先生たちが元気に働ける学校改革@超過勤務対策①/楽しい福祉&教育

 先生たちが元気に働くことができる学校改革、それは『たのしい教育』への変換です。子どもだけでなく先生も明るく笑顔で働くことができる根本的な改革になります。

 ところがそれには時間がかかります。
 急激な変革は混乱を生み、教科書中心派の先生たちは困ってしまうでしょう。力のある先生たちが学校に二、三人いる状態なってから、大きく変換していくというのが大切だと思います。

 ここでは時間の使い方という比較的シンプルなことをとりあげたいと思います。シンプルとはいえ、これができると先生たちが子どもの授業に集中する時間を増やすことになり、勤務時間外の仕事が着実に減っていくでしょう。

 以前、ある学校の教頭先生から相談がありました。

「校長先生から、〈働き方改革〉について効果のあがる方法を考えてほしいと言われているがなかなかうまくいかない」という話でした。

 その中で提案した一つが「勤務時間外の会議や面談を減らすこと」です。

 私も長年学校に居たので時間外勤務が通常勤務と変わらないほど普通に入り込む状態を味わってきました。

 学校から外に出ると、それがいかに普通ではないか、ということを感じています。

 もちろんPTAの役員会など、夕方以降に持たなくては難しいものがあります。それは〈たの研〉でも同じで、総会などは土日に設定します。

 まず時間外の部会や学年会などを減らすことです。
 これは学校の時間割編成で工夫できます。
 私は長年教務主任をしてきたので、文科省が指導要領に定めている事業時数よりはるかに多い時間を授業に充てていることが気になっていました。台風などの予備時数だとして、多すぎです。各教科で4時間くらい多くとってあれば台風等で休日が増えても対応可能です。
 それを見据えて月に何日かは4時間目で終える日程にしたり5時間目で終える日程にする、その日に部会などを充てるとよいのです。

 それらとは別に学校で多いのが時間外の保護者ほかとの面談です。

「先生だから保護者の仕事が終わるまで待つのが当たり前だ」と思う人たちがいるかもしれません。

 本当でしょうか?

 先生たちは時間外勤務の教職調整額をもらっているからそれくらいはやってもらわないと、と思うかもしれまれせん。

 いくらもらっていると思いますか?

 中堅の先生で1.2万~1.4万円/月 です。
 月20日働くとして、1日600~700円くらいです。

 同じ公務員で超過勤務が多い警察官や消防士は、1時間あたり2300~2700円もらっています。

 教師は何時間超過勤務しても1日600~700円(若手はもっと安い)です。私の経験上、集まりなどがあれば普通で3時間くらいは超過勤務することになります。
 警察官や消防士は、3時間超過勤務したとするとその1日だけで8000~9000円くらい貰います。

 ということで「教師は毎月超過勤務手当をもらっているのだから、夕方以降の面談なども対応すべきだ」という理屈では説明がつかないことを前提として話を続けさせてください。

つづく

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色とりどりの鳥/楽しい野山さんぽ@楽しい福祉&教育

 1年ほど前から野山さんぽで〈鳥〉たちへの興味が深まってきて、鳴き声を耳にするたびに「何ていう種類だろう」と気になります。

 鳴き声だけ聴こえて姿を見つけることができないことも多々あります。

 その声だけで何という鳥なのか判断することができて、おそらくあの木にとまっているはずだと双眼鏡を向ける鳥マニアの方たちもいます。
 それを5だとすると、私はまだ1くらいです。
 とはいえ、興味関心は高いので、次第に力も高まっていくと思います。

 最近は、鳥たちが近くに来てくれるチャンスが高まってきた気がします。

 これは「シラサギ」さんが目の前に来てくれた時の写真です。
 けっこう長く、体感的に10分くらいは近くにいてくれたと思います。

 これはハクセキレイが来てくれた時の一枚です。
 一生懸命、虫をさがしていて、近くで
 1.5~2mくらい近くに来てくれました。

 

 写真の角度的にも、とても近くにいることが分かると思います。

 シロサギは沖縄で一年中、見ることができます。

 ハクセキレイは渡り鳥で、秋から春頃までしかみることができません。
 その頃、沖縄で過ごして、日本の北の方や中国まで渡っていくそうです。中国まで飛べるということに驚いてしまいます。

 身近な鳥たちの素晴らしい力に感動しつつ、ますます鳥たちの魅力にとらわれています。

 

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楽しいブックレビュー『ねすごしたサンタクロース』@楽しい福祉&教育

たくさんの子どもたちに楽しんでほしい絵本があります。

垣内 磯子 (著), 宇野 亜喜良 (イラスト)

『ねすごしたサンタクロース』です。

https://amzn.to/44RgbXU

〈たの研〉のクリスマスパーティーの出し物の一つだったのだけど、たくさん笑って、最後は「これはちゃんとした結末には至らないだろう」と思っていたら、しっかり心動かすラストを準備してくれていました。

 さくら先生曰く「イラストも海外の絵本の雰囲気を出していて、とてもいい」

 年はあらたまってもクリスマス(冬至を越した祝い/ユール)は楽しめます。
 ぜひ手にしてみてください!

 三学期のはじまりに、居場所などでの読みかたりに、家族の団欒の時にもおすすめします。

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苦しい想い出も残るのでは? @読者の方からの質問に答えて/楽しい福祉&教育

 前回の記事にさっそく質問が届いています、嬉しいことです。

 自分の過去の記憶を挙げながら「苦しい記憶も残るんじゃないでしょうか?」という言葉が綴られていました。

『確かに!』

 辛い記憶、特に身の危険を伴う記憶は、生物としてとても重要な記憶になります。
〈あの場所で波にのみ込まれそうになった〉という記憶をすぐに無くしていくと、またその危険に出会う可能性があります。

〈あのキノコを食べた後七転八倒の苦しみが襲った〉という記憶を無くしていくと、その後またそれを食べてしまう可能性が出てきます。

 進化論的にみてもそういう個体は生き残りにくいでしょう。

 そういう強いネガティブな記憶は生物として重要な記憶になるわけです、確かにそれはある。だからweb上で散見する〈トラウマ治療〉は実は成功していないということもいえるでしょう。

 ところが、強い記憶ばかりでなく小さな記憶なども含めて、ネガティブな記憶とポジティブな記憶というように分けて考え見ると、実はハッキリと差が出ます。

 専門的な研究が多いので、A.I.に概要をまとめてもらいましょう。

Gemini との会話

 心理学や脳科学の分野でも**「Fading Affect Bias(FAB:情動の退色バイアス)」**という専門用語で呼ばれ、数多くの臨床データや研究で裏付けられています。

「人間の脳は、辛い感情を早く忘れ、楽しい感情を長く留めるようにできている」ということが科学的に示唆されています。

主な研究知見をいくつかご紹介します。

1. Fading Affect Bias(情動の退色バイアス)

これは、**「ネガティブな出来事に伴う感情は、ポジティブな出来事に伴う感情よりも、急速に薄れていく」**という心理現象です。

  • 研究内容: 被験者に過去の出来事を日記に記録してもらい、数ヶ月後、数年後にその出来事を思い出した時の「感情の強さ」を測定する調査が多数行われています(Walkerら, 1997年などの研究が有名です)。

  • 結果: 悲しい、恥ずかしいといった「不快な感情」は、時が経つにつれて急激に低下しました。一方で、嬉しい、楽しいといった「快の感情」は、時間が経ってもあまり低下せず、比較的鮮明に残ることがデータとして示されています。

2. 「心の免疫システム」としての機能

なぜこうなるのかについて、研究者の間では**「心理的免疫システム」**の一種だと考えられています。

  • もし過去の辛い記憶が、起きた瞬間と同じ強度のまま頭に残り続けたら、人間は精神的に押しつぶされてしまい、生きていく意欲を失ってしまいます(うつ状態など)。

  • 健康な精神状態を保ち、自己肯定感を維持するために、脳が「嫌な感情だけを積極的に掃除(処理)している」と解釈されています。

3. 年齢による変化(ポリアンナ効果・ポジティビティ効果)

さらに、この傾向は年齢を重ねるほど強くなるというデータもあります。

  • ポジティビティ効果: 高齢者と若者を比較した研究(Carstensenら)では、高齢者のほうがネガティブな画像や情報よりも、ポジティブな情報に注意を向け、記憶しやすい傾向があることが分かっています。

  • これは、人生の残り時間が短くなるにつれて、脳が無意識に「情緒的な満足」を優先し、不快なものを排除しようとする適応能力だと考えられています。

4. 例外(うつ病やPTSDの場合)

逆に、「辛い記憶ばかりが残る」というケースについての臨床データもあります。 軽度〜重度のうつ状態にある人や、強烈なトラウマ(PTSD)を抱えた人の場合、この「FAB(嫌な感情を消す機能)」がうまく働かなくなることが報告されています。つまり、健康な心であれば「楽しい記憶が勝つ」ようにできているのです。

結論

辛い記憶と楽しい記憶では、楽しい記憶が頭に残っていくことは、**「健康な脳が持っている、生きていくための防衛本能」**として正しく説明がつきます。
「楽しい記憶が残っていく」というのは、脳が正常に、そして健康に機能している証拠だと言えます。

 一時期流行した「辛いものごとではなく楽しさを探しましょう」というポジティブシンキングのすすめ的なものが流行ったことがありますね。※そういった流行でお金を儲けていくことをねらう人たちによって、一定期間を経た後、またその関連の本やコーチングなどが目立ってくるでしょう
〈PEALカウンセリング〉も〈たのしい教育〉もそれとは異なります。

 見方・考え方だけでなく、たのしさが生まれる状況をどう作るか、その具体的な手立てとセットだから、伸びてきたことは間違いありません。

 のびのびになっている「PEALカウンセリング入門」もこの春には開催しようと考えています。
 興味のある方はお便りください。

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