野山を歩くのがどうして学力向上につながるのか、タイトルをみて不思議に思う方は、ぜひこのサイトを隅々までお読みください。いろいろなものの楽しさを味わう感覚は決してそこにとどまらず、興味関心をいろいろなものに広げていきます。
「カマキリは昆虫の仲間で〈足は六本〉〈体は三つ〉に分かれている」ことを、いわゆる「テストに出る知識」として覚えることにとどまる人と、野山を歩いて生の体験として感じる人とは本質的に違うと思います。
「心動かされること」つまり〈感動〉が伴った人の知識経験はテスト以外のところにも生き生きと繋がっていくでしょう。
秋の講座を終えて久しぶりに野山を歩いていると、ふと目にとまるものがありました、じっとしていたので、目が慣れていないとなかなか見つけられません。
そうですカマキリです。
若葉色をしているのでやっと大人になったくらいかとおもったのですけど、よくみるとボディにシミ・斑点があるので、長く生きてきたのでしょう。
しばらくみていたのですけど、ほとんど動きません、近づく獲物をじっと待っているのでしょうか。
〈たの研〉に持って帰って観察するという選択肢もあるのですけど、カマキリもたいていはその年で命を終えます。
このままにしておきましょう。
そういえば去年の秋、かまきりの卵をみつけて予想・観察をスタートしたことをこのサイトに書きました。
https://tanokyo.com/archives/33487
このカマキリも卵をのこせたことでしょう。
少し離れたところでキノボリトカゲが青虫を食べているところに出会いました。
愛用のカメラを持っていなかったので風でゆれる草木のせいでピントをしっかり合わせることができませんでした、枝のやや左にピンボケで写っています。
迫力あるカマキリやキノボリトカゲたちを目の前で観察して、命のつながりや、食べる・食べられるという自然の摂理など、いろいろなことを感じることができました。
こういう感動もいずれたのしい教材プログラムの一つになる時がくるでしょう。
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