仲間はずれされても生きていけるんです@野田俊作

〈たのしい教育メールマガジン〉で野田俊作先生から学んだことをまとめながら、思い出したことがあります。メルマガの流れに入れてる乱雑になるので、ここにメモ書きのように記したいと思います。

 大阪に通ってアドラー心理学カウンセラー養成講座を受けていた時の

「仲間はずれにされたら生きていけないのか?」

という話です。

 記憶に残っている野田先生の語りを書き起こしてみます。

みなさん、今、仲間はずれにされたら生きていけませんか?
郵便局でハガキを出せなくなりますか?

コンビニでは「あなたは仲間はずれだから売りません」と言われますか?
病院では診療を拒否されますか?
そんなことないですよ、生きていけます。
生きていけるんです。

 野田先生が育てたかったのは、言葉巧みな、口先のカウンセラーでなく、自らアドラー心理学の生き方を実践できるカウンセラーでした、だからこその強い口調だったのでしょう。

 迫力ある語りに会場がしんとしたのを覚えています。

 自分自身が「仲間外れになりたくない」とビクビクしているカウンセラーがクライエントに向き合ってもアドラー心理学カウンセリングにはならないとかんがえていたのだと思います。

⭐️

 遥か昔、人が小さな群れで暮らしていた時代には、群れや集団から外されることは本当に命にかかわったのでしょう。その記憶のようなものが、いまもDNAに刻まれていると思います。

 けれど今は確かに仲間が居ないと生きていけない、という状況ではない、ということも事実です。 

 バスにも乗ることができる、ガソリンスタンドで給油することもできる、図書館で本を借りることもできる。〈たのラボ〉など、いろいろな相談機関に電話してお話しすることもできる。ネット上で趣味の仲間たちとふれあうこともできる。

⭐️

 とはいえ〈仲間はずし〉を肯定してしまうことはできないでしょう。

 クラスで居場所がなくなったら、自分はもうダメだと感じてしまう子どもも多い。
 一緒になって「それは大変だ、何しろ大変だ。何とかしなくては」と騒いでしまったり、逆に〈一緒に嘆き悲しんで〉いては解決から遠ざかっていくと思います。

 まず相談された側は落ち着いて、その子の話し相手になっていって欲しい。

 その子の親なら、冷静に「何があっても自分はあなたのそばにいてあげるから」と伝えてあげてください。

 その上で、その子がどう感じ、どうなりたいと思っているのか。
 どういう方法があるか一緒に考えていく。

 そういう話の中で子どもも少し冷静になって、いろいろなアイディアを考えていけるようになると思います。

 自分たちでうまい知恵が出せない時には、《たのしい教育ラボ》にご相談ください。
 経済的な支援が必要な場合には、カウンセリング費用の補助制度もあります。

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『絵くんとことばくん』@楽しいブックレビュー

優太くんの頭の中の「絵くん」と「ことばくん」がこうじゃないか、いやこっちがいいんじゃないかといろいろアイディアを出していきます。
 
まず直球勝負でこういう言葉を書いてみました。
 
 
 いやいやこれはまずいでしょ、と絵くんが
 みんなの平均的な額をグラフにするアイディアを出しました。
 圧倒的に1000円のこずかいの子がおおいんだよ、という絵です。
 
 
 
 そのうち
「たった500円のアップが
 ぼくをこんなに
 計画的にする」
というアイディアも出ます。
 ぜひ手にしてみませんか。
 子どもたちにも読んであげて欲しい一冊です。
 
 
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反響続々〈野田俊作先生から学んだことシリーズ〉「安全なことが幸せなのか」

 前に書いた野田先生から学んだ話の反響が続々とどいています。
「あれだけはっきりとしたことを伝える人だったのですか」という声がいくつかありました。
 野田先生は一種の天才性を発揮していた人物です、私も歯に絹着せない言葉でたくさん指導してもらいました。
 これは認識論全体に関わるので、頭においていただきたいことがあります。
「本などからの引用にしろ、それは切り取られたものだ」ということです。
 言葉に心動かされたら・インスパイアされたら、次はそれを全体の脈絡の中で捉える努力をすることが大事です。ぜひ、野田先生が書いた本を図書館などで手に取って読んでみてください。


 カウンセリングの技などは実技でしか学べませんから、興味のある方は《たのラボ》にお問い合わせください、アドラー心理学の原型のカウンセリングを知りたいという要望にもお応えしたいと考えています。※お陰様でたくさん方達からの要望に応える日々の〈たのラボ〉はとても忙しく、希望の日程が取れないことが普通です、ご了承ください

⭐️

 野田先生が「安全が幸せなのか」という話を書いています。
 紹介しましょう。

ちなみに《たのラボ》がこういう考え方をしている、ということではありません。《たのラボ》は「たのしさ」がテーマです、安全を確保することが楽しくすすめられるなら、そのプログラムを作成しますし、その授業づくりもコーチします。

 とはいえこういう〈ものの見方・考え方〉を知っていることは、マイナスにはならないと思っています。

野田

 ニュージーランドから来た英語の先生と話をしていた時、彼女が言うんです。

「なぜ日本の子どもはあんなにびくびくしているのか、

 なぜ日本人の親は、あんなにびくびくしているのか。

 なぜ子どもたちを、あんなに無理してまで勉強ばかりさせるのか。

 私には全然理解できない。

 もっとおっとり暮らせばいいじゃないか。

 人生は何とでも生きていけるのに」

 

 それには理由があります。

 日本人は幸福というのは安全だと思っているんです。

 人生が安全だと幸福だと思っている。

 安全保障を何とか手に入れたいと切実に願っている。

 

 ニュージーランドのその先生は、そんな馬鹿な話はないという。

「そんなの羊ではないか。羊は悩まないし、柵に囲まれて一生安全だ。だけど人間はそんなふうに生きてはいけないと思う」

 彼女は、実際インドを放浪したり日本まで流れてきて、いろんなことをしているわけです。

 三十七、八歳くらいかな。

「安全な人生は最低だ」と言うのね。

 私もそう思う。

 結局、いい学校へ行かせ、いい企業に勤めさせたいというのは、安全保障が目的なんですよ。

 

 たとえば高校でいい成績をとって、この調子だといい大学へ行けて、いい企業に行けて、二十四、五でお見合いして、最初のお見合いは駄目で、二十七、八でまたお見合いして、結婚して、三十になって子どもができて、一生懸命働いて、三十五で係長になって、三十九で課長になって、四十二でローンで家を建てて、一戸建ての家を手に入れて、それで重役になれるかなと思ってがんばったけど、とうとう最後まで重役になれず、定年になって、子どもが高校に入って、若干非行化して、がっかりして白髪が増えて、六十二になったとき、歯が全部抜けて、七十二ぐらいからボケ始めて、七十四で死んだ——。

 

 これが高校時代に全部予測できるようだったら、その人の人生は何て不幸だろうと思う。

 つまんないと思いませんか。

 でも、親たちが子どもに与えようとしているのはこんなつまんない人生なんですよ。

 これから一生、どんなことが起こりますか?

 高校生に聞いてごらんなさい。

 知っているから。

 だいたいそんなもんだろうと。

 それは、すごく不幸な人生だと思う。

 高校生の時に先が全部見えているということは、これから先の人生が全部死んでいるとおなじことです。

 

この間、一寸先は闇だとぼくに言った人がいるんです。「野田さんはえらく楽観的だけど、なかなかそうはいかん。一寸先は闇ですよ」と言うんです。

 まさにその通りで、一寸先が闇だからこそ歩く価値があるんで、ずっと先が見えていたら、つまんないじゃないですか。

 一寸先が闇ということは、たった今は光だということです。

 それに、たった今はずっと続くんだから、明日になったら、また今だし、あさってになったら、また今だし、一寸先の闇のことなんて、考えなくていいんです。自分がいまちゃんと動いていて、次の瞬間もちゃんと動いていたら、その後もちゃんと生きていられるだろう。大事なことは、いつもちゃんと動いているということです。一生懸命生きているということです。それさえやっていれば、どんなことが起こっても大丈夫じゃないかな。

続・アドラー心理学トーキングセミナー p199

 いろいろな考え方からあります、「何をやるにも安全が基本だ」という考えもあるでしょう。実際、学校教育はそれで成り立っています。

 とはいえ安全第一なら、私たちの健康を維持している「医療」はこれだけ進歩しなかったでしょう。「種痘」も「麻酔」も先人たちが「これでいけるだろう」と予想してチャレンジする中で確立されてきたものです。

 食べ物だって「これは食べられるのでは」という予想でチャレンジしてきた古代人たちがいたから、これだけ幅広くなってきたといえると思います。

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楽しい福祉のアイディア@まず仲良くなろう〈上を見ると下にあり、下を見ると上にあるものは?〉

 このサイトに相談を寄せてくれる方たちに「どうやってこのサイトを知ったか教えていただければ幸いです」と質問するようにしています。

🟢かなり前からなのでよく覚えていません
という方がいます、長年ありがとうございます。

🟢紹介してもらった
という方もいます。
読んでくださってる方、紹介してくださった方、いずれにも感謝しています。

🟢検索した時の候補として上がってきたので
という方もたくさんいます。
「楽しい福祉のアイディア」で検索してくれたそうです。
確かめてみると検索順位一位でした、嬉しいことです。

 さて、その方の相談というのは「あいさつが苦手です」というテーマでした。

福祉の活動の中で、参加者の前にたって話をすることがあって、
子ども食堂に招待された時や
地域の福祉イベントなどで頼まれる。
頼まれると緊張もするし、自分がつまらない話をしている感じがして、何か良い方法がないだろうか。

という内容です。

 みなさんならどう答えるでしょう、とても興味があります。

⭐️

「うまいあいさつをしよう」というより

「参加した人たち、招いてくれた人たちと仲良くなろう」

と考えてみたらどうでしょう。

 仲良くなるスタートは、相手の名前を覚えることです。

 でも参加者が何人もいると覚えるのは難しいですね、しかもそれは〈みんなの前に立って話をする〉というは内容にはつながらないですね。

 最近、ある校長先生が保護者会でこういう話をしていた、ということを聞きました。

まず保護者同士が仲良くなると子どもたちの問題も少なくなります。

ところで皆さんは、隣の人の名前をご存知ですか?

 隣同士3~4人くらいでグループになって誰々の保護者ですということとあわせて、自分の名前と、自分が子どもの頃のニックネームも一緒に教え合ってください。

「保護者同士が仲良くなると子どもたちの問題も少なくなる」というのが本当かどうかデータ的に確認は難しいとはいえ、親同士がバトルしていると子どもたちの仲も悪くなっていきそうですよね。

 ナイスなアイディアだと思います。

⭐️

 私は新しい学校に赴任するとき、なぞなぞを出していました。

 そういえば、最近読んでいる『綾辻行人著 十角館の殺人』にこういうクイズがありました、少しアレンジして紹介すると…

「上を見ると下にある、下をみると上にある」

考えてみてください。

 私はわからなかったです。

 

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 漢字そのものをみてください。

 答えは「一」です。

「あ、この人、面白いひとみたい」
「なんか楽しいかもしれない」

そう思ってもらえると、仲良くなるきっかけにもなります。 

いつものあいさつにこういったアイディアを加えてみるとどうでしょう。

そうそう、念の為。
あいさつは長くすると損です、シャープにまとめるのがおすすめです。

ワークやなぞなぞを入れた分、いつもの中身を減らした方がよいと思います。

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