予想より多くの方たちから反応が返ってきました、ありがとうございます。「丸一日かかる」という予想から「2時間くらいでフル充電」までの幅で予想が集まっていました。
ところで、どうしてあえて実験したのか、書かせてください。
製品カタログにある数字で発電換算して「計算上◯時間で充電できます」というように計算して出すことは可能です。
計算上予測することができるというのは素晴らしいことです、科学の成果です。とはいっても、カタログにあるのはもっとも良い状態での発電量です。使っていくうちに機能劣化もあるでしょう、付属品のいたみも出てくるはずです。
また「スマホなら◯時間でフル充電できます」と表示されているカタログもあります。それも理想的な使い方で出した数字です。
私は車好きなのですけど、車の燃費表示には「10・15モード燃費」「JC08モード燃費」「WLTCモード燃費」など、いろいろな種類があります。そしてどれも、実際私たちの実際の走行燃費より高い数字が表示されています。
計算上出すにしても、同じ時期の晴れの日でも、沖縄の太陽光量と東京の太陽光量は違います。
もっとも大きな違いは〈たのしさ〉です。
予想を立てて実際に実験することは、子どもだけでなく大人にとってもたのしいことです。「DNAに刻まれているくらい根本的なたのしみ」だと思います。
では実験結果です。
測定時に〈90%〉だったモバイルバッテリーが2分で91%、4分で92%、6分で93%、8分で95%、10分で97% というように増えていきました。増え方はひずみがあります。
10分で7% 充電できたという比率で計算してみましょう…
10分:7% = x:100%
7x=1000
x≒157
この太陽光の強さが続くと想定すると「157分(2時間37分)あればフル充電できる」と推測することができます。
データで示したように、バッテリーの充電の伸びは時間毎に順調に伸びていくわけではありません。バッテリーの状態もあるでしょう。電気がたまっていく化学的な変化が完全に一定ではない、ということもあるでしょう。
0%から電気が充電されていくのは早く、満タンに近くなってくると遅くなるということがあるかもしれません。
また今回一回だけの実験データで、こうです、と判断することもできないでしょう。何度か実験して、ほぼ同じ数字に落ち着くのかを確かめる必要がかります。
とはいえ丸一日ではなく「2時間半くらい」で充電できる計算になるというのは、大きな意味があります。これくらいの太陽光パネルをリュックにかけて歩いていれば、午前中ではフル充電できることになる、という予測があれば、スマホの充電タイミングを外さないですむでしょう。
これからデータを増やしていこうと思います。
便りの中には「何を使っているのか教えてほしい。自分も欲しい」という言葉もありました。最後に紹介させていただきます。
今回使ったのは最新型の太陽光パネルです、興味のある方はお求めください。〈たの研〉と一緒に実験を楽しみましょう⇩(クリック)
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