こどもがスマホで動画やマンガばかり見ている、もっとも効くのは◯◯◯◯@たのしい教育の発想法

 最近読んだ刑事物の小説に出てきた会話を紹介します。

久しぶりに娘の元を訪ねた刑事のシーンです。
娘が自分の息子に向かって「いつまでスマホで漫画みてるの!」と叱るシーンで、父親に嘆きます。

「この子、学校から帰ったら宿題しないでずっとスマホばっかりなの…
 お父さん、子どもにスマホをやめさせる一番いい方法は何だかわかる?
 ・・・

 みなさんはどう思いますか?

 会話はこう続きます。

「コンピュータゲームなの。
 笑えるわよね」

 主人公の刑事は笑いませんでしたが、私は笑ってしまいました。

 その子はその道で可能性を伸ばす可能性があります。

 とはいっても科学の楽しさはコンピュータに閉ざされた世界を簡単に凌駕します。

 先日ある方から、栽培しているシイタケを見せてもらいました。ふくふくして大きく、とても美味しそうです。
 なんと一週間くらい菌糸に水をスプレーしていくだけで、スーパーで売られているシイタケより大きくなったとのこと、おどろきました。

 コンピュータゲームも楽しいけれど、自然や科学はかんたんにそれを超えていくでしょう、そのを体感してもらうのがたのしい教育です。

 興味のある方は12月のクリスマススペシャルを体験してみてください。

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最新メールマガジンの概要/「子どもの頃〈病は気からだ〉と言われ続けて…」

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はじめに
先日、読者の方から旅先の写真が届きました。
朝早い散歩で見つけた凍りついた葉が解けて水滴にかわっていく時の様子です。
 季節のうつろいそれぞれの美しさが心を打ちます。

 もう一つ読者の方からのエピソードを…
「〈病は気から〉は〈病は心から〉ではない」という《発想法》の話をうけて、こう綴られていました。

「小さい頃から病を患うことが多かったので〈病は気から〉〈心の持ちようで病気ははねのけられる〉という言葉を幾度かあびせられました。
 悔しくてないたときもありました。
 その言葉が間違っているとわかるのは病気を貰った人だけだと思っていました…」 ※続きは略します

 仮説実験授業の夏の大会で練りあげた授業プランと実験セットを送ってくださった古くからの読者の方もいます。
 いろいろな便りを読ませていただきながら、メルマガを綴るたのしさをますます感じています。

 今週もお楽しみください。

 読者のみなさんから「毎週毎週本当にたくさんの活動をすすめていてすごいですね」という便りが届くことがあります。そのたびに小次郎さんの章を省いて3つしかお知らせしていないことが気になっていました。

 書いているといくらでも出てくるのでキリがなく、メルマガが終わらないので4つに絞ったわけです。

 今回は少し多めに書かせていただきます。

 毎週たくさんの活動をメンバみんなで楽しくすすめている様子をご覧くだい。

   ※順番は重要度とは関係ありません

 

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意見を交わすことの楽しさ「板倉聖宣@一万円札は電気を通すか?」/楽しい福祉&教育

 このサイトだけでなく「たのしい教育メールマガジン」にも、たくさんの反響が届きます。今回は発想法の章でとりあげた内容についてのお便りを紹介します。

 『算私語録』は私の大好きな本で、このサイトでも紹介しました。

 絵本『こどもの季節』も安野さんの作品で、絵本の中でおそらく私がもっとも好きな作品で、何冊も持っています。

 安野さんは板倉先生と仲よしで、二人が一緒に〈はかま満緒〉さんのラジオ番組に出たことがあります。

 その時、板倉先生がとりあげた実験のやりとりがとても面白かったというたよりでした。

「電池と豆電球(あるいはブザー)の回路に一円玉を挟むと、光るか(鳴るか)」という実験からはじまって、十円、百円と続いて、いよいよ「一千円・一万円を回路につなぐと鳴るか・光るか」という実験にすすんだところです。※実験結果はあえてカットさせていただきます

安野:(笑いながら)千円札はどうなるかって?

板倉:そうです。

千円札はどうかとか、一万円札はどうかとかとね。
どうせやるなら景気よく一万円札でいきましょう。
だいたい一万円札というのは一円玉が一万個買えるんですから(笑)。
「こんなのふざけるな。つかないに決まってるじゃないか」と言う人がいたりしますけれど、そう簡単じゃないんです。

はかま:ぼくは、つくと思うな。

安野:つくのかなぁ?

はかま:というのは、この前の二セ札問題のときに、お札には磁気があるとかないとか言ってましたでしょ。

安野:ああ、そうそう。

はかま:確か、磁気のあるインクを使っているとか言ってたでしょ。あの事件がなければ、つかないと思ったけれどな。

安野:うーん。私も同じようなことを思ったな。

板倉:だから昔は「つくはずがない」という人が圧倒的に多かったんですね。
最近は学のある人は今のようなことを知ってるわけです。それで「磁石と電気とは親戚のようなものだ」と言ったりするわけです。
だから磁石に感ずるんだから電気が通ってもいいんじゃないかと考える人たちがいる
(「ふうーん」)
だいたいからして一円からずっとついたんだから「これだってついたっていいじゃないか」と思うでしょ。

だから「つく」と考える人がかなり増えてきましたね。
一割ぐらいいますね。
それで、これは変な場所をやったってつきっこないんでしょ。だから…

はかま:「印刷してある所」につけてください。

板倉:ハイハイ、そうですね。印刷のしてあるところで、福沢諭吉さんの胸あたりにつけてみますよ。

 読者の方は「このはかまさんと安野さんの予想したところと自分も全く一緒だった」と書いていました。

 いろいろな予想を出し合うのは、とてもたのしいことです。

 授業で取り上げた時、子どもたちのたくさんの予想を聞かせてもらえるので、教師もワクワクたのしむことができます。
 同じ授業をしていても、クラスによって、学年によって、年度によって考えが違うので、退屈することはありません。

〈たの研〉のプログラムはほとんど「予想」⇨「実験」⇨「おはなし」という流れでできています。

 興味のある方は、まず「たのしい教育メールマガジン」を購読するところからはじめてみてはどうでしょう。毎週、たのしい教育プログラムが載っています。
 発想法の章、映画・本の章、〈たの研〉の今日この頃など四つの章でできていて、毎週毎週、たのしみに読んでくれている方たちが全国に広がっています。
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