楽しい面白い自由研究@「レンズが切り開いた世界」スピンオフ〈モースさんの硬度スケール〉

 最近「たのしいレンズの世界
=たの研式けんび鏡=」を出版しました。〈授業書@たの研〉はシンプルな作りにして文字数も制限したので、太い骨子をそのままシンプルにまとめたのですけど、実はそれらに関連したたのしいエピソードがたくさんあります。
「ラボアジェが1.3mの巨大レンズでダイヤモンドを燃やした」という話に関連しています。

 テスト以外ではほとんど使わないので忘れている人たちがほとんどでしょう、理科・地学で「モース硬度」を学びます。

wikipediaに感謝して引用

 フリードリッヒ・モースさんがその尺度を規定しました。

フリードリッヒ・モースさん wikipediaに感謝して引用

 モースさんが定めた硬度で最も硬い物質がダイヤモンドです。

 ラボアジェさんはそのダイヤモンドをレンズで燃やすことに成功したわけです。なぜそんな実験をしたのかは、原子論のたのしい話に関連するのですけど、今はおいておきましょう。

 私はこのモースさんが規定した「モース硬度」の基準方法が大好きです。

 モースさんは「鉱物1と2をお互いひっかきあって、どっちに傷(Scratch)がつくかで決めた」という方法で硬度スケール(基準)をつくりあげました、みごとです。
 はじめてそれを聞いたとき「そんな、子どもでもできそうな実験方法で鉱物基準をつくりあげたのか」と感動して拍手を送りました。

A.I.生成画像 いっきゅう

 いつも語っているように、ものづくりにしろスポーツにしろ科学実験にしろ、はじめの頃はとてもシンプルなやり方でした、その感動をともなった素晴らしさが受け継がれてきたわけです。

では、問題!

 モース(フリード・リッヒ)さんがモース硬度を基準化したのは1812年のことです、『鉱物体系概論』という本に発表しています。

 それから200年以上の時が流れました。

 モースさんの硬度スケールは今でも有効なのでしょうか、どう思いますか?

 いやいや、実はあれとこれは硬さが違っていた、とか、ダイヤモンドより硬いものがあってさぁ、というようなものが見つかっていないのでしょうか。

予想

 ア.いまでも

 イ.かなり修正された

 ウ.少しだけ修正された

 エ.その他

どうしてそう予想しましたか?

   つづく

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タコノキというひょうきんな名前の樹木@たのしい海岸さんぽ

沖縄の海岸線でよく見る「タコノキ」というひょうきんな名前の樹木があります。
アダンににて、ハンドボール球くらいの面白い実をつけるので、それをとって「炭」にしてたのしんでいます。
以前、「タコノキ」っていうのはニックネームなんだろうなと思っていたら、実は正式な学名でした。
〈名は体を表す〉で、幹の根本がタコの足のようです。
 
 
小笠原諸島の固有種とのこと、それが沖縄にもたどり着いたのでしょう。
海岸線に車をとめてあるいていたら、久しぶりに、その花を見ました。
花も花でなんかすごい。
 
 しばらくしたら、実をもらって、今年初のタコ炭をつくろうと思います。
 迫力があって、消臭作用もあって、いろいろな人たちが喜んでくれます。
 欲しいという方には有料で受け付けています。
 けっこう手間と時間がかかるので、安くて5000円くらいの値段をつけたいところですけど、大抵はその半額くらいでお頒けしています。
 
 
 いろいろなものが炭になる、つまり生き物の身体の中には「炭素C」がたくさんあることを感動的に学ぶことができると思います。
 いずれこれも〈授業書@たの研〉にしようと思っています
 とりあえず炭が欲しいという方はお問い合わせください。
 

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楽しい面白い自由研究〈どうしてタンパク質は固まりやすいのか〉

 最新のメルマガで「超シンプル豆腐づくり」を紹介した時、付録として「どうしてタンパク質は固まりやすいか」という話を書きました。
 さっそく「わかりやすい」という声が届いているので、ここにも載せたいと思います。
 たくさんの締め切りものと並行して書いていたので、ここでは少し加筆して紹介します。

 栄養分でいえば脂肪は低温で固まります、それは化学的な変化ではなく温度による三態変化です。
 炭水化物も熱すると変化して、熱がさまっていくとタピオカやモチのように固まります。

 それらに比べてタンパク質は熱した段階で固まります、もちろん冷えても固まったままです。
 ゆで卵とか卵焼きがそうです。

 それだけではありません、熱してニガリを入れると固まります。
 酢やレモンなど酸性の物質でも固まります。

 … どうしてタンパク質は固まりやすいのでしょう?

 それは分子構造と関係があります。

 これは炭水化物の分子です。
 炭素(C)と水(H2O)でできています、〈炭素と水の化合物〉ということで『炭水化物』、いいネーミングだと思います。

 この分子は脂肪の一つの形態です。

 それらに対してタンパク質はたくさんの原子が結びついた巨大な分子です。このタンパク質でもシンプルな構造で、まだまだ巨大なタンパク質の種類もあります。


 タンパク質の分子はいろいろな原子が複雑に巨大に結合している状態なのです。
 これだけ大きいので熱が加わると動きが激しくなって構造の変化が起こりやすくなります。
 熱っすると、タンパク質の立体構造がほつれ始め、構造に変化が起こり、固まるのです。

 大豆タンパクの液(豆乳)にニガリ(塩化マグネシウム)が加えて熱すると巨大で複雑なタンパク質の立体構造が崩れていって、その部分にニガリの分子が結合して豆腐と呼ばれる状態に固まっていきます。

 動物性のタンパク質に酸を加えるとヨーグルトやチーズと呼ばれる物質になります。

 酵素でも簡単に固まります。
 これもチーズの状態になります。

 みなさんもいろいろ試してみませんか。

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どきどきコップタワー、どこでも笑顔いっぱい『あきさみよ~』

 〈たの研〉の総会は笑顔に溢れています。
 そこではミムラ&さくら先生が工夫開発した新作ゲームが披露されるのが定番になっていて、みんなの声がひときわ大きく響きます。

 今回は、今年二月の講座『OPTIONS/オプションズ』で披露した《どきどきコップタワー》の様子です。

 崩れる時はみんなでいっせいに『あきさみよ~/琉球沖縄方言〈たいへんだぁ~〉』と声を出すので、さらに笑い声が大きくなります。崩す人も気が楽です!

 電子出版もまだまだビギナーながら、スピードがアップしてきています。
 月一本ずつ出版しても10年以上かかるくらい、書きたいテーマにあふれているのですけど『たの研版ゲーム読本』も早く出したい一冊です。

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