春の〈たの研〉実験ガーデン@話さない植物たちに問いかけて答えをもらう@楽しい面白い自由研究 

 沖縄なのに4月初旬まで寒さが続いたこの冬が過ぎて、ポカポカした日々がやってきました。

〈たの研〉の第3研究所で植物たちのいろいろな実験をしています。

 植物は言葉を発しません、でもこちらの予想をもって問いかけることで答えを得ることにができます。そういう中で予想を超えた答えをくれることもたくさんあります。

 これは紙ごみでつくった土で育てているコスモスです、紙のみです。しっかり成長してくれています。

  これは50日経ったハツカダイコン、やっとビー玉サイズになりました。
 寒さが続いたことと、この場所が日当たりがあまりよくないこととも影響しているとはいえ、これまでの幾つかの実験結果から、二十日大根という名前は変えたほうがよいという意見は、さらに強まっています。

 これは段ボールの土で実験中の〈バラの挿し木〉です、若葉がたくさん出てきました。
 バラの挿し木は子どもたちでも成功率が高いと思います。
 時期をみて段ボール土ごと庭に植え替えようと思います。

 とても驚いたのが〈シークワーサーの挿し木実験〉です。

 若葉の成長があまりはっきりしなかったので無事成長しているのか判断が難しかった中、なんと花のツボミが顔をみせてくれました。

 ガクもあるので花のツボミに違いないと思いながら、全長5~6cmほどの挿し木に突然花が咲くのでしょうか?

 実はキノコだったりして、とか思いながら数日見守っていると…

シークワーサーの花が開きました。

 と、すると、、、

 実もなるんでしょうか?
 こんな小さなカラダで支え切れるのかな。

 植物たちの成長は、ワクワクどきどきの連続です。

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ブルーベリーとそっくりな花(その2)/ファミリー(科)の見方・考え方

 さて、ブルーベリーとスズランの花が似ている、という話の続きです。未読の方は戻ってお読みください。

 私は〈似ている〉と思っているのだけど、ファミリー(科)も同じなのかは確かめてみなければわかりません。

 それと同時に「予想」を立てておくことが肝心です、楽しく賢くなるからです。

 私はスズランの花を直接みたのは30年以上前くらいなので、姿かたちをハッキリ思い出すことができません。なので〈花の形が似ている気がする〉レベルです。

 缶で育てたスズランでした。

 全体の大きさは20cmくらいだったんじゃないかな、ブルーベリーは1mを超すのであまりにも違います。とはいっても、缶で育てたら小さいままということは考えられます。

 ま、はっきりした記憶はないままにブルーベリーとスズランは『同じファミリー(科)』だと予想しておきましょう。
 違ってたら、それでまた賢くなります。
 しかもドキドキして楽しくなります。

 予想を立てたら確かめてみましょう。

 これは前回出したブルーベリーの花です。

スズランの花は?

 ・・・これです。

「のよりっこのブログ」に感謝して引用

 どちらも〈つり鐘〉〈ちょうちん〉のような花の形だとはいえ、つき方がどうも違う感じがします。
 思っていたより似てないな。

 もっと詳しく調べてみると、ブルーベリーの花びらは5枚が基部で合着して筒状になり、スズランの花びらは6枚が基部で合着して筒状になっています。
この《花びらの枚数の違い》はファミリー(科)を分ける大きな手がかりになります。

 ちなみにブルーベリーと同じツツジ・ファミリー(科)の「アセビ/馬酔木」も花びらの数は5枚です。

 もっと自由研究をすすめましょう。

 花びらの中のつくりを見てみますよ。

 これはブルーベリーの花の中です。

「トロピカルフルーツネット」に感謝して引用

 これは「スズラン」の花の中です。
〈シベ/蕊〉、おしべ・めしべの姿かたちがかなり違います。

「風の松原植物調査」に感謝して引用

 スズランもブルーベリーもメシベの数は1つです。※スズランのメシベの形をみると〈本〉と数えるより〈1つ〉と数えた方が自然です

 オシベの数は異なります。
 スズランのオシベは6本、ブルーベリーは10本です。※ブルーベリーはかなり改良が進んできてオシベが8本の品種もでてきています

  アセビのオシベも10本です。

《シベの本数の違い》もファミリー(科)を分けるとても大きな手掛かりになります。

 では、全体のつくり確かめてみましょう。

 これはブルーベリー、1m~2mくらいまで大きくなると書かれています。

free images USAに感謝して利用

 こっちはスズランです。全体の画像がなかなか見つからないのでwikipediaにある画像を載せましょう、全長15~20cmくらいです。

wikipediaに感謝して引用

 ブルーベリーは〈木本:茎が木質化して太くなる植物〉で、スズランは〈草本:茎が柔らかく、一年または数年で枯れる植物〉です。

 木本なのか草本なのかもファミリー(科)を分けるとても大きな手がかりです。

 もう一つ、葉の姿かたちに注目してください、…全然違う。

 葉の姿かたちもファミリー(科)を分けるとても大きな手がかりです。

 

 スズランは『キジカクシ・ファミリー(科)』の植物でした。
 ブルーベリー、アセビは前回紹介したように『ツツジ・ファミリー(科)』です。

「何となく花が似ているから、もしかして同じファミリー(科)なのかも」と予想して調べてみたら、ぜんぜん違うファミリー(科)ですね。

 それも〈予想〉を立てたからはっきりしたことです。

 しかも私自身がとても楽しく自由研究をすすめることができました。
「まあ、違うだろうな」という予想から出発しても、予想を立てて確かめることで確実に楽しくなります、賢くなります。

 おかげさまで〈たの研/たのしい教育研究所〉の公式サイトは、〈たのしい自由研究〉というキーワードでも、〈楽しい自由研究〉というキーワードでも10位以内に入りました。〈面白い自由研究〉の検索順位もどんどん伸びてきています。『学研』や『ベネッセ』、自由研究に特化したサイトなどに食い込んで、沖縄の一NPOが大きな結果を出したと思います。
 みなさんのおかげです、心から感謝しています。

 これからもよろしくお願いいたします。

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楽しい面白い自由研究『トウガラシの中にタネは何粒くらい?』@自由研究が本物の研究

〈たの研〉でトウガラシの中のタネを取り出して、発芽させようと準備をすすめています。
 これは中のタネを取り出したトウガラシの皮の部分です。
 サイズ的には普通で大きくもなく小さくもないくらいです。

 タネはゴマ粒くらいの大きさです。
 トウガラシの先にあるものがタネです。

 さてみなさん、トウガラシの中には何粒くらいのタネが入っていると思いますか?

とうがらしの中にタネはどれくらい入っているの?

 

予想

 ア.5~10粒

 イ.20~30粒

 ウ.50~70粒

 エ.80~100粒

 オ.その他

どうしてそう思いましたか?

 

 これが取り出したタネです。

 数えたら85粒ありました。

 はじめに普通のサイズだと書いたのですけど、大きめのトウガラシだと100粒くらい入っている可能性があります。

 みなさんの家のキッチンにもトウガラシがあるかもしれません、みつけたら確かめてみませんか。

 さて、これから何粒くらい発芽するかという実験がはじまります。

 すでに〈たの研〉には「この唐辛子の苗が欲しいです」という声が届いています。

 自由研究は大人にとってもやめられません。

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やっと長年の謎の一つが解けた@人生が自由研究/面白くてやめられない自由研究 〈アリジゴク〉はカゲロウの幼虫? その②

『アリジゴクはカゲロウの幼虫』という知識をめぐって約20年に渡る自由研究の流れを紹介しています、未読の方は一つ戻って読みはじめてください。楽しい面白い自由研究の記事です。

 アリジゴクのことを十数年追いかけ続けていたわけではありません。

 じゃあ自由研究ではないじゃない!

 いいえ、予想を立てて時期を待つこと、答えにめぐりあえる日を待つことも自由研究です。しかも、楽でとてもたのしい面白い自由研究です。

 最近〈たのしい教育 第3研究所〉の本棚を見ていたら、以前読者の方から「子どもにおすすめの百科事典を紹介してほしい」という声があったのを思い出して、百科事典を取り出しました。学研図鑑LIVE『昆虫』です。図鑑を作った〈丸山 宗利〉さんの『 昆虫学者、奇跡の図鑑を作る』という本を読んで、興味深かったので、いろいろな人たちにお勧めしています。

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 手にしてパラパラめくっていると「あ そうだった、アリジゴクのことを調べるんだった!」、記憶というのは不思議なもので、十数年ぶりに脳の回路がパッとここで開きました。

 
 いろんなカゲロウの写真が掲載されています。

「幼虫は、、、、アリジゴク?」

 そこにはアリジゴクとは違う〈幼虫〉の姿が載っていました。
 水中で暮らしているからでしょう、何となくトンボの幼虫〈ヤゴ〉に似ています。

 前回載せたのアリジゴクも一緒に載せましょう。
 アリジゴクはこんな姿で、砂地に潜んで暮らしています。

 これは違う種でしょ!

 そもそもカゲロウの幼虫には水中で酸素を取り込むための〈エラ〉があるのに、アリジゴクにはありません。
 生活する場所が全然違うので、体の構造が異なるのです。

 確認してみると、アリジゴクは〈カゲロウ〉の幼虫ではありませんでした。

 え?

 辞書には「アリジゴクはウスバカゲロウの幼虫だ」とはっきり書いてありましたよね。※前回の記事参照

 複数の辞書にそう書いてあります。それらの辞書が間違っているのでしょうか?

 その謎も解けました。

 どういうワケだったのでしょう?

 次回の解決編にいく前に、ぜひみなさんも、なぜこういうことになっているのか考えてみてください。

つづく

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