話し合いの時のやすらぎに一工夫/魚がゆったり泳ぐなか知恵を出し合う

 一工夫だけれど大きく違うのが、話し合いなどの時に、のんびりした生き物が目の前にいることです。

 これはある日のアイディアセッションの様子です。

 真ん中にいるのはベタ(Betta)という魚です, 和名ではトウギョ〈闘魚〉とも呼ばれています。

 これは別な日のアイディアセッションの様子です、真ん中にはベタが優雅に泳いでいます。


 生命力が強いので、空気ポンプとかフィルターとか、いろいろなものをそろえなくても楽に育てることができます。

 話し合いをする時など、こういう優雅な動物が目の前にいると、アイディアも浮かんできやすくなる、というのが私の経験則です。

 水槽だとテーブルに移すのは難しいので、こうやって簡単な入れ物に入れて移動することができます。

 みなさんも試してみませんか。

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都会でジャスミンの香り/マツリカ(茉莉花)で長年の謎が解けた@予想を立てていれば、長い時が流れたあとでも、賢くたのしく過ごすことができる

 久々に映画館に行った日、上映時間まで30分くらいあったので、近くの植物を見ながら歩いていました。花を見つけると自然と顔を近づけてしまうのが子どもの頃からの行動パターンです。
 今回は「予想を立てていれば、長い時が流れたあとでも、賢くたのしく過ごすことができる」というお話。

 この花はとても良い香りがする…この香りは・・・ジャスミンだな!

 webで調べてみると〈アラビア ジャスミン/マツリカ=茉莉花〉と出ました。

 そっか、お酒の茉莉花(マツリカ)っていうのはジャスミンの名前からきたのことなのか。

 販売メーカーのサイトをみると『ジャスミン焼酎』とあります、なるほど。

 私たちがジャスミンの香りとして知っているのはマツリカ・茉莉花の品種の香りなのかな?

 だとすると『ジャスミン ティー』というのは茉莉花茶?

 そうそう、だいぶ前にある先生が沖縄に普通に飲まれている「さんぴん茶」についてこういうことを言っていた。
「ねぇねぇ、さんぴん茶ってジャスミンティーのことみたいよ」というので驚いたことがありました。
「いやいや〈ジャスミン〉が訛って〈さんぴん〉とは思えないし、ジャスミンの香もするけれどいっぱいいろいろ混ざっている感じがする。
 さんぴん茶の〈さんぴん〉は〈三品〉で、ジャスミンストレートでなくていろいろブレンドしたものなんじゃない?」
と答えた(予想した)まま、ず~っとほっといたままだった。

 

 調べてみました。

 ウィキペディア(wikipedia)

ジャスミン茶(ジャスミンちゃ、英語: jasmine tea/ジャスミンティー)、中国語では茉莉花茶

とあります、つまりジャスミンティーはマツリカ茶・茉莉花茶のことで、緑茶、ウーロン茶に茉莉花の香りを加えたもの。

茉莉花ってジャスミンを代表するくらいの品種なんだな。

続けて〈さんぴんちゃ〉の謎をさぐりましょう。

 さんぴん茶のさんぴんは中国語の「香片/シャンピェン・シャンピン」。
 「シャンピェン茶」⇨「さんぴん茶」とのこと。

 香り付けしたお茶をさんぴん茶とよんだわけで、三品ではなかった。

 中国辞典で調べると香片は

 とのこと。

 さんぴん茶は香片茶、つまりジャスミン茶のことだった。

 私の予想は間違っていて、私に伝えてくれた先生の方が正しかった。

 そうか、ジャスミンティーはこの花の香りをつけたお茶なわけだ。
 落ちていた花びらを持って帰ろう。

 ちょっとした時間で長年の謎が解け、スッキリした香りとスッキリした気持ちで、映画観に向かいました。

 予想を立てていれば、長い時が流れたあとでも、賢くたのしく過ごすことができます。

 映画の話はさっそくメルマガの記事にまとめています! 

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カイコ(蚕)と琉球・沖縄@楽しい環境教育&本当の学力/カイコに島言葉があるか?③

島言葉動画コンテストの方⇨クリック

 やっと島ことばの話にすすむことになります。沖縄に「かいこ」という方言があるでしょうか、どう思いますか?

wikipediaに感謝して参照

 

 wikipedia(ウィキペディア)によると

いとぅむし(糸虫) – 沖縄県首里方言

まむし(真虫)、まむしぐゎー(真虫小) – 沖縄県、鹿児島県奄美大島

とのこと。

 あるんですね、つまりカイコは古くから琉球・沖縄で認知されていた生き物なのです。

 それにしても琉球沖縄の方言・島言葉は、やまと言葉や古語から分岐していることがわかります。

 カイコの食草〈桑の木〉は島言葉で何というか?

 沖縄方言辞典によると

クヮーギ(くゎーぎ)

または:クワーギー  ナンデーシー  クワ  コンギ 

https://hougen.ajima.jp/e1572

 とのこと。

 古くから沖縄でも育成されていたカイコを広げる活動をしています。

 現在、実費でお頒けしています。
 育ててみたい方は連絡ください。

 

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不思議話をどう理解したらよいか(抜粋)/たのしい発想法入門

〈たのしい教育メールマガジン〉の発想法の章に書いた記事に反響がいろいろ届いています。

〈たの研〉のメンバーから質問された「タレントKさんの不思議体験をどう捉えたらよいか」という話への答えです。Kさんの不思議体験というのは〈友人が亡くなってあと、はっきりとした姿で自分の目の前に現れて、家族への伝言をお願いした〉ということです。Kさんの話は、嘘を言っているようにはぜんぜん思えないとのこと…

 私の答えの一部を切り取って紹介します。

廊下に人影が見える
 以前勤めていた小学校にいた頃の話、霊感が強いことを自認するC先生が、一人残って成績処理をしているとき、廊下に人影が見えることがたまにあるという話をしていました。
暗い状況で光源が限られていると、何かの影が強調されて見えることはよくあります。風でゆれるカーテンの影が人物にみえることもあります。
 人間の意識というのが完全でないことは、脳科学者たちが数々の実験で確かめてくれています。

 たとえば下の二つの中心の円(青)は明らかに左の円が大きく見えてしまうのに測ってみたら同じです。

「いや私が見たブルーの円は左が絶対大きかった」と主張しても、それはそのように見えてしまっただけで、実際測ってみたら、ぴたりと同じ大きさです。

 意識・脳は勝手にいろいろな判断をすすめるので、思い違いがたくさん起こってしまうのは、避けられません。

つづく

 結局なにが正しいのかをはっきりさせる方法は、板倉聖宣が明らかにしたように〈仮説実験〉の手法しかありません。それが無理なら、科学的に証明されたことをベースに考えていくことです。

 どちらの方法もとらない、とりたくない、としたら「あのおじいさんが灰をまいたら枯木に花が咲いたんだよ」という、おとぎ話と同じところにおいていた方がよいでしょう。「わたしは寝ている間にUFOに乗せられて宇宙人から世界の秘密を授かった。来る◯年◯月にはとんでもないことがおこる」と語る人たちもいます。その人が嘘をついているように思えないなら信じないといけないのか?
 そういう問題と一緒です。

 例示したように、人間の意識・脳はいろいろな思い違いをするものだし、そのうち、時間が経てば真偽が見えてくることもあります。

 世の中には不思議話、霊の話、スピリチャル系の話にあふれています。

 たのしい教育の発想・原子論者の発想をはっきりと書く人はとても少ないので、こういう話を求めている人たちもいます。私の感覚では、ゆっくり増えているように思います。

 何しろキリスト教の国アメリカでも無神論者が増えてきているということですから、こういう見方・考え方に注目してくる人もいるのでしょう。

 毎週発行のメールマガジンでは、さらに詳しく解説しています。興味のあるかたはお問合せください。

 原子論的な見方・考え方は板倉聖宣先生の『科学的とはどういうことか』の中にわかりやすく書かれています。『スプーン曲げ事件の反省 マスコミ操作に踊らされないための科学』『コックリさんはなぜ動く 自己催眠のおそろしさ』『「超能力で当たった」という話 追試が出来なければ科学にはならない』など、今回の不思議話とダイレクトに関わるテーマも取り上げられています。

古本で500円くらいで入手できます⇨ https://amzn.to/3X5uJPU

新本も入手できます ⇨ https://amzn.to/3YMNBEE

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