たのしい教育授業ブック〈ガリレオの科学をたのしもう〉科学・自由研究

 初夏の講座に向けて、以前から構想していた〈たのしいガリレオの科学〉の作成に入っています。〈ガリレオの科学〉というといろいろな実験道具を使っためんどうなものをイメージする人がいるかもしれません、さにあらず。
 いろいろなところで伝えている様に〈本格的な科学は実にシンプル〉です。
 私のたのしい授業ブックとお年玉袋に入るくらいの実験道具があれば可能なものとして組み上げようと思っています。

 ずっと頭の中ではまとまっていたのですけど、執筆し始めると、自分自身で「ガリレオって学生の頃にこういうことをやっていたのか」とますます興味が深まっていきます。

 1時間でおさまる様な長さにするために、これからいろいろな先生たちに試してもらう必要があるのですけど、ラフ原稿は出来上がりました。20シートくらいあります。

 低学年のこども達、欲をいえば幼稚園のこども達にもたのしんでもらいたいので、ことばのわかりやすさは、これからさらに手を入れていく必要があります。

 わたしが作成した授業ブックを別な先生が講座で授業してくれることになっています。これはそのシミュレーション会の様子です。

 糸とおもりであえて簡単に作った〈ふりこ〉を教室のいろいろな角度から見てもらえるのか。

 ゆらし方のタイミングはどうかなど、たくさんの先生たちが意見アイディアを出してくれています。

 初夏のたのしい講座は5/28(土)を予定して動き始めました。興味あるみなさんは、ぜひご参加ください。募集はまだ始まっていませんが、はっきりしたらこのサイトでも広報します。
 あわせて、他の授業の様子もネタバレにならない程度にこれから紹介したいと思います、ご期待ください。

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たのしい教育のために受講者の評価・感想は必須アイテム〈著作権フリー評価感想用紙〉

 その授業を受けた人が喜んでくれているのか、そうでないのかを授業した側が判断することがあります、「今日の授業は受けたなぁ」「子ども達が活発だった」という様に。

 たのしい教育では必ず受講した人たちに〈楽しさ度〉と〈理解度〉を5段階で評価してもらい、その評価に至った理由を言葉で加えてもらっています。授業者が受けとる通知表のようなものです。

 授業後は関わった担当者全員で読み合わせながら、今回の授業についての話、これからの授業についての工夫を出し合っていきます。

 こういう足元からの積み上げなしに、今のたのしい教育研究所(RIDE)の成果は存在しません。

 評価したい人だけに書いてもらうのではありません、全員に書いてもらっています。

 もしつまらなかったと感じる人がいても、それを記してもらいたいからです。

 そういう中でどんどん高めていけるからです。

 〈たの研〉の授業は私が教師生活30年プラス、フリーとなって沖縄県内のさまざまなところ、県外そして海外での授業などの実績があり、それらの積み重ねがいきていますから、ほぼ100%の人たちが最高評価をしてくれています。

 もし低評価だったらどうするか? それを次の授業に活かすのです。

 学校でもぜひ利用してみませんか。

 標準形のフレームには〈たの研〉のロゴがはいっているので、それを抜いたものをのせておきます。

 著作権フリーです、ぜひご利用ください。家庭でも使ってみるとよいと思います、「お母さんの読み語り たのしかった?」という様に。

 

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たのしい国語-新明解語源辞典(三省堂)ははじめから面白い〈藍〉〈アイロン〉の語源

 語源の記事についての便りがいろいろ届いています、ありがとうございます。「か行までに面白い語源があったら教えてください」という声に答えて書かせていただきます。

 はじめの言葉「あい/藍」から〈おもしろい〉が始まりました。

 以前いた学校で保護者の方に誘われて〈藍染め〉をしたことがあるので藍そのものは具体的に知っていましたし、〈青は藍よりいでて藍より青し〉という言葉も知っていましたから、植物や色の一通りの知識はあったのですけど、後半にさらりと書かれた言葉に目を開かされました。

 上の説明の〈藍と青は同源〉のあとです。

 アケ(朱)とアカ(赤)、クリ(栗)とクロ(黒)などと同じ様に、末尾音節の母音を交換させて造語したものである。

 なるほど・・・

 朱(アケ)というのはこの植物、ザクロの仲間です。

 朱(アケ)から赤(アカ)という言葉がができたのではありません。赤は〈明るい〉から来た言葉です。アカの語尾を変化させて〈アケ〉と名付けたということです。

 同じ様にクリは〈黒〉の語尾を転じて作られた言葉とのこと。

 なるほど、たしかに黒い。
 

 いわれてみれば確かにそうなのですけど、いわれて初めて目が開かれるというのはたのしいことです。

 アイロンの語源まで行こうとおもったのに、目安にしている文字数を過ぎてしまいました、次にご期待ください。

 それにしても語源辞典はたのしい、それはかなり言えると思います。

 私が愛用している語源辞典は3冊あるのですけど、その中で最もおすすめするのが三省堂の「新明解語源辞典」です。語源辞典は普通の辞典より高めで、この新明解語源辞典も4200円くらいするのですけど、それでも比較的安い方です。

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〈たのしいブックレビュー〉読み語りにおすすめの本「あっ、ひっかかった」オリバー・ジェファーズ作・絵 青山南訳 (徳間書店)by Mie.

 久しぶりのたのしいブックレビュー、読み語りにおすすめの本を紹介します。
「あっ、ひっかかった」 オリバー・ジェファーズ作・絵 青山南 訳
(徳間書店) 1650円 ユーモアたっぷりの絵本です。

フロイドくんが凧揚げをていると・・・

凧が木にひっかかった。

これはよくあることですね、私もこどもの頃、経験があります。

ところがこの絵本、予想をはるかに超えてすすんでいきます。

凧をおとそうとして、お気に入りの靴を投げたけど・・・

それもひっかかってしまいます。

くつをおとすために猫を連れてきて
どうするのかと思ったら、フロイドくん、猫をなげてしまいました。

すると猫も・・・
いったいどうなっていくのでしょう?

 この作品をたくさんのこどもたちに読み語ってきたのですけど、はじめのうち「えーーー」「ありえない〜」と言いながら見ていて、そのうちに、大笑いしてくれました。

 以前、たのcafeでいっきゅう先生が「こどもは作品そのものも楽しんでくれるけど、こういう絵本を自分たちと一緒にたのしんでくれる大人がいることも、こどもたちにとってはとても嬉しいことなんだ」と話していました。

 みなさんもぜひ、こども達に読み語ってみませんか。

 ところで絵本をたのしんだこども達は「あ~たのしかった」で終わることはありません。次回はその絵本から広がる世界について紹介しましょう。

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