増える一方の精神科そして精神疾患/PEALカウンセリングの見方

 メルマガに〈カウンセリングの日々〉として軽く書いたページにいろいろな反応がいろいろ届いています。

 カウンセリングをしながら常々思うのですけど、私が教師をしていた10年くらい頃と比較して「心療内科で薬をもらっています」という先生たちがかなり増えてきた気がします。
 教師以外の公務員の方からカウンセリングの依頼もあるのですけど、その方たちも薬を処方してもらっている方が多くなってきました。
 お母さんたちからの相談で薬の話になることはほとんどないのですけど、メンタルクリニックという看板がどんどん増えている状況をみても、全体としてそこに通う人が増えているとみてよいでしょう。基本的にそこで診断名がつくわけですから、精神系の病気だと診断された人がどんどん増えているということです。さらに気になるのは、そこで神経系の薬・向精神薬の処方が増えていっていることです。
 数年前の統計とはいえ、診療科目別の病院数の変化で、精神科の病院数の増加がハッキリわかります。そしてその傾向は今現在、ますます顕著になっているでしょう。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/e843daa657942d2c89a9b02ad0a5514e224ae376

 少子化が〈産婦人科〉の病院数に強く表れて、1978年の半分以下です。
 
〈小児科〉の病院数は0.85倍です。
 ところが〈精神科〉の数は1978年の2.5倍です、もちろんメンタルクリックは精神科です。

 神経系の薬はとてもよく効きます。麻酔薬一つみてもハッキリするでしょう、手術されていても分からないわけですから。
 以前のカウンセリング講座で取り上げたのですけど、例えば〈うつ症状〉と関係がある《セレトニン》の流れを脳神経の中で細かく制御することも可能です。

 PEALカウンセラーの目でみると、それは藪の中に入ってハチとかいろいろな虫に刺されて皮膚が腫れている状況に〈痒み止め〉の薬をぬり続けている様なものです。

 アナフィラキシー反応が見られる様になってしまったら大変です。
 藪の中に入った時にあまり虫に刺されない方法、藪の中に入らなくても自分の目的を達成できる方法を探っていくことが重要です。
 必要があって症状をおさえる薬を飲んでいるかもしれないけれど、それでは根本的な解決にはならないことが多いというのも知っておく必要があります。

 私のカウンセリングを希望する方たちはそういった薬の処方では自分の直面している問題・課題を突破できないと冷静にみている方たちなのだろうと思います。
 秋の講座がおわったらPEALカウンセリングの講座も企画したいと思います。読者の皆さんの中にも、自分の悩みを克服したい、あるいはカウンセラーを目指しているという方がいると思います。ハッキリしたらこのメルマガでお知らせいたします。

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スズメガとアゲハチョウたち-生きるための食べ物があることは平和共存の礎

 夏は過ぎ、ハッキリと秋に入った晴れの日、第一研究所の庭にたくさんの蝶やガ、小さな虫たちが飛び回っています。

 ランタナの花がたくさん咲いていて、いろいろな昆虫たちが花から花へと動いています。

 これはスズメガたち、目に入るだけで5~6匹います。

 

 これはアオスジアゲハ、三匹くらい飛び回っています。

 他にもシロオビアゲハ、おそらく小さなハチの仲間など、昆虫たちがいっぱいです。きっとアリとか他の昆虫たちもいるのでしょう。

 昆虫たちなどが平和共存していくには、いろいろな生命が生きていくだけの食べ物があることが基本条件です。住むところも必要です。着るもの(衣)は必要ないけれど。

 今また新しい国と国が戦いをはじめました。

 人間が生きていくためには、住むところ、食べるもの、着るもの、『衣食住』が基本的に必要です、平和共存していくための基本、礎ということがいえるでしょう。

 ネット情報でいろいろな情報が手に入りやすくなったとはいえ、たとえば日本では欧米寄りの情報が主になるでしょう。
 そうやってテロリストが支配していると一方的に決めつけて判断するのではなく、衣食住が保証されない状況になって、どうしようもなくなっていたのかもしれないという予想も立ててみることは、大切なことだと思います。

 100年後、学校教育の中で、今のこの社会を〈野蛮で残酷な社会だった〉と表現するのかもしれません。
 もしそうであっても、今をそう判断できるくらい平和な世の中になっていって欲しいものです。そういう社会を創ることができる人たちがたくさん育っていかなくてはいけません。

 たのしい教育はその力がある人たちを育てる教育です。

 今年1000アクセスを超えたこのサイトは、今日は4000アクセスを超えました。上下するのは常とはいえ、長いスパンでみると着実にアクセスが増えています。
 応援してくれる方達が、未来を明るくしてくれます。
 これからもよろしくお願いします!

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楽しい国語ほか〈たのしい教育メールマガジンの内容〉-教室を家庭をたのしく元気にする教育マガジンです!

 たのしい教育メールマガジンについての質問が届いています。久しぶりにメルマガの記事を紹介しましょう。教室も家庭が、子どもも大人も明るく週一で届く、実践的な内容になっています。全体は大きく四つの章で構成しています。

 まず〈たのしい教育研究所の今日この頃〉という章からはじまります、購読費は全て、たのしい教育の普及に利用されているので、それがわかる様にしています。

 たいてい四つくらいの記事をのせているのですけど、その中の一つを軽く紹介しましょう。そういう記事に心動かされ、子どもとの関係づくりに発展したという便りもいろいろ届きます。


〈たの研〉にはいろいろな方たちからの相談がきます。
 ある先生からクラスがうまくいかないという相談があり、その中で「教育委員会が実施する達成度テストの順位がとても気になります。校長先生からもいろいろ言われます」 という話がありました。

いっきゅう:どれくらい気になりますか?
相談者:やっぱりある程度の学力がついていないと子どもたちは後々、苦労すると思うんです…
いっきゅう:学力というのはテストの点数のことですね、ある程度というとどのくらいあると苦労しないということでしょうか?
相談者:県の平均レベルくらいはあった方がいいと思います。
 それくらいあったら、学校でも校長先生からいろいろ言われることはないのですけど…
いっきゅう:「点数が取れない子どもはますます勉強が嫌いになって教師のいうことを聞かなくなる。点数が取れる様になれば、そこから学ぶたのしさが生まれて勉強するようになる、学校もたのしくなる」という考え方ですね。
 ところでそのことはたくさんの教師が何十年も前から考えてきたことです。多くの先生たちも〈何となくそう言えるだろう〉と考えていると思います。
 それは本当のことなのかは、その結果を見ていかないとわかりません。
 それが正しいことだとすると、これこれこういうことが言えることになりますよね…

 テストの点数の話題になると、たいていこういう内容が交わされます。そろそろそのことをしっかり統計を示しながら《教育プラン》をまとめておこうと思います。
 秋の講座に間に合うといいなぁ~

お便りを紹介することもあります、今回はこの手紙でした。

 二つ目は〈たのしい教育実践〉の章です、今回は「たのしい作文指導」の具体的方法をとりあげました、家庭でも学校でもたのしめます。

 実践の部分はメルマガの読者の方向けなので、そのはじめの部分を載せましょう。

⭐️はじめに
 今週末〈たのしい作文指導『たの作』〉を数冊買いに来てくれた先生がいました。その先生は以前購入してくれていて
「一冊購入すれば、授業では著作権フリーで何枚でも印刷できますよ」
と説明しているので、不思議に思ったのですけど「学校の周りの先生たちもぜひ欲しいというので、まとめて購入しに来ました」とのこと。
 同じ学校には〈たの作1〉でたのしんでくれていた先生もいて「〈1〉を◯冊、〈2〉は自分の分も含めて◯冊」とたくさん仕入れていってくれました。
 たまたま私も〈たの研〉にいたので、いろいろお話しすることができました、嬉しい話をいっぱい聞くことができました。
 その中で「同僚の先生が〈忙しい日々、苦しかった宿題ノートをチェックするのがたのしくなってきました〉と話していました」という声があり、印刷などを担当しているスタッフのA先生も「うれしい~」と声をあげていました。
 私自身がそうだったので、目に浮かぶようです。
 子どもたちの宿題ノートをチェックするのは教師の日々のルーティンの一つです。私が教師をスタートさせた1984年頃、先輩の中には「家庭学習というのは家庭でやるもので学校でチェックするのはおかしい」ときっぱり発言する先生たちがいました。
 そのうちに「授業と連動した家庭学習が重要である」という優等生特有の上意下達の流れが来て、その名の通り〈家庭での学習〉が〈学校学習の延長〉になっています。
 そうして家庭学習のチェックは教師の多忙化に拍車をかける一つになりました。
 家庭学習では、漢字や計算などの問題のほか、〈日記〉や〈感想〉を書いてもらうのが普通です。多くの子どもたちが作文が好きではないので、好きではないものを毎日書かされると、ますます嫌になっていきます。
 料理がイヤな人が料理を作ると出来上がったものがどうなのか想像がつく様に、書くことがイヤであればあるほど綴られた文章の出来ぐあいも察しがつきますね。
 チェックする時、漢字とかなら全体の整いをパッとみることもできるます、計算プリントなら答えが準備されているので、ある程度単純作業になるのですけど、作文は〈文章が正しく書かれているか〉〈漢字・送り仮名の間違いはないか〉〈言いたいことが伝わってくるか〉など、脳をフル稼働することになりますから疲れます。子どもにとっても教師にとっても苦しいものに、脳をフル稼働させられると疲労度が増すわけです。それらをたとえばクラス30人分、毎日毎日読んでコメントしていく作業はかなり大変です。
 実際〈たの作〉は、私が久しぶりに担任を持った時に強く感じて、子ども達が作文が好きになるように、私自身が読み甲斐のある文章、子どもたちのステキなところを読みたくて、
「書きたいテーマが見つからない人は、これについて書いてきてね」という様に始まったものでした。
 そのことは以前から何度かやってきたのですけど、退職する計画で赴任した学校で、ラスト2年担任を持たせてもらった時、その方法で毎日実施してみることにしました、子どもたちがどんどん喜んでくれて、結果として大成功でした。
 給食時間に丸つけして作文を読みコメントを書くのですけど、そこで読む子どもたちの文章がとても面白くて、食事をしつつおしゃべりで盛り上がっている子どもたちに「みんな、聞いてくれ~」と読んであげました。聞いている子どもたちの顔も輝いていきました、「おもしろい!」と声をあげてくれる子どもたちもいます。
 書いた子の名前はあえて読み上げないのですけど、その子の顔もとっても輝くことがわかります。
 次第に子どもたちは、私が宿題の丸つけをはじめると「お、そろそろみたい」と感じてお喋りをやめ耳を澄ませるようになりました。
 私も子どもたちのセンスが文章として形作られたものを読むこの時間が大好きでした。
 去年のメルマガで〈たの作1〉を紹介したのですけど、今回は新しい内容の《2》からいつか紹介しましょう。
 市販版はそれぞれ44カード入っています。

 映画や小説などを紹介する章もあります、教師・おとなの人生を豊かにする章です。

 

 ラストは〈たのしい教育の発想法〉です、これもとても人気があります。

 今回は、このサイトで軽く紹介した、板倉聖宣の《私のあそび論》です、かなりのボリュームなので、前編・後編に分けて紹介することにしました。

 今回、最初に届いたおたよりに綴られていたのは〈授業の章〉の内容と〈たのしい教育の今日この頃〉の章についてでした。

 週に一回、というのは学校や家庭で実施しやすい頻度だと思います。興味のある方はお問合せください、年間購読〈12000円〉で、教材の割引や講座参加費の割引もあります。
 出していただいた費用は全て、教材費や保険、いろいろな方達へのたのしい教育の普及、一人親家庭への支援などに利用されます。たのしい教育研究所への支援という意味で購読してくださる方も歓迎です。  ① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

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板倉聖宣の発想法「あそびと勉強の分裂 」-学力向上の本質-

 今週号のメールマガジンを執筆していて、あらためて板倉聖宣の発想が教育界で革命的だったことを感じています。かつて「ひと」という雑誌がありました、1973年創刊で太郎次郎社が発行です。

「私のあそび論」というほのぼのしたタイトルの中で、切れ味良い論をスパンスパンと繰り出しています。
 その中の一つ「本来勉強というのはたのしいものなんだ」という話を紹介します、1974年5月号の「ひと」誌からです。

板倉聖宣「あそびと勉強との分裂」
 勉強というものは、もともと子どもたちにとって、いやなものではありませんでした、自分の興味・関心をおしころさなければならないものではありませんでした。
 そのことは小学校にはいるまえの子どもたちが示す勉強ずき、テストずきのなかにもはっきりと見てとれます。
 小さな子どもたちは、テストの問題をゲームをやるようにたのしむこともできるのです。子どもたちは、自分のペースでならいろいろの問題を考えたり解いたりできるようになるのです。
 それはあそびそのものであり、たのしくてしかたないのです。それなのに、小学校にはいるとまもなく、子どもたちは勉強がきらいになってしまいます。それはどうしてでしょうか。
 それは、学校で教えてくれる勉強というものが、子どもたち自身がたのしんできたあそび=勉強というものとちがった性格のものになってくるからです。
 まず第一に、そこではマイペースが重んじられず競争させられます。
 教師は〈勉強はもともとたのしくないものだから競争させて勉強させるよりほかない〉と考えているからです。
 それだけではありません。学校というところでは、子どもたちだけでなく、当の教師までがなぜ教えなければならないのかよくわかってもいないことがらを教えこむことになるのです。
 はじめはどうしてそんなことを勉強するとたのしいのか子どもたちにわからなくても、教師がそれについてはっきりした考えをもっていれば、その勉強のたのしさが子どもたちにも伝わるはずです。ところが、教師はいともかんたんに、「これはどこの学校でも教えることになっているから勉強しなければいけないのよ」といったぐあいに、子どもの興味などそっちのけに授業をすすめていくようになるのです。
「勉強したい」「教えたい」から勉強したり教えたりするのではなく、「教えることになっている」から「勉強させられる」ことになるのです。
 そこでは、もはやあそびにつきものの自発性はまったく無視されるようになります。教師が管理体制にくみこまれて義務的に教育をすすめることが、子どもたちの勉強をわけのわからないものとしてしまうのです。

 たのしい教育は理論だけでなく〈実践〉とセットです。子どもたちが本来の学びの姿をとりもどす、先生たちも教育本来のたのしさを味わう、そういう具体的なプログラムがたくさんそろっています。

 興味のある方は11月の秋の講座に参加するのもおすすめです。

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