楽しい福祉&教育『こどもマルシェ 9/15』に寄せられた質問から

 楽しい福祉&楽しい教育の取り組みで秋分の日(来週)実施する『こどもマルシェ』について、質問が届いています。広報の一環として、公開しつつ説明させていただきます。

質問1:申込をしたいです、どのようにしたらよいですか

運営より:『こどもマルシェ』は〈もっと気軽に楽しく参加できるワークショップ〉の一つとして実施します。
 〈たの研〉の多くの講座は事前に申し込んで席を確保し、時間いっぱいたのしんでもらうスタイルです。
 それに対して今回の講座は
・〈その日、予定が入っていて調整中〉という方たちも、当日までに調整がすめば参加できる。これまでのように申し込んだ方がキャンセルする場合も連絡不要
・保護者同伴なら4歳から参加できる
・保護者の許可証があれば子ども自身で参加可能
など、フットワークの軽い自由参加制で実施します。
 ということで、今回は申込み制ではありません、ご理解ください。
 今回のシステム実験をもとに、申込制と自由参加制のスタイルをどのようにすすめていくか、運営担当で検討していく予定です。

質問2:どうしたら確実に受講できますか?

運営より:類似の講座スタイルについてリサーチしたところ、フリー参加型だと多くて数十名の参加がせいぜいだろうということでした。それでもゆとりをもって、各プログラム100食×3プログラムで実施します。
またこれまでのように広い広報ではなく、1/5程度の広報に止めています。
広報期間もこれまでの半分程度に短く設定して、あえて開始の月に入ってから伝えていますので、その数の中におさまるだろうと考えています。
その予想を超えた場合は、申し訳ありませんが、食材がなくなると終了します。
なので、確実に参加できる方法についてはお答えすることができません。
ただし可能性の高い方法があります。
早めにきていただくことです。
プログラムスタートは10:30ですが、受付は少し早くはじめる予定です。
時間にゆとりをもってご参加ください。

質問3:駐車場はありますか

運営より:会場の喜仲公民館には30台の駐車場があります。
質問2のリサーチ通りだと時間差で十分収容可能です。
予想を超えることもありますので、リーフにも書いてあるように、駐車可能場所・公共の場所などに停めてご参加ください。事前に地図などで周りの様子をリサーチしておくことをおすすめします。

他にもいろいろきていますが、多くの方たちに関係しそうな順にまとめました。

重要:こどもマルシェについてhttps://tanokyo.com/archives/169008

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楽しい福祉&教育 Newスポーツ『ふうせんスカッシュ』大人気

 メルマガで紹介した「ふうせんスカッシュ」が好評です。とても安全で、コースもも自由度抜群です。福祉&教育の場面で割役するはずです。

 今月の『たのしい教育エンジョイcafe』でとりあげる予定ですから、希望する方はお問い合わせください。

 これは中学年の子と低学年の子の対戦です。

 強く打っても風船が急減速してくれるので、怖くありません。

 こうやって受けることができます。

 ラケットも、ダブルスで隣のひとに当たっても怪我などしないウレタン素材です。もちろん格安で自作できます。

 放課後学童クラブ、車椅子の方たちほか、いろいろな場面で大活躍すると思います。

 つくり方などはメルマガに掲載してあります。

 単発で読めるように、kindle出版する予定なので、少々お待ちください。

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福祉&教育は地味なテーマなのにこのサイトは1日(  )アクセスの日々/子ども主義なら子ども訊く

「福祉」や「教育」というテーマは仕事や役割上の情報収集が中心になるのでしょう、「さて、今日はどういう記事かな」とワクワクどきどきしながらアクセスすることはあまりないと思います。

 ところがこの『たのしい教育研究所公式サイト』は、たくさんの人たちが興味関心をもってアクセスしてくれます。それは〈たの研〉に届くお便りでわかります。

 書き始めた時には1日数件のアクセス数だったものが10件を超えて大喜びし、100件を超えた時には仲間たちと乾杯したものです。

 それが現在は2000件前後のアクセス数を記録するまでになりました。

 これは夜、確認してみた時の数字です。

 福祉も教育もたのしくてならない、そういう情報をこれからも発信していきたいと思います。

 今回は最新のメルマガに書いた内容から少し紹介します。

 たのしい教育の源流『板倉聖宣』の発想を紹介してあと、私が書いた後書き部分です。

 

いっきゅう
 教師をしている時から、子どもたちの評価感想を読む時間がドキドキわくわくして大好きでした。それは〈たの研〉を作った今も変わりません。
 自分の予想や感覚を超えたたくさんの宝物がそこに刻まれています。
 もちろん自分の授業がどうだったか、講座・ワークショップがどうだったかを判断するデータとして、それ以上のものはありません。
 日頃から子どもたちに評価・感想を書いてもらっていると、自分の授業が子どもたちの心から離れていく場合も、より大きく心を動かしたときも、はっきりとそれを掴むことができます。
 ある先生が「子どもに評価してもらうのが怖いです」と話していました。
 その気持ちはとてもよくわかります。
 たくさんの子どもたちにダメ出しされたら、大抵の大人は弱ってしまいます。わずか2~3名に反発されてもメンタルがかなり低下します。
 だからといって、子どもたちの評価を見ないでいるのは本末転倒です。
 血圧の薬を飲むとか飲まないとかの判断を、血圧の測定をせずに自分の感覚で判断するようなものです。
 そのまま飲まずに過ごせる、いや1日◯回飲まなくてはいけない、いやいや、一週間くらい入院する必要がある、そういうことは、しっかり検査しないと判断できません。
 子どもたちの評価・感想は、病院の検査のように面倒ではありません。5分くらいあれば十分で、その判断精度は抜群です。
「こどもたちが日記とかに書いてくるからわかります」
と考える先生もいるでしょう。
 いえいえ、それはクラス全体の心の動きではありません。ある子の言葉である、というだけでなく、その子は家族や周りの人たちに読まれる可能性があることを前提に書くので、心の内側をそのまま文字にするのは難しいでしょう。
 そしてこちらから「たのしかったですか?」という視点を提示して、5段階評価してもらうというような純度の高い評価と、自由に書いてねという日記とは、その尺度についての信頼度が大きく異なります。
 とはいえ毎日毎回は無理です、はじめは1週間に1回くらい、次第に週に2-3回、慣れてきたら1日一回というように増やしていくことをおすすめします。

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楽しい福祉&教育「こどもの事故事例」を学んでおくことはとても大切/全国農協観光協会「ふるさと夢学校 安全管理マニュアル作成のポイント」は優れもの

 最近ある教頭先生からの相談が来たとき、全国農協観光協会がまとめた、「ふるさと夢学校 安全管理マニュアル作成のポイント」という冊子を紹介しました。

 〈たの研〉が企画するアクティブな活動の企画の時でも時々この冊子を開きます、安全に関するものをかなり実践的にまとめたすぐれものです。

 

 相談のあった教頭先生に紹介したのは、2つの事故事例の裁判の内容です。長いので一つにしておきます。

2 事故・トラブルのケース
事故の判例は,指導者が何も注意を与えていなかったのではなく,事前に注意を与えていたが,その行為の時点で注意を与えるなどの安全管理を行わなかった場合に争いになるケースが多くみられます。

【事案】~事前に注意を与えていただけでは足りない~
市立小学校4年生の児童が,教室の清掃の際に,ガスストーブのゴムホースに足をとられて転倒し、ストーブの上にあった金ダライの熱湯をあびて受傷した事故につき, 担当教諭に過失があるとされ、 市が敗訴した事案(京都地裁平成6年4月18日)(判例タイムズ891号 112頁)

【事故態様】
教室の清掃のため児童らが一斉にそれぞれの机と椅子を後ろに下げていたところ,本件児童は,椅子を机の間に入れたまま,体を後ろ向きにして机の両端を持って引きずって後ろに引いて行ったところ, ストーブのホースに乗り上げて体がストーブの方向に倒れ, ストーブ上にあった金ダライが落ちて熱湯を右背中に浴びた。
【判旨】
(確かに)
①同小学校では,毎月1回,安全指導の時間があり、12月には「冬の安全」として, ストーブを使うときの注意事項についての指導が行われていたこと。
②またストーブの使い方については, ガスストーブが各教室に配られる際に学校側からB4くらいの色画用紙に,気をつける事項として,「教室で暴れない。ガスの元コックとかスイッチをさわらない。 燃えるような物を近づけない。」などの注意書が配られ,これは教室に貼られていたこと。
③日常の生活でもA教諭が危険と認識したときはその都度児童に声をかけていたこと。
④本件ストーブの周りには,児童が近付かないように,チョークで一定範囲の四角を書いたり,ナイロンテープでくくったりしており,チョークが消えたりしたときは,書き足していたこと。
⑤これまで,同小学校では同種の事故が発生したことはないこと,を認めることができる。
  ↓
しかしながら,…多数の児童が往来する教室の中央部に,熱傷を生じる程の湯が入った金ダライが置かれたストーブが置いてあり,しかも,ガスホースが教室内を横切っているという状況のもとで、教室の清掃活動のため児童らが机・椅子を移動する際には,児童が無意識にこれに足を引っかけ,金ダライの熱湯をかぶる事故が生じることは十分予見可能であると認められ, 右事故の発生を未然に防止するため,学校として安全柵を設けるか,又は担任の教諭がストーブの本体,ホース若しくは金ダライを予め移動しておく等の安全配慮義務を被告側に課したとしても特段不合理な義務を被告側に課したものと考えることはできない。
  ↓
本件ストーブの周囲に安全柵が設けられていない本件状況のもとでは、担任の教諭としては,児童らに掃除作業を命じるに際し,本件ストーブ, ストーブのゴムホース又は熱湯の入った金ダライをまず別の場所に移した上で,児童に対し,机や椅子の移動作業をさせるべき安全配慮上の注意義務があったところ,同教諭は右義務に違反し,漫然とストーブ上に熱湯の入った金ダライを置いたまま,掃除のための机及び椅子の移動作業を児童らに行わせた過失がある。
ただし,児童に2割の過失あり。

【コメント】
上記のような子どもの行動を予測できるかは争いがあるでしょうが、裁判所は上述のように予見すべきと捉えています。また,事前に注意を与えていただけでは足りず、行為の時点で安全管理を実践すべきことを求めています。
ストーブやゴムホースを別の場所に移動することは現実的であるかは疑問ですが,少なくとも,熱湯の入った金ダライを別の場所に移動させておくべきであったと考えられた事案です。
研修会などでは,この事案を読んで,アンケートをとると,当然に予測すべきと考える方々と酷だと考える方々とに分かれます。それ故,裁判でも最後まで争われています。
上述の裁判所の考え方を知っておくことはとても大切です。
また, 安全管理マニュアルにおいて,「危険な物は予め排除・移動しておくこと」などと書かれていることもあると思いますが,その具体的な意味をこの裁判例を通じて噛み締めていただければと思います。

 子どもたちとアクティブな活動をするみなさんには一読をおすすめします。

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