都会でジャスミンの香り/マツリカ(茉莉花)で長年の謎が解けた@予想を立てていれば、長い時が流れたあとでも、賢くたのしく過ごすことができる

 久々に映画館に行った日、上映時間まで30分くらいあったので、近くの植物を見ながら歩いていました。花を見つけると自然と顔を近づけてしまうのが子どもの頃からの行動パターンです。
 今回は「予想を立てていれば、長い時が流れたあとでも、賢くたのしく過ごすことができる」というお話。

 この花はとても良い香りがする…この香りは・・・ジャスミンだな!

 webで調べてみると〈アラビア ジャスミン/マツリカ=茉莉花〉と出ました。

 そっか、お酒の茉莉花(マツリカ)っていうのはジャスミンの名前からきたのことなのか。

 販売メーカーのサイトをみると『ジャスミン焼酎』とあります、なるほど。

 私たちがジャスミンの香りとして知っているのはマツリカ・茉莉花の品種の香りなのかな?

 だとすると『ジャスミン ティー』というのは茉莉花茶?

 そうそう、だいぶ前にある先生が沖縄に普通に飲まれている「さんぴん茶」についてこういうことを言っていた。
「ねぇねぇ、さんぴん茶ってジャスミンティーのことみたいよ」というので驚いたことがありました。
「いやいや〈ジャスミン〉が訛って〈さんぴん〉とは思えないし、ジャスミンの香もするけれどいっぱいいろいろ混ざっている感じがする。
 さんぴん茶の〈さんぴん〉は〈三品〉で、ジャスミンストレートでなくていろいろブレンドしたものなんじゃない?」
と答えた(予想した)まま、ず~っとほっといたままだった。

 

 調べてみました。

 ウィキペディア(wikipedia)

ジャスミン茶(ジャスミンちゃ、英語: jasmine tea/ジャスミンティー)、中国語では茉莉花茶

とあります、つまりジャスミンティーはマツリカ茶・茉莉花茶のことで、緑茶、ウーロン茶に茉莉花の香りを加えたもの。

茉莉花ってジャスミンを代表するくらいの品種なんだな。

続けて〈さんぴんちゃ〉の謎をさぐりましょう。

 さんぴん茶のさんぴんは中国語の「香片/シャンピェン・シャンピン」。
 「シャンピェン茶」⇨「さんぴん茶」とのこと。

 香り付けしたお茶をさんぴん茶とよんだわけで、三品ではなかった。

 中国辞典で調べると香片は

 とのこと。

 さんぴん茶は香片茶、つまりジャスミン茶のことだった。

 私の予想は間違っていて、私に伝えてくれた先生の方が正しかった。

 そうか、ジャスミンティーはこの花の香りをつけたお茶なわけだ。
 落ちていた花びらを持って帰ろう。

 ちょっとした時間で長年の謎が解け、スッキリした香りとスッキリした気持ちで、映画観に向かいました。

 予想を立てていれば、長い時が流れたあとでも、賢くたのしく過ごすことができます。

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おすすめ映画(期間限定無料公開中@プレシディオチャンネル)「チャイナシンドローム」

 映画「チャイナ シンドローム」をいろいろな人たちに紹介したところ、「面白かったです」「昔の作品だというので大したことがないと思っていたのに、一気に最後まで見てしまいました」etc. お礼のたよりがいくつも届いています。

 プレシディオチャンネル(YouTube)が期間限定で無料公開中です、サスペンス映画として観ても一級です、クローズされる前に観ることをおすすめします。

 メルマガ本文から少し切り取って紹介しましょう。

 原子力発電所の事故隠蔽をテーマにした作品『チャイナ シンドローム』が無料公開されています。
 私はDVDを購入したのですけど、期間限定とはいえ、こういう名作を無料で自由に観せてくれるプレシディオチャンネルはなかなかいい仕事をしていると思います。

 1979年の作品ですから〈古くさい〉と思う人がいるかもしれません。けれど何度も書いてきたように、長い年月という関門を経て、今なお語られる作品は、最近話題になっている作品より素晴らしいものが多いんです。

「〈チャイナシンドローム〉というのはどういう意味か」と気になった人もいるでしょう。
 原発事故で炉心が溶け落ちる(メルトダウンする)と、あまりにも高温なために、コンクリートや地面の土や岩を溶かしてしまいます。「それが重力によって下へ下へと潜り落ちて、地球の中心を通過してアメリカの反対側、チャイナ(中国)まで行ってしまうぞ」というブラックジョークがチャイナシンドロームです。

 ストーリーに軽く触れましょう。
 ある日、人気TVキャスター、キンバリー(ジェーン・フォンダ)はカメラマンのリチャード(マイケル・ダクラス)と、原子力発電所の取材に入ります。
 その時、偶然発生した地震によって放射能漏れが起こり、原発内の騒ぎの様子をフィルムにおさめるというスクープを手にします。ところが、突然テレビ放映禁止となってしまいました。
 一方、原発内で事故に迅速的確に対応したベテラン技術者ジャック(ジャック・レモン)は、その後、原発安全システムの大きな欠陥を発見し、キンバリーと一緒に背後にうごめく巨大な陰謀に迫っていくことになります。

 カメラワークや映像に少々ものたりないと感じる部分があっても、全体構成はすばらしく、ラストまで画面に惹きつけられていくと思います。
 おすすめします。
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https://www.youtube.com/watch?v=PpIldgAcqJI

 

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カイコ(蚕)と琉球・沖縄@楽しい環境教育&本当の学力/カイコに島言葉があるか?③

島言葉動画コンテストの方⇨クリック

 やっと島ことばの話にすすむことになります。沖縄に「かいこ」という方言があるでしょうか、どう思いますか?

wikipediaに感謝して参照

 

 wikipedia(ウィキペディア)によると

いとぅむし(糸虫) – 沖縄県首里方言

まむし(真虫)、まむしぐゎー(真虫小) – 沖縄県、鹿児島県奄美大島

とのこと。

 あるんですね、つまりカイコは古くから琉球・沖縄で認知されていた生き物なのです。

 それにしても琉球沖縄の方言・島言葉は、やまと言葉や古語から分岐していることがわかります。

 カイコの食草〈桑の木〉は島言葉で何というか?

 沖縄方言辞典によると

クヮーギ(くゎーぎ)

または:クワーギー  ナンデーシー  クワ  コンギ 

https://hougen.ajima.jp/e1572

 とのこと。

 古くから沖縄でも育成されていたカイコを広げる活動をしています。

 現在、実費でお頒けしています。
 育ててみたい方は連絡ください。

 

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カイコ(蚕)と琉球・沖縄@楽しい環境教育&本当の学力/カイコに島言葉があるか?②

しつもん1:みなさんは桑(くわ)の木を知っていますか?

 以前、桑についてのたのしい記事を書いたことがあります、こういう木です⇩

果物は年に(   )回収穫? -たのしい自由研究は楽しい学力向上!

しつもん2:桑の木(クワノキ)は沖縄のいろいろなところでみることができます。あるサイトには「どこの学校にもあります」と書いてありました。ほんとうかどうかわかりませんけど、確かにこれまで勤務してきたどの学校にもあったと思います。
 街路樹としてい植えられているのはみないけれど、川沿いを歩くとたいてい桑の木を見つけることができます。私が好きな〈畑をみながら散歩〉の時にもその近くで、よく目にします。公園でもよくみます。
 どうしてこんなに桑の木が多いのか、以前から不思議でした。みなさんは、どうして桑の木が沖縄に多いと思いますか?

 そんなの決まっているよ、気候が適しているから自然にたくさん生えてきたんだよ、という予想もあるでしょう。

 いかにも沖縄の樹木の代表のような感のあるガジュマルの木があります。※これもこのサイトにあります、ご覧ください⇩

たのしい植物入門「ガジュマルの花と実(タネ)の話」自由研究

 高温多湿多雨の沖縄の気候にマッチした植物で、これもいろいろなところで見ることができるのですけど、桑の木と比較したらぜんぜん少ない数です。

 リュウキュウマツも沖縄固有種で、気候風土に合っているのでしょうけど、桑と比較すると全然少ないでしょう。

天気が良い日は外を歩こう

 モクマオウも海岸にいくとたくさんみることができます。でも限定的ですから、桑の木の多さに比べればぜんぜん少ない数です。

春の海岸通り散歩@モクマオウ 別名 トキワギョリュウの花

 しっかり調べるゆとりはないのですけど、やんばるの森全体に広がる〈スダジイ〉の数は圧倒的多数で、その次くらいにくるのがギンネムとかクワノキ(桑の木)ではないかと予想しています。予想の段階ですから、いつかしっかり調べてみたいと思います。

 どうしてこんなに桑の木が多いのか。

 私は、ある時期に「人為的に植えられたからだ」と予想しています。

 そうです、カイコとの関連、養蚕とセットで増えてきたのでしょう。

 それを詳しく書くボリュームはないのですけど、興味あるある方は、たとえば農林省の「沖縄の桑に関する調査研究報告書」があります ⇩

https://www.jircas.go.jp/sites/default/files/publication/shiryo_tarc/shiryo_tarc24-_-.pdf

 まず18pあたりから読んでみるといいと思います。

 実は今回のページは「カイコという島ことば・琉球方言はあるか?」というしつもんから入ろうかと考えていたのですけど、筆のすすむままに書いていたら、こうなりました。いずれ、カイコという島言葉があるかについても書きたいと思います、予想していてたのしみに待っていてください。

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