たのしい教育研究所の〈子どもたちの楽しい食育〉の取組みを高く評価し「那覇青果物卸商業共同組合」の皆さんが助成金を授与してくださることとなりました

 たのしい教育研究所のたのしい教育活動は多岐にわたり、その一つ「たのしい食育」の取組みを《那覇青果物卸商業共同組合》のみなさんが高く評価し、助成金を授与してくださることが決定いたしました。

 

 心より感謝し、大切な資金を、こどもたちの健やかな成長につながる、たのしい食育活動に利用させていただきます。

 今回応援してくださることとなった那覇青果物卸商業共同組合は那覇という地域限定の組織ではなく、青果物を通して沖縄県全体の食の安心・安全に力を注いでいる組織です。

 すでに〈たの研/たのしい教育研究所〉には、数々の食育プログラムがあります。
 それをさらにブラッシュアップし、〈たの研〉と目標を同じく活動している栄養士の方をはじめ、学校現場の先生方、保護者の皆さんと協力して、充実した活動をすすめていきたいと思います。

〈たの研〉のたのしい食育プログラムを受講したい方(児童館、自治会、その他)は、お問い合わせください。
 

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③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

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楽しい教育派の先生たち各地に広がる-子どもと先生、たくさんの人たちの笑顔が広がる

 春は別れ、そして出逢いの季節です。〈たの研/たのしい教育研究所〉は「力ある先生たちが足りない」という声、そして「子どもたちとたのしく伸びていきたい」と考えている人たちの声に答えて、長年、合格SVを開催し、たくさんの人たちを合格に導いてきました。この春から教師となる人もいます。
〈たの研〉の合格SVは他を寄せ付けないほどの高い合格率をマークし続け、その年、合格することができなかった人たちも、その後合格を手にし続けているので、最終的な合格率は90パーセントを越しています。
 それは、信頼する先生たちから「この人をぜひ合格させてほしい」と推薦のあった方たちを面談し「この人物はきっと子どもたちとたのしく賢く高まっていけるだろう」という手応えを感じた人たちを受け入れるシステムなので、指導する側の勢いが圧倒的に他と違うからです。
 また、たのしい教育のノウハウがたっぷり詰まった上に、仮説実験のシステムを組込んでいることが大きな効果をあげています。

 その合格者の一人、A先生が、この春から小さな島にファミリーで赴任するというので旅立つ前にあいさつに来てくれました。
 合格SVで合格した後、結婚し、かわいい赤ちゃんとそのお兄ちゃんがいます。
 〈たの研〉のお祝いの定番、竜巻ハイパーで前途を激励しました。知らない人もいると思います、紙テープと紙吹雪が長時間舞い続けるアイテムです。
 これは紙吹雪が舞い始めたところで、この後、たくさんの紙吹雪が舞い落ちてきます。


「え、これなに?」とキョトンとしていた子どもたちも、紙吹雪がどんどん舞い始めると、はじめてみた嬉しさをたたえていました。

「島でも子どもたちとたのしいことをいっぱいやってきます」と笑顔で語るA先生をみていると、沖縄の教育の未来が明るいものと思えてきます。
 たのしい教育の中から賢い子どもたちが育ち、ゆっくりとではあっても着実に今よりよい世の中になっていくでしょう。

 はっきりとよくなってきたことが分かるまで、まだ何年もかかると思います。

 そういう中でもいろいろな人たちと力を合わせて、元気にすすんでいきます。
 今年度もよろしくお願いいたします。

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楽しい理科・アスパラガスの花と実で理科をたのしく②

 前回の記事を読んだ方から「アスパラガスがあんなに小さな可愛い花をけるとは知りませんでした、驚きました」という感想が届いています。

 小さな花のかすみ草はプレゼントの花として人気があります。

 

 アスパラガスの花も花が多い品種を育てていくとプレゼント用になるのじゃないかと思うのですけど、どうでしょうか。

 さて、前回の問題「アスパラガスは何の部分か」という話!

 全体としてみると〈若い茎〉の部分だというのが正解です。

 でも、あのウロコ状についているポツポツが気になりませんか。

 これがとても面白いんですよ。

 このウロコ状のものは何だと思いますか。

「葉」のように見えますね、そこから枝が伸びてくるようにも見えます。

 アスパラガスの枝と葉は、この写真の花の周りの部分です。さっきのウロコ状の部分から枝や葉が伸びていくんではないんです。

 ウロコ状の部分は仮葉枝(かようし)と呼ばれています、変な名前ですね。
 仮の葉、仮の枝というネーミングです。

 少し専門的になるのですけど進化の多様さにもつながるおもしろい現象なので、東京大学の理学部の研究を紹介しましょう。https://www.u-tokyo.ac.jp

アスパラガス属の植物は、葉が鱗片状に小さく退化し、枝を生じるべき位置に仮葉枝と呼ばれる葉のような形の器官をつくります。

また、光合成も主にこの器官で行なわれています。

この仮葉枝は、形や機能の面からもまるで葉のようでありながら、その生じる場所は枝の位置であるために、葉とも、枝の変形とも解釈することができ、植物の地上部の形の多様化の一例として興味深い研究対象です。

 

東京大学大学院理学系研究科の塚谷裕一教授らの研究グループは、仮葉枝を用いた形態学的および発生学的解析から、仮葉枝は葉および枝、そのどちらとも異なる特殊な器官であることを見いだしました。加えて分子生物学的解析から、仮葉枝では枝が発達する時にはたらく遺伝子の他に、本来は葉ではたらく遺伝子群が発現していることも明らかにしました。さらに、形が異なる仮葉枝では、この葉ではたらく遺伝子の発現パターンが変化していることも明らかにしました。

 

これらの結果から、アスパラガス属植物の仮葉枝の起源は枝であり、本来、葉ではたらく遺伝子群が枝に流用されることで葉状の形となったこと、その遺伝子群の使われ方が変化することで、属内の仮葉枝の形が変化したということを示しました。

 つまり
「アスパラガスのウロコ状の部分は、もともと枝だったのだけど、葉の遺伝子たちが混ざり込んで、葉のような形になった」
 というわけです。

 自分の個体の中で遺伝子が混ざり合って今までにない器官になったというのは不思議な感じがするのですけど、本来「生物にはいろいろな変異が生じて、その形質がたまたま周りの環境に適していたら生き残り、環境に適さないと生き残れない」というのが進化です。

 アスパラガスもその不思議さをしっかり刻みつけているわけです。
 おそらくそのウロコ状の部分は弱々しい若茎の前の部分をガードするのに適していたのかもしれませんね。

 アスパラガスをきっかけに、もっと学びたいという人たちが増えていくと嬉しいです。

 そうそう、もう一つアスパラガスの「実」の話が残っています。
 どんな実なのか予想していてくださいね。

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楽しい理科・アスパラガスの花と実で理科をたのしく①

 今回は、たのしい理科(楽しい理科)をテーマに書いてみましょう。五年生の理科に「花から実へ」という単元があります。最近、野山さんぽの時、畑でアスパラガスを見ることができました。
 新しい発見があって、すぐにたのしい授業プログラムの構想ができあがりました。

 私が教師を続けていたら、すぐに子どもたちにこういう話をしたでしょう。

 アスパラガスというのは、スーパーなどで売られている、美味しく味わえる野菜です。

wikipediaに感謝して参照

 さて、私たちが食べるアスパラガスは花でしょうか、実でしょうか、葉でしょうか。
 それとも別な部分でしょうか、みなさんはどう思いますか?
 そうです、予想を立てる外れても当たっても賢くたのしくなります、まずみなさんの予想を聞かせてください。

 

予想:これはアスパラガスの〔      〕だろう!

 ア.花
 イ.実
 ウ.茎
 エ.葉

 オ.その他〔          〕

 

 どうしてそう思いましたか?

 これは花さんぽで私がみつけたアスパラガスです。
 私たちが食べるアスパラガスの姿とはずいぶんちがいますね。
 違う種類だというのではありまんせ、私たちが食べているのと同じアスパラガスです。

畑の持ち主がそのままにしてあったのでしょうか。
もしかすると「タネ」をとろうと考えているのかもしれません。

 花も見つけました、はじめてみたのですけど、とても小さな可愛い花です。
 おそらく皆さんの中にも「はじめた見た」という人が多いと思います。

 さて、問題の、わたしたちが食べている部分はアスパラの何なのでしょうか?

 ここまで読んで予想変更したくなった人はどうぞ。

 次回に続く

 

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