子どもたちも周りの人たちの笑顔が大好き/母の日のプレゼントに〈手作りカーネーション〉

 たのしい教育 Enjoy Cafe でとりあげた〈母の日に手作りカーネーションをプレゼントしよう〉というプログラムを受けた子どもたちの写真が、〈たの研/たのしい教育研究所〉にたくさん届いています。

〈たの研〉には厳しい個人情報保護規定があるので、画像をそのまま載せることはできないのですけど、みんなとてもいい顔をしています。

 一人ひとりのその表情をみていると、子どもたちも周りの人が笑顔になることが大好きなんだなと嬉しくなります。

 それをみていると、子どもたちの手紙と一緒にカーネーションをプレゼントした時の保護者の方の笑顔が目に浮かんできます。

 そして写真に写った子どもたちは、そのお母さんの笑顔が目に浮かんできて、おもわずニコニコしてしまうのでしょう。


 人間には本来悪い心がある、いや本来いい心があるという性悪説・性善説があります。

〈衣食〉が足りない時には自分の生命・健康が優先されます。周りの人たちのことを構ってあげられないでしょう、それはDNAに刻まれている生命維持のシステムです。

 けれど衣食が足りた状態なら、ほとんどの人たちは周りの人たちの笑顔が大好きだと思います。その意味で、人間はやさしい、すてきな存在だと考えてよいと思います。

 子どもたちのたくさんの笑顔をみなが、そういうことを考えていました。

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たのしい教育メールマガジンのすすめ@自分の可能性をたのしく伸ばし、周りの人たちの可能性も笑顔で伸ばす

 たのしい教育研究所いっきゅうofficeが責任編集している「たのしい教育メールマガジン(有料版)」があります。毎週水曜日PDF配信していて、すでに600号を突破しました。
 全国に読者がいて毎回いろいろな人たちからの反響が届いています。
 読者の方たちは教師や校長・教頭先生など教育関係者だけでなく、地域で活動している方、経営者、団体職員、主婦など多様です。

 メルマガの費用は全て、子ども・教師・保護者、いろいろな方たち、一人親家庭など経済的な支援が必要な方たちへ何十倍の価値にかえて、たのしい教育の講座・ワークショップ、カウンセリング・スーパーバイズなどに利用されています。

 最近、購読継続してくださった方へ書いたメッセージに「感動した」という便りが届きました。オンラインサロンとはいきませんけど、気軽にコミュニケーションできる関係が構築されています。

◯◯さんへ
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 ◯◯さんの拠出してくれた費用でこれから生まれるたくさんの笑顔と可能性、その方たちからの感謝を代弁して、ありがとうございます、と伝えさせてください。

        たのしい教育研究所いっきゅうoffice

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 記事の内容は4つの章に分かれていて、たのしい教育研究所の活動を発信する章、

学校や家庭でたのしく学ぶ教育プログラム

 映画や小説などを紹介する章

 たのしい教育の発想法を紹介する章に分かれ、

 それぞれしっかり書き込んでいるので、写真などを含めると文庫本で20~30ページくらいのボリュームになります。

 最新号に書いている「たのしい教育の発想法」のはじめのあたりを少し紹介しましょう。

 〈たの研/たのしい教育研究所〉の応援に真っ先に名乗りをあげてくださった一人、板倉聖宣先生(元文科省教育研究所室長/仮説実験授業研究会初代代表)がある人に「いじめ」について質問されて、答えた部分です。

 私が教師をしている時、強く影響を受けた発想です。

板倉

 人は、正義でイジメるんだと思う。

 それは誰かからみれば「イジメ」ということになるんだろうけれども、本人からすれば正義感でやってるというのがすごくあるんじゃないのかな。

 汚い子をイジメるのは「きれいになれよ」という意識がすごくきいてる。「まだ、こたえてないじゃないか。これだけイジメられて、どうしてまだきれいになれないのか?」とね。

  学校の先生の指導も同じですよ。
「こんなにイジメてんのに、どうして勉強してこないんだ」ということでもあるでしょ。

 だから特別な場合を除いて「イジメるほうに悪意はない」とぼくは思う。

 悪意がないから続くんだと思うよ。

 悪意があったら、自分で自分がイヤになるもの。

これまでの記事のタイトルを読むことができます⇨https://tanokyo.com/wp-content/uploads/2023/06/af39add47b7f330bdcdb39a776c57f8e.pdf

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これはウケるかもしれないな@遊び心を忘れない大人たち

 通販のサイトで偶然見つけ、不思議なポーズに魅了され購入してあったものがあります、ネコの置きものです。

 ここには三匹しか写ってないのですけど五匹セットです。

 みているだけで笑えるので、みんな喜んでくれていたのですけど、「あ、これは箸置きに使えるかも」と気づいて、ためしてみました。

 バッチリです!

 箸だけでなくスプーンも持ち上げてくれます。

 明日はアイディアミーティングでいろいろな人たちが来てくれます。

 最近無水カレーに凝っていて、すでに二~三種類作ってあるので、このスプーン置きで明日出してみましょう。

〈たの研/たのしい教育研究所〉に来るひとたちはみんな子ども心を忘れない大人たちなので喜んでくれると思います。

 読者のみなさんはどうでしょう、こういうスタイルで食事を提供されたら、喜んでくれるでしょうか。

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たのしい教育の発想法「子どもたちが〈学に値することだ〉と思えるものを教える」板倉聖宣

 久しぶりに板倉聖宣(文科省教育研究所前室長/科学史学会前会長)の発想を紹介します。たのしい教育研究所を真っ先に応援してくれた大切な恩人です。

 1976年8月 徳島市“四国ひと塾”で語った『楽しい授業をつくりだすための条件』の中の話です、仮説実験授業研究(仮説社)の第10集に収録されています。

 最新のメルマガで取り上げたはじめの部分を掲載します。
 部分的に紹介することもあり、私いっきゅうの文責でわかりやすく編集してあります。

「子どもたち自身が学ぶに値することだと思えることを教えるべきだ」というと「それを子どもたちに尋ねれば、マンガとか野球のやり方くらいだろう」などという人がいます。
「科学や漢字などが学ぶに値するとは子どもたち考えてくれない」と考えているわけです。
「そういう子どもたちに迎合するような教育なんてナンセンスではないか」となり「まともな教育ということの上から考えることだ、〈子どもたち自身が学ぶに値することだと思えることだけを教えるべきだ〉というのは問題にならない」というふうに考えるわけです。
 けれど、どこの国の子どもたちだって、親や先輩が、たのしいこと、そして役に立つことを教えてくれるだろうという期待感をもっているものです。
 たとえば音楽でも「こういう歌おしえてよ」という子どもはいるかも知れないけれど「ぼくたちが要求する歌だけおしえてよ」などという子どもはいないはずです。
 先生がいい教材を出してくれば「先生は、ぼくたちが知らないものを教えてくれた」と喜んでくれます。
 ぼくは他人と食堂へはいったときは「何を食べるか」という選択権を放棄して相手に選んでもらうのがふつうです、今まで私が食べたことのないものを食べたいからです。これはつまりボクの知らない世界がわかるかもしれないという期待がもてるからです。
「学ぶに値することはすべて子どもたちからえらんでもらえ」ということではないんです。
 何らかの意味で先生が子どもの信頼を得ていれば、先生から教わってはじめて「あぁ、こういうことを勉強してよかったなぁ、面白いなぁ」
「〈そんなこと知ってらい…〉と思ってたけど、ずいぶんおもしろいなあ」という世界がひらけてくる可能性がある。
 そういうので一番たのしいのは、今までこういうことがおもしろい、と思っていた以外に〈新しい世界/自分の知らなかった価値の世界がある〉ということに気づいたときではないでしょうか。科学などというものは「自分にとって今まで何の意義もないことだと思っていたけれども、学んでみたら案外そうではないなあ」「今までは無味乾燥で冷たいものだと思っていたけど、案外人間的なものなんだなぁ」とわかったら、これはたのしいでしょ。

 新しい学年度がはじまり、学校では二月目に入りました。

 子どもたちが喜んでくれる内容をぜひ、とりあげてみてください。

 板倉先生のたのしい教育に関する話に興味のある方、授業実践に興味のある方はまず「仮説実験授業のABC」を読むことをおすすめします。

https://amzn.to/3JFrbwr

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