ
2017年06月27日 | 草木:野菜

 夏野菜のオクラだが、今、私の畑にはオクラが一株あり、台風が無ければ週に5、6本を収穫できる。今年は何度も台風に襲われ、何度も倒されたが、その都度立ち上がり、これまで私の胃袋を楽しませてくれた。今回の台風23号にも倒されたが、しかし、台風のせいでは無く、時期的にもうそろそろ終わりなので、この先の収穫は期待できないだろう。沖縄も、夏は終わった。
 粗食、小食となってからは少なくなったが、私は中華料理もたまに作る。ごま油、トウバンジャン、牡蠣ソースなどは常備しており、野菜や肉や魚を炒め、水溶き片栗粉でとろみをつける、まさに中華料理屋の中華料理を作っている。オクラが収穫できる時期は、水溶き片栗粉の代りに細かく刻んだオクラを加えている。オクラは見事、水溶き片栗粉の用を成している。
 オクラは他に、茹でて、鰹節をふって、醤油をかけたシンプルなものや、生のまま細かく刻んで納豆のようにして食べるのも好きだが、一番好きなのは天ぷら。ナス、インゲンと合わせて、野菜の天ぷら3横綱と私は呼んでいる。「いえいえ、レンコンでしょう。カボチャでしょう。」と異論はあるだろう。日本人が好む天ぷらの具トップテンなんて統計はないだろうか。
 「時期的にもうそろそろ終わりなので、この先の収穫は期待できないだろう」と書いてしまったが、今読んだ文献によると”切り戻し栽培”ができるとのこと。今ある茎を途中から切って、新しい茎を出し、そこから新たに収穫ができるということだ。さっそく試してみよう。

 オクラ(黄蜀葵):野菜
 アオイ科の一年草。分布はアフリカ東北部。方言名:ネリ
 収穫時期は普通、5~8月とあるが、切り戻し栽培の場合、10~11月にも収穫ができる。
 花はアオイ科の他の植物と似ている。花びらを大きく開くハイビスカスよりも控えめに開くオオハマボウの形に近い。切花にしたいほどきれいな花は、残念ながら一日花。
 スーパーなどに行くと主に丸オクラと角オクラの2種が置いてある。味に違いは無いと思うのだが県内では丸オクラが好まれ、県外では角オクラが好まれているらしい。県外出荷用として栽培を始めたのは1973年とある。それまで他府県にはオクラは無かったのだろうか。沖縄ではもっとずっと前から食卓に上っていた野菜であった。
 

 記:2004.10.21 島乃ガジ丸 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行

https://blog.goo.ne.jp/gajimaru18/e/d62220d69b72dde19fb8c5d363d043eb

 同じ沖縄に住んでいて虫好き植物好き同士、いつか連絡をとっておしゃべりしたいと考えていました。

 可能なら〈たの研〉で先生たちに植物とか虫たちのお話をしてもらえたらとも・・・

 何処に住んでいる人だろう、意外に近かったりしたら面白いな、年齢はどのくらいなんだろう、これもまた意外に同じだったりして、と思いつつガジ丸さんのブログを初めのあたりから読んでみました。

 ブログのあいさつの部分を開くと、おそらくパートナーの方なのでしょう、ガジ丸さんが他界したことを記してくれていました、2020年02月14日の記事です。

 もっと早くコンタクトを取れば、ちゃんとお礼が言えたのに・・・
 人生にはいろいろな努力や試みだけでなく〈タイミング〉というものがあります、ガジ丸さんに関してはタイミングをつかむことができませんでした。

 お礼の言葉に変えて、こうやってガジ丸さんの書いてくれた記事をいろいろな方たちに紹介したいと思います。

 私自身も〈虫たちや植物たちを調べる〉ということでなく、ガジ丸さんの生身の言葉をじっくり読んでみようと思います、感謝をこめて。

⭐️ 〈SNSや口コミ〉でこのサイトを広げ、たのしい教育活動を応援していただければ幸いです!

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

④可能な方は気軽におたより、記事内の予想などを⬇︎





お名前(ニックネームOK)


メッセージ本文

野田俊作先生の講演記録-古いデータの整理整頓は楽しい

古いデータを整理整頓しています、「おや、野田先生が沖縄に来てくれた時の講演を起こした原稿がこんなところに・・・」と驚きました、私が野田先生の話を直接文字起こしした資料でした。1998年の日付がついています、野田先生に何度も来てもらったのですけど、野田先生も沖縄になれた頃の話です。
 よそではほとんど聞いたことのない、自分の子どもの頃の話をしてくれています。
 残念なことにPDFデータのみなので、編集には手間がかかるのですけど、はじめの部分を紹介しましょう、いずれカウンセリング系の冊子を作ることになったら全文入れたいと思います。

野田


 こんにちは。
この『子どもの困った行動とのつきあい方』 という題名はわたしがつけたものではありません。きゆなさんが一方的につけて「これでお願いしますね」 っていうので、おしつけられる事にしました。

 
わたしだと、 こういうふうに言わないんです。 どうしてかというと恥ずかしいからです。
 私は子どもの頃、スゴイ困った子だったんです… 親から見るとね。 私自身がすごく身に覚えがあるから、こういうタイトルで話すのは恥ずかしいと、そういうわけです。
しかし、大坂から遠く離れたところなので、 沖縄でなら話してもいいかなと思ってここに立ちました。

 
わたしがどんな困った子だったかというと、 例えば小学校三年生のときに漫画か何かで探検隊のことを読んだんですよ。
そこではテント張って寝てるんですね。 「これはやってみなければ」と思ったんです・・・ その頃うちにテントなんて無いですよ。 家の家は庭があったので、そこに棒を立ててシーツか何かもってきて、 こう張ってね、 夜寝てたんです。 すると親父が怒りましてね・・・ 「どうしてお前そんなことしてるんだ」って怒鳴るんです。 「だってキャンプしてるんだもん」 っていうと「だめ、 そんなところで寝たら風邪引くから」って中に
強制的に入れられました。 それで諦めるような子だったら、こんな人に育っていないんです 。
次の晩もやったんですよ。 そしたら親父がまた怒りましてね・・・中に入れられた。 こっちもムキになりましてね・・・その次の晩もやったんです。
そうすると親父とお袋が相談をしましてね「どうもこの子はそういうのが好きな子のようだから、 そういうグループに入れたほうがいいいかもしれないな」 という結論になったらしく、そのあと 「海洋少年団」 っていうボーイスカウトのようなグループでキャンプとかを教えてもらいました。
それで納得しまして、 自分で庭にシーツ張るのをやめました。
それが結局そのあともかなりクセになって残りまして・・・例えば今度こうやって沖縄に呼んでいただいたのですけど「那覇の空港から会場までは遠いよな・・・やっぱり三曰くらいかかるんじゃないか」ってうちの秘書にいったんです。 そしたら「どうして三日もかかるんです」 って怒るわけですよ。

 「やっぱり北部を回ってこうやってグルッと周って泊まってから会場まで行かなきゃ行けないし・・・三日はかかるよな」(笑) って説明するわけです。

 そうやって無理やり休みをいっぱい作りまして沖縄に来ていました。 火曜日は一日フルで大阪で働きまして、その日の9時くらいには沖縄に来ました・・・沖縄も近くなりましたね。 その日は那覇に泊まって、 朝レンタカーを借りて辺戸岬の辺で1泊。 それから瀬底島で2泊目。 そして昨日の朝十時ごろ沖縄市に着きました。
ボク実は50才になるんですよ。 50才のおじさんがですね、浜辺で一人キャンプをするというのは(大笑) 「困った行動」といえば困った行動ですね。 沖縄県にとっても困るでしょう
ね… 私くらいの年になるともっとリッチにホテルでも泊まっていっぱい沖縄にお金を落としたほうがいいと思うのですけど、 浜辺で寝てるんだからお金も落ちない。
昔は山登りをしていて、山にテントを担いで2泊も3泊もしていたんですけど、ぼちぼちそんなのも限界を感じましてね、山はまあなるべく低いところにして、 キャンプは平地でやろうという方針に変えたんです。

学ぶということ
ここで 「困った行動」 っていうのが、 最初に何かを考えておかないといけないなと思います。 小学校3年の息子が突然自分のうちの庭にシーツ持ち出して 「キャンプだ」なんていうのは、たいていの親はそれを困った行動だと考えるのだと思うんです。 まあ私も大人になってからそれを見ると、そう思うんでしょう。 でもまず、子ども自身はちっとも困っていない、という事を知ってもらいたいんですよ。


⭐️ 〈SNSや口コミ〉でこのサイトを広げ、たのしい教育活動を応援していただければ幸いです!

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

④可能な方は気軽におたより、記事内の予想などを⬇︎





お名前(ニックネームOK)


メッセージ本文

「今日は人生で一番楽しい勉強になりました」

 スタッフのAさんが感動して「涙が浮かんできました」と語った評価感想がありました、数日前の授業評価です。
 生き生きとした具体的な文面なので、同じ学校の子が読むと「◯◯さんだ」とわかるかもしれません、前後の脈絡はあえて読めない様にしておきましょう。
 高学年の子ですから、これまで学校で何年も授業を受けてきたわけです。塾や大学の先生などの教育プログラムも受けてきた可能性もあるでしょう、その子が「人生で一番楽しい勉強になりました」と書いてくれました。

 もちろん、私も涙を流しました、これもまた一生ものの宝物です。

 私いっきゅうがこういう評価感想を取り始めたのは教師一年目からです、その頃からこういう評価が続いていたわけではありません。記録は残っていないのですけど「よくわかりませんでした」という評価も当然ありました。

「よし、こんどこそ」という気持ちで授業をかけていく中で、どんどん力が高まっていきました、真剣勝負を続けていくわけですから、授業力が高まらないわけはありません。その授業力も、どこかのだれかの目標を追いかけるのではありません、子どもたちの笑顔と賢さ、もっとこういう授業を受けたいという評価を求めているわけですから、たのしい教育の授業力が高まっていくわけです。

 このサイトはおかげさまでアクセス数を着実に伸ばしています。

 若い先生たちもたくさん読んでくれていることでしょう。ぜひ、自分の授業を先輩や管理職に評価してもらうだけでなく、最も大切な子どもたちに評価してもらってください。シンプルな文面で構いません。〈たの研〉の評価用紙が必要なら、気軽にお問い合わせください。

 学校が子どもたちにとっても教師自身にとっても魅力的な処になり、不登校やメンタル病休が減っていく、そういう流れは、たのしい授業ができる先生たちが増えていくことによってのみ達成されるものだと思います。
 読者の皆さんの応援も、よろしくお願いいたします。

⭐️ 〈SNSや口コミ〉でこのサイトを広げ、たのしい教育活動を応援していただければ幸いです!

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

④可能な方は気軽におたより、記事内の予想などを⬇︎





お名前(ニックネームOK)


メッセージ本文